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昨夜から本日未明に行われたドバイWCデーは、メインのドバイWCでフォーエバーヤングが惜しい2着。
中継の解説で合田さんたちが「3コーナーでズブさを見せた」と言っていたが、4コーナーで勝ったマグニチュードを捕まえに行く段階では、TVの画像で見てもわかるほど坂井瑠星が手綱をしごいていた。
直線で馬が内に入りたがっているのを坂井瑠星が懸命に左ムチでまっすぐ走らせようとしていたが、結果的には馬の気持ちに任せて内に入った方が、差し切れたのではないかと言う気もする。
ただ、着差は完全に枠順の差で、マグニチュードは素晴らしいスタートではあったが、フォーエバーヤングがマグニチュードより内枠であったら、おそらく勝っていたのではないかと思う。
昨年のブリーダーズカップも坂井瑠星の好騎乗で勝利したような感もあり、このレベルのレースになると、やはりすべてが巧くかみ合わないと勝利できない、という事なのだろう。

そのほかでは、ワンダーディーンがUAEダービーを勝利し、ケンタッキーダービーへの出走権を獲得した。
アルクオーツスプリントはルガルが本当に惜しい2着、ターフとシーマクラシックは、それぞれオンブズマンとカランダガンが強い勝ち方をした。
カランダガンは騙馬で出走できるレースも限られるため、無事ならおそらく秋にJCに参戦すると思われるので楽しみだ。

さて日本では高松宮記念だ。
今日は鈴鹿で日本GPもあるので、夕方の名古屋駅はさぞ混雑する事だろう。

日本のスプリント界は世代交代が進まず、国内1200m戦のG1勝ち馬3頭すべてが7歳以上で、1番人気になりそうなナムラクレアも7歳である。
調教の動きを見ても7歳勢の動きに衰えは見られず、上位人気になるのも仕方ないか。
だが本命は、4歳馬のパンジャタワーにする。
ここ2戦海外で走ってどちらも5着だが、昨夏のキーンランドCの勝ち方が素晴らしい。
ハイペースで展開が向いたとは言え、3歳馬で57kgを背負って上がりレース最速を記録した。
強力7歳勢3頭は出走していないが、秋にスプリンターズSを勝つウィンカーネリアンをはじめ、今回の出走馬5頭に勝利している。
帰国初戦でやや急仕上げの感もあるが、高松宮記念は良馬場もしくは1開催目で実施された時は内枠の馬が有利だ。
今回はその両方に当てはまるので、枠順にも恵まれたと言えるだろう。
インビンシブルパパとピューロマジックが先行争いをして早い流れになりそうなので、展開も味方する。
全4勝をあげている松山に手が戻るのも強調材料だ。

対抗は昨年の勝ち馬サトノレーヴだ。
昨年このレースを勝った後は、香港、イギリスで連続2着。
スプリンターズSはよもやのスローペースで届かなかったが、鋭く追い込んで4着だった。
昨年と同じローテーションの香港スプリントが9着だったのはやや気になるが、このレースはムーアと手が合わなかったという事か。
元々ドバイ遠征の予定が狂った点はやや気になるが、国内の1200m戦で4着以下に沈んだのは2度のスプリンターズSだけで、調教の動きもよかった。
ここも勝ち負けは間違いないだろう。

三番手はナムラクレア。
このレースで引退で、陣営は是が非でもG1のタイトルを取らせたいだろう。
調教も絶好調だが、枠順が7枠13番を引いてしまった。
どんなコースでもどんな展開でも直線は必ず追い込んでくるので惨敗はないとは思うが、G1勝利の運からは見放されているような感じがする。

四番手はママコチャ。
この馬も芝、ダートを問わず、どんなコースのどんな展開でも必ず上位に食い込んでくる。
中京芝は1.2.2.1の戦績なので、今回も上位争いしてくるだろう。

五番手以下は、いつも通り迷う。
スプリンターズS勝ちのウィンカーネリアンも、調教の動きは絶好で9歳馬とは思えないタイムを出している。
しかしスプリンターズSはペース展開がビッタリハマった感があり、先行馬が多くなる今回は同様のレースはできないだろう。
スプリンターズS2着だったジューンブレアは、芝1200m戦は4.3.0.0で連対を外したことがない。
ただこの馬もペースがハマった感があり、かつ今回は大外枠だ。

ペースを考えると、やはり末脚が確かな馬の方がチャンスがありそうだ。
であれば、強い7歳勢のエーティーマクフィとレッドモンレーヴか。
エーティーマクフィは芝1200m戦に限れば、6戦中5戦で上がりレース3位以内を記録している。
唯一3位以内に入らなかったのは前走のシルクロードSだが、この時はスローペースで展開がハマらず、かつ58.5kgのトップハンデだった。
レッドモンレーヴは1200m戦は一度しか走っていないが、この時も上りはレース最速だった。
上がりレース3位以内を外したのはやや重馬場とG1のみだ。
今回もG1で差し脚自慢が揃っているが、内枠を生かせれば上位争いしても不思議はない。


◎パンジャタワー
〇サトノレーヴ
▲ナムラクレア
△ママコチャ
×エーティーマクフィ
×レッドモンレーヴ

馬券はいつも通り◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単24点で勝負。


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地元の地域ニュースで昨年10月に訪問した「うみのいろどり」が3/30で閉店すると聞いて、かなり無理をしてもう一度訪問した。

●市川「だし麺屋 うみのいろどり」
https://ksato.exblog.jp/244693146/

最初に訪問した時にも書いたが、店構えがとてもスタイリッシュだ。
カウンター席のみだが、テーブルの上には調味料などは並んでいない。
箸、レンゲ、ティッシュ、調味料などはテーブル下の引出しに収納されていて、自分で取り出して使用する。
市川「だし麺屋 うみのいろどり」閉店_a0003588_15535846.jpg
前回はランチのだし麺辛と焼餃子のセットにしたが、今回はシンプルなだし麺塩とミニローストポーク丼を頼んでみた。
市川「だし麺屋 うみのいろどり」閉店_a0003588_15523649.jpg
だし麺は前回食べた辛と比べるとさらにシンプルで奥深い、だが個人的な好みとしては辛と比べるとやや物足りなさを感じた。
市川「だし麺屋 うみのいろどり」閉店_a0003588_15515206.jpg
ローストポーク丼も悪くはないが、この店でしか食べられない、と言うほどではなかった。
市川「だし麺屋 うみのいろどり」閉店_a0003588_15502468.jpg
前回食べた焼餃子のセットは、焼餃子自体も小籠包のようで美味だったが、それに加えてご飯もだしが効いていて美味しかった。
ローストポーク丼は当然白米なので、その部分が物足りなく感じたのかもしれない。

ただだし麺に関しては、今回も提供された味変用の海苔ペーストを入れると、格段に美味しくなった。
市川「だし麺屋 うみのいろどり」閉店_a0003588_15555859.jpg
海苔の風味は辛よりも塩味によりマッチする。
提供された海苔ペーストすべてをスープに溶きたかったが、それはさすがにお行儀が悪いのでやめておいた。

訪問したのは昼時だったが、平日で雨も降っていたせいか先客はゼロ、私の後に来た客も一人だけだった。
閉店の要因は意外と人気が出なかったことかと思ったが、中1日おいて4/1から「和麺 彩」という別ブランドの店がオープンするらしい。
元々KAIZOKUという会社が「だし麺屋 ナミノアヤ」と言うラーメン店を運営しており、この「うみのいろどり」もFC店だったようなので、FCを外れて単独経営に移行するだけなのかもしれない。
私の来店時も、カウンター内のバイトが新人のようで、店主らしき人にいろいろとレクチャーを受けていた。

FCを外れればメニューは変更になるだろうが、味そのものは継続されると思われる。
新しい店になったら、確認のために一度訪問したいと思う。



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予告編を観た段階では、「オデッセイ」のような宇宙での極限状態を前面に押し出した作品かと思った。
しかし実際には、友情をテーマにした作品だった。

グレース(ライアン・ゴズリング)がコールド・スリープから目覚めると、そこは宇宙船の中だった。
グレースは眠る前の記憶がいっさいなく、船内を詮索すると、男女の遺体が1つずつ見つかる。
グレースはそこから少しずつ記憶が戻り、なぜ自分が宇宙船の中にいるのか思い出し始めた。

グレースは中学で理科の教師をしていた。
そこにストラット(ザンドラ・ヒュラー)がやってきて、地球を救うための研究に参加して欲しいと言う。
その頃、太陽と金星を結ぶ赤外線の帯「ペトロヴァ・ライン」が発見され、それにより太陽の光度が少しずつ下がっている事が確認されていた。
グレースも教え子たちから「太陽がペトロヴァ・ラインに食べられているの?」と質問を受けるほど、世間の認知度も高かった。
太陽光が少なくなることで植物の生育が著しく悪くなり、世界中で食料の争奪戦が始まる、と言われていた。

ストラットはペトロヴァ・ライン から採取した物質を研究したところ、それが生物であることがわかったと告げた。
グレースはかつて水分を必要としない生物の論文を発表していたが、権威ある教授をメタメタにけなしたため学会から追放されていた。
そしてストラットは、採取された生物はグレースが論文に既述した水分を必要としない生物「アストロファージ」で、研究にはグレースの力が必要だと言うのだ。

グレースの研究で、アストロファージは光を利用して莫大なエネルギーを生み出すことがわかった。
グレースがそれを発表すると、大量生産するにはどれくらいかかるのかと尋ねられる。
グレースが参加していた研究プロジェクトは「ヘイル・メアリー計画」と呼ばれ、太陽系から11.9光年以上離れたタウ・セチに探索に行くことが目的だった。
現在、ペトロヴァ・ラインは太陽系以外の恒星にも拡大しており、唯一ペトロヴァ・ラインで恒星の光度が落ちていないのはタウ・セチだけだった。
ヘイル・メアリー計画、その理由を探りに行くというプロジェクトだった。
だが宇宙船の燃料となるアストロファージは、片道分しか燃料タンクに積み込めない。
宇宙船のクルーは探索結果を小型宇宙船ビートルに乗せて地球に発射した後、その場に残ると言うミッションだった。
グレースは覚悟を持って集められた船長、宇宙飛行士、技術者の3名に、アストロファージについてのレクチャーを始める。

グレースは宇宙船の中でミッションを思い出し、タウ・セチに向かった。
するとその途中で、謎の宇宙船と遭遇する。
グレースは戸惑いながら、宇宙船と接触してみる。
最初は相手の宇宙船から物体が投げられ、やがて宇宙船同士を管で結合して交流を図ると、相手の宇宙船の飛行士も、別の惑星からアストロファージの調査にやってきたことがわかった。
グレースは相手の宇宙飛行士を、その岩のような形態からロッキーと名付け、タウ・セチの秘密を解き明かすための共同研究を始める。

作品全体では、太陽光を奪うアストロファージがそのまま宇宙船の燃料になったり、グレースとロッキーはまったくのファーストコンタクトなのにあっという間にコミュニケーションが取れるようになるなど、科学的にはかなりご都合主義が多い。
ただ冒頭にも書いたように、この映画のテーマはグレースとロッキーの友情物語だ。
最初はジェスチャーの交流から始まり、やがて揚げ足を取ったり突っ込んだりしながら、お互いの故郷を救うために高度な共同研究を進めていく。
この二人のバディとしての友情の描き方が巧妙である。
互いの生態やここまでの道のりを理解し合い、二人とも故郷を救うために惜しむことなく努力をし、勇気をもって突き進む。
自己犠牲もいとわない二人を観ていると、思わず胸がアツくなる。

ただ上映時間が156分もあり、正直ちょっと長い。
一つ一つのエピソードをもう少し詰められたのではないかなと思うし、ストラットがカラオケで歌うシーンなんかは、ハッキリ言って必要なかったのではないかとも思う。
1週目の興行収入は「ドラえもん」「私がビーバーになる時」に次いで3位だったようだが、なんとか130分くらいにまとめていれば、もっと評価も上がったのではないかと思う。


50.プロジェクト・ヘイル・メアリー


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昨年のカンヌでグランプリを受賞し、米アカデミー賞でも国際長編映画賞を受賞したので観に行ったが、まったく期待外れでかなり雑な作品だった。

ノルウェーの人気舞台女優ノーラは、幕が開けばきちんと芝居ができるが、幕前の楽屋で情緒不安定になりスタッフを困らせることがあった。
ある日ノーラの母が亡くなり、実家で葬儀が行われた。
妹のアグネスが夫、息子とともに実家で暮らしており、葬儀を取り仕切っていたが、そこに父のグスタフが現れる。
グスタフは母と離婚して長年音信不通だったため、ノーラとアグネスは戸惑った。

グスタフは映画監督で、しばらくぶりに脚本を書き上げたのでノーラを主役に撮影をしたいと言い出した。
だが、自分たちを捨てて家を出た父を、ノーラは許すことができなかった。
グスタフは仕方なく諦めて、アメリカの人気女優レイチェルを主役にすることにした。

ノーラたちの実家は、離婚後も母とノーラ、アグネスが暮らしていたが、元々の持ち主はグスタフの母、ノーラたちの祖母であった。
グスタフは自分が生まれ育った実家で、新作の撮影も行おうとする。
脚本では、主役の女性が自殺をするのだが、グスタフの母もその家で自ら命を絶っていた。
グスタフが実家で撮影を行おうとしている事を知り、ノーラはさらに情緒不安定になっていく。

幼いころに突然父がいなくなったノーラとアグネス、そしてその父のグスタフ、この3人の関係を描いた作品だ。
しかしこの3人それぞれの距離感が非常にわかりづらい。

途中まで観ると、グスタフは過去に姉妹で映画を撮っており、それがそこそこ評価されたことがわかる。
撮影現場の実家を見に来たレイチェルが、アグネスを見て「あのアグネス?光栄!」と言っていたからだ。
だがノーラは役者を続けているのに対し、アグネスは役者を辞めて結婚し、夫と息子と一緒に幸せに暮らしている。
この姉妹の選択の差が、まったく語られていない。
そのため、ストーリーとしてはかなり重要な要素になるはずの、姉妹の距離感がよくわからなくなってしまっている。
そして二人はおそらく出演したその作品によって、父を深く敬愛していたと思われる。
その父がいきなりいなくなったことがショックで、今でも父に対してわだかまりを持っているのだ。
一方グスタフはノーラを主役に脚本を書いており、さらに自分の孫にあたるアグネスの息子を出演させたいと、アグネスに交渉する。
この二つから、グスタフは姉妹の事をずっと気にかけていたのだと思う。
だが、グスタフと離婚後に亡き母が姉妹とどのように暮らしていたのか、その立ち位置はわからない。
グスタフがいなくなった後の母の立ち位置も重要な要素だと思うのだが、いっさい触れられていない。
中盤、アグネスが祖母の自殺について調べるエピソードもある。
しかしこのエピソードも、作品全体にあまり影響はない。
であれば、祖母のエピソードではなくもっと母とのエピソードを入れるべきだったと思う。

家族3人の絆が作品のテーマなのに、その3人の距離感がわかりづらいと言う、かなり雑な作品であった。


49.センチメンタル・バリュー


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これまでもコミック原作の実写化映画は星の数ほどあったが、原作の再現度で言えば日本映画史上最高と言ってもいいだろう。
キャラクターの魅力が人気の作品だが、そのキャラクターが見事に再現されていた。

隠された金塊の謎を探るため、アシリパ(山田杏奈)と杉元(山﨑賢人)一行は網走監獄を目指していた。
その道すがらアシリパはインカラマッから、インカラマッが子供の頃アシリパの父のウイルク(井浦新)と知り合いだった事、そしてアイヌを裏切って金塊を奪ったのはウイルクではなくキロランケ(内博之)であると教えられる。
一行は疑心暗鬼のまま土方(舘ひろし)たち、そして盲目のスナイパー都丹庵士(杉本哲太)と合流し、網走監獄に到着した。

網走監獄には鶴見中尉(玉木宏)が、部下の宇佐美(稲葉友)を看守として潜入させていた。
宇佐美は網走監獄の内情を調べようとしたが、すぐに監獄長の犬童(北村一輝)に正体がバレてしまい、犬童の部下の門倉(和田聰宏)に殺されそうになるところを逃げ出して、鶴見中尉の元に戻る。

網走監獄にたどり着いた杉元たちは、白石(矢本悠馬)の提案で地下を掘って監獄内に潜入することにした。
看守の門倉は犬童の部下であったが、実は父親が維新の時に土方とともに政府軍と戦った武士で、土方の呼びかけで杉元たちを手助けする準備をしていた。
門倉の導きで杉元と白石はのっぺらぼうに会うが、のっぺらぼうは犬童が用意した偽物で、大声をあげて侵入者を看守に知らせた。
しかものっぺらぼうが偽物である事を土方は予測しており、侵入者が偽物ののっぺらぼうと接触すれば、犬童は本物ののっぺらぼうの様子を観に行くと考え、杉本と白石をおとりにして、自分たちは犬童の後を付けていた。
一方その頃鶴見中尉の第七師団は網走監獄に到着、大湊警備府司令官鯉登平二少将(國村隼)の協力を得て駆逐艦を用意し、網走監獄を囲む堀から砲撃を始めた。

原作の網走監獄編を、ほぼ網羅した内容だった。
都丹庵士は重要人物なので外すことはできないが、ラッコの肉を食べて相撲を取るエピソードまで取入れられていた。
もっともこのエピソードも、男たちが相撲を取っている間にアシリパはインカラマッから自分が生まれる前のエピソードを聞いているので、必要なシーンではある。
しかし、男だけの状態でムラムラするという状況まで、きっちり再現するとは思わなかった。

「北海道刺青囚人争奪編」の時にも書いたが、アイヌの生活様式や明治期の日本とロシアの関係を表現している事に加えて、変態キャラが暴れまわる部分も作品が人気になっている要因だ。
この変態キャラの実写の再現が秀逸である。
今回で言えば、稲葉友の宇佐美が素晴らしかった。
二階堂(柳俊太郎)、鯉登音之進(中川大志)は出番が少なく、変態キャラは宇佐美の独壇場と言ってもいいだろう。
それに加えて和田聰宏の門倉もよかった。
冒頭ではただの使えない中間管理職のように見せて、中盤以降は維新で散った父の無念を継ぐキャラになっている。
それ以外のキャラの再現度も非の打ちどころがなかった。
おそらく制作陣、そして役者陣の、原作への強い愛がなせる技だろう。

少々ネタバレになるが、ラストもほぼ原作通りだ。
この作品で完結にはせず、樺太編へと続く終わり方になっていた。

ただ問題は、映画が始まる前の予告編で、「キングダム」の新作の予告が流れた事だ。
映画版「キングダム」は王騎将軍が死んだ前作で一区切りがついたので、主演の山﨑賢人と脚本の黒岩勉は「ゴールデンカムイ」に専念するのかと思ったが、そういうわけではないようだ。
「キングダム」はまだ原作も連載中なので、そちらの映画シリーズの続編が続けば、「ゴールデンカムイ」の続編は製作は厳しくなるかもしれない。

「キングダム」は原作を読んでいないという事もあるが、個人的には「キングダム」よりも「ゴールデンカムイ」の製作を優先して欲しいと願う。


48.ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編


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