2018年一発目のギンレイの2本は、どちらも重たい作品だった。

まず、現ローマ法王がコンクラーベで法王に選出されるまでを描いた「ローマ法王になる日まで」。

アルゼンチンの大学生ホルヘは、ある日学校を辞めて神父になると言いだす。
ホルヘは周囲の反対を押し切ってイエスズ会に入会、日本にも普及活動に行きたいと願うがそれはかなわなかった。
しかし優秀なホルヘは、やがて神学校の責任者となった。
折しもアルゼンチンでは、軍事政権が誕生していた時期だった。
ホルヘは反政府運動を行っていた神学校の生徒たちを匿ったりするのだが、やがて仲間たちが軍に連れ去られて飛行機から落とされるという悲劇に見舞われる。
独立政権がやっと終わった後、ホルヘはドイツに留学する。
やたらと年を取っている事を自虐的に笑うホルヘだが、そこで宗教画「結び目を解くマリア」と出会い深い感銘を受けた。
アルゼンチンに戻ったホルヘは田舎で神父として働くのだが、ある日ヨハネ・パウロ2世から枢機卿の補佐を任命される。
その頃は首都ブエノスアイレスで貧富の差が広がり、ホルヘは貧民街を中心に教えを説く生活をしていた。
そして時は立ち、ベネディクト16世が退位を発表した。
コンクラーベに参加するためにホルヘはバチカンを訪れるが、そこで自らがローマ法王に選出され、フランシスコを名乗るのであった。

法王フランシスコの神父としての活躍をまとめた伝記的作品だ。
ただ正直日本人にはわからない部分が多い。
特に、フランシスコのどの活躍が評価されローマ法王となったのかが、よくわからない。

ストーリーとしては、身の危険を顧みず独裁政権時代に反政府運動家たちを匿ったことが一番大きな評価のようにも見える。
ただ、若くして神学校の責任者になっているように、元々エリートとして将来を嘱望されていたのかもしれない。
だからこそ、留学後に田舎で神父をしていたときに、枢機卿補佐の白羽の矢が立ったのかもしれない。
いずれにしろ、ホルヘがどうしてローマ法王として選ばれたのかが、映画を観ただけではサッパリわからなかった。
そのため、前半の独裁政権時代の描写は緊張感を持って観ることができたのだが、その後のストーリーはやや退屈に感じてしまった。

続いて「夜明けの祈り」。

第二次世界大戦終了後、フランス軍の軍医であるマチルドは、負傷したフランス兵の帰還のためポーランドの片田舎に赴任していた。
そこに地元の修道女が駆け込んでくる。
彼女に請われてマチルドが修道院に行くと、そこには臨月の妊婦がいた。
マチルドは帝王切開で子供を取り上げるが、術後の経過のため翌日も様子を見に来ることを提案、しかし修道女をそれを拒もうとする。
命の危険を説明すると、修道女は渋々マチルドの再訪を承諾した。

修道院内に不思議な雰囲気を感じたマチルドは、昼の勤務の後夜間に修道院を再訪する。
そこで、かつてこの修道院がソ連兵に襲われ、7人もの修道女が妊娠し事が判明する。
修道女たちはもちろん、妊娠、出産に関する知識はない。
マチルドは、すぐにポーランド赤十字に協力するよう修道女たちを説得するが、院長は修道院が閉鎖されることを危惧して頑なにそれを拒んだ。

かなり重たい内容の作品だ。
こちらも事実を元にして描かれているのだが、冬のポーランドと修道院が舞台のため、映像も暗めに撮影されていることも相まって、途中までの展開があまりに重すぎて観ていてかなりつらかった。
修道院の院長がもう少し柔軟な発想ができていれば、ここまで事態は悪化しなかったのではとも思うが、人生のすべてを修道院にささげた院長にそういう発想はなかったのだろう。
ご都合主義的な匂いもするものの、ラストはやや光のある展開となる。
それでも自らも病に侵されてしまった院長の末期は悲しかった。


6.ローマ法王になる日まで
7.夜明けの祈り


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さて、新年も9日目、今年すでに劇場で2本、TV放送された新海作品を3本見て感想をアップしているところで、2017年のオレ的映画ランキングである。

一言で言って、2017年は邦画が不作だった。
2016年は邦画に良作が多かったので、その反動かもしれないが、記憶に残る邦画がほとんどなかった。

まず作品数は142本で、記録を付け始めた2006年からカウントすると3番目に多い本数である。
そのうちロードショウは110本で2番目に多い年となった。
一方、ギンレイでの鑑賞本数は13本とかなり少ない。
ロードショウで観た作品をギンレイに観に行くことはほぼないので、ロードショウの本数が多くなると必然的にギンレイで観る本数も少なくなる。
ただそれだけではなく、ここのところギンレイで上映される映画で、観たいと思わせる作品が少ないのも事実だ。
現在継続10年を超えたので、会員費用は15か月に1回になったが、毎回やめようかどうしようか悩む。

それはそれとしてランキングである。

まず第1位は、やはり「ラ・ラ・ランド」だ。
ロードショウ時に2回、ギンレイで1回と、昨年だけでも計3回見ている。
そして今後も、機会があったら見続ける作品だ。
それだけ自分の中では評価が高い。
死ぬまでに観ておくべき映画で、観ていなければ人生の何割かを損していると言っても過言ではないだろう。
ラスト15分の急展開は、映画史上に残る最高の演出である。

続いて2位は「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」だ。
「ラ・ラ・ランド」がこの年の公開でなければ、文句なく1位だった。
すでに公開された作品の設定を巧く利用した、見事なスピンオフ作品である。
そして「七人の侍」をモチーフにしている部分でも、スター・ウォーズのスピンオフとしての作品価値を高めている。
かなり魅力的なキャラが多かったので、この作品で全員が死んでしまうのはちょっと残念だった。
シリーズ最終作のEP9にも、この作品のキャラを彷彿させるような演出をしてもらいたいものだ。

3位は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」。
この作品も、ロードショウとギンレイで計2回観ている。
心に傷を負った主人公は、自分を支えてくれた兄の遺志に応えたいと思うのだが、どうしてもそれができない。
その葛藤が悲しく描かれている。
自分が二人兄弟の弟という部分でも共感してしまった。

4位は「ジャスティス・リーグ」だ。
正直、アベンジャーズの二番煎じくらいに考えていたが、詳細が詰められた非常に完成度の高い作品だった。
映画を観たときの感想でも書いたが、特にバットマンのベン・アフレックがいい。
自分だけスーパーヒーローではない屈託がよく描かれ、かつそのバットマンに対する仲間の思いも巧く描かれていた。

5位は「ドリーム」にする。
この作品は日本ではあまり話題にならなかったが、文部科学省はこういう作品こそ支援をすべきである。
有能だが黒人でかつ女性という3人が、能力だけでアメリカ社会に認められる話である。
その過程では、もちろんすべてが問題なく進んだわけではない。
いろいろな困難にぶつかりながらも、決して3人が心を折らなかったからこそ、偉業を達成できたのだ。
事実を元にしているという部分でも、すべての若者に観てもらいたい作品だ。

6位は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」。
これまでのシリーズの中でも最高に面白い作品である。
ただ非常に見応えはあったものの、ラスト1話なのにバラ撒かれた謎が多すぎて、どうしても残り1話でまとまるのかと不安になってしまう。
現状ではこれくらいの評価が妥当で、EP9公開後にこの作品が改めて再評価されるのだと思う。

7位は「ワンダーウーマン」だ。
この作品も文句なく面白かった。
ワンダーウーマンにガル・ガドットを配した時点で、もう勝ったも同然と言っていいだろう。
ジャスティス・リーグでも重要な位置付けとなっており、その前日譚としては非常に素晴らしい作品となっている。

8位は「マグニフィセント・セブン」。
「荒野の七人」のリメイクだが、とても丁寧に作られている。
オリジナルを見たのはもう30年以上前なので記憶もおぼろげだが、リメイクだとわかっていても、とても新鮮に観ることができた。


9位は「マイティ・ソー バトルロイヤル」。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で登場しなかったソーとハルクのエピソードとなっており、新アベンジャーズ・シリーズのスタート作品と位置付けられている。
今後の展開が楽しみな仕上がりとなっていた。

10位は「花戦さ」。
ここでやっと邦画の登場だ。
あまり話題にはならなかったが、邦画の中ではこの作品が一番面白かった。
これまでも戦国時代をモチーフにした作品は、武将や千利休を題材にした作品が数多くあったが、この作品は華道の池坊専好を題材にしている。
この池坊専好を野村萬斎が好演していた。
各映画賞でこの作品も野村萬斎の名前もあがっていないのが、不思議なほどだ。


11位以下は以下の通り。


11.アトミック・ブロンド
12.新感染 ファイナル・エクスプレス
13.スパイダーマン:ホームカミング
14.ミックス。
15.探偵はBARにいる3
16.22年目の告白 -私が殺人犯です-
17.トリガール!
18.沈黙 -サイレンス-
19.彼らが本気で編むときは、
20.おとなの事情


20位まで見ても邦画は全部で6本だけ、非常に低調だったと言わざるを得ない。

なお、20位の「おとなの事情」はギンレイで観た作品だ。
舞台はほぼ1つの部屋とバルコニーだけ、そこでスマホを使用した男女7人の本音がシニカルに繰り広げられる。
タイトルは地味だが、機会があればチェックしたい作品である。

また、ベスト20とは別に「お嬢さん」も取り上げておきたい。
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督の韓国作品だが、舞台を日本統治下の韓国に設定しており、怪しい日本語と淫靡な映像で構成されている。
観終わった後で、ストーリーが練りこまれていることに気付くのだが、観ている間はその映像のインパクトに驚かされてしまう。
ちょっとグロい部分もあるので、「面白かった」とは評価しづらい作品だ。

そろそろ映画を観ていても疲れるようになってきた。
死ぬまでにあと何本映画を観ることができるか。
今年も1作品、1作品を味わって堪能したいと思う。



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そして地上波初放送の「君の名は。」だ

もういまさら内容について書く必要はないだろう。
ストーリーは起承転結が教科書通りきっちり書き分けられており、かつ新海作品特有の美しく透明感のある色使いで映画に奥行きが作られている。
アングルについても、これまでの新海作品よりもかなり練りこまれていると思う。
映画としての完成度は非常に高いと言えるだろう。

特に個人的には、ストーリー展開を評価したい。
序盤で瀧と三葉の入れ替わりをかなりコミカルに描いているが、大人が見ても笑える構成となっている。
アニメ好きな若者に媚びている部分はない。
そして中盤、三葉といきなり連絡が取れなくなった瀧は、おぼろげな記憶を頼りに糸守町を訪れようとする。
糸守町にはなかなかたどり着けないのだが、偶然入った店の主人が糸守町出身で、やっと場所を特定できる。
しかし糸守町は3年前の彗星墜落により消滅、住民のほとんどが死亡し、瀧はその被害者名簿に三葉の名前を見つける。
そしてその事がわかった途端、瀧と三葉のつながりがどんどん消滅していく。
「転」となるこの演出が秀逸だ。
それまで瀧のスマホに三葉の書き込みが大量に残っていたのだが、それらがあっと今に消滅してしまう。
それもすべて一気にではなく、あたかも誰かが消去しているかのように、1件ずつ見る見る消去されていくのだ。
そしてそれと同時に、瀧の中から三葉の記憶も消えて行ってしまう。
同様に、住民を避難させようとする三葉も、避難がうまくいかなくなってくると瀧の記憶がなくなっていく。
この二人の「記憶が消える」と言う演出が、二人の出会いの消滅を暗示させ、住民の避難の失敗をイメージさせる。

序盤のコミカルな展開でスクリーンと観客の距離を縮め、糸守町の惨劇が判明した段階で一気に観客をストーリーに引きずり込む、そして劇的な再開がラストシーンとなる。
「上質な物語」とはこの作品の事だ、と言わんばかりのストーリー展開である。
そこに繊細で美しい映像と音楽がマッチしている。
各所のBGMでRADWIMPSの曲が、ピアノ演奏で挿入されているのも巧い演出である。

国内の興行収入は250億円で、「千と千尋の神隠し」の303億円には届かなかった。
しかしすでに、宮崎駿ブランドが日本どころか世界中に浸透した後で公開された「千と千尋の神隠し」と、新海監督の名前を一部のアニメファン、映画ファンしか知らない中で公開されたこの作品では、そもそものスタートラインが異なると思う。
一方で、公開された国数は異なるものの、世界での興行収入は3.55億ドルで、「千と千尋の神隠し」の2.75億ドルを上回っているとの事だ。
その事も、この作品の完成度を物語っていると思う。


5.君の名は。(再)


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「君の名は。」の地上波初放送に伴い、新海誠作品4編が2日連続で深夜に放送された。
初日の「秒速5センチメートル」と「星を追う子ども」を録画して見る。
「秒速5センチメートル」はもう何度も見ているが、「星を追う子ども」は初見である。

まず「秒速5センチメートル」だが、「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3部で構成されている。
全体の上映時間は63分だが、「桜花抄」「コスモナウト」の2部で全体の8割以上が構成され、「秒速5センチメートル」のほとんどは山崎まさよしの「One more time, One more chance」が占めており、おそらく10分前後しかないと思われる。
ストーリーは、貴樹、明里、花苗の3人のモノローグで展開するナラタージュである。
そしてこのそれぞれのモノローグが非常に情緒があり、言葉の一つ一つが心に染み入ってくる。
この作品は新海作品では3番目となる作品であるが、すでに夜空の描写の美しさは完成されていて、かつ電車群を含む街中の描写も、繊細なセリフにマッチする美しさである。
人物の表情についてはアニメっぽくてあまりリアリティがないのだが、逆にそこが生々しさを消してファンタジックな雰囲気を強くしている。
青春時代のほろ苦い恋愛感情をうまく表現しており、年を重ねれば重ねるほど、この映画の本当の味わいが感じられるようになる。

続いて「星を追う子ども」。

山奥で看護婦の母と二人で暮らす中学生の少女明日菜は、亡き父から譲り受けた鉱石を使ったラジオで電波を拾う事を密かな楽しみにしていた。
ある日いつものように山の隠れ家でラジオを使おうとしたとき、鉄橋でクマのような化け物と遭遇する。
襲われそうになった明日菜を助けたのは、シュンと言う少年であった。
明日菜は、シュンが化け物との争いで負った怪我を手当てをするのだが、その時からシュンに対して小さな恋心を抱き始める。
しかしシュンは数日後、川で遺体となって発見される。

明日菜は大きなショックを受けるが、ちょうどその時授業で「アガルタ」と言う言葉を耳にする。
シュンはアガルタから来たと言っていた。
授業をしていたのは、産休の担任の代わりに赴任してきた森崎だった。
明日菜は森崎の部屋を訪ね、アガルタの話を聞いた。
森崎の話によると、人間は死後地下へと向かい、地下には死者の国があると言う伝承が世界各地にあると言う。
森崎はそういう伝承を研究していた。

森崎の部屋からの帰り道、明日菜は再びシュンと出会う。
しかしそれはシュンではなく、シュンの弟のシンだった。
シンはシュンが持ち出したアガルタへのカギとなる石クラヴィスを回収しに来たのだ。
だがそのクラヴィスを狙って、銃を持った兵士と火器を装備したヘリコプターが現れた。
しかもそれらを指揮しているのは森崎だった。
シンと明日菜は洞窟に逃げ込み入り口を石で封鎖するが、石は火器であっという間に破壊されてしまう。
洞窟の奥へと逃げ込み、やがて二人はアガルタの入り口にたどり着いた。
森崎は明日菜を人質に取りシンにアガルタへの入り口を開けさせる。
そして3人はアガルタへと侵入した。
森崎の目的は、死んでしまった妻を復活することだった。
クラヴィスを回収したシンはそのままアガルタの奥へと進み、森崎は明日菜に地上に戻るように言う。
しかしシュンの事が忘れられない明日菜は、森崎と共にアガルタの奥へと進んだ。

ここまでがストーリーの導入部分である。
この後森崎と明日菜は死者を蘇らせる場所を目指すが、その間にさまざまな困難に襲われる。
そしてたどり着いた場所で、死者を蘇らせる秘密と遭遇するのだ。

ストーリーだけ追うと、なかなか上質なファンタジーである。
明日菜が最初に夷族にさらわれたとき、なんでその場で食べられなかったのかなど、整合性が取れない部分もそこそこある。
それでも、日本神話のイザナギ、イザナミの黄泉の国のエピソードを連想させるストーリー展開で、世界観もかなりよくまとまっていると思う。
ただ、細かい演出が完全に宮崎駿である。
新海誠本人も「ジブリっぽく作った」と言っているようだが、ナウシカ色も強いのでジブリと言うよりは宮崎駿と言った方がいいだろう。

アガルタの風景は「もののけ姫」と「ラピュタ」で、アガルタの建物や衣装は「ナウシカ」、アガルタの門番のケツァルトルのデザインに至っては「ナウシカ」「ラピュタ」「もののけ姫」の組み合わせだ。
特に最後に出会うケツァルトルの動きは完全に「ラピュタ」に登場するラムダで、シャクナ・ヴィマーナも「もののけ姫」のシシ神以外の何物でもない。
色使いは新海監督特有の奥行きと透明感があるのだが、なにしろデザインの既視感が激しい。
そもそも宮崎駿監督が、中央アジアから東欧をイメージさせるデザインを作品に取り入れるのが非常に巧い。
だから世界の伝承をモチーフにすると、どうしてもイメージが近しくなってしまうと言う面はあるだろう。
ただ物語のキーとなる人物、アイテムが酷似してしまうと、どうしても既視感が強くなってしまう。
面白い作品だと思いつつも、見ているうちに「うーん…」となってしまった。
おそらく宮崎駿作品を全く見ずしてこの作品を見たら、心から感動したんじゃないかとも思った。


3.秒速5センチメートル(再)
4.星を追う子ども


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年の初めの東西金杯だが、その前に今頃有馬記念の回顧を。

キタサンブラックが見事有終の美を飾ったが、武豊の「絶妙な逃げ」だったと勘違いしている人が多い。
あのレースは「絶妙な逃げ」ではなく「絶妙な仕掛け」だったのだ。

これも勘違いしている人が多いが、キタサンブラックがスローペースで逃げれば必ずしも有利な訳ではない。
キタサンブラックは切れる脚がないので、スローで逃げて他の馬の脚も貯まれば直線で差し切られてしまうのだ。
だから向こう正面までキタサンブラックがスローで逃げていた時に、他の騎手は逆に「しめしめ」と思っていただろう。
キタサンブラックは勤続疲労で直線失速する可能性もかなり高いと、他の騎手は考えていたからだ。
なぜなら、これまでのシーズン最終戦でキタサンブラックは必ず直線失速して負けていた。
直線ヨーイドンの勝負になれば自分にもチャンスが生まれると、どの騎手も思っていたはずだ。
だから3コーナーまでどの馬も無理をせず動かなかったのだ。

そして迎えた3コーナー、キタサンブラックが仕掛けるならここだとみんなが思っていた。
かつてスタミナ自慢のゴールドシップが有馬記念で、3コーナーからペロリと一捲りで圧勝したことがあった。
キタサンブラックもスタミナに任せて3コーナーから仕掛ける、そう思って有力馬に騎乗していたボウマンとデムーロは、外から動いてキタサンブラックを捕らえにかかった。
直線に向いたときに、キタサンブラックの直後に付けていれば、絶対に差し切れるという自信があったからだ。
だが武豊は動かない。
それを見て「そうか、やっぱりキタサンブラックは疲労が残っているので3コーナーから仕掛けられず、ギリギリまで我慢して直線で追い出すのか」と、ボウマンとデムーロ、そしてそのほかの騎手も思ったはずだ。
私もそう思って、3コーナーで武豊が動かなかったのを見て、馬券を獲ったと思い小さくガッツポーズした。
だが違った。
武豊はなんと4コーナーで仕掛けたのだ。

中山の4コーナーで仕掛けるジョッキーはまずいない。
小回りのため4コーナーからスピードアップすると、たいていの馬は外に膨らんでしまうからだ。
かつてスプリンターズSに、アメリカからかなりの有力馬が参戦したことがあった。
「アメリカは左回りしかないので中山の右回りに対応できるか」という懸念が新聞に載っていたが、実際その馬は先頭で4コーナーを回ってきたものの、直線でコースの最内から大外まで大きく膨らんで敗戦した。
これは極端な話だが、馬もトップスピードでカーブを曲がることはかなり難しく、4コーナーで仕掛けることはかなりリスクが大きい。

だが武豊は4コーナーからギアを上げた。
それはキタサンブラックが器用な馬で、4コーナーから仕掛けても大丈夫だという確信があったからだと思う。
直線に向いた時にはキタサンブラックは完全にトップスピードに乗っており、そこから慌ててギアを上げた他馬とはすでに大きな差ができていた。
唯一対応ができたのが、キタサンブラックの直後にいたルメールのクイーンズリングだけだった。
クイーンズリングは内々でロスなくレースを進めていたので、なんとか2着に粘りこむことができた。
キタサンブラックが刻んだレースのラスト4Hのラップタイムは12.1 - 11.7 - 11.2 - 12.3で、これがこのレースのすべてを物語っている。
ラストは詰め寄られているが、見事に振り切ったのだ。
武豊の作戦勝ちとしか言いようがないが、それに答えたキタサンブラックは本当の名馬だ。


そして金杯。
元旦がトレセンの全休日になるため、通常の金杯は1/5である。
だが今年は12/28にも開催し、かつ6~8日までが3連休なので、3日連続開催にして日程をずらした。
過去にも1/6だったこともあるし、1/4に開催したこともある。
JRAも売り上げ拡大に必至だ。

予想は、東西どちらも強い4歳馬を中心に考えたい。

中山金杯の本命はセダブリランテス。
3連勝でラジオNIKKEI杯を制した後、一息入れてアルゼンチン共和国杯を3着。
勝ったスワーヴリチャードが有馬で4着に入っており、レースのレベルが高かったことがわかる。
斤量も55kgで収まった点も有利だ。
対抗は同じ4歳馬のウインブライド、ダイワキャグニー、カデナと、調教の動きが良かったストレンジクォークまで。

◎セダブリランテス
〇ウインブライト
▲ダイワキャグニー
△カデナ
△ストレンジクォーク

馬券は◎の単勝と馬連4点。

京都金杯4歳のラビットランから。
前走のターコイズSはスローペースで4着に沈んだが、ローズSを快勝して秋華賞は4着だった。
今回は有力馬に先行馬が多いのでペースが早くなると思われ、この馬の末脚が炸裂するだろう。

対抗はレッドアンシェル、ブラックムーン、キョウヘイ、ウインガニオン、クルーガーまで。

◎ラビットラン
〇レッドアンシェル
▲ブラックムーン
△キョウヘイ
△ウインガニオン
△クルーガー

馬券は◎から馬連5点。


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ジャッキー・チェン主演の映画としては、過去最高の興行収入を記録した映画だそうだ。
しかし個人的には、ジャッキー・チェン主演の映画としては過去に類を見ない「怪作」だと思う。

かつて玄奘三蔵も訪ねたインド北部の国マガダ国。
唐とも使節団が行き来するなど国交があり、国を治めるマガダ王家が唐に財宝を献上しようとするが、像軍を率いて反乱を起こしたアルジュナに奪われそうになる。
唐から来た使節団がなんとか死守して一行は唐に向かうのであるが、途中、チベットの山中で行方不明となってしまった。

時は流れて現代、中国の考古学者ジャック(ジャッキー・チェン)のもとに、インドの美人考古学者アスミタが現れた。
彼女は失われたマガダ軍の財宝のありかを示した地図を持参していた。
ジャックは助手のシャオグァンとその彼女ヌゥオミンを連れ、アスミタと共にチベットに向かった。
途中で、かつての親友の息子である若きトレジャー・ハンターのジョーンズ、そしてアスミタの妹のカイラもメンバーに加わった。
6人は地図を解読し、雪原の中で財宝の場所をほぼ特定する。
そこからジャックの友人でやはりトレジャー・ハンターのジャングオを呼び寄せ、雪原に穴を掘って地下の空洞を発見する。
そこにはかつてのマガダ王家の使節団と思われるミイラと、金貨などの財宝が眠っていた。

一行が世紀の発見に歓喜しているとき、謎の一団が襲いかかってきた。
反乱を起こしたアルジュナの子孫、ランドル一味である。
ランドルは自分こそが、この財宝の正当な継承者だと思っていたのだ。
雪洞の中で争いが繰り広げられるのだが、その中でアスミタは金貨ではなく謎の宝石を護ろうとしていた。
そしてランドルもその宝石を狙っていた。
争奪戦が繰り広げられる中、一瞬の隙をついてジョーンズが宝石を奪って逃げてしまった。

その後ジャックたちは、ジョーンズがドバイで宝石をオークションに掛けると言う情報を入手、アスミタたちとドバイに向かう。
ジャックはジャングオにオークションに参加させ、なんとか宝石を競り落とす。
しかしやはりオークションに参加していたランドル一味が、宝石を奪いに来た。
ドバイの市街地で激しいカーアクションが展開される中、バイクで現れたアスミタがジャックから宝石を受け取って逃げてしまう。
ジャックたちは今度はアスミタを追って、インドに向かった。

インドに着くと、アスミタは自分の正体を明かす。
アスミタとカイラはマガダ王家の末裔だったのだ。
そして宝石は「シヴァの目」と呼ばれ、失われたマガダ家の遺産を探すカギとなっていると言う。
ジャックとアスミタは、古文書からマガタ家の遺産がとある小さな寺院に隠されていることを突き止める。

劇中のジャッキー・チェンのセリフにもあるのだが、内容は「インディ・ジョーンズ」シリーズに近く、ハッキリ言って「なんちゃってインディ・ジョーンズ」である。
財宝のありかを探りながらヒントとなるアイテムの争奪戦を繰り返し、世界中を転々とする。
インディ・ジョーンズ以外の何物でもない。
ただ、それはそれであながち悪いわけではない。
チベットの雪洞、ドバイの市街地、インドの寺院の奥の空洞と、3か所で大きなアクションシーンが展開されるのだが、これはこれで悪くない。
ドバイのカーアクションもかなり迫力がある。
この部分での不満は、アクションシーンにあまりジャッキー・チェンが絡んでこない事である。
ハイエナの檻のシーンなどでは若手が頑張っているのだが、やはりジャッキー・チェンの映画と言えば、ジャッキー・チェンのアクションを期待してしまう。
とは言え、すでに60歳を超えた御大に激しいアクションを望むのは酷と言えるか。
ちなみにジャッキー・チェン映画特有のコミカルなシーンは、今までどおり健在である。
B級映画と考えれば、まずまずの作品と言えるだろう。

私がこの映画を「怪作」と思うのは、ラストシーンである。
マガタ家の遺産を発見したジャックたちとランドル一味は、クライマックスで乱闘となる。
そして通常のアクション映画なら、ヴィランであるランドルが敗れるのであるが、この映画では決着がつかない。
乱闘シーンの終盤で、多数の僧侶と住民が寺院の奥の空洞に侵入してくる。
それを見たランドルは遺産を我が物にすることをあきらめるのだが、その直後からジャックたち、ランドル一味、多数の僧侶と住民が、一斉にインド風のダンスを踊り始めるのだ。
私は観ていないので正確ではないかもしれないが、イメージとしては「ムトゥ 踊るマハラジャ」のようである。
そしてそのままエンドロールに突入、その後がどうなったのかはそのエンドロールでなんとなくイメージができるのだが、アクション映画のラストとしてはかなり面食らった。

人口の多いインドと中国の合作という事で、興行収入がジャッキー・チェン主演の映画史上最高となったのだろう。
そうとしてか考えられないほどの「怪作」である。
ある意味、話のネタに観ておくのもいいかもしれない。



2.カンフー・ヨガ



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新年一発目は綿矢りさ原作「勝手にふるえてろ」だ。
TOHOシネマズの公開予定ラインナップになかったので遠征しなきゃならないかなと思っていたら、急遽ホームにしている劇場で公開されることになった。
新年早々ラッキーだ。

綿矢りさ作品は初期の2作品だけ読んでいて、この作品は未読。
最近は作風が変わっているようで、かつ映画と原作に違いがあるかもしれないが、映画を観る限りではこの作品も前2作同様、自分の内面に主人公が葛藤するスタイルで描かれていた。

江藤良香(松岡茉優)は雪国から上京して玩具メーカーの経理部に勤めるOLだ。
中学の同級生イチこと一宮(北村匠海)に恋して以来、彼の事が忘れられない。
そんな良香に、同期で営業部のニ(渡辺大知)が告白してきた。
二は本名は「霧島」だが、伝票の「2」の文字に特徴があるため良香は二と呼んでいた。

二の事は大して気に入っていなかった良香だが、告白されたことは嬉しかった。
一方、このまま二と付き合ってイチの事を忘れられるのかと言う葛藤もあった。
良香はもう一度イチに会うため、アメリカに転向した元クラスメートを装い、クラス会を企画する。
内気な良香が目一杯の行動力を発揮して、クラス会の時に上京している仲間でチームを作り、帰京後にも会うこととなった。
首尾よく東京でもイチに会えることになった良香は有頂天になるのだが、そこでイチが自分の名前を覚えていない事を知りショックを受ける。

一方、良香はその間もニからは熱烈なアタックを受け、二と付き合う方向に心が傾く。
しかし親友の来留美(石橋杏奈)が、良香がこれまで男性と付き合ったことにない処女である事を二に話していたことが発覚。
良香は誰も信じられなくなって壊れてしまう。

綿矢りさの独特の原作を、巧く映画として仕上げている。
特に、松岡茉優を良香に抜擢した段階で、作品としては7割方成功したと言っても過言ではないだろう。
基本的に内にこもって友達は来留美だけ、アンモナイトなどマニアックな趣味に走り、恋愛は中学校からイチの妄想一筋と言う「面倒くさい女」を見事に演じている。
クールなイチに北村匠海、ちょっと鬱陶しいくらい不器用な二に渡辺大知を配したところも見事だ。
身近な人々に語りかける妄想と、中盤でミュージカルのような演出をしている点にも、監督の力量を感じる。
監督の大九明子と言う人の名は初めて聞いたが、評判のいい「恋するマドリ」の監督もしているらしい。
まだ未見なので一度観てみたいと思う。

ハリウッド大作なような派手さはないが、新年一発目に観るにはなかなかナイスな1本だった。
少なからず自分が「こじらせ系」だと言う自覚がある人にも、ぜひ観てもらいたい作品だ。


1.勝手にふるえてろ


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さて、SP8を観た上での、シリーズの謎の整理だ。

まず、レイの出自。
前作でルークのライト・セーバーを預かっていたマズ・カナタが、「それはお前の父、そしてその父が持っていたもので、今はお前のものだ」的な事をレイに向かって言う。
そのためすっかりレイはルークの娘だと思い込んでしまうのだが、レイがルークの娘だと思わせるエピソードはこれ以外にない。
そして今回EP8を観ると、どうやらレイはルークの娘ではなさそうだ。
カイロ・レンとのセリフでその出自が明らかにされそうになるのだが、スヌークを倒した後二人が対峙するときに、カイロ・レン自身がレイの親を「カネで娘を売るジャクーのパーツ漁り」みたいなことをサラッと言う。
レイもそれを否定してはいないのだが、それが真実なのか、あるいは何かの比喩なのかの判断が難しい。
ただ、ジャクーに残されたレイが宇宙船を見上げるシーンで、そこに移っている宇宙船がオーガナ卿の宇宙船のようにも見えた。
となると、レイもハン・ソロとレイアの娘で、カイロ・レンとの双子と言う可能性も残されている。
いずれにしろレイの出自については、EP9でキッチリ明らかになるだろう。

続いてフィンの出自。
今回はフィンの出自についての手がかりは、まったく示されなかった。
どこかの惑星からさらわれてきてストーム・トゥルーパーになったと言う設定で、EP7でカイロ・レンに一太刀浴びせていることから、フィン自身もフォースを持っていてその出自に秘密があるのかと思った。
だが残り1話しかないことを考えると、フィンの出自についてはあっさりスルーされる可能性も高そうだ。
ちなみに、強いフォースを持つカイロ・レンがフィンに傷つけられたのは、父であるハン・ソロを自らの手で殺めたことで、心に乱れが生じた事が原因らしい。
その前にもチューバッカに左横腹を撃たれて傷ついていたので、一般人のフィンでもカイロ・レンと戦うことができた、と言う事なのかもしれない。

そして最大の謎スヌーク。
今回はスヌークもかなりのフォースを使っていた。
しかしシスの暗黒卿とは一度も呼ばれていない。
シリーズの正式な設定としては、ダース・シディアスとダース・ベイダーの二人が最後の暗黒卿らしい。
そして暗黒卿は、師一人、弟子一人のペアで行動をする。
となると、実はスヌークはEP6で死んだと思ったダース・シディアスが生き延びていた可能性もある。
あの特徴的な頭の傷もその時に負ったもの、と言う事なのかとも思った。
しかし今回のスヌークはあまりにも弱かった。
途中までは、カイロ・レンの心の内もすべて読めている的な事を言っていたが、カイロ・レンにあっさり裏切られて倒された。
あのシーンだけは、「えーっ?! スヌークこれで死んじゃうの???」と、かなり引いてしまった。
めちゃめちゃ強そうなのにあっさり死んでしまうと言う期待外れの大きさで言えば、ドラゴンボールのコルド大王並みである。
死んだと見せかけて実は生きているのではないかと思い、エンドロールが上がった後にその布石的な映像が流れるのではないかと期待もしたが、エンドロールの後、劇場はあっさり明るくなった。
中盤、レイとカイロ・レンが念話できたのもスヌークが仕掛けた的な事を言っており、ストーリーはまるでスヌークの手の平の上ですべて進行しているかのように見えた。
スヌークを倒すことなどできないという絶望感が広がったのに、その直後にあっさり倒されてしまう。
逆に、レイをおびき出すためにカイロ・レンに巧く使われていた感さえ出てしまった。
いったい、何のために出てきたのかまったくわからないキャラである。
残り1話であることを考慮すると、もうスヌークがストーリーに絡んでくることはないだろう。
正体がまったくわからないままあっさり殺されてしまうという、かなりかわいそうなキャラになってしまった。
さらにカイロ・レンがどこに向かっているのか、イマイチわかりづらい。
EP7で、壊れたダースベイダーのマスクに向かって、「あなたが始めたことを私が終わらせます」とつぶやいている。
EP7時点でカイロ・レンは、スヌークよりもダースベイダーを信奉している事が強く描かれていたので、これはおそらく間違いないだろう。
EP8で、スヌークがやたらカイロ・レンのマスクを小馬鹿にするのも、カイロ・レンが自分ではなくダースベイダーに心酔していることに、嫉妬しているようにも見えた。
いずれにしろ、カイロ・レンはダースベイダーを目標にしているのだが、彼はどこを目指そうとしているのか。
レイと対峙したとき、「全も悪もない、帝国軍も反乱軍もない世の中を作る」的な事を言っている。
このこと自体は理解できる。
ある意味、織田信長の考えと通じるところがある。
そこに敵対がなければ、争いは生まれないのだ。
だから自分が絶対者として統治する、と言う考え方だ。
だがレイは、信頼していたカイロ・レンが自分をスヌークの前に突き出したことで、レイに全幅の信頼を置けなくなっていた。
だから二人は決裂する。
この決裂の後、カイロ・レンはどうするつもりなのだろうか。
自分を見放した師匠ルークに対する怒りはわかるが、レイと対峙したままでは争いのない世の中を作ることはできない。
だからレイを倒す、と言う事なのだろうか。
なんだかそれでは、非常に話が薄っぺらくなってしまう。
カイロ・レンとレイの関係は、二人が双子の可能性も含めて、もう少し広がりそうな気もする。

これ以外にも、マズ・カナタはなぜルークのライト・セーバーを手に入れることができたのか、今回から登場したDJは何者なのか、など細かい謎は残っている。
シリーズ全体の謎、なぜオビ=ワンはルークにスカイウォーカーを名乗らせたのか、という部分も明らかにされていない。
何度も書いているが、自分の生まれ故郷のタトゥイーンに"スカイウォーカー"を名乗る人物がいれば、ダースベイダーは怪しむに決まっている。
そもそも、オビ=ワンとヨーダがルークをダースベイダーの義理の弟夫妻に預けた、と言うのもよく考えるとあまり必然性を感じない。
なぜならダースベイダーの弟は母の再婚相手の連れ子だから、血のつながりはまったくない。
双子の一人レイアはオーガナ卿に預けたのだから、ルークももっと安全な場所でなんの関連もない人に預けたほうが安心だったはずだ、どうせ近くでオビ=ワンが守護するのだから。
設定的にかなり無理が生じているので、この部分は何かしらの説明が必要だろう。

ルークの出自については今さら説明しないとしても、いずれにしろその他の謎を残り1話ですべてまとめ切れるとは思えない。
やっぱりEP9は前編、後編の2話体制になるんじゃないかと言う気がする。



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メディアも含めて、観た人すべてが「すごい」と言うので頑張って年内に観に行った。
感想は、たしかに「すごい」のだけれども、これだけ広げた風呂敷が後1話で全部たたみ切れるのかが心配になった。

ラストに、EP8まで観た上での謎と予想を書くので、これ以降はすべてネタバレとなっているのでご注意を。

前作でファースト・オーダーのスターキラー基地を爆破した反乱軍だが、ファースト・オーダーの猛攻勢にあっていた。
反乱軍随一のパイロット、ポー中佐率いる部隊が大きな犠牲を払いつつも、ファースト・オーダーの戦艦ドレッド・ノート破壊。
その間に反乱軍は基地を捨てて逃走を図るも、ハックス将軍率いる大軍勢の追跡を振り切れずにいた。
理由は、反乱軍が乗っていたスペースクルーザーに追跡装置を仕込まれていたからだ。
そしてハックス将軍の追撃によりレイア将軍は負傷、昏睡状態に陥ってしまった。

前作でカイロ・レンに斬られたフィンはこの逃走劇の最中に目を覚ました。
事態に驚いてポッドで逃げ出そうとするが、女性整備兵のローズに見つかってしまう。
ローズはドレッド・ノート爆撃ミッションで姉を失っていた。
かつてスター・デストロイヤー内のストーム・トゥルーパーだったフィンは、スター・デストロイヤーの追跡装置を熟知していた。
そして整備兵のローズはその追跡装置を止めることができる。
二人はポーに、ハックス将軍の追跡を振り切るためには、一時的にこの装置を止めなければならないと進言。
しかしレイアの代わりに指揮を執っているホルド中将が、この提案を受け入れることはない。
さらに、スター・デストロイヤーに侵入するためにはシールドのコードを破らなければならない。
3人がカンティーナの女主人マズ・カナタに通信で相談をすると、マズ・カナタはカジノの街カント・ブライトにコード破りの天才がいると教えてくれた。
スペース・クルーザーの燃料切れが迫る中、フィンとローズはカント・ブライトに向かう。

その間、レイはルークと会っていた。
ジェダイとしての訓練を申し出たのだが、ルークは頑なに拒否する。
自分のせいでカイロ・レンがダークサイドに落ちた事で、いまだに心に傷を負っていたのだ。
ダークサイドに落ちたカイロ・レンはルークを襲った後、仲間と一緒にほかのパダワンを殺して逃亡した。
二人は数日間ともに過ごすのだが、その間レイはカイロ・レンと念話で話すようになった。
そこでレイは、カイロ・レンがルークから襲われたと聞く。
ルークを問い詰めると、ダークサイドに落ちそうになったカイロ・レンを止める自信がなかったルークが、カイロ・レンに刃を振り下ろしたことがわかった。
ルークは、カイロ・レンがダークサイドに陥ったのは、自分が弟子を信じ切れずに落第の印を押してしまったからだと言った。
すべての真相を知ったレイは、まだカイロ・レンが光の側に戻ってくる可能性があると考えた。
そしてカイロ・レンを説得するために彼に会いに行こうとする。
カイロ・レンにもレイにも何もしてやることができなかったルークは絶望し、伝説のジェダイの施設と書物を焼こうとする。
しかしそれすらできない。
するとマスター・ヨーダが現れて、ルークの代わりに施設と書物を燃やした。
ヨーダはルークに、過去にとらわれず目の前のものを見ろと告げる。

レイはカイロ・レンと会うためにスター・デストロイヤーに侵入するが、すぐにカイロ・レンに捕獲されてしまう。
そしてスヌーク最高指導者と引き合わされる。
スヌークはレイに、ルークの居場所を問い詰める。
そしてカイロ・レンに、レイを殺せという。
だがここでカイロ・レンはスヌークを殺害、レイと一緒に周りの騎士団も倒した。
レイはカイロ・レンが光の側に戻ってきたと思ったが、カイロ・レンは光も闇もない、帝国軍も反乱軍もない、自分がすべてを統治する、だから力を貸してくれと言う。
レイはカイロ・レンが新たな独裁者になることを恐れて協力を拒否。
二人はここで対決するが、フォースのパワーは互角で勝負はつかなかった。

フィンとローズはカント・ブライトで伝説のコード破りを見つけられなかったが、代わりにやはりコード破りを得意とするDJと出会う。
3人はスター・デストロイヤーに侵入するが、追跡装置を破壊している最中にファースト・オーダーに見つかり捕獲されてしまう。
フィンとローズが考えた作戦は失敗に終わった。
スペース・クルーザー内では密かに輸送機で脱出しようとする作戦が進行していたが、フィンとローズが作戦に成功することを信じたポーが、この作戦を阻止しようとしていた。
しかし目を覚ましたレイアに制圧され、反乱軍は輸送機で脱出する。
フィンとローズが捕まってしまったことで、結果的にこの脱出作戦が功を奏したように見えたが、行動を共にしていたDJがカネに目がくらんで裏切り、脱出作戦をファースト・オーダーに漏らしてしまう。
スター・デストロイヤーからの砲撃でほとんどの輸送機が破壊されるが、最後にホルド将軍が捨て身でファースト・オーダーの船団に突っ込んだため、一部の反乱軍だけが石の惑星に降下できた。

石の惑星で最後の決戦が繰り広げられようとした。
古い鉱山の基地に入った反乱軍だが、スヌークを殺して最高指導者となったカイロ・レンが追ってくる。
ボロボロの兵器で対抗しようとする反乱軍だが、ファースト・オーダーは圧倒的な火力で攻めてきた。
絶体絶命で追い詰められた反乱軍だが、そこにルークが現れた。
ルークはファースト・オーダーの火力もものともしない。
業をにやしたカイロ・レンは、指令艇から降りて自らルークを倒そうとする。
これを見たポーは、自分たちが逃げるためにルーク時間稼ぎをしていると見抜く。
鉱山の裏から逃げ出そうとするのだが、抜け道は崩れた石の山でふさがれていた。
そこに覚醒したレイが現れ、フォースで石を除き反乱軍を助けた。
カイロ・レンとの戦いで力尽きたルークは、最後のジェダイは自分ではなくほかにいるとカイロ・レンに告げる。

上映時間はたっぷり2時間半、説明の文章もかなり端折ったがこんなに長くなった。
そしてEP7の謎はほとんど明らかにされず、さらに数々の謎が投げられた。
これをEP9だけでまとめ切れるのだろうか。
あるいはEP9は前編、後編に別れ、実質2話になるのかもしれない。

文章も長くなったので、ここまでの流れの整理とあたらなる謎については、また明日書こうと思う。


142.スター・ウォーズ/最後のジェダイ


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今年は有馬の後にもJRAの競馬開催、しかもG1がある。
なぜかと言えば、給料日の25日前に有馬がある年は売り上げが下がるためだ。
その分を12/28に補填しようというJRAの目論見である。
かつては縦割り行政の関係で、農水省管轄のJRAは12/27までしか実施できなかった。
旧自治省(現総務省)管轄の各種公営ギャンブルが年末年始開催するためである。
10年前からJRAも12/28まで開催できるようになったのだが、それでもまだ12/22~24まで開催の時は売り上げ減の懸念が残る。
実際今年も、12/25実施だった昨年(一般の給料日は12/23)に比べ売り上げは下がっている。
なのでJRAもなりふり構わず強引に、12/28にG1をぶっこんできたのだ。
来年まではこのパターンだが、2019年は12/28が日曜日になるのでおそらくラストは有馬に戻ると思う。

前置きが長くなったがホープフルSだ。

今年から始まったG1で、かつ週の半ばの変則開催である。
昨年までのラジオNIKKEI杯2歳Sは、クラシックを見据えた有力馬かなり出走していたのだが、やはり調整の難しさか有力馬は回避した。
重賞勝ち馬はたったの1頭、オープン勝ち馬も2頭だけで、1勝馬が11頭もいる。
ほとんどデータがないので予想も難しい。

なので本命は、POG指名馬のルーカスにする。
モーリスの全弟という事で指名したが、新馬勝ちの後の前走は休み明けという事もあり、ワグネリアンに完敗してしまった。
しかも今週の追い切り中に放馬もしている。
性格的にまだ幼い部分もあるという事で、現状は全幅の信頼を置けないかもしれない。
ただ、他の馬もデータが少なく強調できる材料が少ないので、今回は本命とした。

ただし、ハーツクライ産駒2騎もなかなか手ごわそうだ。
フラットレーは、今年のオークスとダービーを制覇した藤沢和&ルメールコンビだ。
前走のアイビーSは不良馬場のため5着に敗れたが、半姉のバウンスシャッセがフラワーCを勝っていることを考えると、中山コースは合っていると思われる。
もう一頭のタイムフライヤーも魅力だ。
母系はダート血統のように見えるが、前走は勝ったグレイルに次ぐレース2番目の上りタイムを記録している。
このメンバーなら押し切って不思議はない。

それ以外で言えばシャルルマーニュか。
前走の東スポ杯2歳Sはハイペースを追走しての3着。
母の父がサクラバクシンオーで、キタサンブラックと同じと言う点も魅力だ。
最後は2000mを逃げて2勝しているジュンヴァルロまで押さえる。

有馬記念では牝馬が2着に入ったが、このレースにも内枠と外枠に牝馬がいる。
外枠のナスノシンフォニーはやや気になるが、この時期に牝馬が牡馬と2000mを戦うのはやや苦しいとみて無印。
人気どころではサンリヴァルもいるが、休み明けはやはり割引が必要だ。
武豊騎乗のジャンダルムは、明らかに短距離血統。
キタサンブラックの例はあるものの、兄姉のファリダット、フィドゥーシアとも短距離でしか結果が出ていないので、この馬もマイルまでが限界と考えた。

◎ルーカス
〇フラットレー
▲タイムフライヤー
△シャルルマーニュ
△ジュンヴァルロ


馬券は◎〇▲を1~3着固定、△を3着固定の3連単18点で勝負。


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