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<   2019年 05月 ( 14 )   > この月の画像一覧

第二次世界大戦をモチーフにした作品だが、シリアスな展開の中にゾンビ要素が入るというちょっと変わった作品だ。

ノルマンディ上陸作戦の1日前、アメリカ兵の部隊が輸送機によりフランスに上陸しようとしていた。
輸送機は目的地直前に銃撃を受けて大破、兵士たちは火に包まれながらパラシュートで降下した。
黒人新兵のボイスは危ういところで難を逃れなんとか地上に降り立つ。
仲間たちは木の枝に引っかかったりドイツ兵に見つかるなどして、無事な者はほとんどいなかった。
なんとか助かった数名の兵が合流し、目的地の村に向かう。
明日の明け方までにナチスの電波塔を破壊しなければ、上陸作戦の仲間が皆殺しにされてしまうという重要な任務だった。

生き残ったメンバーはボイスのほかフォード伍長、ティベット、チェイスの4人。
フォード伍長を隊長とし、4人は目的地に向かうがその途中で村の娘クロエと遭遇する。
4人はクロエに道案内をさせ村に潜入する。
クロエの家の屋根裏で、フォード伍長は翌朝の作戦決行を決定、他に生存兵がいないかを探るためティベットとチェイスを斥候に出した。
その後しばらくして、突然村を支配するナチスの隊長が家にやってきた。
ボイスたちは息をひそめて様子をうかがうが、ナチスの隊長はクロエを無理やり押し倒そうとする。
正義感の強いボイスはフォード伍長の静止を聞かずにクロエを救うために階下に降りてしまった。
仕方なくフォード伍長も援護し、ナチスの隊長を捕える。
フォード伍長はこの隊長を利用した潜入作戦を考案する。

フォード伍長はボイスに、外に出た二人を呼び戻しに行くように命令する。
ボイスは二人を捜索中にナチスの警備犬に発見され、近くを走っていたトラックに飛び乗ってしまった。
そのトラックには死体が満載されており、そのまま破壊目的に電波塔がある教会に入っていった。
トラックから降りたボイスが出口を探していると、首だけになった人間や腹に管を突っ込まれた同じ部隊のジェイコブがいる部屋に行き当たる。
ジェイコブの腹から無理やり管を抜き、ボイスはなんとかジェイコブを連れてクロエの家まで戻った。
そして同時に、その部屋から1本の血清も持ち帰っていた。
みんんは作戦の準備を始めるのだが、ここでまたボイスが正義感から失態を犯し、仲間が捕えられていたナチスの隊長に射殺されてしまう。
その時ボイスは、ジェイコブがいた部屋にあった血清を、殺された仲間に注射する。
すると死んだはずの仲間が生き返り、あり得ない力で暴れ始めた。

電波塔を爆破するという戦争ミッションものとしても、かなり面白くなりそうな映画だ。
だが、そこにゾンビ要素がかなり突っ込まれている。
そのため完全なB級映画となってしまった。

この映画を面白くしているのは、ボイスの青臭い正義感だ。
そのため仲間は何度も危険な目にあってしまう。
観ているこちらが、「お前いい加減にしろよな! 全部お前のせいだろっ!」と突込みを入れたくなるほど、ボイスに青臭い正義感を突き詰めさせ、ハラハラ感を煽っている。
これだけで戦争ミッションもの映画として成立させた方が、むしろ完成度も評価も高かったのではないかと思う。
ゾンビ要素の加え方も悪くはないのだが、どうしてもゾンビだけに安っぽさが強くなってしまった。

ちょっと残念な作品になってしまった印象だ。

56.オーヴァーロード


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英勉が監督という事で、昨年の冬にシーズン1の深夜ドラマを見始めた。
そして今年の春に同じ枠でシーズン2が5話放送され、映画版へとつながった。
原作は「月刊ガンガンJOKER」にて連載されている人気作品のようだが未見、映画は原作にはないオリジナルのストーリーらしい。

シーズン2で蛇喰夢子(浜辺美波)が生徒会の豆生田楓(中川大志)に勝利したことにより、夢子に近寄る人物が現れた。
歩火樹絵里(福原遥)だ。
かつて生徒会長の桃喰綺羅莉(池田エライザ)に敗北した樹絵里は、すべて賭けで決着をつける学校と生徒会の方針に反対をし、仲間を集めて反生徒会組織ヴィレッジを結成していた。
そして生徒会を倒すには、夢子の力が必要だと言うのだ。
しかし夢子はこの申し出を断った。

夢子とヴィレッジの行動を憂いた生徒会役員の五十嵐清華(中村ゆりか)は、全生徒強制参加の生徒会選挙を企画する。
生徒は生徒会選挙に立候補するか、立候補者に別途するかの2択。
生徒会長との勝負を希望する夢子は鈴井(高杉真宙)とコンビを組み立候補する。
樹絵里はかつて生徒会長を倒した村雨とコンビを組むつもりだったが、村雨に断られたため仕方なく犬八と立候補する事になる。

夢子と鈴井は予選、準決勝と勝ち上がり決勝に進出。
樹絵里と犬八も準決勝に駒を進めるが、ここで何者かに犬八が拉致される。
犬八がいなくなったため棄権になるかと思われた樹絵里だが、そこに村雨が現れて犬八の代わりに勝負を行うことになった。

ストーリーは荒唐無稽だが、夢子役の浜辺美波をはじめ、キャスティングが素晴らしい。
若手実力派の役者がコミカルな演技をこなしているうえに、ギャンブル時の演出もなかなかだ。
監督の英勉の手腕にによるものだろう。

とは言えかなりマニアックな作品なので、誰にでもおススメできる作品ではない。
ギャンブル好きな人が本当に暇なときに、DVDで観るのがちょうどいいくらいかもしれない。


55.映画 賭ケグルイ


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内容的にはどうかなと思っていたが、予告編のCGがなかなか美しいので観に行くことにした。
そして予想通り、CGは美しいが内容はどうかな、と言う作品だった。

保険の査定員をしているティムは、友達からも心配されるほど不器用な男だった。
ある日ティムは父が亡くなったという連絡を受け、父が暮らしていたライムシティを訪れる事になる。
ライムシティは大会社を経営していたハワード・クリフォードが創設した、人間とポケモンが共存する都市だ。
街の中ではポケモンが人間同様に仕事をし、暮らしている。

ティムは連絡をくれた父の友人のヨシダ警部補に会い、その後父が住んでいた部屋を訪れる。
そこで父の相棒だったピカチュウと出会う。
ピカチュウは記憶をほとんどなくしていたが、ティムの父は生きていると主張する。
ティムはピカチュウの記憶を手掛かりに父親を捜索し始める。

ポケモンについてはよく知らない。
子どもと一緒にやったこともないので、知っているポケモンはピカチュウ、フシギダネ、ヒトガケ、ゼニガメ、ミューツーくらいだ。
映画は、元々ゲームとして発売されて「名探偵ピカチュウ」がベースになっているらしい。
アドベンチャーゲームの展開に近く、さまざまな情報を拾って次に進んでいく、という要素が強い。
そのため、ストーリー展開にメリハリが少ない。
正直、大人がストーリーを追って観るとかなり退屈である。

だが、ポケモンのCGはかなり美しかった。
単純に絵柄美しいだけではなく、ポケモンの動きの質感がなかなか素晴らしい。
実写版にするだけの価値がある完成度と言っていいだろう。
ポケモンファンの世代なら十分に堪能できると思う。


54.名探偵ピカチュウ


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映画を観たのはもう2週間も前の事だが、いまだに余韻に浸っている。
本作でシリーズ22作品目となるが、私が観ていないのは「インクレディブル・ハルク」のみ。
これまで頑張って20作品すべてを修行のように観続けたが、それが報われるレベルの作品であった。

公開からすでに1カ月経過しているが、想像していたストーリーとまるで異なるので、あまり詳細に触れない方がいいだろう。
20作品を観てしびれた部分だけ書いていきたい。

まず、アベンジャーズが崩壊し、世界の人口が半分になってしまった冒頭部の、ブラック・ウィドウとホークアイにしびれた。
この二人は他のメンバーと異なり生身の人間のため、戦闘能力が大きく劣る。
そのためホークアイは、途中からアベンジャーズの一線から身を引き家族と暮らしていた。
だがサノスに人口を半分にされたことにより、妻と子供たちを消され自暴自棄になってしまう。
一方ブラック・ウィドウは元々家族もいないロシアのスパイだが、アベンジャーズに加わることによって仲間の大切さを感じた。
だからアベンジャーズ崩壊後も、自分がハブのような立場となり全員と連絡を取れる体制を崩さなかった。
そしてこの後、作品中で重要な役割を果たす。
初期メンバーでありながら、メンバーが増えるに従い役割が薄くなった二人に、この作品ではしっかりスポットを当てている。

そしてさらにストーリーの中で、トニー・スタークは父と再会する。
このトニーと父の再会に同行するのが、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でトニーの父を巡るエピソードが原因でトニーと仲違いをしたキャプテン・アメリカだ。
さらにキャプテン・アメリカも恋人だったペギーと再会をする。

よく考えると、前作でサノスに消されてしまったメンバーは、フューリー以外は後から参加したメンバーばかりだ。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、オリジナルメンバーはすべて消されずに残った。
この「エンドゲーム」でシリーズ全体の総ざらいをするため、わざわざオリジナルのメンバーを残したのかもしれない。

そう考えると、「エンドゲーム」の直前に公開された「キャプテン・マーベル」はなんだったのかとも思う。
キャプテン・マーベルのパワーは強烈だが、ハッキリ言ってキャプテン・マーベルがいなくてもストーリーはどうにかなりたってしまう。
「エンドゲーム」の前にもう1作捻じ込んで、小金を稼ごうという魂胆だったか。

昨秋公開された「アントマン&ワスプ」も、シリーズからちょっと外れてしまったかと思ったがしっかり軸の中心に入っていた。
そして何より、全員がハッピーエンドではないラストシーンが心にしみた。
キャプテン・アメリカがサイドキックのファルコンに盾を渡すシーンも、次なるシリーズへの布石のようで良かった。

今後のシリーズは、この夏に公開される「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」と公開日未定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の3作目が予定されている。
本作品で一区切りついたものの、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にはマイティー・ソーに似た新キャラが登場するようだし、今後の展開も楽しみだ。


53.アベンジャーズ/エンドゲーム


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令和最初のダービー。
3強の様相を呈しており、昨日までずっとこの3強をまとめて負かしそうな穴馬を探したが見つからなかった。

皐月賞組で逆転候補筆頭は5着だったクラージェゲリエだが、この中間状態を上げているというものの、皐月賞で付けられた0.6秒差は致命的だ。
それならば外枠ながらクラージェゲリエよりも速い上りの脚を使った6着のタガノディアマンテ、8着のアドマイヤジャスタの方が可能性がある。
強い相手と初対決だったサトノルークスとシュヴァルツリーゼは、血統的にも経験を積んで巻き返しの可能性があるかもしれないが、状態が急上昇した様子はないので本格化はまだ先か。

皐月賞以外の2レースは、奇しくも逃げた馬と追い込んだ馬が1、2着と言う似たような結果になっている。
その2レースでは、稍重のハイペース勝負になった青葉賞の方が面白そうだ。

リオンリオンは当初、このレースのカギを握る最大の惑星と考えていた。
青葉賞は勝ち時計はかなり遅いものの、ハイペースを逃げたうえ、ランフォザローゼスの猛追撃を振り切った。
父がルーラーシップで祖母がトゥザヴィクトリーと言う血統背景も魅力、そして鞍上は横山典だった。
横山典はイングランディーレやセイウンスカイなどで、絶妙に長距離を逃げ切った名手である。
今回もスタミナに任せて逃げ粘るシーンを想像していたのだが、なんと騎乗停止になってしまった。
代わりの鞍上は息子の横山武。
小倉、新潟とローカルのリーディングを獲得している期待の若武者であるが、さすがにダービー初挑戦で能力を出し切る逃げは難しいか。
そうなると福永に乗り替わった2着のランフォザローゼスの方が、まだ期待ができそうだ。
こちらも父キングカメハメハで祖母はエアグルーヴと言う、クラシックディスタンス向きの配合。
1.3.0.0と勝ち味に遅い感じはあるが、3強の一角崩しならあるかもしれない。

ただ、馬券的には3強の馬券が売れているので手を広げたくない。
と言うか、この状況であれば3強のうち1頭を選んで頭を固定して買うのが定石だろう。
しかし今回3強の評価は本当に甲乙付け難い。
血統的にもサートゥルナーリアはロードカナロア産駒だが、何度も書くようにロードカナロア自身は1600mまでしか経験がなかったものの、そもそもキングカメハメハ産駒なので2000mならG1でも勝ち負けになっていたことは間違いなく、2400mまでは守備範囲だったと思われる。
何より、産駒のアーモンドアイがJCを勝っている。
母はオークス馬のシーザリオなので、距離適性はまったく問題はない。
ヴェロックスはジャスタウェイにBMSは欧州で活躍したモンズンで、ダノンキングリーはディープ×ストームキャットと言う黄金配合だ。

その中でも最有力候補はやはり、良化途上の皐月賞でライバル2頭をかわしたサートゥルナーリアか。
レーンへの乗り変わりも大きなマイナスにはならず、普通に走ればこの馬の2冠は間違いない。
ダノンキングリーは皐月賞で最高のレースをしたものの、後ろから2頭に差された。
得意の府中に変わることだけがプラス要因なので、2頭をまとめてかわせるかは疑問だ。
ヴェロックスは血統的には距離は問題ないのだが、走法と体型的に2400mはギリギリ持たないかもしれない、と言う声も多い。

ただ、このレースはダービーだ。
独特の雰囲気の中で、何が起こるかわからない。
桜花賞から外国人ジョッキーにG1を6連勝されており、日本のジョッキーたちもそうやすやすとはテン乗り初出走の外国人ジョッキーに勝たせてはくれないだろう。
8月並みの暑さになった事はどの馬も同じ条件だが、必要以上にテンションが上がる馬も出るかもしれない。
本来であればサートゥルナーリアを1着固定で馬券を買うべきなのだろうが、道中で何が起こるかわかない分3頭のボックス馬券を軸にする。

それ以外では、アドマイヤジャスタとランフォザローゼスを3着候補に考えたい。
タガノディアマンテは皐月賞のあと京都新聞杯を挟んでおり、さすがにローテーションがきつすぎるだろう。


◎サートゥルナーリア
〇ヴェロックス
▲ダノンキングリー
△アドマイヤジャスタ
△ランフォザローゼス


馬券は3連単◎〇▲のボックスを厚く、◎〇▲を1、2着、△3着の馬券まで押さえて18点勝負。


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原作は「週刊ヤングジャンプ」で10年以上連載している超人気作品だ。
中国の戦国時代には詳しくないため、どこまでが史実に近いのかもよくわからない。
しかしそこそこ楽しめた。

春秋戦国時代、秦の国で信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)と言う子どもの奴隷が出会った。
二人は仕事の合間に剣の腕を磨き、やがて二人で大将軍になろうと誓いあっていた。
二人が成長して青年になった頃、将軍の昌文君(高嶋政宏)が現れ、漂だけを連れて帰った。
別れ別れになっても誓いを忘れない事を約束した二人だが、ある日漂が瀕死の重傷を負って戻ってくる。
しかも漂は追っ手に追われていた。
漂は息絶える寸前、信に地図を託した。
その地図に書かれていた場所を訪れると、そこには漂そっくりの男がいて、その男も刺客に命を狙われていた。
漂そっくりの男は秦の王である政で、弟の成キョウ(本郷奏多)と丞相である竭(石橋蓮司)の謀反により、王の座を追われていた。
追っ手を倒した信は、漂が政の身代りで命を落としたことに激昂する。
だが政の信念を聞き、政を護って国家統一を成し遂げれば、漂と誓った大将軍になれると考えた。
二人はその場を逃れ、途中で合流した山民族の河了貂(橋本環奈)とともに穆公の地に向かう。

政は穆公でバラバラに逃げた昌文君と合流するが、相国である呂不韋は自らも国王の座を狙っており、国内に味方はほとんどいない。
そこで昌文君は、山の民を味方につける事を思い立つ。
山の民とは、かつて名君穆公の時代に友好関係にあったが、その後秦国が友好関係を裏切り敵対関係にあった。
だが、穆公の名が付けられたこの地が荒らされていないという事は、山の民とも交渉の余地があると考えたのだ。
山の民は秦国を快く思っておらず、政たちは皆殺しになりかけたが、信の機転を利かせた説得に、山の民の王楊端和は力を貸すことを約束する。
政と山の民の合同軍は、成キョウのいる都咸陽へと進軍を始めた。

まず、バトルシーンのアクションがかなりいい出来だ。
山崎賢人の殺陣はかなり巧い。
その他の出演者も非常に見応えのある殺陣だった。
予算の関係か、両軍ともかなり人数不足のようにも見えたが、バトルシーンがそのあたりを埋めてくれている。

ただ、かなり長いストーリーの序章となるため、中途半端に見えてしまう部分も多かった。
特に大沢たかお演じる王騎は、本作でも重要な役どころで存在感もハンパないが、一方で何が目的なのかが見えてこない。
王騎は次回作以降でもっと活躍しますよ、的な見せ方になってしまっている。
原作を読んでいないので何とも言えないが、味方の主要キャラでこの作品で死亡したのは漂だけだ。
そのため今回はその他のキャラも概ね、キャラの顔見せ的に見えてしまい、ストーリー全体がやや盛り上がりに欠けてしまった。
スケールを考えると次回作を制作するのもそう簡単ではなさそうで、その部分まで先読みすると、ちょっと中途半端感が強くなってしまう。

元々原作も脚色が多く、史実に忠実と言う訳ではなさそうなので、映画用に原作からストーリーを変更してもよかったのかもしれない。


52.キングダム


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松岡茉優が主人公の声を演じて話題になった作品だ。
もう一つ、監督が「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一が監督をしているという事もウリになっていたが、私はそちらにはあまり興味をそそられなかった。
なぜなら個人的には、「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」が、それほど面白いと思っていないからだ。

小学生のアカネは、学校で友達関係がうまく行かなかったことが理由でズル休みをしていた。
アカネの様子がおかしいことを悟った母親は、アカネの叔母が運営する世界の珍しい雑貨を販売する「ちゅうとはんぱ屋」に、アカネの誕生日のプレゼントを預けてあるから取りに行くように言う。
自分のプレゼントを自分で取りに行くことにやや違和感を感じながらも、アカネは久しぶりに叔母のチィに会いに行く。
叔母は誕生日プレゼントに心当たりがない様子だったが、そんなやり取りをしている間に店の地下から謎の錬金術師ヒポクラテスと彼の弟子ピポが現れた。
ヒポクラテスは世界を救う救世主だと言われたアカネは、ヒポクラテスたちについてチィと共に地下の世界に降りていく。

地下世界は別空間につながっており、そこは壮大な自然が広がる世界だった。
だが水の循環が弱くなってきた事が原因で、世界はおかしくなり始めていた。
アカネが世界に降り立ったとき、戦車のようなヨロイネズミと言う乗り物が現れ、畑を荒らしだした。
ヒポクラテスが羊の大群を呼んだためヨロイネズミは撤退、その後でアカネはヒポクラテスから、この世界に呼び込まれた理由を聞く。

この世界は治める王族が、代々「時なし雨の井戸」を護ってきた。
そして王が「時なし雨の井戸」で「しずく切りの儀式」を行う事で、国中に水を行き届かせていたのだ。
しかし王も王妃も亡くなってしまい、今は若い王子のみになっている。
600年前にも同様の事態になり、その時は「緑の風の女神」が現れて国を救ってくれたと言う伝説が残っていた。
ヒポクラテスは、アカネが「緑の風の女神」だと言う。
半信半疑ながら、アカネたちは「時なし雨の井戸」があるサカサトンガリを目指すことにする。
一方でヨロイネズミに乗っていたザン・グとドロボは、アカネたちを邪魔して「時なし雨の井戸」を壊そうと企んでいた。

ズバリ言って、退屈な作品だった。
理由は原作が児童文学で、おそらくその原作をかなり忠実に映画化してしまったからだ。
ネット上の評価も、賛否がかなり分かれている。
児童文学であればこれでいいのかもしれないが、映画として見た場合は単調すぎて、正直ファンタジーと呼べるレベルではない。
その分かれ目は、原作の持つノンビリしたノスタルジックな雰囲気に共感できたか、できないか、だと思う。
作画はとても美しい。
それゆえ、共感できた人にはかなり心に残る作品であるだろう。

一方ストーリーはと言えば、終始淡々と流れてメリハリに乏しく、盛り上がりがない。
少々ネタバレになるが、クライマックスもご都合主義でかなり強引な展開となっており、ストーリーを追いながら見るとガッカリさせられてしまう。
ラストでこの作品のタイトルの意味がわかるのだが、それも少々わかりづらい。
最初のアカネのズル休みのシーンで、もう少しわかりやすい布石を打っておいた方が効果的だったようにも思う。

こういう作品があってもいいと思うが、「大人が泣いた」と言うキャッチコピーが、この映画の評価を逆に下げる要因になってしまったと思う。


51.バースデー・ワンダーランド



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「DCエクステンデッド・ユニバース」の第7弾である。
シリアスなストーリーが多い「DCエクステンデッド・ユニバース」の中では、かなり毛色の異なる作品だ。
予告編を見た限りではかなりおバカ作品かと思いきや、脚本で笑わせるもののストーリーはしっかりした作品だった。

1974年、サデウス・シヴァナは兄とともに父の運転する車に乗り、クリスマス休暇のために父の実家に向かっていた。
しかしそこでいきなり魔術師シャザムに召喚され、自分の後継者にならないかと言われるのだが、シャザムが封印している七つの大罪の悪魔に簡単にそそのかされたため、後継者の資格がないと現世界に戻される。
そこで乗車していた車が事故にあい、父は大けがで車椅子の生活になってしまった。

時は過ぎ、幼いビリー・バットソンはカーニバルで母親とはぐれて迷子になってしまった。
母親はいつまでたっても迎えに来てくれず、ビリーはそのまま養護院に入ることになった。
さらに時は流れ、思春期になったビリーは里親のバスケス夫妻に引き取られた。
バスケス夫妻自身も孤児だったため、彼らはたくさんの子供を引き取っていたが、これまでも母親を捜して里親から逃げ出し続けていたビリーは、バスケス家にも最初は馴染めなかった。

その頃、大人になったサデウスはかつて召喚されたシャザムについて研究していた。
そして自らシャザムの元を訪れ、シャザムが封印していた七つの大罪の悪魔を開放して強力な力を得てしまった。
シャザムは再び悪魔を封印する勇者を捜さなければならなかった。

ビリーは年の近いフレディと学校に行ったが、フレディが上級生にいじめられているのを見て、その上級生に殴り掛かる。
ビリーはその場から逃げるのだが、その途中魔術師シャザムに召喚され、彼の後継者にされてしまう。
見た目もヒーローのようになり、強力なパワーと不死身の力を身に着けるが、中身はビリーのままだった。
そのため、スーパーに来た強盗を退治する一方、能力を使用している場面を撮影して動画サイトにアップしたり、大道芸人のような事をして小銭を稼いだりもする。
その行動がサデウスの目に留まってしまった。
サデウスはビリーを倒そうと近寄ってくる。
一度はサデウスから逃れたビリーだが、バスケス家で暮らすフレディや他の子どもたちを人質に取られ、やむなくサデウスと対峙することになる。

ストーリーは、サデウスが悪魔の力を身に着けるパートと、ビリーがスーパーヒーローになるパート、そしてビリーを含めバスケス家の子供たちが自分の生い立ちに悩むパートの3つで構成され、ラストにサデウスとシャザムのバトルへと集約していく。
ビリーが本当の母親に会いに行くエピソードなど、最初はストーリー全体が散漫な感じもしたのだが、それらもラストのバトルシーンへの布石であった。
この見せ方は意外性が高く巧いと思った。

これまでのアメコミヒーローものにはあまりない展開で、個人的にはなかなか好きだ。
少々ネタバレになってしまうが、日本人には馴染みやすい展開と言えるだろう。
このシャザムがジャスティス・リーグの中に入ってどういう役割を果たすのかも、かなり興味深い。


50.シャザム!


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グランアレグリアがNHKマイルCに出走したため、一転して混戦状態となったオークス。
従来は桜花賞馬が圧倒的に有利なのだが、桜花賞上位馬がみな距離に不安を抱えているのが、難解になった要因の一つでもある。

まず2着のシゲルピンクダイヤ。
レース展開から考えると、向こう正面までは平均ペースで流れ、3~4角で激しい位置取り争いとなり、直線向いてからもゴールまで激しいたたき合いになることが予想される。
となると、桜花賞で馬群を叩き割ってレース最速の脚を使ったこの馬が最有力候補となる。
しかしこの馬はダイワメジャー産駒。
ダイワメジャー産駒は2000m以上の重賞で勝利がなく、G1で言えば3着以内に入った馬もいない。
体調も良さそうだが、直線力尽く可能性が高い。

続いて5着のビーチサンバ。
まだ1勝馬だが、2戦目以降は常に重賞を使って強いメンバーと戦っており、それでいて0.2.1.1の成績だ。
5着だった桜花賞も後方から追い込んでおり、府中遠征も2着が2回で今回で3度目、鞍上も福永でかなり面白い存在だ。
ただ、クロフネ産駒も平地重賞は芝、ダートとも2000m以上の勝鞍がない。
障害にはアップトゥデイトと言う代表産駒がいるものの、平地では産駒のホエールキャプチャにも完全に2000mまでの距離の壁が存在していた。
そもそも全兄のフサイチリシャールが典型的なマイラーであった。

7着だったものの、後方から2番目の上りの脚を使って差を詰めたエールヴォアも注目を集めているが、この馬もヴィクトワールピサ産駒。

フローラSを勝って穴人気になっているウィクトーリアも同様だが、ヴィクトワールピサ産駒で2000m以上の重賞を勝ったのは、ウィクトーリアのフローラSが初めて。
2000m以上のG1を2着したのもパールコードただ1頭。
もう1頭のヴィクトワールピサ産駒のアクアミラビリスを含めて、やはりここは見送りが妥当だ。

いろいろ考えて本命、対抗にするのはPOG指名馬の2頭。
本命はコントラチェックにする。
前走のフラワーCはスローで流れたものの、レースレコードで2馬身以上の差をつけて大楽勝の逃げ切り。
同厩舎のグランアレグリアがNHKマイルCに回ったのは、オークスでこの馬と戦うのを避けた、と言う噂もある。半姉のバウンスシャッセはオークス3着がある。
だが問題は気性。
JRAに出走した兄5頭のうち4頭が騙馬と言う激しい気性の一族だ。
おそらく最内枠に入ったジョディーが逃げると思うが、万一ジョディーが逃げずにこの馬がハナに立たされた場合、掛かって暴走する危険性もなくはない。
しかし鞍上は、先週いきなりGIを制した若き天才レーン。
新参者にいきなり連勝をさせたくないという包囲網もあるだろうが、先行馬であるだけに包まれるリスクの方は少ないと思われる。

対抗はシェーングランツだ。
昨年の阪神JFでは直線入ったところで不利があったの4着。
そのレースを含めてここ3戦関西遠征が続いて調子を崩してしまい、桜花賞は9着だった。
とは言え、その桜花賞でも上りの脚は33.0で、タイムとしては3番目であった。
馬体を戻すため中間の調教がかなりソフトであったことも気になるが、それもいい方に転がると信じたい。
何より、半姉は一昨年のこのレースの覇者ソウルスターリングだ。
武豊が才能を買って、オークスのために大事に騎乗してきたのがこの馬だ。
大敗の可能性もあるが、大駆けの可能性も十分ある。

三番手はクロノジェネシスにする。
戦績は3.1.1.0で4着以下がなく、しかも世代トップのメンバーと戦ってきた。
バゴ産駒は最近活躍馬が少ないが、かつては菊花賞馬のビッグウィークやオークス5着のオウケンサクラも輩出してる。
やや不器用な感じがするため、内枠に入りすぎたという部分が懸念点だが、広い東京コースであり、北村友一がうまく捌けばこの馬が勝っても不思議ではない。

四番手はラヴズオンリーユー。
3戦3勝で、全兄はリアルスティールと言う良血だ。
鞍上デムーロは先々週アドマイヤマーズでNHKマイルCを制しており、この馬もかなりの有力候補だ。
前走忘れな草賞のタイムは2.00.6で、その前の週に行われた大阪杯のタイム2.01.0よりも優秀である。
しかしこれまで戦ってきた相手があまりにも弱すぎる。
元々小柄な馬で、初めての遠征競馬で、二桁頭数のレースも初めてだ。
良血だけにこれらをあっさりクリアする可能性もあるが、ここは押さえ評価が妥当か。

五番手はダノンファンタジー。
全成績は4.1.0.1で、唯一の4勝馬だ。
桜花賞まで、先着を許したのはグランアレグリアのみで、桜花賞で先着を許したシゲルピンクダイヤ、クロノジェネシスに勝った実績もある。
世代の中でも上位実績ではあるが、気性、走法を見るとマイラーの可能性がかなり高い。
血統的には距離も問題なく、鞍上が川田だけにあっさり勝つ可能性もあるのだが、マイル以上の経験がないだけにここはちょっと信頼を置きづらい。

最後はかなり迷う。
距離適性と言う意味で狙いたいのはシャドウディーヴァだ。
ハーツクライ産駒で、鞍上の岩田が2週連続で追切に騎乗するという気合の入れ方だ。
5戦して4戦が府中の2000mというキャリアも、オークスだけを狙った匂いがプンプンする。
だがその戦績は1.3.1.1。
前走のフローラSも勝ったと思った瞬間ウィクトーリアに差されている。
堅実であるが勝ち味に遅く、今回のメンバー相手ではちょっと狙いづらい。

それならばフェアリーポルカを狙いたい。
血統はキセキを輩出したルーラーシップ産駒、2000m以上、特に東京コースを得意とする血統だ。
2戦目の若駒Sが皐月賞2着のヴェロックスの3着、前走のフローラSは外、外を回らされての5着で見どころがあった。
主戦の和田がシゲルピンクダイヤに鞍上のため幸に乗り替わった部分はマイナスかもしれないが、人気がまったくない分思い切った騎乗ができるだろう。


◎コントラチェック
〇シェーングランツ
▲クロノジェネシス
△ラヴズオンリーユー
×ダノンファンタジー
×フェアリーポルカ

馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単24点で勝負。

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「13日の金曜日」のジェイソン、「エルム街の悪夢」のフレディとともに、80年代のホラー映画の代表的作品ブギーマンの「ハロウィン」シリーズ最新作だ
とは言うものの、ビビりだった私はどのシリーズも1作も観ていない。
今回もあまり観るつもりはなかったのだが、ホラー要素よりもサスペンス的な要素が強いとの噂を聞いたので、観に行くことにした。

ブギーマンことマイケル・マイヤーズは、病院に収監されていたが、州の方針で刑務所に移管されることになった。
地元のジャーナリストのアーロンとデイナはこの事をニュースとして取り上げるために、病院を訪ねルーミス医師から主治医を引き継いだサルテイン医師に取材をする。
屋上にいるマイケルに直接話しかけるもまったくの無反応、彼が殺害時にかぶっていたマスクを見せても、まったく反応を見せることはなかった。
サルテイン医師は、環境の悪い刑務所への移管すれば何が起こるかわからないと危惧していた。

アーロンとデイナは、続けてローリー・ストロードを取材する。
ローリーはマイケルの実妹で、これまで病院を抜け出したマイケルに何度も命を狙われたため、異常なまでに家の防御を固めていた。
実の娘にも小さいころから護身のために銃の扱いを教え込むなどしたため、娘家族とも距離を置く関係となっていた。
ローリーは取材に対して多くは語らず、早くマイケルを死刑にするべきだとだけ話した。

マイケルは車で病院から刑務所に移送される。
しかしこの時サルティン医師を含め、ドライバーなどを殺害し、逃亡を図った。
そしてアーロンとデイナが立ち寄ったガソリンスタンド、マイケルは偶然潜伏していた。
そこでマイケルは、アーロンとディナは取材のために持っていたマスクを奪ってしまう。
マイケルはマスクを被り、ローリーの家へと向かう。

カテゴリーはホラー映画だと思うが、いきなりバーンと言う大音響で驚かすような演出はない。
前評判通り、追ってくるマイケルからどう逃げるかと言うサスペンス的な要素が強かったため、最後まで普通に観る事ができた。
襲ってくるマイケルに備えるローリーの姿は、ターミネーターの襲来に備えるサラ・コナーのようでもあった。
マイケルが潜伏しているガソリンスタンドに、タイミングよくアーロンとディナが立ち寄るなどご都合主義的な部分は多いものの、映画として普通に楽しむことができた。
ただこのシリーズをよく知っている人であれば、もっと楽しむことができたのではないかと思う。

ジェイミー・リー・カーティスは40年前もローリー役を演じているらしく、ファンにとっては「ローリーは彼女しかいない」と言う話らしい。
マイケルの被るマスクも、これ以外には考えられないようなのだが、このシリーズを始めてみる私にはよく理解できなかった。
途中からシリーズ物を観る難しさを、強く感じてしまった。

とは言え、シリーズ全作品を見返してみようとも思わなかった。
次回作も作ろうと思えば作れる構成になっているが、もし公開されたとしても観に行くことはないと思う。


49.ハロウィン


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