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年の瀬恒例、HDDレコーダーの在庫整理で見た「時をかける少女」。
夏に公開された「未来のミライ」の番宣で放送されたものだ。
個人的にはこの「時をかける少女」が、細田守の最高傑作だと思っている。
正直この後の作品は、評判にはなっているもののあまり評価できない。

で今回は、「時をかける少女」が他の作品よりなぜ面白いのかを考えながら見てみた。
まず、脚本が秀逸だ。
担当したのは奥寺佐渡子。
作品数は多くないが、「パーマネント野ばら」や「八日目の蝉」を手掛けており、TVドラマでも「夜行観覧車」「Nのために」「リバース」などの湊かなえ作品を担当している。
ちなみに「コーヒーが冷めないうちに」の脚本も彼女で、最近は塚原あゆ子と組むことが多いようだ。

そして「時をかける少女」はアニメ作品であるが、子どもやオタクに媚びるような脚本ではない。
朝早く学校に来ている功介に向って千昭が「ちゃんとオナってるのかよ」と言ったり、真琴に「タイムリープしてね?」と言うなど、いかにも今風のセリフでリアリティを演出している。
このあたりの脚本の妙が、まず作品を面白くしている。

さらに音楽がいい。
担当は吉田潔と言う人だが、TVのアニメはドキュメンタリーを主戦場としているようで、映画作品は他には担当していないようだ。
しかし、この作品の舞台である真夏の高校を見事に表現したBGMで、雰囲気が盛り上がっている。
奥華子の歌の挿し込みは細田守の演出かもしれないが、いずれにしろこれも効果的である。

それ以外にも、キャラクターデザインが貞本義行と言うのも良かった。
貞本義行はこの後の「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」も担当しているが、細田作品のキャラクターは貞本義行の方があっていると思う。

このメンバーを集められたのは、マッドハウスだからこそだろう。
制作の齋藤優一郎はマッドハウスを退社した後、細田守とスタジオ地図を立ち上げ、制作に名を連ねている。
しかしながら「時をかける少女」以降の作品がどんどん劣化していることを考えると、申し訳ないが齋藤個人の力よりマッドハウスのノウハウが作品を面白くしていたと言わざるを得ない。
声優も、当時17歳でまだ長崎から通っていた仲里依紗を起用している点でセンスがいいが、おそらく齋藤優一郎ではなく他の誰かが起用したのだと思う。
ちなみに、1学年下で功介に想いを寄せる果穂の声を担当しているのは、これまた16歳でまだ無名だった谷村美月である。
マッドハウス自体は、主力だった今敏亡き後、長編映画は手掛けなくなってしまった。
かなり残念である。

この作品が、日本アカデミー賞に最優秀アニメーション部門が設立され、その最初の受賞作品である事を知る人は少ない。
だが、日本アニメ映画の中でもおそらく5本の指に入る名作だ。
この作品を基に、仲里依紗主演の実写版と黒島結菜主演のTVドラマも制作されている。
ファンが多いことの証明だ。
年を追うごとにさらに評価され続ける作品と言えるだろう。


152.時をかける少女(2006年版)(再)


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年の締めくくりのホープフルSだ。
有馬の後のG1と言うのはどうしても違和感がある。
12/28が日曜なら最後が有馬で、ホープフルSをその前に持ってくるかと思ったが、2020年がうるう年なので12/28は月曜日となる。
となるとやはり有馬を12/27にして、3日間開催で12/28にホープフルSとするのだろう。
次に12/28が日曜日になるのは2025年あたりだが、その頃にはもう「12/28はホープフルS、12/29は東京大賞典」で違和感がなくなっているかもしれない。
逆に、ホープフルSの後に有馬がある方が違和感を感じる時代になっている可能性もある。

そんな先の話はさておき、今年のホープフルSだ。
本命はPOGで指名したサートゥルナーリアだ。
母は日米のオークスを勝ったシーザリオ、兄は菊花賞、JCを勝ったエピファネイアと朝日杯FSを勝ったリオンディーズだ。
父がロードカナロアに変わって距離の不安がささやかれているが、ロードカナロア自体は1600mまでのレースにしか参加しなかっただけで、出走していたら2000mまでは守備範囲だったはずだ。
そもそもキングカメハメハ産駒なので、血統的には距離の不安はない。
実際兄のリオンディーズは父がキングカメハメハだが、弥生賞ではマカヒキの2着に来ている。
超良血お坊ちゃまなのだが、逆にその点だけが唯一の不安だ。
この2戦は持ったままでまったく追わずに完勝。
厳しいレースを経験していない。
とは言え、完成度の違いで勝ち切れると思う。

相手筆頭はニシノデイジーだ。
祖母がニシノフラワーで、最近勢いのあるハービンジャー産駒である。
しかしこの2戦の重賞ではまったく人気がなかった。
それでも直線勝負強さを見せて勝ち上がった。
勝った札幌2歳Sで3着だったクラージェゲリエが、その後ラジオNIKKEI杯を勝っている事を考えると、レースレベルが高かった可能性が高い。
こういう渋太いレースをする馬は3冠レースでも上位に食い込んでくるので、このレースでも注目したい。

ルメール騎乗のアドマイヤジャスタも面白い。
前走も好時計で勝利しており、来年も期待できる1頭だ。
新種牡馬ジャスタウェイ産駒で、産駒はすでに12頭も勝ち上がっている。
ただし10月までは快進撃をしていたが、産駒全体で11月、12月ともに1勝ずつしか勝利していない。
寒いこの時期は不得意としている可能性はある。

その他では重賞、オープンで強い馬相手にレースをしたブレイキングドーン、ヴァンドギャルド、コスモカレンドゥラ、そして1戦1勝で中11日キングリスティアまで。


◎サートゥルナーリア
〇ニシノデイジー
▲アドマイヤジャスタ
△ブレイキングドーン
△ヴァンドギャルド
△コスモカレンドゥラ
×キングリスティア

サートゥルナーリアが人気になっているので、配当妙味を考えて◎1着固定、○▲△×を2、3着の3連単ボックス。


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この冬のディズニーアニメ「シュガー・ラッシュ:オンライン」の宣伝のために、Dlifeと言う無料のBSチャンネルで放送された「シュガー・ラッシュ」を録画して、復習のために見た。

とあるゲームセンターのゲームたちは、電源コードを通じ、すべてのゲーム機が「ゲーム・セントラル・ステーション」につながっていた。
ゲームセンターの閉店後はこのステーションで、それぞれのゲームのキャラクターが交流をはかることもできる。
また、廃棄されたゲームのキャラクターは、このステーションでホームレスとなっていた。

古いゲーム機「フィックス・イット・フェリックス」は、「ドンキー・コング」型のゲームだ。
悪役のラルフがマンションの窓ガラスを壊し、それをフェリックスが魔法のハンマーで修復する。
ラルフは設定の悪役を演じているだけなのだが、ゲーム内でも嫌われ者にされていて一人だけマンションの外のゴミ捨て場で寝起きしていた。
他のゲームでも悪役設定のキャラが嫌われる傾向はあり、ゲームセンター閉店後は悪役たちが慰め合うサークルを作っていた。
そんな時、「フィックス・イット・フェリックス」の40周年パーティが行われるのだが、ラルフだけは招待されない。
ラルフがパーティ会場に行っても、フェリックス以外のキャラクターはラルフを毛嫌いした。
そしてラルフに、ヒーローのメダルを手に入れたらマンションに住む権利を与える、と言う。
そこでラルフは他のゲームでメダルを獲得することを考える。
首尾よく「ヒーローズ・デューティ」と言うシューティングゲームに潜入し、そこでメダルを手に入れた。
だがゲームから戻るときに「ヒーローズ・デューティ」の敵キャラであるサイ・バグを連れ帰ってしまう。
しかもそのまま「シュガー・ラッシュ」と言うゲームに迷い込んでしまった。

一方「フィックス・イット・フェリックス」では、ゲームセンターが開く時間になってもラルフが帰ってこない。
フェリックスたちはラルフがいないまま無理やりゲームを進行しようとしたが、故障したと判断されてしまった。
おそらくこのままでは明日、ゲームは廃棄処分になってしまう。
フェリックスはラルフを捜しに「シュガー・ラッシュ」へ入り込んだ。

「シュガー・ラッシュ」はお菓子の世界で、女の子のキャラがモチーフのレーシングゲームだ。
夜の間の予選レースで上位になったキャラだけが、昼の開店時間中に、プレイヤーに選んでもらう事ができる。
だがゲーム内のキャラであるヴァネロペは、レーシングマシンも与えられず、予選に参加させてもらえない。
それは、「シュガー・ラッシュ」を支配するキャンディ大王が仕組んだ悪企みによるものであった。

ヴァネロぺはラルフのメダルを奪ってレースに参加しようとしたため、最初ラルフはヴァネロぺに協力しない。
しかし心の優しいラルフはヴァネロぺの境遇をかわいそうだと思い、途中から彼女がレースに出られるように協力するようになる。
しかし、そこにキャンディ大王が割って入って、二人の協力体制を壊そうとする。
ストーリー展開としてはディズニー映画によくあるパターンであるが、テーマがゲームと言うことで新鮮味がある。
ストIIなどファミコン系のキャラが多数登場している部分も含めて、個人的にはかなり好きな作品だ。

この冬公開の「シュガー・ラッシュ:オンライン」は、さらに面白いキャラが登場するようなのでこちらも楽しみである。


151.シュガー・ラッシュ(再)


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「怪盗グルー」シリーズのイルミネーション制作のアニメ映画だ。
「怪盗グルー」の2作こそ、そこそこ面白いものの、その他のイルミネーションの映画はハッキリ言って観るに堪えない。
特に「SING/シング」は酷かった。
オリジナルも日本語吹替版も、声優陣はやたら豪華キャストだが、ストーリーは散漫でメリハリがまったくない。
主題が一体何なのか、サッパリわからない映画だった。
そしてこの作品も、まったくメリハリもなく正直面白味もなかった。

グリンチは幼少期のトラウマから人嫌いで、村はずれでペット兼召使の犬マックスと暮らしていた。
クリスマスの直前、買い置きの食糧がなくなったことで、仕方なく村に買い出しに出る。
そこで少女ルーと出会いがしらにぶつかる。
ルーはシングルマザーの母が休む間もなく働いていることに心を痛めており、クリスマスのプレゼントとしてサンタクロースに、母親を助けて欲しいという手紙を送ろうとしていた。
ルーが手に持つ手紙を見てグリンチは、手紙じゃなく直接サンタにお願いした方が確実だと告げる。
ルーはグリンチの言葉を信じて、仲間とサンタを捕まえる計画を立て始める。

一方グリンチは、グリンチに好意を持っているブリクルバアムから、今年のクリスマスは盛大に祝うという話を聞くのだが、当然その事を面白く思わない。
そして、村からクリスマスを盗む事を思いつく。

原作は童話で、アメリカではクリスマスシーズンの定番キャラのようだ。
覚えていないが、2000年にはロン・ハワード監督、ジム・キャリー主演で実写版も制作されている。
そしてこのアニメ版では実写版から生々しい部分を取り除き、子ども向けに制作されたようだ。
ただそのためか、ハッピーエンドで幕を閉じる典型的な昔話の構成になっている。
毒もないし笑いも生ぬるい感じで、小学生以下の子どもがいるファミリーならいいが、ハッキリ言って大人が映画館で観る作品ではなかった。

日本では東宝とフジテレビがイルミネーションと近い関係にいるため、どの作品もかなり大々的に宣伝されるが、おそらく今後もイルミネーション制作のアニメは期待できないだろう。
少なくともディズニーのライバルと言えるレベルではない。


150.グリンチ


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2018年の有馬記念を一言でまとめると「信じる」だ。
馬券は最後の最後で迷って外してしまったが、予想はほぼパーフェクトだったので満足している。

まず取り上げたいのはやはりオジュウチョウサンだ。
NHKの夜7時のニュースでも、スポーツ枠ではなく特集的に取り上げられたほどで、やはりこの馬なしでは2018年の有馬は語れない。
そしてちょっと残念なのは、ニュースではオジュウチョウサンが力負けしたかのように伝えられていたことだ。

たしかに映像だけ見ると、残り200mまで粘っているもののその後は他の馬に次々抜かれ、バテて力負けしたように見える。
だが決してそんなことはない。
直線を向くまでオジュウチョウサンと同じ位置で先行していたクリンチャーとサウンズオブアースは、バテてブービーと最下位まで沈んだ。
オジュウチョウサンとのタイム差はクリンチャーが0.8秒、サウンズオブアースに至っては1.5秒だ。
一方、オジュウチョウサンと勝ったブラストワンピースのタイム差も0.8秒。
キセキが速いペースで逃げたことを考えれば、オジュウチョウサンはこのメンバーに入ってもかなり強い競馬をしたと言える。
今回は直線の瞬発力勝負で切れ負けしたが、平地G1でも十分戦えることがわかった。

そうなると、逆にキセキより前で競馬をして、道中他の馬に脚を使わせていたらもっと面白かったんじゃないかとも思う。
しかし武豊はそれをしなかった。
なぜか。
おそらく武豊と陣営の目標は、春の天皇賞なのだ。
武豊は京都3000mなら、オジュウチョウサンにも勝機があると信じているのだ。
だから今回はギャンブルをせず、正攻法で平地G1でどこまで通用するかを探ったのだろう。
例年出走頭数の少ない阪神大賞典あたりにエントリーし、そこから春の天皇賞を目指すんじゃないかと思う。

そして川田も、キセキを信じて溜め逃げせず、いつも通りのペースで先行した。
つまらない策を弄して中途半端に負けるよりも、この馬の実力に掛けたのだ。
今年のイギリス武者修行で一皮むけた川田は、今後も注目である。

さらに勝利した池添だ。
私が最後の最後でブラストワンピースを本命、対抗から外した理由は、この馬が中山コースで走るのが初めてだったからだ。
中山はコーナーがきついため、コース適正が結果に大きく影響する。
実際、中山初出走でいきなり有馬を制したのは、この20年ではジェンティルドンナしかいない。
2着もダイワスカーレットとブエナビスタだけだ。
だが池添はブラストワンピースを信じてレイデオロより前で競馬をし、レイデオロより先に動いた。
その結果コーナーで大きく振られ、直線で外に膨らむリスクもあった。
そうなれば完全にレイデオロに差されてしまう。
しかし先に動かなければレイデオロを封じ込めないと考え、ブラストワンピースのコース適正を信じて先に動いたのだ。

はっきり言ってルメールは、ブラストワンピースが先に動いても直線差し切れると高をくくっていたに違いない。
たしかにレイデオロにはその実力がある。
しかし追っても追っても届かなかった。
レース後にルメールが「今日はハービンジャー産駒の馬場だった」とコメントしているが、おそらく馬場状態まで計算しなかった自分の甘さを後悔していたのだろう。
ルメールもレイデオロの実力を信じていたのだが、これに関しては「過信」となってしまった。

例年であれば、強い三歳が有馬に出走した場合、必ず本命にしていた。
それで2007年の3連複7万3320円をはじめ、美味しい馬券をかなりゲットしてきた。
そういう意味では、今回馬券を取れなかったのはブラストワンピースを信じ切れなかったからとも言える。
競馬は「信じる」ことが一番重要だという事を、再認識させられた有馬記念だった。


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最後の最後まで迷ったのが、キセキの状態である。
この秋4戦目、しかもこの2戦が激走で蓄積疲労が気になる。
そして過去5年の有馬記念で3着以内に入った馬は、すべて9月以降3戦目以内。
鞍上川田将が疲労を考えて溜め逃げし、ペースが落ち着いて早くならないかもしれない。
そうなると速い持ちタイムのない実績馬、サトノダイヤモンド、マカヒキ、モズカッチャンあたりにも勝機が生まれる。
だが1枠2番のクリンチャーに騎乗する福永が、ペース次第では逃げてもいいと発言した。
いろいろと考えてもキリがないので、ペースが速くなる想定で予想する。

1番人気のレイデオロは、イメージとしては乾いた馬場の広いコースで極上の瞬発力を発揮する馬だ。
直線短く、やや荒れた今の中山の芝で勝つイメージがあまり持てない。
とはいえ、中山コースは4戦3勝。
日本で連対を外した2レースが重馬場の京都記念と中山の皐月賞というのはやや気になるが、データ的にはやはり本命で仕方がない。

対抗は、キセキを信じることにする。
JCの予想でも書いたが、天皇賞秋から有馬に直行したら本命にするつもりだった。
勤続疲労の懸念は残るが、今年はダメだと思われたサッカー日本代表がベスト16に進み、通用しないかもと言われた大谷がメジャーで二刀流で成功した。
競馬でもキセキが奇跡を起こすことを信じよう。

三番手は強い3歳世代のブラストワンピースだ。
鞍上の池添は今年栗東から美浦に拠点を移したが、事実上この馬のためと言ってもいいだろう。
皐月賞をスキップして満を持して挑んだダービーが4着、菊花賞は5着だが、どちらも人気で徹底的にマークされて自由に競馬をさせてもらっていない。
世代最強馬という声もあり、夏の新潟記念では古馬を破った実績もある。
人気を落としている今回が狙い目だ。

四番手はミッキーロケットだ。
今年は春の天皇賞4着で宝塚記念を制した後、休み明けの天皇賞秋は5着だった。
週中の追切では超絶の動きを見せており、叩き2戦目で体調が上り調子なのは確実。
なぜこの馬が8番人気前後なのかがまったくわからない。
唯一の不安は、有馬記念は駆け引きが難しためテン乗りで勝った馬がいないこと。
とは言え鞍上は若き天才マーフィー。
あっさり勝っても不思議はないし、勝ち負けになることは必至だろう。

五番手はシュヴァルグランにする。
JC時点ではこの有馬で引退の予定だったが、一転来年も現役続行となった。
今年は完調ではなく勝負は来年、と考えられなくもない。
実際、JCではキセキに0.6秒と言う致命的な差を付けられている。
ただ、昨年は不利を受けての3着で、何より鞍上のボウマンがこの馬と手があっている。
JCより調子が上がっていれば、この馬も上位争いしてくるだろう。

最後は迷う。
面白いのはパフォーマプロミスだ。
この馬も人気の盲点になっているが、すでにG2を2勝しており獲得賞金は7,950万円。
モズカッチャンの5,075万円の1.5倍以上の実績がある。
アルゼンチン共和国杯から直行と言うのは2015年の勝ち馬ゴールドアクターと同じパターン、しかも有馬記念には滅法強いステイゴールド産駒だ。
だがこの馬は全成績が7.2.2.4であるのに対し、57kg以上の斤量を背負うと1.0.1.4と極端に悪くなる。
元々牡馬なのに450kg前後と馬格がないため、斤量泣きする馬なのかもしれない。

となると、長距離実績のあるクリンチャーか。
この秋フランスに遠征してフォア賞が6着、凱旋門賞は17着、はっきり言って見るべきところはなかった。
しかし昨年の菊花賞はキセキの2着で、今年初戦の京都記念は条件が重なったとは言えレイデオロを破っている。
天皇賞春もレインボーライン、シュヴァルグランに続く3着だった。
フランス遠征帰りの復調度がカギになるが、陣営はかなり自信を持っているらしい。
鞍上福永がテン乗りになる点は気になるが、上位に食い込んでもおかしくない。


【結論】
◎レイデオロ
〇キセキ
▲ブラストワンピース
△ミッキーロケット
×シュヴァルグラン
×クリンチャー

勝負馬券はいつも通り、◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の、3連単24点。
加えてお楽しみ馬券は、レイデオロとオジュウチョウサン2頭軸の3連複総流し、テン乗りではない外国人ジョッキー3人の3連単ボックス、12月23日で2-3-12の3連複まで。


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有馬記念にはいくつかはっきりした傾向がある。
まず第一は、やはり1番人気が強い事だ。
1年間戦ってきた有力馬たちのレースなので、力関係がわかりやすいと言うのもあるだろう。
それにしても一番人気はここ10年で6.2.1.1で、3着以内を外したのは2015年のゴールドシップだけ。
1番人気のレイデオロには心強いデータである。

そしてもう一つ、有馬記念は圧倒的にSS系の産駒が強い。
SS系以外の産駒が勝ったのも、やはり2015年のゴールドアクターだけ。
だが今年は1番人気のレイデオロをはじめ、非SS系の有力馬が多く、キングカメハメハ系が4頭も出走している。
一方オジュウチョウサンが、10年間に3頭で4勝しているステイゴールド産駒というのも面白い。

ジョッキーで言えば、今年の秋のJRAのG1はスプリンターズSで川田将がファインニードルで勝利して以降、すべて外国人ジョッキーが勝っている。
JBC主催の3レースも1レースは外国人ジョッキーだ。
世相的には、W杯でフランスが優勝しているだけに、今回もルメールのレイデオロか。
JCを騎乗停止で来日できなかったボウマンは、ほぼこのレースのためだけに来日する。
いずれにしろ、今年の有馬も終わってみれば外国人ジョッキーのワン、ツー、スリーだとしても、まったく不思議ではない。
ちなみにここ8年連続で、外国人ジョッキー1人以上が3着以内に食い込んでいる。

そして今年の有馬記念は、ペースがカギを握ると考える。
スタミナでしか勝負できないオジュウチョウサンと、JCを常識外れのペースで逃げ粘ったキセキが出走するだけに、例年のようなスローペースになることは考えられない。
問題は、オジュウチョウサンの位置取りだ。

キセキはオジュウチョウサンに関係なく、自分のペースで先行するはずだ。
そもそも昨年、ドロドロの菊花賞を2馬身差で勝利しているスタミナ自慢。
JCもこの馬より速い上りの脚を使ったのは3頭だけで、逃げてもラストに二の足を使える。
だからオジュウチョウサンが前でも後ろでもどこで競馬をしても、直線で負けることはないと鞍上の川田は考えているに違いない。
となるとオジュウチョウサンの勝機は、障害レースで4000m走っていたスタミナに掛ける、玉砕覚悟の大逃げしかない。
これはこれで見ている方としては非常に面白いのでぜひ実践して欲しいのだが、常識人の武豊が果たして無謀な逃げを打つだろうか?
勝ちに行くならばこの展開しかないが、武豊は「無様なレースはしない」と宣言しているので、キセキの前後でピッタリマークしたレースをして着を拾いに行く作戦を取るだろう。
だがそれでもやはりペースは速くなり、いずれにしろ直線は消耗戦の厳しいレースとなるに違いない。

そうなると、今のサトノダイヤモンド、マカヒキには苦しいレースになるかもしれない。
どちらも凱旋門賞に挑戦した後調子を崩し、まだ完調とはいい難い。

そして一番苦しくなりそうなのが、モズカッチャンだ。
2枠3番と悪くない枠を引き、ペースが流れればこの馬の末脚が生きそうにも見える。
だがよく考えると内枠でペースが速ければ、前を追いかけてしまう可能性が、この馬にはある。
もしデムーロ兄が巧く制御しても、今度は内枠が災いし、勝負所で包まれて抜け出せなくなるかもしれない。
例年なら絶好の枠順も、今年に限っては仇となる可能性があるのだ。

いずれにしろ、長距離G1の実績がある馬を上位と考えた方が良さそうだ。
最終結論は明日の昼ぐらい。


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平地G1馬が7頭出走しているとはいえ、今年平地G1を勝った馬はたったの2頭。
牝馬クラシック3冠とJCを勝ったアーモンドアイが出走しない事もあるとはいえ、春の天皇賞馬も牡馬クラシック3冠を獲った3頭もすべていないため、年の締め括りのGPとしてはかなりさびしい感じになってしまった。
しかし、オジュウチョウサンが参戦することでがぜん面白くなってきた。

オジュウチョウサンは障害のJG1の5勝を含めて現在11連勝中。
平地ではまだ1600万下の条件馬だが、ファン投票堂々の3位で出走してきた。
そして鞍上は、4000勝ジョッキー武豊だ。
武豊は、当初はスマートレイアーの騎乗予定だったが、その他にも今回の出走馬の中に過去に騎乗した馬がかなりいる。
それでもオジュウチョウサンを選択してきた。
もちろん勝算が大きいわけではないだろうが、可能性に掛けてみたのだろう。

武豊がこれまで有馬記念を勝ったのは、オグリキャップ、ディープインパクト、そして昨年のキタサンブラックの3回。
どれも記憶に残る名馬である。特に昨年のキタサンブラックは、4角手前からスパートを掛けると言う、他のジョッキーには絶対に思いつかない奇襲で見事キタサンの引退レースを制した。
さらに今回は、スタミナ勝負で先行すると思われるオジュウチョウサンをアシストするかのように、絶好の1番枠を引き当てた。
まさに持っている男である。

ただ、実力的には正直厳しいと言わざるを得ない。
オジュウチョウサンは前走の南部特別も渋太く勝ち上がっているが、同距離のJCを勝ったアーモンドアイとは4秒以上の差があった。
JCが世界レコードであったことを加味しても、ちょっと太刀打ちできるレベルではない。

それでも、何かあるんじゃないかと思わせてくれる。
この馬とジョッキーには、そういう魅力がある。
当日馬場が渋れば、さらに面白くなってくる。

オジュウチョウサンが武豊騎乗で出走するだけで、今年の有馬記念は3倍くらい面白くなった。


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鬼才中島哲也の最新作だ。
前作「渇き。」はややエグイ作品で、監督自身もエグく作り過ぎたと発言していたらしいが、今回はさらに突き抜けてホラー作品を制作した。
ホラー作品はまるっきり苦手なので観に行こうかどうしようかかなり迷ったが、結論から言えばグリグリのホラー要素は少なく、かなり面白く観ることができた。

田原秀樹(妻夫木聡)は地方の出身で、小さい頃に同級生の女の子が山で行方不明なった経験がある。
大人になって東京に来た後、取引先で知り合った香奈(黒木華)と結婚し娘の知紗も生まれた。
秀樹は知紗が生まれた後はイクメンに徹し、イクメンブログも開設、そこそこの人気となっていた。
秀樹は高層マンションを購入し、幸せな家庭を築いているかのように見えたが、妻は育児ノイローゼになりつつあり、知紗の周辺で怪現象が起こるようになる。
秀樹は親友の民俗学者津田(青木崇高)からフリーライターの野崎(岡田准一)を紹介してもらい、さらに野崎の彼女の真琴(小松菜奈)を紹介してもらう。
秀樹のマンションに来た真琴がマンション内にただならぬ気配を感じると、ポルターガイスト現象が起こった。
そして突然真琴の姉琴子(松たか子)から連絡が入り、真琴では手に負えないが自分も駆け付ける事ができない、その代り信頼できる人を紹介するという。
野崎と秀樹は、TVにも有名なタレント霊媒師の逢坂セツ子(柴田理恵)に会いに行く。
セツ子は現在は地味な暮らしをしているが、霊能力は衰えていないようだった。
だが3人が中華料理屋で会っている最中不思議な現象が起こり、セツ子は右腕を亡くしてしまう。

原作は澤村伊智の「ぼぎわんが、来る」で、第22回日本ホラー小説大賞の大賞を受賞している。
構成は三部仕立てで、映画もそれを踏襲していると思われる。
形式的には「告白」に近いかもしれない。
だが、このストーリー構成が面白い。
ネタバレになるので詳しく書けないが、原作を知らないと第一部終了時点でその後の展開が予想できなくなる。
そして映画としての巧さは、第二部の主人公である香奈に黒木華を配している点だ。
育児ノイローゼに追い込まれた母親役が、迫真の演技である。
この秋以降は「散り椿」「日日是好日」「億男」「ビブリア古書堂の事件手帖」と続き、この作品で5作目だが、すべてまったく異なるキャラクターを演じているが、彼女の引き出しの多さを再認識させられた。
さらに、最強霊媒師役の松たか子が素晴らしい。
淡々としゃべる琴子の異様さを、見事に演じていた。

作品的にはホラー作品という触れ込みなので、観る人もホラーファンがほとんどだろう。
ただ正直、内容的にホラーファンは少々物足りなさを感じるかもしれない。
だからあまり話題にはならず、評価もそれほど高くならない可能性も高い。
ジャンル的にはホラー作品と言うよりは、諸星大二郎的な「民俗学的伝奇」作品と言うべきか。
なので「そっち系」のファンが見ればかなり面白く感じるだろう。
ラストは少々疑問が残る部分もあったが、私は非常に面白く感じた。


149.来る


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「ダンガル きっと、つよくなる」に続くインドの実話をモデルにした作品だ。
もっとお笑い要素が強いかと思ったが、かなり感動的な作品になっていた。

鉄工所を共同経営するラクシュミは発明が得意だ。
暮らしは決して裕福ではなかったが美しい花嫁をもらい幸せな結婚生活をスタートさせた。
だがある日、妻が生理中に布をあてがっていることを知る。
インドでは宗教的な関係で、女性は生理中は部屋の中に入ることもできない。
ラクシュミは愛する妻のため薬局に生理用ナプキンを買いに行くのだが、庶民には非常に高価であった。
それでも友人に借金をしてラクシュミは生理用ナプキンを購入。
しかし妻はパッケージの価格を見て驚き、使う事を拒絶した。

ラクシュミは妻にも安心して使用してもらうため、ナプキンを自作することを考える。
だがラクシュミが得意とする機械工作とは異なり、ナプキンはなかなか思うような仕上がりにならない。
そしてラクシュミは、より良い製品にするためには実際に使用してもらう事が重要だと考える。
最初は周りの女性に協力を頼むが、ラクシュミの集落は宗教的な考えが強く、変質者扱いされてしまう。
そこで女子医大の学生に協力を頼むものの、今度は不倫を疑われてしまう。
周りが止めれば止めるほどラクシュミもムキになり、最後は自分で試すことを考えた。
しかしその事でラクシュミは完全に頭がおかしくなったと思われ、集落を去ることになってしまった。

ラクシュミは大学教授の家に住み込み、ナプキンの成分や作り方を教わろうとする。
そこで綿だと思われたナプキンの成分がセルロースであることを知る。
ラクシュミはセルロースからナプキンを製造する機械の自作を始めるのだった。
信念を曲げなかったラクシュミは、についに安価なナプキン製造に成功するのだが、一方で資金が尽きて借金まみれになる。
そこで彼を助けたのが、大学教授の娘であるパリーだった。
パリーは偶然ラクシュミのナプキンを使用することになるのだが、それが彼の自作である事を知ると、その製造機器を発明コンテストに出品するように勧める。
そしてラクシュミは見事コンテストで大賞を受賞、パリーは特許取得をするように言うが、ラクシュミはそれではナプキンの販売価格が上がってしまい、自分の目的とは異なってしまうと異なる。
ラクシュミはナプキンの自作を開始するが、なかなかそれを使ってくれる人がいない。
そこでもう一度彼を助けるのが、パリーだった。

どこまで実話に近いのかはわからないが、なかなか興味深い話であった。
前半は、思い込みが強すぎるラクシュミがどんどん追い込まれ、最愛の妻にも家族にも訣別されてしまう。
そこから執念で機械を開発し、さらにパリーと出会ってどんどん道が開ける。
単純なサクセスストーリーのようだが、カースト制度の残るインドの社会においては、ラクシュミがコンテストで優勝したという事実をもってしても、なかなか彼の信念が理解してもらえない。
それでもラクシュミは諦めず、その強い心に感動したパリーが助けてくれる。
この話のまとめ方が非常に巧い。
前半のラクシュミと妻の仲睦まじい描写も、ストーリー全体の布石となっている。

ラストシーンはなんとも言えない感動を覚え、少しほろりとしてしまった。
インド映画だけに上映時間が長いのが少々の難であるが、この手のヒューマン・ストーリーが好きな人には満足できる作品と言えるだろう。


148.パッドマン 5億人の女性を救った男


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