<   2018年 03月 ( 25 )   > この月の画像一覧

「-上の句-」「-下の句-」も良かったが、今回の「-結び-」にも心震わされた。
まさに青春映画の金字塔と言っていいだろう。

クイーン戦の決勝戦は若宮詩暢(松岡茉優)と我妻伊織(清原果耶)が戦っていた。
千早(広瀬すず)は挑戦者決定戦で伊織に敗れていたのだ。
そして名人戦は、4期連続の名人周防(賀来賢人)に府中白波会の原田(國村隼)が挑んでいた。
結果は若宮詩暢と周防が連覇、周防は永世名人となったためかるた引退を考えていた。
しかしその場に新(新田真剣佑)が現れ、来年は自分が挑戦するのでそれまで辞めないで欲しいと周防に懇願する。
そしてそのあと、新は千早に「好きだ」と告げる。

春が来て、千早たちは高校三年生となっていた。
瑞沢高校競技かるた部は前年全国3位で今年は悲願の全国制覇を目指していたが、その後に新入部員が一人も入っていなかった。
春に新入生の勧誘を行うと、太一(野村周平)目当ての菫(優希美青)、そしてかるた経験者でなかなか腕の立つ筑波(佐野勇斗)が入部してきた。
一方新も藤岡東高校で、新入生として入学してきた幼馴染の伊織をはじめとした、福井南雲会のメンバーを集めてかるた部を創設した。

瑞沢高校は選手層が厚くなったが、一方で東大医学部を目指す太一は部活に参加する機会が少なくなっていた。
太一目当ての菫はなんとか太一に近づきたいと考えていたが、千早と奏(上白石萌音)が、新が千早に告白したことがいろいろなかるた会で噂になっていると言う話を立ち聞きしてしまう。
太一の気持ちに気付いていた奏は千早に、太一に気付かれないようにと話すが、菫はこのことを太一に報告してしまった。
太一はショックを受け、受験勉強を理由にかるた部を退部する。
そして太一の代わりにレギュラーに入った筑波は、そこそこかるたの腕があるだけに先輩たちになめた態度を取っていた。
その事が東京都予選決勝リーグの時に影響してしまい、4チーム中2チームが全国大会進出と言う条件の中で、瑞沢高校は1勝2敗と言う結果になってしまう。

原作は読んだことがないが、今でも連載継続中なので、ストーリーは映画と大きく異なるのだろう。
実際、我妻伊織は原作には登場していないようだ。
だが、この映画は単体として成立している、しかも非常に高い完成度でだ。

「-上の句-」「-下の句-」でも、西田(矢本悠馬)、奏、駒野(森永悠希)、そして若宮詩暢の4人の脇役が強烈に機能していた。
今回はそこに、永世名人の周防と言うさらに強烈なインパクトのキャラが加わってくる。
この、賀来賢人の周防が本当に素晴らしいの一言だ。
音が出る前の空気の動きで札を読むという超人技で5連覇しながら、東大に7年在籍しているという変わり者で、ぼそぼそとしたしゃべり方で迷っている太一に鮮烈な言葉を与え続ける。
そして最後の頂門の一針を突く一言が、太一の迷いを吹き飛ばしてしまう。

さらに今回は、千早、新、太一の三角関係がストーリーの軸になるのだが、その三角関係も百人一首の歌に取り込んでいる。
そしてその歌の解説をするのが奏だ。
奏は余計なことをしてしまったと落ち込む菫を温かく慰めるなど、今回はかなり重要なキーパーソンとなっている。
その菫に優希美青、新に憧れる伊織に清原果耶を配している部分も素晴らしいキャスティングだと思う。
東京都大会の決勝で筑波が起こした問題を、クライマックスシーンの伏線としている点も見事の一言。
宮内(松田美由紀)先生の「チャンスの扉にはドアノブがない」と言うセリフが「-上の句-」の出会いのシーンに掛かっていると言うのもにくい演出である。
途中とラストに差し込まれるアニメのテイスト、極度に低い迫力あるローアングル、そして全編に流れる音楽も、センスの良さが光る。
役者を含めた製作者全体から、この作品への強い愛情が感じ取れた。
非常に完成度の高い映画と言っていいだろう。

今回は団体戦がメインになっているので、個人的には松岡茉優の若宮詩暢のかるたシーンが少ないのはやや残念だった。
続編として、「-下の句-」のラストにあったクイーン戦の決勝を見てみたい気もする。
だが、それは蛇足なのだろう。
「友情、努力、勝利」の団体戦をテーマにしているからこそ、この映画が青春映画として際立っているのだ。
もし作るのであれば、主要メンバーを一新して高校かるた部を舞台にしたリブート作品にすべきだろう。


50.ちはやふる-結び-


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アンジェリーナ・ジョリーで一世を風靡した「トゥームレイダー」のリブート作品だ。
今回ララ・クラフトを演じるのは「リリーのすべて」でゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデル。
「リリーのすべて」では倒錯する夫を支える繊細な役どころだったが、今回はバリバリのアクションスターになっていた。

ララ・クラフトは自転車便の配達の仕事をしていたが、金銭的にはかなり苦しく、自転車のキツネ狩りゲームで逃げるラビット役をしたりもしていた。
だがそのゲームで事故を起こし、7年間行方不明になっている父リチャードの秘書で、現在はララの後見人のアナに迎えに来てもらうことになった。
リチャードは歴史を研究しており、その調査のためにどこかに旅立って戻っていなかったのだ。
アナは、ララが父の死を認めて相続をしないと、父が経営していた会社も住んでいた屋敷も人手に渡ってしまうと告げる。
ララは父の死を認めたくないものの、アナに促されて相続の書類に目を通す。
その時弁護士が、リチャードが残したパズルをララに渡した。
ララがそのパズルを解くと、中からカギとメッセージが現れた。
ララはメッセージに従い、屋敷内の隠し扉を開け、父が卑弥呼の墓を調査しにアジアに渡ったことを突き止める。
すぐに荷物をまとめ、ララもアジアへと旅立った。

私は1996年の最初のゲームシリーズしか知らなかったが、今回の作品は単純に映画のリブート作品ではなく、2013年にリブートされたゲームシリーズの原作をベースにしているらしい。
卑弥呼の謎に迫るというテーマも、そのゲームから用いられているようだ。
ゲームも続編が作られているが、映画も「ファースト・ミッション」と言うサブタイトルからわかるように、この後もシリーズ化することを前提とされている。
そのためララのトレードマークの2丁拳銃も、今回は次回作への布石としてラストに登場するのみである。
父の死を認めず、体を鍛えて自分だけの力で生きてきたララがどうしてトレジャーハンターになったか、まさにスタート作品としてストーリー構成されている。
これはこれでアリだとは思うが、一つの作品としてはやや物足りない部分もある。
アクションシーンはかなり見応えがあるものの、洞窟のシーンは「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」シリーズでよく観たアクションになっている。
元々の原作の新ゲームシリーズもそうなのかもしれないが、最初のゲームシリーズは派手なガンアクションがウリだったので、ややおとなしい印象を受けてしまった。
ストーリーも、父の意志を継ぐ事が主眼となっているので、謎解き部分にはあまり重きが置かれていない。

ただ、アクションシーンでSFXに頼りすぎていない部分は評価したい。
卑弥呼の謎と言う内容的に、魔術的なSFXを多用してもおかしくないところだが、そこに頼っておらず骨太なアクションシーンとなっている。

現在新シリーズのゲームは続編が1本発売、それ以降のタイトルは開発中らしい。
だがゲームの開発状況に影響されず、映画の方は先行してシリーズ作品をバンバン作ってもらいたいとも思う。


49.トゥームレイダー ファースト・ミッション


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それほど期待しないで観に行ったが、日本人にもなかなか笑える内容の作品だった。

ティムが7歳だったころ、ある日突然家に赤ん坊がやってくる。
両親は赤ん坊はティムの弟だというが、赤ん坊はスーツ姿で、しかもタクシーに乗ってやってきた。
不審に思ったティムが赤ん坊の様子を探ると、電話を掛けて話をしている。
さらに、他にも赤ん坊が集まっていてミーティングを始めていた。

両親がこの不思議な赤ん坊に夢中になるため、ティムは嫉妬して彼を追い出そうとする。
しかしその計画は失敗し、ティムが起こられてしまうことになる。
赤ん坊はティムに謝罪し、自分たちはベイビー・コープ社で働く赤ん坊で、赤ん坊が常に愛されるべき励んでいるという。
しかしティムの両親も勤務しているパピー・コーポレーションが、かわいい犬の販売をして赤ん坊の座を脅かしつつある、さらにずっと仔犬のままの犬の販売まで計画している、その計画を阻止するために、赤ん坊はティムの家に来たと告げた。
赤ん坊が仕事が終われば家から立ち去ることを約束したため、ティムは彼をボスと呼び、二人はパピー・コーポレーションの仔犬販売を阻止すべく協力する。

ストーリーや設定は、はっきり言って荒唐無稽だ。
リアリティなどは何一つない。
しかし逆にそれらを笑いに変えている。
しかもテンポがいい。
吹き替えのムロツヨシの巧さもあるのかもしれないが、間延びしたギャグがないので大人でもかなり笑えた。
赤ん坊のお尻にはたいたパウダーがおならで吹き飛ぶなど、子どもが喜びそうな下ネタも、決して下品にならないように巧く組み込まれている。

この春のアニメで言えば、「リメンバー・ミー」がやや大人向けに作られていたこともあるので、家族で観るにはこちらの作品の方がわかりやすくていいかもしれない。


48.ボス・ベイビー


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吉永小百合の120本目の映画出演作品とのことだが、個人的には吉永小百合出演の映画は、綺麗にまとめすぎて深みのない作品が多い印象だ。
そしてこの作品も、典型的な綺麗で深みのない作品だった。

1945年、江蓮家は樺太で暮らしていた。
しかし日本が敗戦した後でソ連が侵攻を始めたため、そこに住んでいた住人は危険にさらされながら北海道に逃げなければならなかった。
江蓮徳次郎(阿部寛)は自分は樺太に残り、妻のてつ(吉永小百合)そして息子二人を、網走の知り合いを頼って引き上げさせた。

1971年、江蓮修二郎(堺雅人)はホットドッグが売りのコンビニ、ミネソタ24を札幌で開店した。
ミネソタ24はアメリカでチェーン展開しているコンビニで、札幌店は日本第一号店、修二郎はその日本法人代表だった。
妻の真理(篠原涼子)はアメリカ生活が長く、彼女の父(中村雅俊)はミネソタ24アメリカ法人の社長だった。
修二郎は18歳で網走を離れて単身渡米、そこで真理の父に認められて日本法人の社長を任されることになったのだ。
日本初の24時間営業コンビニを任された修二郎は、それまでの日本の常識を変えようと意気込む。
しかしその時、網走市役所から連絡が入った。
修二郎の実家で、母てつがまだ切り盛りをしている食堂の建物が、立ち退きしなければならなくなったのだ。

修二郎が18年振りに実家を訪れると、てつは相変わらず元気であったが、やや痴呆のような症状が出ていた。
修二郎はそのままてつを札幌に連れてきて同居を始める。
しかしてつは奇妙な行動ばかり取って、修二郎を振り回してしまう。
仕事に打ち込まなければならない修二郎はてつを怒鳴ってしまうのだが、そのことでてつは家を出てしまう。
後を追った修二郎は駅でてつに追い付くが、てつはお礼参りをしたいと言いだす。
アメリカから真理の父が視察のため来日するのだが、修二郎は仕事よりも母と一緒にいることを選択する。

冒頭、樺太から北海道に撤収する人々の姿を、実写撮影ではなく演劇の形で表現している。
新しい試みで、演劇の演出をケラリーノ・サンドロヴィッチが担当していて悪くない演出だった。
ただ、見所と言えるのはその点だけだ。

タイトルは「北の桜守」だが、桜のエピソードは冒頭と札幌、そしてエンディングで少し触れられるだけで、本筋とはまったく関係がない。
途中に伏線が貼ってあるわけでもないため、エンディングに桜が登場しても唐突感が否めず、タイトルが「北の桜守」だから強引に最後に桜を持ってきた感が強い。
主題となるてつの人生だが、彼女が何を想って日々を過ごしたのかもわかりづらい。
夫への想い、長男、次男それぞれへの想い、すべてが断片的になってしまっており、彼女が生きてきた重みが伝わってこない。

まず、吉永小百合で「北の~」ありきで、そこからストーリーを考え出したけど、いろいろと大物役者をオファーして、その人たちにいい演技を見せてもらうためにいろいろな役を作ってみました、という印象だ。
その結果、ストーリーがぶつ切りになってしまっている。
佐藤浩市の信治はまだしも、岸部一徳の山岡とてつが網走でどのように暮らしていたかもよくわからないし、安田顕の杉本も取ってつけたような登場の仕方である。
ましてや居酒屋のシーンは、笑福亭鶴瓶の主人を登場させたいがためだけのシーンに見える。

映画全体に「教科書通りの優等生」感が漂っていて、訴えかけてくる「何か」が希薄な作品であった。



47.北の桜守



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私が原作を知らないせいか、本広克行作品ではあるがグズグズの内容だった。

明治維新の後、新政府は犯罪者を琵琶湖に浮かぶ島に設立した獄門処に収容していた。
そしてこの島に面する町を護っているのが、曇神社に住む曇の三兄弟だった。
長男の天火(福士蒼汰)は、かつて新政府が組織する右大臣直属部隊「犲(いぬ)」に所属していた。
犲は300年に一度この世に現れる大蛇(おろち)を封印するための5つの家系と、その盾となる曇家で構成されている。
しかし天火は両親、そして二人の弟が襲われた事件以降、犲を離れて曇神社で暮らしていた。

そしてある日、獄門処に収容されていた風魔の頭領が、大蛇復活を目論み動き出した。
大蛇復活には、大蛇の魂の容れ物となる人間「器」が必要だった。
風魔の残党は獄門処に襲撃して占拠し、「器」を探し始めた。

ハッキリ言って、何から何までよくわからない作品である。
曇神社には、かつて天火が助けた風魔の残党白子(しらす、桐山漣)が一緒に暮らしている。
白子は兄弟の面倒を見て3人とも心を通わせているが、登場直後から予感させていた通り、途中で三兄弟を裏切る。
この裏切り方がなかなかの裏切り方で、かつ3兄弟の両親の仇であることも発覚する。
それでも3兄弟は、最後まで白子を味方と考えている。
その他にも、途中で犲の一人鷹峯(大東駿介)がかなり激しく負傷したように見えるのだが、ラストの戦いの前にあっさり復活したりする。

まず、ベースとしてイケメンたちのアクションありきで、そこに向かっていろいろとストーリーをこじつけたようにしか見えない。
そしてそのアクションも、SFXを多用しすぎているのでかなり安っぽく見えてしまう。

本広克行をもってしてこのクォリティの映画というのも、逆に珍しいかもしれない。
福士蒼汰のほかジャニーズもちらほら出演しているので、イケメン目当ての女性客を狙ったのだと思うが、それにしてもちょっとこの作品はないだろうと思った。


46.曇天に笑う


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強い4歳馬の中では短距離路線だけが主役不在、そのため群雄割拠で絶対の本命馬不在の高松宮記念となった。
セイウンコウセイが1枠から飛び出し、ネロも鼻を奪いに行くので展開は早くなると予想される。
なので差し馬中心に予想したい。

一番人気はレッドファルクスだが、本命にはレッツゴードンキを推したい。
昨年のこのレースの2着馬で、秋のスプリンターズSも2着。
スプリンターズSは今一つの仕上げだったが、週中の追切では絶好の動きを見せ陣営も今回はかなり自信を持っているようだ。

対抗はやはりレッドファルクスだろう。
前走の阪急杯は3着だったが、休み明けで58kgを背負って上がり最速を記録している。
昨年は暮れの香港から直行して3着だったが、今回は一つ叩いて体制を整えている。
この馬も週中の追切でいい動きを見せているので、凡走することはないだろう。

三番手はダンスディレクターだ。
昨年、一昨年は阪神CのあとシルクロードSを叩いた事が裏目に出て、出走することすらかなわなかった。
そこで今年は阪神Cから直行、1200m戦では常に直線で脚を伸ばしてくるのでこの馬も勝ち負けまである。

四番手はファインニードル。
G1初挑戦だった昨年のスプリンターズSは12着だったが、前走のシルクロードSは好位抜け出しで快勝した。
ここ1年間1200m戦では掲示板を外していないので、ここも上位争いをしてくると思われる。

五番手はセイウンコウセイにする。
ディフェンディングチャンピオンではあるが、正直、昨年は馬場と展開に恵まれたようにも思う。
今回はマークもキツくなると思うが、前走のシルクロードSは58kgを背負って1.08.6駆け抜けているので、体調は非常に良いと思われる。
勝ちきるまでは難しいが、逃げ粘っての着内は充分あり得る。

ラストはブリザードにする。
香港からの刺客であるが、昨年のスプリンターズSは不利がありながらの5着だった。
今回も勝ち負けしても不思議ではないが、何しろ左回りが初めてだ。
短距離戦は一瞬の差で勝負が決まるので、やや信頼を置きづらい。
ジョッキーも中京競馬場は初めてなので、今回は押さえまでとする。


◎レッツゴードンキ
〇レッドファルクス
▲ダンスディレクター
△ファインニードル
×セイウンコウセイ
×ブリザード


馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の、3連単24点で勝負。


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「ちはやふる -結び-」を観るために、2週連続で放送された「ちはやふる -上の句-」「-下の句-」を一気見した。
広瀬すずが主演しているという事でアイドル映画的な取り扱われ方をしているが、個人的には正統派スポ根映画だと思っている。
そして一部で言われているが、青春映画の金字塔と言っていいだろう。

原作は読んでいないが、この映画のポイントは主要キャラの脇を固めるサブキャラである。
特に個人的に強烈に好きなのが、「-上の句-」の森永悠希演じる「机くん」こと駒野勉だ。
青春スポ根モノでは定番の、部を設立するための人数合わせとして登場するキャラだ。
頭は良いがプライドが高く、友人が一人もいない。
だがかるた部で活動するうちに、仲間と何かを作り上げることに喜びを見出す。
しかし実際に試合になると、実力がないために惨敗する。
プライドをかなり傷つけられたところに、仲間からも「捨て駒」扱いされ完全に心が折れてしまう。
一度はその場から逃げ出そうとするが、そこからもう一度仲間と戦おうと思い直す。
いわゆる「少年ジャンプ三原則」の、「努力、友情、勝利」の見本のようなストーリーだ。

そして「-下の句-」には、松岡茉優演じるクイーン若宮詩暢が登場する。
松岡茉優の演技力は今さら語ることでもないが、かるたが異常に強くプライドが高いものの、持ち物やファッションセンスがちょっとズレている若宮を、きっちり演じている。
そして「-上の句-」「-下の句-」を通して、競技かるたがどういうものかを自然に語る西田優征(矢本悠馬)と、同じく百人一首の素晴らしさを自然に語る大江奏(上白石萌音)がいるため、競技かるたをよく知らない者でもどんどんストーリーに引き込まれてしまう。
メインの3人もさることながら、この脇役たちが全体のストーリーを引き締めている。

演出の妙は、監督の小泉徳宏の手腕だろう。
畳の下からかるたと競技者を見上げる視線は、普通の監督なら考え付かない。
弾かれたかるたが、いろいろと意味ある場所に飛ぶと言う演出も見事だ。

すでに公開中の完結編「ちはやふる -結び-」も楽しみである。



44.ちはやふる -上の句-(再)
45.ちはやふる -下の句-(再)



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今回のギンレイは、昨年評価の高かった邦画を2本そろえてきた。

まず「幼な子われらに生まれ」。
田中信(浅野忠信)は離婚していて、離れて暮らしている沙織と言う小学6年生の娘がいた。
妻は大学の准教授で教授と再婚しており、取り決めで、信は沙織と年4回面会できることになっている。
一方、信自身も奈苗(田中麗奈)と再婚をしており、奈苗の連れ子の娘二人と一緒に暮らしていた。
一人は小学6年生で薫、もう一人は幼稚園に通う恵理子だった。
恵理子は両親が再婚していることをまだ知らず、信が実の父親だと思っている。

そして奈苗は信の子供を妊娠する。
奈苗は大喜びだが、信は迷っていた。
その迷いは、一緒に暮らしている妻、娘二人に対してではなく、沙織がどう思うか、であった。
だが沙織以前に、一緒に暮らす薫がショックを受けおかしくなってしまう。
薫は母親が信の子供を産めば、自分と妹は捨てられてしまうのではないかと心配していた。
さらに薫は初潮を迎え、精神は不安定になっていった。
その間、信はリストラで出向させられていたこともあり、信自体がどうしていいかわからず悩み始めてしまう。
薫は家を出たいと言う。
そして実の父親である沢田(宮藤官九郎)に会わせろと言った。

沢田は家庭に向かない男であった。
料理人であるが、子どもが嫌いで一緒に暮らしているときは奈苗にも暴力をふるっていた。
奈苗は薫が沢田に会いたがっているのは本心ではないというが、信は薫から「そっちは会っているのに」と言われ、返す言葉がなかった。
そこで、沢田に薫にあってくれるよう頼みに行く。
同じころ、信は元妻の友佳(寺島しのぶ)から夏は沙織と会わないでほしいと言われた。
友佳の再婚相手が病気で、9月まで持たないと言われたためだった。
だが沙織は信に会いに来て、今の父親がもうすぐ死ぬのがわかっていても悲しめないと言う。

信が、現在の妻の連れ子を別れた妻との子ども同じように愛そうとするものの、それがうまくできないところから物語は始まる。
そんなところに新しい子供ができて、さらに薫がおかしくなり、信はパニックになってしまう。
ストーリーとしては、わかりやすい。
しかし信の描き方が今一つだ。
作品が始まった段階で、信は今の家族に嫌気がさしていて、沙織と暮らしたいようにも見えるがそれがわかりづらい。
そもそも、信は子供が欲しいと言っていて、友佳はいらないと言っていたのに、なぜ離婚後に友佳が沙織の面倒をみているのかがわからない。
信と奈苗の出会いもあまり描かれていないので、結婚するときに信が薫と恵理子をどう思っていたのかもわからない。
その段階では覚悟を決めていたのか、あるいはその時点から娘二人を抱えることに違和感を感じていたのか。
友佳にはあれだけ子供が欲しいと言っていたのに、奈苗の連れ子二人をもてあまし、さらに新しくできた子供も歓迎しない。
信というキャラクターがブレブレになってしまっている。
ラスト近くでも、「自分の娘(沙織)と同じようには(二人の連れ子を)愛せない」みたいなことを言っている。
本音かもしれないが、非常に無責任な男に見えてしまった。
この信のブレ方が脚本の責任なのか、あるいは浅野忠信の演技力のせいなのかはよくわからない。
6年前にすでに恵理子が生まれているのにまだ幼稚園と言うのは時系列があっておらず、似たような細かい部分の粗もいくつか散見された。

いずれにしろ、個人的にはちょっと評価できない作品だった。

続いて「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」。
原作は最果タヒの詩集である。
未読なのでどのような詩集なのかわからないが、非常に好きな映画である。

美香(石橋静河)は東京で看護師をしながらガールズバーでも働いている。
実家の父親に仕送りをしなければならないからだ。
病院では若い母親が幼い子供を残して死んでいくこともある。
美香はそんな日常を達観していた。

慎二(池松壮亮)は生まれつき右目が見えないが、工事現場で日雇い労働をしている。
そして一度しゃべりだすと相手の事などお構いなしに喋り捲る、ある種のコミュニケーション障害である。
ちょっと年上の智之(松田龍平)、中年の岩下(田中哲司)、フィリピンから来たアンドレスと仲良くしていた。
岩下は年のせいで仕事がキツくなり、アンドレスは研修生で正社員ではあるが、ほとんど騙されて日本に来たようなものだった。
4人でたまに飲みに行くこともあり、ある晩遊びに行ったガールズバーに美香がいた。
智之は美香を気に入りデートをするのだが、その直後に仕事中に倒れて死んでしまう。
智之の葬式の帰り道、慎二は美香に「俺にできることがあればなんでも言ってくれ」と言うが、美香は「死ねばいいのに」と答える。

夢を追わずに達観した若者たちが、本音で生きる映画である。
ストーリー自体はあってないようなものだ。
底辺とまでは言わないが、決して恵まれているとは言えない人々が、現実を受け入れて日々を過ごしている。
その状況を、最果タヒの心に響く繊細な詩を引用して、印象深く表現している。
美香の「死ねばいいのに」と言うセリフは、決して慎二を嫌って言っているわけではない。
その後美香は、「死ねといえば簡単に孤独を手に入れられた」と呟いている。
その他にも、「愛って言うと口の中に血の味がしない? 愛はたくさんの命を奪っているから」と言うセリフもある。
光るナイフのような最果タヒの詩を使って、監督の石井裕也が見事に作品として紡ぎあげているのだ。

石橋静河は天性の演技の巧さなのか、あるいは石井裕也の演出が巧みなのかはよくわからないが、いずれにしろかなり光る演技を見せていた。
慎二と言う難しいキャラを池松壮亮も素晴らしかった。
深夜から早朝、昼、夕方、夜と、東京の原風景の描き方も見事の一言。
感性に訴えかける映画だけに、好き嫌いは大きく分かれる作品だと思う。
私個人としては、非常に引き込まれた映画だった。


42.幼な子われらに生まれ
43.映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ


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「誰もが騙される」的なキャッチコピーが付いていたが、私は騙されることはなかった。

写真家木原坂雄大(斎藤工)は、かつて撮影中に火災を起こしていた。
その火災でモデルであった吉岡亜希子(土村芳)が死亡しており、彼女が盲目であったこともあり木原坂による殺人事件ではないかと大騒ぎになった。
しかし演出用の蝋燭が倒れた事故で、木原坂自身もケガを負っており助け出すことは不可能だったとの判断で、起訴猶予となっていた。

しばらく後、週刊誌の編集者である小林(北村一輝)のもとに、この事件に関する記事の売込みがあった。
売り込んできたのは無名のライター耶雲恭介(岩田剛典)、彼は独自に取材をして、木原坂には異常な性癖がある事をつかんでいた。
事件が起きたときに木原坂を犯人のように扱ったメディアが軒並み訴訟を受けていた事もあり、最初は小林は耶雲の売込みにあまり気乗りがしなかった。
しかし編集長から、ダメなら没にすればいいだけだからと言われ、耶雲に取材をさせてみることになった。

耶雲は木原坂に直接的に取材をしていた。
あたかも木原坂が犯人と決め付けたかのように取材をするのだが、木原坂は逆に面白がって耶雲に自宅に入るカギを与える。
木原坂には朱里(浅見れいな)と言う姉がいた。
二人はとても仲が良く、木原坂が事故を起こした際も朱里が弁護士に指示を出して起訴猶予にしていた。
耶雲は朱里も事件に関連していると考えて取材を申し込む。
だが朱里は、実は小林と交際をしていた。
小林はそのことを耶雲には告げていなかった。

やがて木原坂は、耶雲の婚約者である松田百合子(山本美月)に興味を持ち始める。
木原坂の取材にのめり込む耶雲は、百合子との連絡も疎遠になりがちになっていた。
木原坂はそこにつけいり、百合子をモデルとして自宅に招いて軟禁状態にした。
百合子の危機を感じた耶雲は小林に連絡を取り、一緒に木原坂の家に同行するよう依頼する。
そして小林が駆け付けたとき、木原坂の自宅は激しい炎に包まれていた。

原作はかなり練りこまれたミステリーと思われる。
映画では第二章から始まり、物語の「転」となる木原坂邸の炎上以降、隠されたストーリーが「序章」から再スタートして真相が明かされる。
この組み立ては非常に巧いと思う。
しかし、例えば勾留されている木原坂に事件にかかわる書物が差し入れされるなど、非現実的な展開も散見される。
これらは、原作の文章ではそれほど目立ったなかったと思うが、映像化されたとたん、非常に生々しく粗が目立ってしまう。
火災で死んだ吉岡亜希子の失踪届が誰から出されていたかもわからないし、少々ネタバレになってしまうが、木原坂邸炎上の犠牲者のDNA検査をしないというのも、現実ではありえない話である。
キャッチコピーは「誰もが騙される」だが、ミステリー好きなら中盤で物語の全容がほぼ見えてしまう。

斉藤工、岩田剛典、北村一輝の演技は非常に良いと思ったが、ミステリーとして考えた場合は今一つ、と言う印象の映画になってしまった。


41.去年の冬、きみと別れ


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この春のディズニーの最新作で、短編「アナと雪の女王/家族の思い出」との併映だった。
ただ時間的にも内容的にも、「アナと雪の女王」を併映にする必要はなかったんじゃないかと思った。

その昔、妻イメルダと娘のココを置き去りにして、音楽の道に進んだ男がいた。
イメルダは靴職人として必死に娘を育て、やがて娘婿も靴職人の仕事を覚え、イメルダの家族は大家族となっていた。
イメルダの孫の孫であるミゲルは、音楽好きの少年であった。
ギターの腕にも自信があったのだが、イメルダ以降、家族内では音楽は厳禁と言う家訓になっていた。
ミゲルの祖母も、その祖母イメルダと母ココが祖父に置き去りにされ苦労したことを知っているため、この家訓を厳格に護り、コンテストに出場しようとしたミゲルのギターを叩き壊してしまう。

ミゲルは死者の日のイベントのコンテストに出場しようとしていたのだが、肝心のギターが壊されてない。
仕方なく、メキシコの伝説のミュージシャン、エルネスト・デラクルスの墓に飾られていた、彼の愛用のギターを少々借用してコンテストに出ようとした。
だが、ギターを持って墓を出ようとした瞬間、ミゲルは生きている者に触れることができなくなってしまう。
さらに死者が見えるようになってしまった。
死者の日で現生に戻ってきたミゲルの祖先たちが、ミゲルを死者の国に連れて行く。
するとそこには祖母の祖母であるイメルダがいて、ミゲルはギターを持ち出そうとした罰で、死者と同じ状態になってしまったと告げた。
家族であるイメルダが許せば、ミゲルは現生に戻れる。
しかしイメルダは、ミゲルに二度と音楽をしないという条件を付けた。
ミゲルはその場しのぎで音楽をしないと約束をして一度は厳正に戻るのだが、戻った現生でコンテストに参加しようとして、わずか数十秒で死者の国に戻ってしまった。

頑なに音楽を禁止しようとする祖先たちの目を盗み、ミゲルはもう一人の祖先のところに行くことにした。
イメルダの夫の写真は顔が破られているのでわからないが、持っているギターはエルネスト・デラクルスの墓に飾られていたギターと同じ物だった。
だからミゲルは、デラクルスが祖母の祖父だと考え、彼に許しを得て厳正に戻ろうとしたのだ。

死者の国でデラクルスを探すミゲルは、ヘクターと言うミュージシャンと出会う。
彼は現生で誰も彼の写真を飾ってくれないため、死者の日でも現生に戻れないでいた。
ヘクターはデラクルスの知り合いなので、ミゲルが現生に戻ってヘクターの写真を飾ってくれる事を条件に、デラクルスの居場所を教えると言った。
ミゲルはその条件を飲みデラクルスに会いに行く。
しかしそこで、デラクルスとヘクターの因縁を知ることになった。

あまりよくは知らないのだが、メキシコの大きなお祭り死者の日を巧く設定に取り入れた作品だ。
写真が飾られていないと死者の日にも現生に戻ることができない、そして現生の人間すべたが自分の事を忘れてしまうと、死者の国で二度目の死を迎えることになってしまう。
ストーリー全般はディズニーにありがちではあるが、この設定の取り入れ方が巧いので、なかなか悪くない感動作品になっている。
ただ、メインテーマが家族愛なので、子どもにはちょっと設定が難しすぎるかなとも思った。
親は感動すると思うが、この作品だけで1時間50分くらい上映時間があるので、「アナと雪の女王」の短編目当てで観に来た小さい子どもたちは最後は飽きてしまうのではないかと思った。


40.リメンバー・ミー


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