カテゴリ:競馬( 330 )

今年最初のG1、逃げ馬が内枠、追い込み馬が外枠と、なかなか面白い枠順になった。
ノボバカラが逃げ宣言をしているが、最内枠のニシケンモノノフが追いかければペースは早くなる。
もちろん、ケイティブレイブも先行するだろう。
ペースが速くなればゴールドドリームに差し切られてしまうが、スローでもテイエムジンソクが好位から抜け出してくる。
ジョッキー的には非常に難しい展開となりそうだ。

ただ、本命はやはりゴールドドリームでいいだろう。
東京ダートは3.1.0.0で、唯一の負けはやや重の高速馬場で逃げ馬をとらえきれなかったもの。
調教でも絶好の動きを見せているので、今なら多少出遅れたとしても、ペース不問で力でねじ伏せてくるだろう。

対抗はサンライズノヴァだ。
強い4歳世代と言われながら、今年初G1に駒を進めてきたのはこの馬だけ。
だが中央の重賞初挑戦だった武蔵野S以外は、この馬も東京のダートは連帯率100%。
前走は1kg重いノンコノユメに切れ負けしたが、逆に58kgでレコードタイムを出したノンコノユメより消耗が少ないと考えられる。
ゴールドドリーム同様、東京ダートに強いゴールドアリュール産駒だけに、さらなる上積みも期待できる。

三番手はテイエムジンソク。
チャンピオンズCはゴールドドリームに差されたものの見事な粘り腰を見せ、前走の東海Sは逃げて完勝だった。
ただ、距離の1600mと東京ダートが初めて、かつクロフネ産駒はこのレースで相性が悪いなど、不安点も多い。
目標にされてしまう点もやや不利であり、今回は3番手評価とする。

四番手はノンコノユメだ。
去勢手術をしてからやや成績が低迷していたが、前走で復活を遂げた。
ただ追い込み一辺倒で展開に注文がつくうえ、58kgでレコード勝ちした前走の反動も気になる。
勝ちきるまでは難しいとみて4番手評価だ。

5番手はベストウォーリア。
昨年の2着馬だが、昨秋からはやや精彩を欠いた感じになっている。
すでに8歳馬であるが、調子さえ取り戻せばこの馬も上位争いだ。
ルメールも2戦目でこの馬を手の内に入れていれば、一発もありうる。

最後はレッツゴードンキにする。
基本的には芝の短距離馬だと思うが、川崎のJBCレディスクラシックでホワイトフーガの2着という成績もある。
調教の動きを考えればダートをこなしても不思議はなく、人気を落としている今回はちょっとねらい目だ。


◎ゴールドドリーム
〇サンライズノヴァ
▲テイエムジンソク
△ノンコノユメ
×ベストウォーリア
×レッツゴードンキ


馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の、3連単24点で勝負。


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年の初めの東西金杯だが、その前に今頃有馬記念の回顧を。

キタサンブラックが見事有終の美を飾ったが、武豊の「絶妙な逃げ」だったと勘違いしている人が多い。
あのレースは「絶妙な逃げ」ではなく「絶妙な仕掛け」だったのだ。

これも勘違いしている人が多いが、キタサンブラックがスローペースで逃げれば必ずしも有利な訳ではない。
キタサンブラックは切れる脚がないので、スローで逃げて他の馬の脚も貯まれば直線で差し切られてしまうのだ。
だから向こう正面までキタサンブラックがスローで逃げていた時に、他の騎手は逆に「しめしめ」と思っていただろう。
キタサンブラックは勤続疲労で直線失速する可能性もかなり高いと、他の騎手は考えていたからだ。
なぜなら、これまでのシーズン最終戦でキタサンブラックは必ず直線失速して負けていた。
直線ヨーイドンの勝負になれば自分にもチャンスが生まれると、どの騎手も思っていたはずだ。
だから3コーナーまでどの馬も無理をせず動かなかったのだ。

そして迎えた3コーナー、キタサンブラックが仕掛けるならここだとみんなが思っていた。
かつてスタミナ自慢のゴールドシップが有馬記念で、3コーナーからペロリと一捲りで圧勝したことがあった。
キタサンブラックもスタミナに任せて3コーナーから仕掛ける、そう思って有力馬に騎乗していたボウマンとデムーロは、外から動いてキタサンブラックを捕らえにかかった。
直線に向いたときに、キタサンブラックの直後に付けていれば、絶対に差し切れるという自信があったからだ。
だが武豊は動かない。
それを見て「そうか、やっぱりキタサンブラックは疲労が残っているので3コーナーから仕掛けられず、ギリギリまで我慢して直線で追い出すのか」と、ボウマンとデムーロ、そしてそのほかの騎手も思ったはずだ。
私もそう思って、3コーナーで武豊が動かなかったのを見て、馬券を獲ったと思い小さくガッツポーズした。
だが違った。
武豊はなんと4コーナーで仕掛けたのだ。

中山の4コーナーで仕掛けるジョッキーはまずいない。
小回りのため4コーナーからスピードアップすると、たいていの馬は外に膨らんでしまうからだ。
かつてスプリンターズSに、アメリカからかなりの有力馬が参戦したことがあった。
「アメリカは左回りしかないので中山の右回りに対応できるか」という懸念が新聞に載っていたが、実際その馬は先頭で4コーナーを回ってきたものの、直線でコースの最内から大外まで大きく膨らんで敗戦した。
これは極端な話だが、馬もトップスピードでカーブを曲がることはかなり難しく、4コーナーで仕掛けることはかなりリスクが大きい。

だが武豊は4コーナーからギアを上げた。
それはキタサンブラックが器用な馬で、4コーナーから仕掛けても大丈夫だという確信があったからだと思う。
直線に向いた時にはキタサンブラックは完全にトップスピードに乗っており、そこから慌ててギアを上げた他馬とはすでに大きな差ができていた。
唯一対応ができたのが、キタサンブラックの直後にいたルメールのクイーンズリングだけだった。
クイーンズリングは内々でロスなくレースを進めていたので、なんとか2着に粘りこむことができた。
キタサンブラックが刻んだレースのラスト4Hのラップタイムは12.1 - 11.7 - 11.2 - 12.3で、これがこのレースのすべてを物語っている。
ラストは詰め寄られているが、見事に振り切ったのだ。
武豊の作戦勝ちとしか言いようがないが、それに答えたキタサンブラックは本当の名馬だ。


そして金杯。
元旦がトレセンの全休日になるため、通常の金杯は1/5である。
だが今年は12/28にも開催し、かつ6~8日までが3連休なので、3日連続開催にして日程をずらした。
過去にも1/6だったこともあるし、1/4に開催したこともある。
JRAも売り上げ拡大に必至だ。

予想は、東西どちらも強い4歳馬を中心に考えたい。

中山金杯の本命はセダブリランテス。
3連勝でラジオNIKKEI杯を制した後、一息入れてアルゼンチン共和国杯を3着。
勝ったスワーヴリチャードが有馬で4着に入っており、レースのレベルが高かったことがわかる。
斤量も55kgで収まった点も有利だ。
対抗は同じ4歳馬のウインブライド、ダイワキャグニー、カデナと、調教の動きが良かったストレンジクォークまで。

◎セダブリランテス
〇ウインブライト
▲ダイワキャグニー
△カデナ
△ストレンジクォーク

馬券は◎の単勝と馬連4点。

京都金杯4歳のラビットランから。
前走のターコイズSはスローペースで4着に沈んだが、ローズSを快勝して秋華賞は4着だった。
今回は有力馬に先行馬が多いのでペースが早くなると思われ、この馬の末脚が炸裂するだろう。

対抗はレッドアンシェル、ブラックムーン、キョウヘイ、ウインガニオン、クルーガーまで。

◎ラビットラン
〇レッドアンシェル
▲ブラックムーン
△キョウヘイ
△ウインガニオン
△クルーガー

馬券は◎から馬連5点。


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今年は有馬の後にもJRAの競馬開催、しかもG1がある。
なぜかと言えば、給料日の25日前に有馬がある年は売り上げが下がるためだ。
その分を12/28に補填しようというJRAの目論見である。
かつては縦割り行政の関係で、農水省管轄のJRAは12/27までしか実施できなかった。
旧自治省(現総務省)管轄の各種公営ギャンブルが年末年始開催するためである。
10年前からJRAも12/28まで開催できるようになったのだが、それでもまだ12/22~24まで開催の時は売り上げ減の懸念が残る。
実際今年も、12/25実施だった昨年(一般の給料日は12/23)に比べ売り上げは下がっている。
なのでJRAもなりふり構わず強引に、12/28にG1をぶっこんできたのだ。
来年まではこのパターンだが、2019年は12/28が日曜日になるのでおそらくラストは有馬に戻ると思う。

前置きが長くなったがホープフルSだ。

今年から始まったG1で、かつ週の半ばの変則開催である。
昨年までのラジオNIKKEI杯2歳Sは、クラシックを見据えた有力馬かなり出走していたのだが、やはり調整の難しさか有力馬は回避した。
重賞勝ち馬はたったの1頭、オープン勝ち馬も2頭だけで、1勝馬が11頭もいる。
ほとんどデータがないので予想も難しい。

なので本命は、POG指名馬のルーカスにする。
モーリスの全弟という事で指名したが、新馬勝ちの後の前走は休み明けという事もあり、ワグネリアンに完敗してしまった。
しかも今週の追い切り中に放馬もしている。
性格的にまだ幼い部分もあるという事で、現状は全幅の信頼を置けないかもしれない。
ただ、他の馬もデータが少なく強調できる材料が少ないので、今回は本命とした。

ただし、ハーツクライ産駒2騎もなかなか手ごわそうだ。
フラットレーは、今年のオークスとダービーを制覇した藤沢和&ルメールコンビだ。
前走のアイビーSは不良馬場のため5着に敗れたが、半姉のバウンスシャッセがフラワーCを勝っていることを考えると、中山コースは合っていると思われる。
もう一頭のタイムフライヤーも魅力だ。
母系はダート血統のように見えるが、前走は勝ったグレイルに次ぐレース2番目の上りタイムを記録している。
このメンバーなら押し切って不思議はない。

それ以外で言えばシャルルマーニュか。
前走の東スポ杯2歳Sはハイペースを追走しての3着。
母の父がサクラバクシンオーで、キタサンブラックと同じと言う点も魅力だ。
最後は2000mを逃げて2勝しているジュンヴァルロまで押さえる。

有馬記念では牝馬が2着に入ったが、このレースにも内枠と外枠に牝馬がいる。
外枠のナスノシンフォニーはやや気になるが、この時期に牝馬が牡馬と2000mを戦うのはやや苦しいとみて無印。
人気どころではサンリヴァルもいるが、休み明けはやはり割引が必要だ。
武豊騎乗のジャンダルムは、明らかに短距離血統。
キタサンブラックの例はあるものの、兄姉のファリダット、フィドゥーシアとも短距離でしか結果が出ていないので、この馬もマイルまでが限界と考えた。

◎ルーカス
〇フラットレー
▲タイムフライヤー
△シャルルマーニュ
△ジュンヴァルロ


馬券は◎〇▲を1~3着固定、△を3着固定の3連単18点で勝負。


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今年の有馬記念は、キタサンブラックが勝つかどうかの一言だ。

キタサンは母方がバリバリの短距離血統のため、デビュー以降距離の壁があるといわれ続けていた。
しかしスパルタ調教の清水久厩舎で鍛えられ、540kgを超える体格で3000m以上のG1を3勝もしている。
キタサンは努力で結果を出してきた馬なのだ。
競馬ファンなら応援したくなるのは道理だ。
ちなみに、JRAのG1勝馬の最高体重は短距離で活躍したヒシアケボノの560kg。
大型馬は筋肉量も多くなり疲労も蓄積しやすい。
それでもキタサンが長距離を勝てたのは、馬のメンタル面が素晴らしく、そして厩舎の仕上げが素晴らしかったからだ。

しかし今回は、陣営が調整に失敗している。
秋初戦の天皇賞秋のドロドロ馬場を考慮して、JCは状態維持の仕上げだったが3着に敗れた。
そして有馬に向けて、1週前調教は破格のタイムを叩き出している。
これで今週もタイムを出していれば、ラストランに向けて究極の仕上げと判断できたのだが、なんと未勝利馬並みの緩いタイムで直前調教を終えた。
それでも様々なメディアは「タイムは平凡も馬体は仕上がっている」と報じたのだが、やはり陣営はあまりにも調教が緩すぎたと判断、なんと翌日も坂路に入って調教をしたのだ。
素人目に見ても、調整が巧くいっているとは思えない。
この調教過程を見て、各メディアもキタサンブラックの評価を一気に下げている。
ちなみにあのディープインパクトでさえ、有馬記念の直前に調教パターンを変えた時は負けているのだ。

もちろん、最後の坂路調教でキッチリ仕上がった可能性もある。
そして枠順抽選で武豊が1枠2番を引いたのは、これまで一生懸命走ってきたキタサンブラックに、競馬の神様が最後のご褒美をくれたのかもしれない。
状態さえまともならキタサンブラックが一番強いのはわかっている。
だが、今回はやはり厳しいのではないかと考える。

展開を考えると、明確な逃げ馬がいないので、おそらくキタサンブラックが逃げる形になると思う。
スローペースで逃げられればキタサンブラックの思う壺、切れる脚がないから3角から一まくりで一気に引き離せれば、そのまま逃げ切れるだろう。
これまで勝ってもわずかの着差だったキタサンブラックだが、ラストランで初めて圧勝するかもしれない。
だがそれほど巧く事は運ばないだろう。
どの馬もキタサンブラックを目標にレースを進めるので、3角でキタサンブラックが動けば、それにあわせてすべての馬が動き出す。
そうなると位置取りが重要だ。

週中の予想通り、本命はスワーヴリチャードにする。
ダービー2着はあるものの、一線級の古馬と対戦するのは初めてだ。
中山は皐月賞で6着に敗れており、枠順も外枠を引いてしまった。
どこまで通用するかわからないが、アルゼンチン共和国杯の勝ちタイム、鞍上がデムーロ兄、2kg軽い斤量、そして本格化した際のハーツクライ産駒の強さを考えると、やはりこの馬が一番勝利に近いと考える。

対抗もハーツクライ産駒のシュヴァルグランだ。
昨年秋から本格化し、今年に入ってから4着以下に沈んだのはやや重だった宝塚記念のみ。
昨年は6着だったが、週中の予想でも書いた通り、今年はローテーションにかなり余裕がある。
直線に入るところでキタサンブラックを捕まえられれば、末脚勝負では間違いなくこの馬の方が上である。
鞍上のボウマンとも手があっているので、G1連勝の可能性も高い。

キタサンブラックは三番手評価とする。
疲労蓄積で惨敗もあり得るが、コース形態、距離、枠順、ペースから考えると、これより評価を下げることはできない。

四番手はミッキークイーンだ。
4角までどの馬も動かず、直線入ってよーいドンになった場合は、この馬の切れ味が一番怖い。
鞍上浜中が道中じっと我慢して直線勝負に徹すれば、3強の1角を崩しても不思議はない。

五番手以降は迷うが、まずは最内枠を引いたヤマカツエースをあげたい。
キングカメハメハ産駒は有馬記念に実績はないが、この馬は母の父が有馬を連覇したグラスワンダーだ。
秋2戦は凡走しているが、天皇賞秋は極悪馬場、JCは大外枠を引いてロスの多い競馬をした結果である。
この秋のローテーションはキタサンブラックとまったく同じだが、こちらは叩き良化型で、追い切りでも好タイムを出していた。
昨年4着馬だけに軽視できない。

ラストも迷った。
名手ムーア鞍上のサトノクラウンは本当に怖いのだが、多少荒れているとはいえ硬い馬場でこの馬が好走するイメージがどうしてもわかない。
秋のオールカマーを勝ったルージュバックも好気配のようだが、元々器用さに欠ける馬だけに、同じ中山でも内回りコースだと信頼を置きづらい。
今年の漢字「北」で言えば、ホッカイドウ競馬から出戻って札幌記念を勝ったサクラアンプルールになるのだが、キングカメハメハ産駒で2000mまでしか経験がないので強調できない。
コース適性のあるシャケトラも、本調子までは戻っていないようだ。

そして問題はレインボーライン。
どんな条件でもそこそこ走るのだが好走までで勝ち切ることができず、この馬もサトノクラウン同様本当に掴みどころがない。
ステイゴールド産駒の底力がちょっと怖いが、今回も5着前後くらいではないかと思う。

そこで抜擢したいのはブレスジャーニーだ。
週中の予想でも書いたが、もしケガをしなければ春のクラシックで主役を張っていた馬である。
前々走のドロドロの菊花賞は惨敗したが、前走のチャレンジCは外を回っての3着。
かなり未知数ではあるのだが、馬券を買うのなら人気になっていない今である。


◎スワーヴリチャード
〇シュヴァルグラン
▲キタサンブラック
△ミッキークイーン
×ヤマカツエース
×ブレスジャーニー


馬券は◎〇▲の3連単ボックスを厚めに、◎〇1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単24点と、外国人騎手5人の3連複ボックスで勝負。


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今回、有馬記念にしては珍しく牝馬の出走が4頭と多い。
ただ時期的なものか、有馬記念は圧倒的に牝馬が不利である。

過去20年を見ても、有馬記念を勝った牝馬はジェンティルドンナとダイワスカーレットの2頭しかいない。
ブエナビスタも2着まで、トゥザヴィクトリーとエアグルーヴも3着までだった。
ちなみに過去40年まで広げても、これに加わるのはヒシアマゾンの2着だけである。

そして上記の馬はすべて、3歳時の挑戦ならそれまでにG1を2勝以上、4歳以上ならG1を3勝以上していた。
条件的には今回の4頭はすべて該当しないことになる。
POG指名馬だが牝馬限定重賞しか勝ち鞍のないトーセンビクトリーはかなり苦しく、G1を1勝しかしていないクイーンズリングもちょっと苦しそうだ。

ただ、ミッキークィーンは少し面白いかもしれない。
宝塚記念は強豪牡馬相手に3着し、休み明けの前走エリザベス女王杯も3着だった。
この馬も間にレースを挟まずここに直行していることで、ローテーション的には有利に働くはずである。

そしてさらに面白いのがルージュバックだ。
この馬は牝馬限定戦では勝つことができないが、牡馬との勝負では重賞を4勝している。
G1で勝ちきれない詰めの甘さはあるものの、今回オールカマーで勝利した北村宏が鞍上という事で、変わり身があるかもしれない。
オールカマーの外回りから内回りに代わる点も気になるが、ちょっと注意が必要だろう。

タイトルの関係でシャケトラの名前を挙げたが、その他の牡馬も含めて検討したい。

まずシャケトラだが、中山が得意という事で今年前半は注目されていた。
しかし秋は体が絞り切れなかったためか、天皇賞秋、JCと二けた着順だった。
得意のコースでガラリ一変と言う可能性もあるが、今回は勝ち負けまでは難しいと思われる。
実績馬のサウンズオブアース、ヤマカツエースも同様に、この秋の戦績を見ると食指を伸ばしづらい。
ただ、ヤマカツエースは内枠に入ったことで、上位に食い込んでくる可能性が出てきた。
カレンミロティックは成績は上がり目傾向だが、9歳と言う年齢からさらに上昇と言うことはないだろう。
サクラアンプルールはG2の札幌記念を勝っているが、そもそも2000mまでしか経験がない。
G1になると戦績が落ちるので、ここでも家賃が高いと思われる。

最後はレインボーラインだが、この馬も取捨選択が難しい。
3歳春でNHKマイルCを3着した後、秋は菊花賞で2着。
その後は天皇賞春を除いて3~6着と安定した成績を残しているものの、適正距離がどのあたりにあるのかまったく判断できない。
今回も大負けはしないとは思うが、馬券対象にはならないような気がする。

これで全頭の検討が終わった。
最終結論は明日。


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総大将のレイデオロをはじめ牡牝のクラシックを獲った馬はすべて回避したものの、それでも今年の3歳馬たちは魅力的だ。
今年のひよっこは一味違う。

中でもダービー2着のスワーヴリチャードは、休み明けの前走アルゼンチン共和国杯の勝ちっぷりが見事だった。
好位を進んで直線に向くと、次元の違う末脚を使って快勝。
勝ちタイムの2.30.0は、過去20年で2位タイの早さである。

無理仕上げで菊花賞に向かわずに、じっくりと仕上げてアルゼンチン共和国杯から始動、さらに実績のある東京競馬場のJCではなく、あえて間隔をあけて有馬記念を狙い撃ちしてきた。
ダービー馬のレイデオロがJC2着だったことを考えると、この馬でも十分勝負になるだろう。
唯一連対を外しているのが中山の皐月賞という点はやや気になるが、本格化した今なら問題はないはずだ。
斤量で2kgアドバンテージがあるのも心強い。

この馬が勝利に一番近いと考える。

続いてブレスジャーニー。

昨秋、重賞を連勝してクラシック戦線の主役に躍り出たが、故障で春を棒に振ってしまった。
ちなみにその時にスワーヴリチャードも負かしている。
順調に行けば、この馬が皐月賞、ダービーの2冠を獲っていても不思議ではなかった。
そして秋初戦は、三冠最後の菊花賞。
レイデオロ、スワーヴリチャードがいなければ、休み明けのぶっつけ本番でも勝負になると陣営は思ったのかもしれない。
しかしレースは田んぼのようなドロドロの極悪馬場、休み明けの馬が走るにはあまりにも酷であり12着と惨敗してしまった。
その後、12月に入ってチャレンジCを3着。
この時も直線いい脚で追い込んできたが、外を回った分届かなかった。
ズバリ言って、順調に来ていればこの馬もG1を獲っていたはずだ。
陣営は今回鞍上を三浦にスイッチ。
かつての天才も、ケガによる長期離脱などで精彩を欠いているが、一度地獄を見ているだけに、逆にこういう場面で大仕事をするかもしれない。
叩き三戦目で上がり調子に来ていると思われるので、今回もまったくの無印にはできないだろう。

最後に、チャレンジCを勝ったサトノクロニクル。
半兄のサトノラーゼンは早熟血統で、生涯一番の奇跡の出来でダービー2着した。
逆に弟は、父親がハーツクライに変わったことにより晩成血統ではないかと思われる。
現状では距離も2000mまでが限界と思われ、この馬は無印でいいだろう。


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前走のJCで待望のG1制覇を果たしたシュヴァルグラン。
姉のヴィルシーナ、妹のヴィブロスもG1を2勝ずつあげており、まさに華麗なる血統である。
ではシュヴァルグランも2勝目のG1をゲットすることができるだろうか。

シュヴァルグランがオープン入りした後の、この2年間の成績は3.3.3.3である。
12戦すべてがG2以上のレースなので、この成績は立派の一言だ。
ただちょっと気になるのは、着外の3戦が宝塚記念×2、有馬記念とすべてグランプリレースであること。
初日のキタサンブラック同様、この馬も連戦によって使い減りしている可能性がある。

とは言え6着に敗れた昨年は、使い始めが11月上旬のアルゼンチン共和国杯だった。
ここを勝って中3週でJC(3着)、中4週で有馬記念(6着)と走っており、2か月で3戦と言うややキツいローテーションであった。
しかし今年はJC狙い撃ちで、10月上旬の京都大賞典から始動している。
京都大賞典(3着)のあと中7週でJC(1着)、中4週で有馬記念だから、昨年と比べるとかなり余裕がある。
2年連続で天皇賞春から宝塚記念に直行して掲示板を外しているので、必ずしも間隔を空ければいいという訳ではないのかもしれないが、3か月で3戦という事で、昨年より仕上げやすいという事は間違いないだろう。

ちなみに、中山も昨年の有馬記念しか走っていない点はやや気になるが、右回りを不得意にしている様子はないので、こちらはそれほど問題ないと思われる。
スタミナ自慢で、ペースが早くなっても前目に着けられる点も、この馬に有利に働くだろう。

鞍上のボウマンも自信を持っているので、この馬は本命候補の1頭である。


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サトノクラウンが正式に有馬記念出走を表明したのは先週の事。
正直、この馬には出走してほしくなかった。
なぜなら、この馬は本当に取捨選択が難しいからだ。

キタサンブラックとは同期になるが、皐月賞一番人気だったのはこの馬だ。
弥生賞を快勝し、後の2冠馬ドゥラメンテ、ドバイターフを勝つリアルスティールを押さえての一番人気である。
この皐月賞は6着に敗れるが、ダービーでは3番人気で3着で、キタサンブラック、リアルスティールに先着している。

ちなみに、これまでこの馬が1番人気に支持されたのは皐月賞のみ。
昨年末に香港ヴァーズを勝った後、今年は5戦して3番人気が4回、2番人気が1回あるものの、1番人気にはなっていない。
5戦中4回はキタサンブラックとぶつかっているので仕方ない面もあるのだが、それでもやはりみんなが信頼を置きづらいと考えているのだろう。
キタサンブラックとは天皇賞秋でクビ差の接戦をしているが、前走のJCはいいところなく10着に敗れた。
陣営が出走を迷っていたくらいだから、状態面も究極の仕上げとは考えづらく、今回も非常に判断が難しい。

特に、今回は鞍上が名手ムーアである。
ムーアはJCの時に、アイルランドから参戦した馬に騎乗していたのに、追い切りではサトノクラウンに騎乗している。
しかも追い切り後はその能力を絶賛、機会があったら騎乗させてほしいと陣営にアピールした。
その段階で、すでに有馬記念まで日本で騎乗することが決まっていたので、有馬記念は自分に騎乗させてほしいと言っていたようなものだ。
ムーアがそこまで乗りたがるという事は、勝算があるという事なのだろうか。

なお、キタサンブラックは今年で引退が決まっているが、サトノクラウンは来年も現役続行が決定している。
ただこの馬の場合、柔らかい馬場が得意と言う脚質から、おそらく日本ではなく海外のレースを軸にローテーションが組まれるだろう。
そういう部分も念頭に置き、サトノクラウンのこれまでの戦績を細かく分析してみる。

全成績は7.1.1.7、16戦中2、3着はそれぞれ1回ずつしかなく、ここからも成績にムラがあるのがわかる。
さらに馬場状態に注目したい。

良:3.0.1.5
稍:3.0.0.2
重:1.0.0.0
不:0.1.0.0.

良馬場3勝のうち1勝は香港ヴァーズ、残りの2勝は能力の差がはっきり出やすいデビュー直後の2歳戦だ。
3着に入ったのも3歳時のダービーである。
コースで見ても香港、東京競馬場以外では、良馬場だと0.0.0.5と言う成績になってしまう。
上記の戦績から、どう考えても現状狙えるのは馬場が柔らかい時期、コース限定となるだろう。

関東地方は週末まで雨の予報はない。
もし降ったとしてもお湿り程度で、馬場が悪化することはないだろう。
馬場が乾燥してカチカチになることを考慮すると、名手ムーアの腕をもってしても、今回勝つのは難しいと思われる。

よって、この馬も本命にはしない。


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日曜日はクリスマス・イヴだが、競馬ファンにとってはクリスマスより有馬記念の方が重要だ。
今年は28日にホープフルSがあるので締め括りではないものの、やはり予想にも気合が入る。
ここ数年は深く考えた予想をアップしていなかったが、今年はアップしてみようと思う。

レイエンダ、ソウルスターリングなどの人気上位だった馬が回避したものの、それでもそこそこのメンバーがそろい、「スター・ウォーズ」の様相を呈している。
そしてもちろん一番人気は、今回がラストランとなるキタサンブラックだろう。
はたしてラストにサブちゃんの「祭」を聞くことができるだろうか?
私は「否」だと思う。

天皇賞秋とJCの予想でも書いたが、キタサンブラックは休み明けが一番走り、その後次第に成績が落ちる傾向がある。
過去の戦績は以下の通り、見方は上から下へと過去にさかのぼっていく。

レース名       人気  着順

ジャパンC(G1)    1    3
天皇賞秋(G1)    1    1
---------------休養---------------
宝塚記念(G1)    1    9
天皇賞春(G1)    1    1
大阪杯(G1)      1    1
---------------休養---------------
有馬記念(G1)    2    2
ジャパンC(G1)    1    1
京都大賞典(G2)   1    1
---------------休養---------------
宝塚記念(G1)     2    3
天皇賞春(G1)     2    1
産経大阪杯(G2)   5    2
---------------休養---------------
有馬記念(G1)     4    3
菊花賞(G1)      5    1
セントライト記念(G2) 6    1
---------------休養---------------
東京優駿(G1)     6    14
皐月賞(G1)      4    3
スプリングS(G2)   5    1
3歳500万下      9    1
3歳新馬         3    1


休み明けは5戦して4勝2着1回でパーフェクト連対。
それに引き替え休む前は5戦して0勝2着1回3着2回で、9着と14着の時もあった。
一言でいえば「使い減り」するのだ。

菊花賞を勝ち、天皇賞春を連覇しているが、そもそもキタサンブラックにはサクラバクシンオーの血が流れている。
非常に賢い馬で、レースでも本当に一生懸命走るのだろうが、蓄積疲労で気力が体力に追い付けず、休養前には負けるのではないかと思う。

そしてこの20年、天皇賞秋、JC、有馬記念の黄金ローテを3連勝した馬は、テイエムオペラオーとゼンノロブロイしかいない。
3歳馬は菊花賞を選択するし、昨今は凱旋門賞に挑戦する馬も多くなった。
だから必ずしも天皇賞秋、JC、有馬記念のローテを選ぶとは限らないのだが、それでも秋シーズンにG1を3連勝した馬は他にはいない。
ただし、ディープインパクトは凱旋門賞を失格になったあと、JCと有馬記念を勝った。
もし天皇賞秋を使っていたら、3連勝したかもしれない。

また、黄金ローテを3戦とも使って2勝以上した馬は、上記の3頭に加え、天皇賞秋と有馬をそれぞれ2連覇したシンボリクリスエスもいる。
シンボリクリスエスは2年連続で間のJCを3着しており、キタサンブラックと若干かぶる部分もある。
しかし黄金ローテを2勝以上した馬はすべて4歳までに達成しており、テイエムオペラオーも5歳時には黄金ローテで1勝もできなかった。

今回がラストランという事で、陣営も目一杯に仕上げてくる可能性もあるが、最後の最後で力尽きそうな気がしてならない。
予想初日だが、キタサンブラックを本命にしない事だけは決定した。


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先週の阪神JFは最後にリリーノーブルを入れたので、◎△で的中。
子供のお小遣い程度の勝ちだったが、有馬に向けて勝つことが重要だ。
今週も馬連で予想する。

一番人気はダノンプレミアムだ。
前走のサウジアラビアRCは、やや重馬場ながら2番手からレコードタイムで勝利した。
能力的には頭一つ抜けているといっていいだろう。
ただ、今回はマークがきつくなるため、先行馬であることが裏目に出るのではないか。
ケイティクレーバーが逃げてペースが早くなると思われ、さらにダノンプレミアムは内に包まれないように早く動く必要があるので、ゴール前で刺される可能性がある。
となると、ラストの脚がある馬が勝ち馬候補になる。

本命はタワーオブロンドンにする。
過去4戦中、3戦で上り最速の脚を使っていて、残り1戦も逃げて上り2番目の脚を使っており直線は着実に追い込んでくる。
近親にディーマジェスティがいるので、2000mまでは距離も大丈夫だろう。

以下、ダノンプレミアム、重馬場以外の2戦で上り最速のステルヴィオ、同じく3戦中2戦で上り最速のダノンスマッシュを厚めに、重賞勝ちがあるのに人気の盲点になっているフロンティア、アサクサゲンキ、重賞で好走歴のあるケイアイノーテック、ファストアプローチ、カシアス、ダブルシャープ、ケイティクレーバーまで。


◎タワーオブロンドン
〇ダノンプレミアム
▲ステルヴィオ
△ダノンスマッシュ
△フロンティア
△アサクサゲンキ
×ケイアイノーテック
×ファストアプローチ
×カシアス
×ダブルシャープ
×ケイティクレーバー

◎から馬連10点勝負。


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