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CIAのスパイものアクションという事で期待して観に行ったが、微妙な感じの作品だった。

ラップは婚約者とビーチリゾートにバカンスに行き、そこでプロポーズをした。
幸せ絶頂の二人だったが、そこにイスラム系のテロリストが現れビーチの観光客が襲われてしまう。
ラップは一命を取り留めるも、婚約者を失ってしまう。
復讐のためにラップは自らを鍛え、アラビア語も学びテロの首謀者と差し違える覚悟で接触、しかしまさに首謀者に襲いかかろうとした瞬間、米軍の特殊部隊の急襲により首謀者は暗殺されてしまった。

ラップがテロリストと接触を図ろうとしていたことを、CIAは傍受していた。
そして副長官のケネディはラップをスカウトし、彼を元SEALESハーレーに預け、エージェントとして鍛えるように依頼した。
ハーレーの訓練は過酷かつ特殊で、一緒に訓練を受けていたメンバーは次々と離脱していく。
しかしラップはハーレーの訓練を耐え抜くのだった。

そんなとき、ロシアから極秘に大量のプルトニウムが流出したという情報が入る。
ケネディはハーレーに調査を依頼、任務にラップを連れて行くようにも命じた。
ハーレーはラップの素質を認めながらも、いまだ恋人を殺されたことによるテロリストへの怨嗟を強く持っている事を懸念、個人的な感情は捨てろと言い聞かせる。

アクションやVFXで言えば、「M:I」シリーズにも負けずとも劣らないほどで、かなりきちんと作りこまれている。
ただ、全体の設定に目新しさがない。
エージェントとしてスカウトされた新人が鍛えられ、師匠と一緒にミッションに向かう、そのミッションがロシアから流出した核燃料の追跡で、受け取るのがイスラム系のテロリストとの攻防、どこを取っても今までのスパイ映画で何度も取り上げられたシチュエーションだ。
映像は見応えあるものの、既視感の強いシーンばかりで、映画を観ながら「うーん」とうなってしまった。
ラップやハーレーもステレオタイプのキャラで目立っておらず、指向や行動でもっと尖らせた方がよかったのではないかと思った。

この作品がスタートでシリーズ化も考えているのかもしれないが、次回作を作るのであれば、ストーリーをかき回すような強烈な問題児キャラを投入するなどしないと、エンターテイメントとして面白い映画にならないような気がする。


80.アメリカン・アサシン


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何と言うか、非常に評価が難しい作品だ。
原作は町田康で、脚本は宮藤官九郎、そして監督は石井岳龍である。

素浪人の掛十之進(綾野剛)は、士官先を求めて黒和藩にいた。
そこで巡礼の親子の父親を斬り殺す。
それを見ていた藩士の長岡主馬(近藤公園)が十之進に斬った理由を問うと、十之進は、この親子は新興宗教腹ふり党の信者だ、腹ふり党は藩を壊滅させる恐ろしい宗教で、すでに藩内に信者がかなり侵入しているはずだと言った。
さらに十之進は、腹ふり党対策担当として自分を雇うように上役に進言しろと言い、主馬は上司の家老内藤帯刀(豊川悦司)に話を通す。

内藤帯刀は、十之進話がおそらくデマだと言う事を見破っていた。
しかしこの十之進の話を利用して、ライバルの大浦主膳(國村隼)を追い落とそうと考えたのだ。
内藤のもくろみ通り、大浦は田舎の村の猿回しに格下げされてしまう。

腹ふり党の話は実際に十之進のデマであり、すでに騒動は沈静化していた。
内藤はその事を密偵の江下レの魂次(渋川清彦)に調べさせ掴んでいたのだが、このまま腹ふり党が現れないと、今度は内藤の立場が危うくなる。
そこで内藤は、十之進、魂次、そしてかつては大浦の家来であった幕暮孫兵衛(染谷将太)と、念動力を使うオサムの4人に、腹ふり党の騒動を偽装するプロジェクトを遂行するよう命じた。

かつての腹ふり党幹部茶山半郎(浅野忠信)が隣の藩に潜んでいることを突き止め4人は、その幹部に会いに行く。
そこには美少女ろん(北川景子)がいて、オサムとろんのダンスにより、黒和藩の貧民街の住人に腹ふり党の教えが爆発的に広がっていった。
だがその拡散の仕方は、内藤の想定をはるかに超えるものだった。
暴徒と化した腹ふり党信者たちは、黒和藩の城に火を付けてしまう。
城主の黒和直仁(東出昌大)以下、藩士は猿回しの大浦を視察に行っていたため直接の難を逃れたが、暴徒たちと戦わなければならない。
だが腹ふり党の信者は数千人、対して藩士は数十人だけ。
このままでは勝つことは不可能、と思われたとき、人語を解する猿の大臼延珍(永瀬正敏)が現れた。

設定は時代劇だが、最初のシーンから外来語がバンバン飛び交い、軽快なボケと突込みが入るなど、基本はコメディ映画である。
前半は、クドカンらしい脚本の面白さと役者の演技でかなり笑わせてくれる。
一方で殺陣をはじめとするアクションシーンは本格的で、そのギャップも観ていて楽しい。
だが、クライマックスとなる戦闘シーン以降がグズグズだ。
登場人物が次々消えていくのだが、殺されないで不思議な消え方をする者もいる。
茶山半郎は、なんとなくデカい便器なのかな、と言う想像も付くが、大臼延珍の消え方はまったく理解不能で、結局彼が何をしたかったのかもよくわからない。
面白くするために風呂敷を広げたものの、たたむことができなかった、いや、最初からたたむつもりもなかった、と思わせる結末だ。

個人的には三池崇史、もしくは松本人志作品に近いかなとも感じたが、まとめ方があまりにシュールすぎて、面白いかどうかの判断もできなかった。


79.パンク侍、斬られて候


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演劇で評判だったと聞いてそこそこ期待して観に行ったが、正直内容はイマイチだった。

1969年、時生は伊丹空港近くの韓国人街に家族と住んでいた。
韓国人街と言ってもほとんどの家はバラックの掘っ立て小屋で、空港の土木作業員として日雇い仕事をしている人が多かった。
時生の父は焼肉屋を営んでいたが、第二次世界大戦に従軍して左腕を失くしている。
母は韓国の動乱で済州島から逃げてきていた。
姉が3人いたが、長姉の静花(真木よう子)と次姉の梨花(井上真央)は父の先妻の子で、すぐ上の姉の美花(桜庭ななみ)は母の連れ子である。
これからも日本で生きなければならない、と言う父の信念の元、時生は私立の進学校に通っていたが、韓国人と言う事でいじめにあい失語症になっていた。

梨花は店の馴染みの哲男(大泉洋)と結婚したのだが、哲男は役所に書類の不備を指摘されたことを怒り、結婚届けを破り捨ててしまう。
結婚初日から一悶着あった二人だが、実はそれよりも根深い問題があった。
哲男は静花と同級生であったが、子どもの頃から静花に想いを寄せていた。
だが哲男と一緒に空港に忍び込んだ時に犬に噛まれた傷が、今でも後遺症として残っていることを気にして、静花は哲男の想いを受け入れなかった。
そんな中で哲男を梨花は結婚をしていたが、二人の仲は冷え切るばかりで、梨花は韓国から日本に来たばかりの呉と付き合うようになってしまう。
梨花と哲男の間を案じた静花は、常連となった尹と付き合い始めるが、哲男は北朝鮮への帰国を申し込んだので、一緒に北に行ってくれと、静花へ想いをぶちまける。

一方美花はナイトクラブで働いていたが、そこの支配人の長谷川と付き合っていた。
しかし長谷川はクラブのママと結婚しており、美花はママと店で大喧嘩をしてしまう。
そんな中、国有地を不法占拠していると言われ、家族は立ち退きを要求される。
また時生は学校の欠席日数が多くなり、進級できない状態になっていた。
時生の母は進学校を辞めることを提言するが、父は頑なにそれを認めようとしない。
時生は追いつめられてしまう。

時代に翻弄された在日韓国人の一家の物語、と言う触れ込みだが、あまり時代に翻弄されていない。
家族が主に翻弄されているのは、静花、梨花、哲男の三角関係である。
この三角関係は時代に関係なく、さらに在日韓国人をテーマにしなければならないものでもない。
在日韓国人への差別と言う部分は若干表現されているものの、それも時生の学校問題のみである。
まともな仕事に就けない、と言う部分はセリフで処理されているだけだ。
ただ時生の父である龍吉役のキム・サンホと、母親役のイ・ジョンウンの演技は非常に良かった。
特にキム・サンホはセリフではなく、表情と仕草で耐える在日韓国人の悲哀と屈託を表現していた。
とは言え、やはりストーリー全体は何を表現したかったのか、今一つわかりづらい。
映画と言う事で差別的な部分を排除したのかもしれないが、その分感動も薄くなってしまった感じだ。


78.焼肉ドラゴン


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今回のギンレイは、2017年度邦画の4強のうちの1作「彼女がその名を知らない鳥たち」と「勝手にふるえてろ」だ。

まず、「彼女がその名を知らない鳥たち」。
十和子(蒼井優)は陣治(阿部サダヲ)と一緒に暮らしているが、建設的なことは何もしておらず、どちらかと言えば自堕落に暮らしていた。
と言うのも、かつて付き合っていた黒崎(竹野内豊)に手ひどく振られ、体のケガは治ったものの心の傷は癒えていなかったからだ。
建設会社で働く陣治は見た目も野暮ったく、女性を優しくリードすることもできない。
十和子はそんな陣治に冷たく当たるのだが、陣治は心から十和子に尽くしていた。

そんなある日、十和子は腕時計の修理を百貨店に依頼するのだが、すでにメーカーが倒産しており修理ができないと断られる。
十和子はイライラして、つい黒崎の電話番号をならしてしまう。
十和子がクレーマーのように何度も問い合わせをすると、若い責任者の水島(松坂桃李)が代替品を持ってくるのだが、その和らな対応に十和子はそのまま水島と関係を持ってしまう。

その後も十和子は水島と関係を続けるが、やがて刑事が十和子の元を訪れた。
十和子が電話を鳴らした水島は、5年前から行方不明になっており、発信元の十和子が何かを知っているのではないかと調べに来たのだ。
黒崎が行方不明になっていることを知り、動揺する十和子。
十和子は刑事に黒崎の家を教えてもらい、妻に会う事にした。
そしてそこで、黒崎の妻の伯父である国枝(中嶋しゅう)と出会った。
国枝を見た瞬間、かつての記憶が少しずつ甦ってくる十和子。
混乱する十和子は水島に救いを求め、切実に会いたいと懇願するのだが、すでに十和子に飽きていた水島は冷たく接するのだった。

ミステリーと言えばミステリーだが、ストーリーの中盤でだいたい結末はわかってしまう。
それを最後まで面白く見せてくれるのは、蒼井優と阿部サダヲの演技力だろう。
特に蒼井優は、今まであまり見せたことない役柄で、彼女の引き出しの多さを再認識した。


続いて「勝手にふるえてろ」。
こちらは正月にロードショウで観ているので、本数にはカウントしない。
だが、映画としては「彼女がその名を知らない鳥たち」よりこちらの方が面白いと思う。

とにかく、主役の松岡茉優の演技が素晴らしい。
典型的なこじらせ系女子を、見事に演じている。
また、その松岡演じるヨシカの、妄想シーンの演出も見事だ。
イチに透明感のある北村匠海、ニに見た目がちょっと暑苦しい渡辺大知を配している点も見事だ。
監督をはじめとする製作者のセンスを感じる。

個人的には、松岡茉優がこの映画でいくつかの女優賞を獲得してもまったく不思議ではないと思った。


77.彼女がその名を知らない鳥たち



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3部作となっている、長編アニメ映画版ゴジラだ。
前作がグズグズだったので観に行くかどうかかなり迷ったが、時間があったので観に行くことにした。
すると今回は、前作よりはかなりわかりやすい作りになっていた。

前作で、地球に帰還した移民団はそこにいたゴジラを倒したものの、新たに超大型の「ゴジラ・アース」と遭遇して、攻撃部隊は壊滅状態になっていた。
地球の衛星軌道上に待機していた母船では、この「ゴジラ・アース」を倒すことは不可能と判断、このまま別の惑星を探査する方向に決定しかけていた。
だが一部から、地上の攻撃部隊がまだ生存しているかもしれないとの声が上がり、48時間だけ彼らからの連絡を待つこととなった。

地上では、いくつかの部隊が生き残っていた。
攻撃部隊の指揮官だったハルオ・サカキをはじめ、ほとんどのメンバーは地球に生存していたフツア族に助けられていた。
フツア族は機械的な道具を持たず、一見原始的な暮らしをしていたが、かなり高い文明を持ち暮らしていた。
そして言葉が通じなくともテレパシーで更新する能力に加え、さらにすぐに言語を理解する能力も備えていた。

フツア族が大きく生態系の変化した地球で生き残ってきた要因の一つは、かつてビルサルドが対ゴジラ兵器として開発しようとしていたメカゴジラに使われる、ナノメタルにあった。
メカゴジラは完成前にゴジラに破壊されてい間ったが、その構成要素であったナノメタルは元素として残っていた。
ナノメタルは他の物質を取り込み自ら増殖する性質を持っており、2万年の間に自らを増殖させ、さらにかつてのプログラムに従い、富士山麓に対ゴジラ用の大きな都市を作っていた。
ビルサルドの技官ムルエル・ガルグはこの都市をメカゴジラ・シティと命名、ここにゴジラ・アースを呼び込めば倒せると計算した。
ハルオは指揮官ととしてゴジラ・アースを倒すと判断、折しも母船から引揚げ艇が到着したが、誰一人として母船に戻るものはいなかった。

ガルグの計算によれば、数日で対ゴジラ・アースの兵器が用意できるはずだった。
しかし攻撃用兵器の生産効率を上げるため、防御用のかく乱ガスの生産をセーブした事により、ゴジラ・アースにメカゴジラ・シティの存在を気付かれてしまう。
さらにゴジラ・アースが発する熱線により、メカゴジラ・シティの機能が焼かれてしまった。
ゴジラ・アースとメカゴジラ・シティのギリギリの攻防が始まる。

前作では、なぜ宇宙人が2民族も現れたのにメカゴジラが間に合わず、まったく役に立たないまま一緒に移民するのかとか、設定に不思議な部分が多かった。
しかしこれは、すべて2作目、3作目への布石だったのだろう。
前作もゴジラとのバトルシーンはなかなかの完成度だったので、設定の不自然さが逆に悪目立ちする作りになってしまっていた。
しかしこの作品では、ナノメタルと言う「ご都合主義の何でもアリ」的スーパー兵器が登場する部分はやや気になるものの、それ以外はストーリー展開も悪くない。
この後登場する怪獣たちについても、かなり期待を持たせる布石の打ち方になっている。

では1作目はどうすればよかったのかと言うと、おそらく時系列順に並べるのではなく、まず地球に戻ってゴジラを索敵するあたりから、物語を始めればよかったのだと思う。
その段階で、ビルサルドとエクシフをの役割をもっと明確にしておけば、2種族が役立たずのまま地球から逃げることになった、と言う印象にはならかなったと思う。

いずれにしろ、1作目がグズグズだったのでかなりガッカリしたが、2作目で一気に盛り返してきた。
2作目の上映日数が短かったため、3作目の劇場数が減ってしまうかもしれない部分はやや気になるところだが、秋の最終話に期待したいと思う。


76.GODZILLA 決戦機動増殖都市


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カンヌでパルムドールを獲得した是枝作品。
予告編やTVCMでだいたいのストーリーは予測しており、ほぼその通りの展開であったが、それでも見終わった後は唸らせる作品であった。

日雇いで工事現場で働く柴田治(リリー・フランキー)は、クリーニング店に勤める妻の信代(安藤サクラ)、息子の祥太(城桧吏)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)、そして祖母の初枝(樹木希林)の5人で暮らしていた。
住む家は初枝の家で、築何十年もたった2間しかないボロボロの狭い平屋。
そこで家族5人が生活していた。
そしてこの家族は、治と信代が働き初枝の年金はあるものの、生活費の足りない分を万引きで補っていたのだ。

ある寒い夜、治と祥太が万引きから戻る途中、アパートの玄関先で震えている少女を発見する。
かわいそうに思った治が家に連れて帰るが、信代は誘拐になるから家に帰そうと主張する。
仕方なく治は信代とともに少女を家に帰そうとするが、その部屋からは夫婦の怒鳴りあう声が聞こえてきた。
その中には「私だって生みたくて生んだわけじゃない」という女性の声もあった。
少女の体に傷があったこともあり、治と信代は少女を連れ帰って一緒に暮らすことにした。

貧しいものの仲良く暮らす家族に囲まれて、少女は少しずつ心を開いていく。
だがそんなときTVのワイドショウでは、少女が行方不明になっているのに捜索願いが出されておらず、両親が少女を殺した疑いがある、と報じていた。
治と信代は少女の髪を切り、「りん」と言う名前を付けて隠すことにした。

その後治は、ケガをして工事現場の仕事を休まざるを得なくなる。
そのため祥太との万引きを増やすことになるのだが、そこにりんも連れて行ってしまう。
やがてりんも万引きを覚えようとし始めた。
一方信代も、クリーニング店の仕事をリストラされてしまう。
家族はりんを迎えてさらに明るく暮らすようになったが、あることがきっかけで、その形が崩壊してしまうのだった。

「歩いても 歩いても」「そして父になる」「海街diary」「海よりもまだ深く」と、家族のつながりの機微をテーマにし続けた是枝裕和。
これまでのどの作品も問題を抱えた家族の葛藤がテーマになっていて、未見だが「奇跡」もおそらくそうだったのだと思う。
そして今回も、絶妙な距離感の家族を描いている。
「そして父になる」だけは現在進行形の物語だが、それ以外の作品は、一見家族は安定して暮らしているように見えるが、過去のわだかまりを抱えていてそれが解消できていない。
今回の作品も、その部分を鋭くえぐっている。

家族に優しいように見える初枝だが、自分を捨てて他の女と家庭を作って死んだ亭主を許したわけではなく、事あるごとに後妻の息子の家にある仏壇に手を合わせに行く。
息子は申し訳なさそうに毎回3万円を差し出し、初枝はそれを当然のように受け取る。
そしてそれ以上に、後妻の息子夫婦に仕返しをし続けている。
それぞれ過去を持つ治、信代、亜紀はその初枝に甘えているのだが、初枝は自分を頼る家族の面倒はしっかり見ていた。

仲良く暮らしているように見えて、実は全員が家族を手放しで信頼しているわけではない。
互いに、心の一番深いところではつながりあえていない事がわかっていて、いつ裏切られても傷つかないように自分を護っている。
その微妙な距離感が、ストーリーが進むにつれ浮き彫りになり、見ていて切なくなってくる。

はっきり言って、感動作品ではない。
大人も子供も、必死に頑張って自分の弱さを隠している部分に、奇妙な共感を覚える作品だ。
ラストもはっきり光が見えているわけではないのだが、映画としての完成度は非常に高いと思う。
評判にたがわぬ名作であった。


75.万引き家族


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前作は内容がやや暗く、下品なギャグも多かったのであまり好きになれなかったが、今回は日本人でも笑えるセリフが多く、かなり笑えるストーリーになっていた。

前作でヴァネッサと結ばれたウェイド/デッドプール(ライアン・レイノルズ)は、世界を股にかけ悪人を成敗していた。
二人が出会った記念日にやっと部屋に戻るのだが、その時ヴァネッサはウェイドを狙った殺し屋に殺されてしまう。
絶望して自棄になったウェイドは自殺を試みるが、能力のせいで死ねない。
そんなウェイドを、コロッサスがX-MENにスカウトする。
子供のX-MENを保護する施設「エセックス」で、一人のX-MENが暴れているという通報を受け、ウェイド、コロッサス、ティーンエイジは出動する。
暴れていたのはラッセルという太った少年で、手のひらから火の玉を出す能力を持っていた。
彼は施設で理事長や教師に虐待されたと主張、その話を信じたウェイドは教師を殺してしまう。
ウェイドとラッセルはすぐに取り押さえられ、刑務所であるアイスボックスに送られた。

その頃未来から、ケーブルという半身サイボーグ化された男が現代にやってきた。
彼は未来で、妻と娘をラッセルに殺されていた。
現代でラッセルを殺害し、未来を変えるために現代に来たのだった。
ケーブルはアイスボックスを襲撃し、ラッセル殺害を試みる。
ラッセルの破壊力はすさまじく、アイスボックスはめちゃくちゃにされてしまう。
しかしウェイドが阻止をすることにより、ケーブルはラッセル殺害に失敗する。

アイスボックスが破壊されたため、囚人たちは新しい刑務所に移ることになった。
ケーブルはその護送車を狙っており、ウェイドはラッセルを守るため、ミュータントを募って「X-フォース」を結成した。
しかし「X-フォース」で唯一使える人材は、強運の女性ドミノのみ。
それ以外のメンバーは戦う前に死んでしまった。
それでもなんとかウェイドが護送車に追いつくと、すぐにケーブルが襲い掛かってきた。
護送車は大破、そして最強のX-MENであるジャガーノートが自由になってしまう。
ラッセルはジャガーノートとともに、理事長を殺害するために「エセックス」に向かう。

ストーリーはシリアスに構成されているが、セリフは最初から最後までギャグが詰め込まれている。
しかも非常に間がいい。
そのギャグも前作と違って下品なものばかりではなく、色々な映画のパロディや揶揄など、ウィットに富んだものが多かった。
私はX-MENシリーズをまったく観ていないため、おそらく半分くらいしかわからなかったが、それでもかなり楽しめた。
オープニングのスタッフロールから、スタッフいじりを行っていたのも笑えた。
同じマーベルグループのためアベンジャーズいじりはなかったように思うが、ライバルのDCユニバースに対しては「DCユニバースの暗いキャラかよ」などといういじりもあった。
この面白さなら、おそらく次回作も制作されるだろう。
楽しみである。

さらにウェイドは「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」にも出演しているらしいので、X-MENシリーズも見直してみようと思った。

74.デッドプール2


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1973年に実際にローマで起きた誘拐事件をモチーフにした作品だ。
事実に脚色を加えているらしいが、リドリー・スコットらしいスリリングな作品になっていた。

第二次世界大戦直後、ジャン・ポール・ゲティはサウジアラビアの油田採掘権を手に入れた。
当時、砂漠から石油を運び出すことは不可能だと誰もが考えていたが、ゲティは巨大なタンカーを建造して石油の輸出に成功、一躍世界一の億万長者となった。
ゲティは家族を顧みず、ビジネスに没頭していた。
そのため息子家族ともほとんど連絡を取っていなかった。

ゲティJr.は美しい妻、子供たちとアメリカで暮らしていたが、仕事がなかった。
妻は父から仕事をもらえばと言うが、Jr.は石油関係の仕事に就きたいと思っていなかった。
しかしゲティからローマに来るようにと連絡を受け、家族を連れてローマに行くと、石油会社の副社長およびヨーロッパエリアの責任者の仕事を任されることになってしまう。
だがJr.はプレッシャーに押しつぶされ、数年でアルコール依存症になってしまった。

Jr.の妻ゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は夫との離婚を決意し、財産は放棄するので子供たちの保護権を主張する。
しかしゲティはゲイルの主張を受け入れようとしない。
そんな中、長男のゲティ3世のポールが誘拐されてしまう。
犯人グループは身代金として1700万ドルを要求するが、到底ゲイルに支払える額ではない。
ゲイルはゲティに身代金の支払いを頼みに行くが、ゲティはゲイルと会おうともしない。
それどころか待ち受ける記者たちの前で、「身代金は一切払うつもりはない」と断言してしまう。
ゲイルはショックを受けていら立つが、彼女の前にゲイルから送られた元FBIの交渉人チェイスが現れた。

チェイスはさまざまな情報網を駆使して、ポールが左翼のグループとつるんでいたことを突き止める。
そして彼らと狂言誘拐を計画し、祖父から身代金を巻き上げようとしていたことも掴む。
しかし左翼グループのリーダーは、誘拐したのは自分たちではない、ポールは別のグループと手を組んだのだろうと告げる。
チェイスから狂言誘拐の可能性を聞いたゲティは、さらに身代金を払おうとしなくなる。
だがポールは狂言ではなく、本当に誘拐されていた。

ゲイルとゲティの駆け引き、間に入るチェイス、そして犯人とゲイル、チェイスの駆け引きなど、ドラマティックなストーリーが展開する。
さらに犯人がポールをマフィアに売り飛ばし、そこから必死で逃げようとするポール。
希望と絶望のメリハリのつけ方がうまく、実際に起きた話がベースとは思えないほどの面白さだ。
そしてその面白さを引き出しているのが、ミシェル・ウィリアムズの演技力である。

あまり話題になっていないのでもう公開も終了してしまいそうだが、サスペンス好きならどこかで押さえておきたい作品だ。


73.ゲティ家の身代金


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予告編を見た段階では、神戸連続児童殺傷事件をモチーフにしているのかと思ったが、原作者が執筆時に事件の影響を受けているものの、作品自体は事件とはまったく異なる内容だった。

元週刊誌の記者である益田(生田斗真)は、上司を殴ったことで仕事をクビになり、部品工場に再就職しようとしていた。
益田が工場に行くと、鈴木(瑛太)と名乗る男も入社することになっており、一緒に紹介された。
鈴木は溶接の免許を持っており、工場での仕事に慣れているようだった。
しかし無愛想で同僚と仲良くしようともしない。
寮の先輩とも打ち解けようとせず、みんなが寝静まるまで寮に戻らず、街をフラフラしていた。

そんな中で、ふとした出来事から鈴木は美代子(夏帆)と出会う。
ストーカー的に美代子を追い回す男(忍成修吾)を護ったことがきっかけだった。
二人は少しずつ距離を近づけていく。
そして寮の中でも浮いた存在だった鈴木だが、ある日泥酔して帰ってきた先輩の介抱をして、少しずつ同僚にも心を開くようになっていった。

そんなある日、益田は不注意から工場の機械で指を落としてしまう。
大騒ぎになるなか、鈴木は冷静に益田の指を氷漬けにして病院に向かわせる。
その病院に向かうタクシーの運転手は、山内(佐藤浩市)と言う男だった。

山内の息子はかつて、小学生の子供を殺めていた。
山内はタクシーの運転手をしながら、今でも遺族にお詫びを続けていた。
そして山内は義父の葬儀の時に、別居していた妻(西田尚美)と10年ぶりに再会する。
そこで息子が結婚を考えていることを知る。
息子のために家族を解散したのに、当の息子が家族を作ろうとしていることに激怒する山内だった。

益田は入院中、かつての彼女で雑誌記者の清美(山本美月)の見舞いを受ける。
清美は、埼玉で起こった子供が被害者の殺人事件の取材に行き詰っていた。
この事件は、10年以上前に起きていた猟奇的な連続殺人事件に似ている部分があり、当時犯人として捕まり、現在は行方がわからない少年Aが犯人ではないかと噂されていた。
事件当時にネットで拡散された中学生時代の犯人の写真を見て、益田は鈴木が少年Aではないかと疑い始める。

鈴木は益田の予想通り、少年Aであった。
鈴木はかつての少年院の教育係白石(富田靖子)にだけ心をゆるし、時折連絡を取っていた。
白石は現在も少年院の教育係を続けていたが、少年Aの教育係をしていたことが原因で離婚をし、娘とも疎遠になっていた。

益田は独自にかつての事件の取材をはじめるのだが、そのことを清美に話すと、清美が鈴木の画像を勝手に自分の雑誌に掲載してしまった。
鈴木は一気に好奇の目さらされてしまい、美代子にも距離を置かれてしまう。
だがそんな時、美代子のストーカーだった男が美代子に再接触、人を雇ってレイプさせ、それをDVDに録画させていた。
さらにかつて美代子が出演していたアダルトDVDを、益田と鈴木の住む寮のポストにも投函した。

映画の内容紹介で、ほぼストーリーの全編を書くことになってしまった。
なぜそうなるのかと言うと、登場人物のエピソードがばらばらに動いているからだ。
登場人物にはそれぞれにバックグランドがあり、それを掘り下げる形になっているのだが、益田と鈴木以外は関連性がまったくない。
山内などは、なんで登場しているのかわからないほどの中途半端さだ。

益田の掘り下げ方もかなり平凡で何の捻りもない。
さらに鈴木に関しては、現在の彼の心の闇は表現されているものの、事件の発生時から現在に行きつくまでの内面がまったく表現されていない。
もしこれが原作に忠実であるのならば、作者は事件の影響を受けて、思いつくままに漫然とストーリーを綴ったのではないかと思えてしまう。

出演者も実力者を揃えているだけに、非常に残念作品になってしまった。


72.友罪

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独特の世界観だった「グランド・ブダペスト・ホテル」の監督、ウェス・アンダーソンがアニメを作ったという事でかなり期待していた。
だが、世界観やアニメの見せ方は面白いものの、ストーリーはありきたりな印象を受ける作品だった。

かつて日本では、犬を嫌う小林一族と犬の間で戦争が怒っていた。
犬は小林一族に絶滅寸前まで追い込まれるが、そこに少年侍が現れ小林一族を退治する。
その後少年の魂は祀られるのだが、犬も人間に服従することになった。

そして現在、メガ崎市の小林市長は、犬の伝染病「ドッグ病」対策として、犬をゴミ島に隔離する政策を打ち出す。
血清を開発中の渡辺教授は反対をするものの、小林市長は自分の家で飼っていた犬を隔離第一号として、強引に政策を進めてしまった。
隔離された犬は、市長の養子である小林アタリが飼っていたスポッツだった。
アタリは両親が事故死した後、遠縁の小林市長に引き取られた。
そしてスポッツは、ボディガード犬としてアタリを警護する任務を与えられていた。

スポッツが隔離された6か月後、ゴミ島には多数の犬が隔離されていたが、アタリはそこに小型飛行機でスポッツを捜しに行く。
飛行機は島にたどり着いた後墜落、アタリはレックス、キング、デューク、ボス、チーフの4匹の犬に助けられ、スポッツレックスたちとスポッツを捜すことになる。

犬が英語を話し、人間が日本語を話すという、独特の世界観である。
アニメの動きもかなり計算されており、映画の途中まではかなり興味を持って観ることができた。
しかし犬達に助けられたアタリが小林市長を倒すというストーリーは、平凡の一言、
それぞれの犬にバックグラウンドはあるのだが、特に捻りはなかった。
あえてわかりやすく昔話風な展開にしたのかもしれないが、アニメの動きが抑揚を押さえられているだけに、ストーリー展開が非常に淡泊に感じた。

もうひと捻りあれば評価も違ったと思うが、「実験的作品」の域を出ない作品であった。


71.犬ヶ島


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