カテゴリ:映画( 1256 )

出演者が実力者揃いなのでかなり期待して観に行ったが、期待ほどの内容ではなかった。

波平(なみひら)久瑠美(波瑠)は大学を卒業し、付き合っている彼(中村倫也)と同じホテルグループの就職した。
しかし新卒でいきなり配属されたのは熊本の「グリーンランド」と言うテーマパークだった。
彼と一緒にいたいがために同じ会社に就職したのに、遠距離恋愛になってしまう事にショックを受けた久瑠実。
1年間一番優秀な社員であるMVPに選ばれれば本社勤務に戻れると知り、所属した企画部ですばらしい提案をしようと意気込んだ。
だが上司の小塚(西島秀俊)はなかなか久瑠実の企画書に目を通してくれない。
そして雑用ばかりを言いつけた。

小塚は伝説の社員でいくつもの企画を実現し、就任してから何年も年間来場者数を増やしていた。
他の従業員からの信頼も篤いのだが、久瑠実からはただのヘラヘラしたオジサンにしか見えない。
久瑠実はやる気を失いかけ半ば自棄になってしまうのだが、実は小塚が久瑠実の事をしっかり見ていることに気付くのだった。

一言で言って、やる気が空回りする新入社員のコメディ映画だ。
地方のテーマパークと言う舞台設定はなかなか面白く、実際全体の設定はややありきたり感があるもののまずまず面白いと思わせた。
ただキャスティングがいただけない。
小塚がおおらかな性格と言うのはいいのだが、「呼び捨てにするなよ、キュンとするだろう」などと、ちょっと聞いているこちらが恥ずかしくなるようなセリフを言う。
このセリフはやはり西島秀俊には似合わない。
西島秀俊は、もっとセンスのある返しをする知的な役柄が似合う。
波瑠も「あさが来た」以来あまり考えずに突っ走るような役が多いが、本来は「BORDER」の比嘉ミカのようなクールな役が似合っていると思う。
特に序盤の空回り振りはちょっとやり過ぎ感もあり、波瑠の持ち味が生かせてないと思った。


130.オズランド 笑顔の魔法おしえます。


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
原作は未読だがおそらくジャンル的にはラノベ、人気作品で月9でドラマ化もされている。
軟弱な作品の可能性もあったが、黒木華主演という事でとりあえず観に行くことにした。

五浦大輔(野村周平)は亡くなった祖母の書棚から「夏目漱石」のサインが入った本を見つけた。
それは夏目漱石全集で、「それから」が収録された本だった。
サインが本物ではないかと思った大輔は、本に挟まれていたしおりに書かれたビブリア古書堂で真贋を鑑定してもらう事にした。

ビブリア古書堂の店主篠川栞子(黒木華)は、一目でそのサインが偽物であることに気付く。
そしてさらに、そのサインが書かれた経緯まで推察した。
栞子が瞬時に、自分の祖母に関する過去を推察することに驚く大輔。
大輔は栞子と古書堂に興味を持ち、アルバイトを始めることにする。

ある日妹から、この店の一番高い本を大輔に紹介したらと言われ、栞子は自分が大切にしている太宰治のサイン入り初版本を金庫から取り出す。
栞子は同時に、太宰治ファンの大庭葉蔵と名乗る男から執拗にこの本を譲って欲しいとメールが来ている事も打ち明ける。

ストーリーは、大輔の祖母が漱石の「それから」を所持する事となった過去のエピソードと、大庭葉蔵が太宰治の初版本を付け狙う現代のエピソードが交錯して展開する。
漱石本のエピソードはロマンチックな恋愛で、太宰治本はミステリー的な要素を多く含んでいる。
原作では別々のエピソードであったものを映画用に組み直したようであるが、巧くメリハリとなっていた。
脚本、出演者の演技ともなかなかの出来だったので、映画としてはそこそこ面白かったが、原作がラノベであるためかインパクトは乏しかった。
原作も一話一話は短いストーリーなので、映画よりはTVの連続ドラマの方があっているのかもしれない。


129.ビブリア古書堂の事件手帖


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
今を時めく川村元気が原作で、2015年の本屋大賞でも第10位に入った作品だ。
そのためやや期待して観に行ったが、思ったほどの作品ではなかった。

大倉一男(佐藤健)は図書館の司書をしていたが、夜間はパン工場でバイトもしていた。
妻子とも別居しているのだが、その原因は兄の連帯保証人になったことだった。
先の見えぬ生活をしていた一男だが、ある日手に入れた宝くじが当選し、3億円を手に入れることになった。

一男がまっさきに相談したのは、大学時代に一緒に落研だった親友の古河九十九(高橋一生)だった。
九十九はフリーマーケットサイト「バイカム」を立ち上げてIT企業の社長になっていたのだ。
すると九十九は、まずカネを実感するために3億円すべてを持って来いと言う。
一男は言われたままに3億円を鞄に入れて持参したのだが、九十九は自宅で派手なパーティを開いていた。
そしてパーティが終わって一男が目を覚ますと、九十九と3億円は消えていた。

一男は九十九の行方を探すのだが、まず最初に頼ったのはパーティで知り合ったあきら(池田エライザ)だった。
あきらは様々なコネを使って金持ちと知り合い、金持ちを「億男」それ以外を「雑魚」と区分けしていた。
あきらから紹介されて会ったのは、かつてバイカムのシステムを組み上げた百瀬(北村一輝)だった。
一男は競馬場で百瀬から、カネとはどういうものかを聞かされるが、百瀬自身は現在は九十九とコンタクトを取っていなかった。

次に一男が会ったのは、やはりバイカムの立ち上げに加わった千住(藤原竜也)だ。
千住は怪しいマネーセミナーを主催していたが、やはり九十九の居場所を知らなかった。
そして一男は最後に安田十和子(沢尻エリカ)と会う。
十和子は、百瀬、千住とともにバイカムの株を売って億単位のカネを手に入れていたが、それを使わずに自宅に保管していた。
十和子は百瀬、千住とは異なり、カネにそれほどの価値を感じていなかったのだ。

九十九の行方がわからないまま、一男は大学時代の写真を見て九十九と知り合ったことを思い出す。
落研で合わせて100コンビと言われた九十九と一男は仲が良く、二人でモロッコに旅行に行った。
そこで一男の落ち度で骨董屋の品物を壊してしまうのだが、一男が気を失っている間に九十九はその代金を弁償していた。
数十万円もの代金は保険で賄うと九十九は言うのだが、そもそも九十九は株式で億単位の資産を築いていた。
その資金でバイコムを立ち上げるのだが、その頃から九十九はカネの価値について疑問を抱いていたのだ。

必死に九十九を探す一男を追いかけながら、百瀬、千住と、カネに囚われてしまった人々の生き様が描かれる。
その一方で、十和子はすでにカネにあまり価値を見出していない、正反対の生き方をしている。
冒頭の九十九主催のパーティ、そしてそのパーティに出席して億男を追いかけるあきらなど、カネに対する考え方次第で人生が大きく変わる、そういう部分を描いた作品だ。
言いたいことはわかるが、やや説得力に欠ける部分があるのは、キャスティングのためか。

このメンバーなら、一男役は藤原竜也の方がよかったかもしれない。
「カイジ」をはじめ、「インシテミル」「サンブンノイチ」など、追いつめられて苦悩するシーンを演じさせたら今やこの人の右に出る人はいないだろう。
何人ものモノマネ芸人が「うわぁぁぁ」とモノマネするほど、追いつめられ役が板に付いている。
一方佐藤健はクールすぎて、追いつめられ感が乏しかった。
佐藤健は「いぬやしき」の獅子神のようなクールな役が似合う。
百瀬の北村一輝も、北村一輝特有のクセの強いギラギラ感が出ておらずもったいなかったような気がする。

映画としては手堅くまとまっているものの、今一つパンチに欠けた感じで少々残念だった。


128.億男


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
この9月に鬼籍に入った樹木希林が出演していることで注目されているが、樹木希林よりも黒木華の実力を見せつけられる映画だった。

大学生の典子(黒木華)は、同い年の従妹の美智子(多部未華子)と仲が良かった。
美智子は地方出身だがあか抜けていておしゃれ、東京出身の典子の方が地味で不器用だった。
ある日二人は、典子の母の勧めで茶道を習い始める。
教える武田先生(樹木希林)は、細かい部分まで指導するため二人はいつも注意されてばかりだったが、それでも茶道を嫌いになることはなかった。
特に典子は、自分でも気づかぬうちに茶道にのめり込んでいった。

ストーリーは、大学生だった典子が就職し、結婚直前で破断し、いつのまにやら40歳を超えるまでの話である。
最初は美智子とともに基礎を教えられ、その後は四季折々の茶道の風情を織り込みながら、典子が人生について考えていくのだが、その見せ方に監督のセンスが光っている。
まず、時間の移り変わりの表現が基本的に二十四節気である。
そして、登場人物の服装や茶室の掛け軸は当然の事、茶室の障子は冬は明かり障子、夏は風通しのいい簀戸と、稽古時の季節感がきちんと描かれている。
また典子の職場や彼をほとんど描いていない事で、茶道と言うテーマを浮き上がらせている。

そして、20~40歳までを演じる黒木華が素晴らしい。
序盤の大学生の頃はややぽっちゃりした感じでまだ迷いもなく、社会人になってからは迷いも多く表情も変わってくる。
そして40歳を過ぎショートカットの出で立ちは、本当に40過ぎではないかと言う色気と風格がある。
途中まで典子と一緒に過ごす美智子役の多部未華子、そして先生役の樹木希林がメリハリを付けているため、静かに淡々と流れるストーリーも、決して退屈ではない。

テーマも内容もやや地味ではあるが、映画の完成度は高く評価されるべき作品だ。


127.日日是好日



※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
全編、通常の映画のカメラアングルではなく、スマホ、PCなどのTV電話の画像や防犯カメラ画像、あるいはニュース番組の映像などで構成されている、新しい手法の映画だ。

デヴィットは妻を亡くし、高校生の娘マーゴットと二人暮らしだった。
娘は年ごろという事もありコミュニケーションがとりづらくなっていたが、ある晩外泊をし、そのまま連絡が取れなくなってしまった。
デヴィットは最初は娘に怒りを感じていたが、次第に娘の状況を案じるようになる。
外泊をしたという友達に連絡を取るが、その日は泊まらずに帰宅したという。
その後、娘のSNSから交友関係を調べ、次々と連絡を取るがまったく足取りがつかめない。
デヴィットは警察に捜索願を出すが、警察は簡単に捜査をした結果、家出、失踪と結論付けた。
娘の事を調べるほど、彼女の事を何も理解できなかったことに愕然とするデヴィット。
しかしある手がかりから、デヴィットは娘がどこに向かったかを突き止める。
そしてそこからストーリーは大きく動き出す。

ストーリーは、初めてデヴィットたちが家族でPCを使い始めたところから始める。
序盤は家族共有のPCの画面で、そこで思い出の写真や動画などが展開され、これまでの家族の軌跡が表現される。
その後は、デヴィットがPCでマーゴットの知り合いに連絡を取ったり、いろいろな状況を検索する画面になる。
デヴィットを客観的に描くシーンは防犯用の監視カメラ、警察が捜査に動いたシーンはニュース映像など、新しい技法に終始こだわり続けている。
そのため、ストーリー展開は若干甘くなっている。
ラストもややご都合主義なまとめ方だ。

とは言えストーリーの起承転結、メリハリはきちんとつけられており、新しい技法にも違和感はまるでない。
個人的には「カメラを止めるな!」と同等レベルの評価がされていい作品だと思った。



126.search/サーチ


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
ブルース・ウィリス演じる善良な医師が、家族を襲われたことから正義感に燃えあがり、悪人たちを倒していくストーリーだ。

シカゴで緊急救命医をしているポール・カージー(ブルース・ウィリス)は、仕事に追われてて忙しいものの美しい妻と娘を持ち幸せな日々を送っていた。
定職に就けない弟から時折無心をされることもあったが、彼もポールの家族を愛してくれていた。

ある晩、ポールが夜勤の時に自宅が強盗に襲われる。
抵抗した娘のジョーダンを助けようと妻は凶弾に倒れ、娘も意識不明の重体となる。
ポールは失意のまま妻を故郷のテキサスに埋葬に行くのだが、そこで妻の父がライフルで密猟者を追っ払っている姿を見る。
義理の父は、「警察は犯罪が起こってからやってくる、自分の身は自分で護らなければならない」と言った。

シカゴに戻ったポールは、拳銃に興味を持ち始める。
そんなある日、救急で運ばれてきた患者が落とした拳銃を、ポールはこっそり手に入れてしまう。
そしてポールは麻薬の売人など、悪人をその拳銃で抹殺するようになった。
悪人を抹殺する男が現れたことでシカゴの街は大騒ぎになり、住民たちはその男を「死神」と呼び始める。
その後もポールは救命医の仕事も並行して続けていたが、以前レストランで車の管理をしていた駐車場係が運び込まれ、彼の手に自宅から盗まれた腕時計がある事に気付いた。
ポールは妻と娘の仇を撃つために、その男のスマートフォンに記録されていた盗品売買のアジトをに乗り込んだ。

ストーリーはかなりシンプルで、クライマックスシーンもかなりあっけない。
ただアクションはもちろんの事、葛藤する演技などブルース・ウィリスの演技力で見せてくれる。
復讐のために悪人を倒すという点ではデンゼル・ワシントンの「イコライザー」にも近いが、家族の仇と言う部分で、この作品の方が復讐に対する主人公のモチベーションが強く描かれている。
ラストが少々あっけなくご都合主義的でもあるが、個人的には好きな作品である。


125.デス・ウィッシュ


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
ハリポタ人気に便乗した映画かと思い、それほど期待しないで観に行ったが、まずまずの出来の映画であった。

両親を亡くしたルイス(オーウェン・ヴァカーロ)は、叔父のジョナサン(ジャック・ブラック)の世話になることになった。
ジョナサンは不思議な家に住んでいて、魔法を使う事ができた。
ルイスはジョナサンから魔法を教えてもらう事になったが、ジョナサンの魔法使いとしての腕は暇一つで、隣に住んでいるツィマーマン(ケイト・ブランシェット)の方が魔法使いとしてのレベルは上だった。

ルイスは学校に通いだしたものの、馴染めないでいた。
そんなルイスと仲良くしてくれたのは、学校で生徒代表選挙に立候補していたタービーである。
ルイスはタービーを親友と思うのだが、選挙が終わるとタービーは急に冷たくなった。
タービーの気を引こうと思い、ルイスは家に彼を招いて魔法を見せる。
するとタービーは、ジョナサンから開く事を強く禁じられている棚を開こうと言い出す。
ルイスがタービーの申し出を断りきれずに禁断の扉を開くと、そこには死者を蘇らせる魔法が記されていた。
そしてルイスとタービーは街外れの墓場で、死者を蘇らせる魔法を試してしまう。

おそらく家族向けに作られていると思われ、ストーリーはかなりわかりやすい。
魔法のおどろおどろしさも程よい感じで、映像も美しい。
クライマックスの盛り上げ方も悪くなく、どこをとっても及第点以上である。
ただ、映画としてのインパクトはやや弱い。
それはたぶん、子どもにもわかりやすいようにストーリーをシンプルにしているせいだろう。

子どもが劇場に足を運びやすい年末年始や夏休み、春休みなどに公開したら、もう少し話題になっていたのではないかとも思う。


121.ルイスと不思議の時計


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
阿部サダヲが主演なのでそこそこ面白いかと思って期待して観に行ったのだが、結論から言えばダダスベリ映画だった。

パンクバンドのボーカルのシン(阿部サダヲ)、4オクターブの音域を持っていた。
しかしそれは声帯ドーピングによって作られたもので、すでにシンの喉は限界に来ていてた。
一方、ストリートで活動していたバンドのボーカルだったふうか(吉岡里帆)は、ボーカルなのに声が小さいためにクビになってしまう。
偶然ふうかと知り合ったシンは、ふうかの内気な性格を直すためにオーディション会場に連れて行く。
元々あまり自主性のないふうかはシンに振り回されるのだが、その時にシンの喉の秘密を知ってしまう。
ふうかはシンの喉を治すために、二人は韓国へと向かった。

各場面にコントのような笑いを埋め込みながらストーリーは展開していくのだが、まずこの笑いが面白くない。
そこそこ笑える場面も少しはあるが、ほとんどが笑えないため映画を観ていてどんどん引いてしまう。
しかも笑いを映画の軸に据えているため、ストーリーはかなり強引でよくわからない展開も多い。

シンは世界的なロックバンドのはずなのに、ライブ会場はかなり狭くて人の熱気もいかにも演技に見えてしまう。
そういうギャップも笑いにしたかったのかもしれないが、逆効果にしかなっていなかった。

勢いだけで作ってしまった感があり、阿部サダヲが主演でありながら、かなり残念な作品になってしまった。


121.音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
今月TVで放映された作品2本。

まずは「イコライザー」。
ちなみに、「イコライザー2」が上映されるという話を聞き、ちょうどBSで放送されていたものを録画して見たのだが、その「イコライザー2」はIMAX4D上映のみと聞いて観に行くのをやめてしまった・・・。

元CIAエージェントのマッコール(デンゼル・ワシントン)は、引退して静かにボストンで暮らしていた。
昼はホームセンターで働き、警備員志望の若手を鍛え、夜はダイナーで本を読む日々だった。
ある晩、ダイナーで知り合った少女アリーナ(クロエ・グレース・モレッツ)が男たちに連れ去られ瀕死の重傷を負った。
少女は組織に売春を強制され、嫌な客を殴ったことで制裁を受けたのだ。
マッコールは組織のアジトに乗り込んで、元締めたちを抹殺してしまう。
組織はロシア系のマフィアで、すぐにボスが元KGBの殺し屋を送り込んできた。
マフィアは地元警察ともグルで、マッコールは命を狙われる事になってしまう。

デンゼル・ワシントンの押し殺した演技が渋く、なんとも言えない雰囲気のある作品だ。
全体の流れは必殺仕事人風なのだが、夜と昼のメリハリの付け方が巧く、クールでハードボイルド色が強くなっている。
好みが分かれる作品だとは思うが、ズバリ言って私は好きな作品である。


続いて「ミックス。」。
昨年放送された新垣結衣主演の卓球映画である。

脚本と監督は映画やドラマを何作も作っているコンビで、新垣結衣以外の出演者もかなり豪華なので、ハッキリ言って面白くて当たり前だ。
とは言え、単純な面白さだけではなく、登場人物のバックグラウンドについて序盤にきちんと伏線を引いておくなど、細かい設定も心憎い。
特に、遠藤憲一と田中美佐子の夫婦のエピソードはちょっと泣けてしまった。

2017年の「オレ的映画ランキング」では14位だったが、今見てもやはりそれくらい面白いと思った。


121.イコライザー(再)
122.ミックス。(再)


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]
良くも悪くも時代劇であるのだが、想像していたより恋愛要素が強く、ちょっと違和感を感じた。

瓜生新兵衛(岡田准一)はかつて所属して藩の不正を暴こうとし、その責を負わされて妻の篠(麻生久美子)とともに藩を追われていた。
逃げた先にも藩からの刺客が命を狙いに来る生活で、篠はやがて病で命を落とすことになる。
彼女の最期の言葉が、故郷の散り椿を見たい、だった。
篠の希望もあったため、彼女の死後新兵衛は故郷の藩に戻り、篠の実家に居候することになる。

実家には篠の妹の里美(黒木華)、そして弟の藤吾(池松壮亮)が暮らしていた。
篠、そしてこの二人の兄の源之進(駿河太郎)は新兵衛の親友でもあったが、新兵衛が藩を追われたときの事件で切腹させられている。
家はその後藤吾が継ぎ、役職にも就いていた。

藩では、やはりかつての新兵衛の親友榊原采女(西島秀俊)が重職に就いており、事実上藩を仕切る重鎮石田玄蕃(奥田瑛二)と権力闘争をしていた。
実は采女の父は、かつての不正事件の際に何者かに斬られていた。
新兵衛、源之進、采女、そして今は閑職に甘んじている篠原三右衛門(緒形直人)の4人は、同じ道場で四天王と呼ばれる実力であったのだが、采女の父を殺した犯人は、その見事な斬り口からこの4人の誰かではないかと噂されていた。
そして父亡き後も藩の重職まで上り詰めるほどの才覚があった采女が、父の不正が許せずに斬り殺したのではないかと考える者も少なくなかった。

そんな中、藩の名産である和紙を取り扱う田中屋から、新兵衛に用心棒になってくれとの依頼が来た。
田中屋は過去の不正に関与しており、それを暴露されると困る藩内の勢力から命を狙われていたのだ。

新兵衛が藩に戻ることで過去の不正が明るみに出るところとなり、それに絡んで玄蕃と采女の権力闘争も激しくなる。
この設定は正当な時代劇であり、木村大作の美しい映像と相まって非常に見応えのある内容となっていた。
しかし新兵衛とその妻、そして采女の三角関係が、ストーリー全体に影響を与えすぎているようにも思える。
新兵衛、采女の行動のモチベーションが、武士としての矜持より篠への想いの方が強いように見え、骨太な内容がやや薄まってしまった。
「蜩ノ記」が武士の本懐をテーマにしていたので、この作品にも同様の期待を抱いていたのだが、思っていた内容とはちょっと異なる作品だった。


120.散り椿


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
[PR]