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土曜日の中山グランドJは、オジュウチョウサンが見事4連覇を飾った。
道中、他馬が次々と競りかけてくる厳しい流れの中、直線は逆に他馬を突き放す圧巻の勝利だった。

平成最後のクラシック、皐月賞もサートゥルナーリアが1.7倍で抜けた一番人気、果たして昨日同様人気馬の勝利となるか。

結論から言えば、サートゥルナーリアを本命にする。
速い時計がない、厳しいレースをしたことがない、年明け初戦などの不安点もある。
特に年明け初戦の部分は、桜花賞でグランアレグリアが圧勝したとはいえ、グランアレグリアの個体能力で勝った可能性が高く、どの馬もぶっつけ本番に不安を持たなくていい、という話ではない。
ただ、このサートゥルナーリアは、現段階では出走メンバーの中でも抜けた完成度らしい。
G1勝ち馬の兄弟と比べても、この馬の方がこの後の可能性が高いと評価する人が多い。
POG指名馬でもあるので、やはりこの馬を本命にする。

対抗はダノンキングリーだ。
前走の共同通信杯は、3歳王者のアドマイヤマーズに1kgの斤量差をもらっていたとは言え、直線子ども扱いして完勝。
距離が1H伸びることを考えると、同斤量であってもこの差は逆転どころかむしろ広がると考えていいだろう。
直線でサートゥルナーリアを後ろから差せるとしたら、この馬しかない。

基本的にはこの2強と思われるが、その他の馬の評価は難しい。
出走馬のほとんどが、あまり大崩れがなく、いい意味でも悪い意味でも同レベルで勝ったり負けたりしているか、まったくの別路線で力量の判別が難しいからだ。

もしサートゥルナーリアがまったくの不発だった場合、浮上するのは逃げ馬だ。
サートゥルナーリアをマークしていた馬が動くに動けず、逃げ馬がそのまますいすいと逃げ切ってしまう。
しかし今回はそうはならないだろう。
となると、強い馬がいる場合のもう一つのパターンだ。
強い馬が1頭いて、まだ勝負付けが済んでいないと思われる場合、有力馬が直線で競りかけるものの力負けして直線失速し、直線に掛ける無欲の馬が突っ込んでくるパターンが多い。

となると、やはりヴェロックスが浮上する。
これまでの5戦中、4戦で上り最速の脚を使いっている。
鞍上の川田将なら、無理にサートゥルナーリアを捕まえに行かず、直線この馬の脚を生かすレースに徹するはずだ。
展開次第ではこの馬の戴冠もあり得る。

四番手はクラージェゲリエか。
前走共同通信杯で2着のアドマイヤマーズにも0.6秒差を付けられ人気を落としているが、この馬も4戦して3戦で上り最速の脚を使っている。
共同通信杯は休み明けで、上りタイムだけで比較すればアドマイヤマーズとは0.2差。
鞍上はベテラン横山典で、底力のあるキングカメハメハ産駒だけに、無欲の大駆けがあっても不思議ではない。

五番手はアドマイヤマーズだ。
2戦目の中京3歳Sでレース最速の上りを記録し、それ以外の4戦でも直線は着実に脚を伸ばしている。
何より、朝日杯FSでタンタアレグリアを負かしたG1馬だ。
ただ、前走を見る限りでは2000mはギリギリで、直線ぱったり止まることはないだろうが、切れ負けする可能性が高い。
センスの良さで好位から巧いレースはするだろうが、連下候補が妥当だろう。

最後はシュヴァルツリーゼにする。
2戦目の弥生賞で、上り最速の脚を使って2着に入り出走権を得た。
弥生賞は重馬場だっただけに、良馬場でも同じ脚が使えるかと言う疑問もあるが、この馬の上り36.2に対し、上り2番目の馬の上りが36.7。
デビュー2戦目で、経験豊富な他馬より0.5も速い脚を使っており無視することはできない。


◎サートゥルナーリア
〇ダノンキングリー
▲ヴェロックス
△クラージェゲリエ
×アドマイヤマーズ
×シュヴァルツリーゼ

馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単24点で、トリガミにならないよう濃淡をつけて勝負。


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新元号が発表された桜花賞。
2強の様相を呈しているが、どちらにも不安が残る。

まず2番人気のグランアレグリア。
昨年初夏の新馬戦で1600mを1.33.6で駆け抜けた。
もちろん新馬戦レコードで、古馬になってもこのタイムで走破できる馬の方が少ない。
単純に能力の比較だけで言えば、この馬が図抜けた1番であろう。
だが前走が年末の朝日杯FSで、4か月ぶりのぶっつけ本番。
当初からの予定通りではあったとは言え、同じ藤沢和厩舎では30年前に似たようなローテーションで挑んだスティンガーを彷彿させる。
その時スティンガーは12着、30年を経過して調教技術が格段に進化しているとはいえ、それ以前も以降も、年明け初戦で桜花賞を制した馬はいない。
デビュー戦のタイムを見ると、これまでの常識では考えられない能力を持つ馬である可能性もなくはないが、ここは連下評価が妥当だろう。

続いて1番人気のダノンファンタジー。
この馬も強い馬である。
しかし他の馬と比較して抜けた存在かと問われれば、ちょっと疑問が残る。
これまで4戦して、負けたのはデビュー戦のグランアレグリアのみ。
阪神マイルは3戦3勝である。
しかしどのレースも圧勝と言う感じではない。
切れるディープインパクトでありながら、5戦して上り最速の脚だったのは1400mのファンタジーSのみだ。
阪神JFは2着のクロノジェネシスに1/2差付けたが、これは道中の位置取りの差で上りの脚はクロノの方が速い。
前走のチューリップ賞はややメンバーが劣る中、スローペースを好位から抜け出して勝ったが、これも展開と立ち回りの巧さで勝利したような感じがする。
もちろん、どんな展開でも勝てる勝負強さは、それだけで名馬の条件でもあるのだが、このメンバーに入って今回も絶対的な強さを発揮するかと言われれば、そうではないような気もする。

それよりも狙いたい馬がいる。
桜花賞はペースに関係なく上り勝負になる傾向がある。
それを踏まえて候補にあがるのが、まずアクアミラビリスだ。
2走前のフェアリーSはスローペースで掛かってしまい直線失速したが、デビュー戦、前走のエルフィンSではそれぞれ33.2、33.3の上りを使った切れ者だ。
特に前走のエルフィンSはスローペースの中折り合い、前残りの展開で最後方から全頭をゴボウ抜きで蹴散らした。
姉のクイーンズリングはエリザベス女王杯勝っており、血統的にも一本筋が通っている。
鞍上は今年に入ってやや精彩を欠いているデムーロだが、クラシックシーズンを迎えて気合が入っているに違いない。
400kgそこそこと馬格がないだけに、阪神の急坂が堪える可能性もあるが、ここは人気両頭と未対戦の可能性に掛けてみたい。

次に狙いたいのはシェーングランツだ。
POGの指名馬と言うこともあるが、こちらも姉はソウルスターリングでG1の勝ち馬。
阪神JFは直線入り口で不利があり4着、前走のチューリップ賞は見るからに休み明けの余裕残しの仕上げで5着で、まだ勝負付けは済んでいない。
そして昨秋のアルテミスSでは、切れ者のビーチサンバを後ろから差している。
阪神マイルの最内枠は決して有利とはいえないが、平成の桜花賞を5勝している武豊なら、一発があっても不思議ではない。

三番手はクロノジェネシスだ。
すでに書いているが、阪神JFは上り最速の脚を使っての2着は位置取りの差だけで力負けではない。
その阪神JFでは3着のビーチサンバにクビ差で、年明け初戦のクイーンCでもクビ差だった。
しかしクイーンCでは斤量差が1kgあり、着実に成長していることがわかる。
鞍上は、先週JRAG1を初制覇した北村友一だけに、無様な競馬はしないだろう。

四番手はダノンファンタジー、五番手をグランアレグリアとする。

最後はビーチサンバとシゲルピンクダイヤで迷う。
どちらも切れ者で、ビーチサンバは重賞2着が2回、阪神JFが3着と実績がある。
一歩うシゲルピンクダイヤは前走のチューリップ賞で、最後方から直線だけで2着に突っ込んできた。
甲乙付け難くどちらを上に取るかは非常に難しいので、今回は点数を広げて買うことにする。

◎アクアミラビリス
〇シェーングランツ
▲クロノジェネシス
△ダノンファンタジー
×グランアレグリア
×ビーチサンバ
×シゲルピンクダイヤ

馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単30点と、「令和」馬券の8-10の馬連で勝負。


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アーモンドアイとレイデオロの現役2強と昨年の勝ち馬スワーヴリチャードは不在だが、G1馬8頭の豪華な顔ぶれとなった。
しかも、G1馬以外にも有力馬は多い。
阪神は土曜日に雨が降り、良発表だが馬場が緩い状況である事を考えると、どの馬にも勝利のチャンスがありそうだ。
予想はかなり難しい。
馬場がどれだけ回復するかわからないが、小回りコースをキセキがラップを刻んで逃げ、最後は上りの切れ味勝負になると考える。

となると、本命はやはりキセキか。
昨年の天皇賞秋、JCとも自分でレースを作り、レイデオロ、サングレーザー、そしてアーモンドアイに直線で差されたが、逆に言えばこの3頭しかキセキを捕まえられていない。
昨年秋に4戦した疲労が心配だったが、中間の気配は良く今週の追切も猛時計を記録した。
阪神芝は1.1.2.1で、馬券の対象外だったのは調子を崩していた昨年の宝塚記念のみ。
本格化した今なら、小回りコースでキセキを捕まえるのは至難の業である。

キセキを捕まえられるとしたら、やはりブラストワンピースか。
G1は有馬記念の勝利のみだが、全成績は5.0.0.2で、勝てなかったのは5着のダービーと4着の菊花賞で、どちらも仕掛けが遅れたことが原因だ。
本質的には広いコースで力を発揮するタイプだと思うが、キセキを自力で捕まえに行けるのはこの馬しかいない。

三番手はステルヴィオ。
昨年のマイルチャンピオンシップの覇者で、前走の中山記念は休み明けで3着だった。
しかし上り最速を記録しており、叩き2戦目で状態アップは確実。
外枠に回った不利は否めないが、鞍上の丸山元気も2戦目なので、巧く立ち回ってくれるだろう。

四番手はエアウィンザーにする。
キングカメハメハ×エアメサイアと言う良血で、G1初出走だが全成績は7.5.2.1だ。
全15戦で必ずレース3位以内の上りの脚を記録しており、ラストは必ず脚を伸ばしてくる。
道中の位置取り次第だが、この馬も勝ち負けしてもおかしくない。

五番手はペルシアンナイトだ。
昨年このレースを2着しており、3歳時にはアーリントンCも制している。
休み明けの金鯱賞は4着だったが、斤量が57kgだったことを考えれば問題ないだろう。
一つ叩いて体調は上昇、キセキ、ブラストワンピースはこの後の天皇賞春も視野に入れいているのに対し、この馬はここを目標にしている可能性が高い。
ハービンジャー産駒だけに、距離も問題はないだろう。
ルメールがドバイに行っている今週は、デムーロも凡走はできない。

ラストはサングレーザー。
この馬の末脚も強烈で、天皇賞秋では直線でキセキをかわしレイデオロに0.2秒差まで詰め寄った。
昨年の夏まではマイル路線を使われていたが、血統的には2000m前後が適距離と思われる。
週の初めは本命まであり得ると考えていたのだが、休み明けの追切の動きを見ると、ここはまだ8分の仕上がりと見て少々評価を下げた。

その他のG1馬は、ワグネリアンはいきなり激走する可能性もあるが、6か月ぶりでこのメンバー相手では厳しいとして無印。
アルアイン、エポカドーロは緩い馬場が得意で復調気配ではあるようだが、上りの切れ味勝負だと分が悪そうなので無印。
マカヒキも前走3着で復調気配のようにも見えるが、1kgのハンデ差があるもののダンビュライト、ステイフーリッシュと言う切れ味勝負ではない2頭を捕まえ切れていないので、ここもまだ苦しいとみて無印。


◎キセキ
〇ブラストワンピース
▲ステルヴィオ
△エアウィンザー
×ペルシアンナイト
×サングレーザー


馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単24点で勝負。


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地上波初放送の「カメラを止めるな!(再)」を録画して見る。
前半の「ゾンビチャンネル」の番組部分はノーカットの放送だった。
まあ、当然だろう。

あらためて見ると、細かい演出がやはり巧い。
カメラ役の細田が酔い潰れて進行が回らくなり始めてから、ドラマの男優、女優、メイクの3人がカンペを見ながらオロオロ演技をする。
それがいかにも、ゾンビ作品の緊迫感をあおる演出に見える。

そしてやはり、監督役の濱津隆之の演技力が光る。
気弱で人がいいのだが、いざと言うときには思い切る、かなり愛すべきキャラである。
ゾンビ作品の代役中に、男優に向かってキレる演技は何度見ても爆笑だ。

見れば見るほど、役者、制作者ともに考慮を重ねたうえに、気合を入れて作った渾身の作品に見える。
見る人を満足させるという事はどういうことなのか、映像クリエイターを目指す人なら必ずこの作品を見るべきだろう。

38.カメラを止めるな!(再)


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今週はイチローが引退を発表、関連馬券で言えば枠連、馬連の1-6、背番号の1-5、あるいは馬番の15、16あたりか。

馬連でも枠連でも関係する1番には、話題の藤田菜七子鞍上のスノードラゴンが入った。
勝っても負けても次の騎乗馬を用意しもらえるだけに、藤田菜七子は常にイチかバチかの騎乗ができるのだが、これがそこそこ結果を残している。
とは言え、鞍上のスノードラゴンはかつてスプリンターズSを制したとは言え、そこから4年半勝ち星がない。
さすがに馬券検討の対象にはならないか。
同じ一枠には森「一」馬騎乗のラインスピリットもいる。
昨年のスプリンターズSは3着だったが、中京コースは1.0.0.6なので、こちらも普通に考えれば無印でいいだろう。

語呂合わせはこれくらいにして、真面目に予想しよう。
今回、勝つ可能性があるのは、おそらく3頭だ。
そこから本命は、モズスーパーフレアにする。
デビュー以来短距離路線を使われてきたが、1200m戦に限れば6.1.1.2の戦績。
前走オーシャンSでは、2着のナックビーナスに影をも踏ませぬ快走で逃げ切った。
コース改修以降、高松宮記念を逃げ切った馬はいないが、この馬のスピードは別格だ。
中京コース0.0.0.2でもあるが、これは本格化前でどちらも1400mのレースだった。
今週の追切の動きも絶好で、フェブラリーSを勝ち、昨日も日経賞を逃げ切った自称「伸び盛り」の武豊が、今日も逃げ切る可能性大だ。

対抗は、オーシャンSで2着だったナックビーナスにする。
昨年のこのレースは、勝ったファインニードル、2着のレッツゴードンキと壮絶な叩き合いの結果3着。
2頭に切れ負けしたが、今年は昨年以上の出来にある。
ここ2戦はモズスーパーフレアに敗れているが、この馬も追切の動きが絶好だった。
今回、モズスーパーフレアをまともに追いかけて勝負になるのはこの馬だけだろう。
モズスーパーフレア、ダノンスマッシュより内枠に入った事も有利であり、一気に突き抜ける可能性もある。

三番手はダノンスマッシュだ。
昨年春まではクラシック路線に乗っていたため1400~1600mを使われていたが、夏以降1200m戦のみに絞って3.1.0.0の戦績だ。
ロードカナロア産駒であることを考えると、この馬も今後の短距離路線の主役を担うだろう。
ただ問題は持ち時計。
モズスーパーフレアとナックビーナスが何度も1.07台で走っているのに対し、1200mで1.08.0を切ったことが一度もない。
中京は今週からBコースに変わり、昨日も前が止まらないレースが多かった。
ポテンシャルは認めるが、鞍上の北村友一はG1未勝利。
1番人気でもあり、冷静にきっちり1200mのレースができるかどうかは微妙で、今回はやや評価を下げる。

四番手以降では、まずコース巧者のレッツゴードンキが浮上する。
かつての桜花賞馬もすでに7歳。
芝を使われたりダートを使われたり、たまに1600m戦を使われたりと、G1馬なのにやや気の毒な使われ方の感じもする。
ただ逆に言えば、陣営はもう一つこの馬にタイトルを獲らせたいのだろう。
このレースは2年連続で2着、今回も勝ちきるまではどうかとも思うが、この2年半以上、国内の1200m戦は掲示板を外したことがないので、ここでも渋太く上位進出してくる可能性はある。

ここから先は難しい。
候補はミスターメロディ、アレスバローズ、ロジクライ、デアレガーロの4頭だが、どの馬も1200mがベストではない。

ミスターメロディは1400mをメインに使われ、これまで掲示板を外したのは前走の阪急杯のみ。
しかもこの阪急杯は、レース途中でぶつけられる不利があった。
内枠に入った点は魅力的だが芝1200mは未経験、NHKマイルC4着と言う事を考えると、やはり本質的には1400~1600mがベストか。
今回はレースが速くなる可能性が高いので、見送りが妥当だろう。

デアレガーロは前走の京都牝馬Sを休み明けで勝利。
鞍上はブラストワンピースを有馬の勝利に導き、弥生賞も人気薄のメイショウテンゲンで勝利した池添謙だ。
人気も落としていて馬券妙味はある。
とは言えこの馬も主戦場は1400~1600m。
1200mの持ち時計もなく、この馬もスピード決着に対応できるかは疑問だ。

アレスバローズは鞍上川田将とのコンビで、同コースのCBC賞を制している。
ここ2戦ダノンスマッシュに連敗しているが、2走前は2kg、前走は1kgの斤量差があった。
どこまで復調しているかがカギだが、昨夏の北紀州記念では1.06.6のタイムを叩き出しているのでスピード決着にも対応できるだろう。

最後にロジクライだが、この馬も主戦場は1600mで1200mは初体験。
上りの脚はないが、速いペースを追いかけて抜け出すというこの馬のレースパターンは、今回のレースに合いそうな気がする。
鞍上はルメールで、昨年の富士Sをこの馬で1.31.7の時計で制している。
ルメールは前走モズスーパーフレアに騎乗して、モズの脚がどれだけ持つかの感触はわかっているだけに、そこから逆算してのレースができるかもしれない。


◎モズスーパーフレア
〇ナックビーナス
▲ダノンスマッシュ
△レッツゴードンキ
×アレスバローズ
×ロジクライ

馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単24点で勝負。

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鹿児島県南大隅町が出資したと思われる映画だ。
南大隅町の「御崎祭り」ありきで作られているのだが、ハッキリ言ってかなり無理のある脚本を、監督の武正晴がなんとかまとめたと言う感じだった。

児島貴子(夏帆)は東京のキー局の看板アナウンサーだったが、プロデューサーとの不倫を週刊誌に抜かれ、情報番組のディレクター兼リポーターに左遷させられていた。
完全にやる気をなくしていた貴子に、日本全国の祭りのリポート番組の話が舞い込む。
この仕事も乗り気ではなかったのだが、リストの中に、小学生の頃1年間だけ暮らした南大隅町の御崎祭りが入っていたため、調査の取材に行くことは承諾した。

貴子が現地に行くと、町の観光課の人間は歓待してくれた。
現在の町の案内役に、かつての貴子の同級生太郎(太賀)も紹介してくれた。
貴子は一通り町の紹介を受けるのだが、TV映えしそうなネタはほとんどない。
しかも肝心の御崎祭りは、現在は若い人材不足のためトラックで神輿を運んでいた。
これでは取材はできないので、貴子は取材のために今年だけでも人が担ぐようにできないかと掛け合う。
しかし祭りを取り仕切る牛牧猛盛(伊吹吾郎)は、TVのために祭りを変更することはできないと突っぱねた。

交渉は決裂したまま貴子は一度帰京する。
貴子の中ではほとんどなくなった企画だったが、TV局内での自分の立場なども考え、半ばヤケになって取材を行う事にした。
再度南大隅町を訪れた貴子は、子供の頃に父親とよく通った食堂で寝泊まりする事にした。
そこで、かつて父親と過ごした日々を思い出すうちに、貴子は御崎祭りを本気でリポートしよう考え始める。

ストーリーは、ありきたりではあるが手堅くまとまっている。
ただはっきり言って申し訳ないが、肝心の御崎祭りがとても地味である。
担ぎ手が足りないと言っても、神輿の大きさはせいぜい20人もいれば担げてしまうレベルだ。
集落から集落へリレーをしなければならないので、各集落ごとに人手が必要なのかもしれないが、いずれにしろ映画にするにはかなり地味である。
大きな幟と傘を持つ太賀と岡山天音はかなり頑張っているとは思うが、それでも見栄えはしない。
撮影には南大隅町のオーダーもあったのかもしれないが、神輿を担ぐシーンでも担ぎ手のアップを多くして滴る汗を映し出すなど、もう少し躍動感のある画面にできたのではないかと思う。

低予算、短期間で作り上げたのだとは思うが、かなり素人臭い映画になってしまった。


37.きばいやんせ!私


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もう少しライトなミステリーかと思って観に行ったが、ドロドロした人間関係が渦巻くちょっと重たいミステリーだった。

ステファニーは数年前に夫を交通事故で亡くしたシングルマザーだ。
今は夫の保険金でなんとか子育てしているが、いずれは働かなくてはならない。
しかし彼女はブログに料理の動画を乗せるなど、明るく息子のマイルズを育てていた。
ある日ステファニーは小学校にマイルズを迎えに行ったとき、息子の友達のニッキーと、その母親のエミリーと出会う。
エミリーは有名なアパレルブランドのPRディレクターだったが、ニッキーに下品な言葉を投げかけたり、昼からシェリーをがぶ飲みするなど、母親とは思えぬ行為で周囲から敬遠されていた。
しかしなぜかステファニーは、エミリーと意気投合する。
ニッキーの父親のショーンは、かつてベストセラーを出したものの今はヒット作がなく、大学で教鞭を取っていた。
そして忙しいエミリーとショーンに代わり、ステファニーはしばしばニッキーの面倒を見る事になった。

その日もステファニーはエミリーの依頼で、マイルズとニッキーの面倒を見ていた。
しかし夜遅くになってもエミリーと連絡が取れない。
ショーンは実母のお見舞いでロンドンに行っていたが、エミリーからの連絡を受けてすぐに帰米、警察に捜索願を出した。
二人はニッキーを気遣い、エミリーの心配をしたが、やがて警察からエミリーの死体が発見されたと連絡を受ける。
ショックを受けた二人だが、慰め合っているうちに意気投合してしまう。
そしてステファニーはショーンから、一緒に4人で住もうと誘いを受ける。
ステファニーはその誘いを受け引越しをするのだが、片付けたはずのエミリーの荷物が復活しているなど、不思議な事が起き始めた。
さらにニッキーが、エミリーからもらったと言って、ステファニーに手紙を渡した。

ミステリーとしては、割とよくある話ではある。
途中からだいたい結末は見えてしまうのだが、ステファニー役のアナ・ケンドリック、そしてエミリー役のブレイク・ライヴリーの演技が巧いので、見入ってしまった。
ラストはちょっと、ドロドロし過ぎな感もしないでもないが、ミステリー好きには楽しめる作品だと思う。


36.シンプル・フェイバー


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「スパイダーバース」の「バース」は「birth」で実写版とは異なるシリーズのスタート作品かと思ったら
、「multi-verse:多元宇宙」の「verse」で、隣接する異次元のスパイダーマンが集合するという話であった。

N.Y.ではピーター・パーカーのスパイダーマンが活躍していた。
ブルックリンに住むマイルス・モラレスも、スパイダーマンに憧れる少年であった。
マイルスの父は警官をしており、両親はマイルスの将来を思って彼を寄宿型の学校に転校させる。
だが地元の学校が好きだったマイルスは、新しい学校に馴染めずにいた。
そんなマイルスの話し相手になってくれたのは、叔父のアーロンだった。
アーロンは街の壁にグラフィティを描くのが好きなマイルスのために、使われていない地下施設を紹介してくれたりもした。
だがその地下施設で、マイルスはクモに噛まれてしまう。
すると手から粘つく物体が出るようになり、学校で大騒動を起こしてしまった。
学校を抜け出したマイルスは、クモに噛まれた地下施設に戻るのだが、その奥でスパイダーマンがゴブリンたちと戦っている場面に出くわす。
マイルスはその戦いに巻き込まれて、スパイダーマンから装置のスタートキーとなるUSBを手渡される。
そしてスパイダーマンは息絶えてしまった。

スパイダーマン死亡のニュースが街に流れる中、マイルスは自分が新たにスパイダーマンになるべく訓練を始める。
だがその最中、彼の目の前に別のスパイダーマンが現れた。
異次元からやってきた、ピーター・B・パーカーのスパイダーマンである。

最初のスパイダーマンがマイルスに手渡したのが、異次元との行き来を可能にするための加速器のスタートキーである。
その加速器が稼働したため、ピーター・B・パーカーのスパイダーマンをはじめ、スパイダーウーマンやスパイダー・ノワール、スパイダー・ハムなどが次元を超えてやってくる。
そしてみんなで協力して、加速器を壊そうとするストーリーだ。

元々「スパイダーバース」としての原作があるそうだ。
その原作の主要キャラクターで、本作を制作したらしい。
色使いなどを含めて典型的なアメリカン・コミックスの作りで、好みはかなり分かれるだろうが、私はそれほど嫌いではない。
ディズニー作品で言えば、「Mr.インクレティブル」シリーズに近いかもしれない。

ただ、正直実写版と比べると、子供向けな感は否めない。
シリーズ化されて次回作が作られたとしても、映画館に観に行くかどうかは微妙な感じだ。


35.スパイダーマン:スパイダーバース



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老いてなお存在感を発揮するイーストウッドの最新作だ。
御年88歳にして、まだ製作、監督、主演で手腕を見せつけてくれる。

アール・ストーン(クリント・イーストウッド)はデイリリーを造る造園農家を運営していた。
家族よりも仕事を優先し、娘の卒業式や結婚式よりも花造りを優先する。
そして花造りの賞をもらうのだが、家族は彼の元を離れていった。

数年後、アールは農園を潰してしまう。
自宅も農場も差し押さえられ、アールは仕方なく唯一彼の味方をしてくれる孫娘を訪れた。
孫娘はちょうど結婚が決まったことでパーティー中で、彼を快く迎えてくれた。
しかしそこに駆け付けた元妻と娘は、彼を嫌ってすぐに立ち去ってしまった。
アールはそのパーティーで一人のメキシカンと出会う。
彼はいい仕事があるので気が向いたら声を掛けてくれと言った。
アールはかわいい孫娘の結婚パーティー費用を捻出しなければならないため、男の誘いに乗ることにした。

仕事はドライバーだった。
言われた場所まで荷物を運び、ダッシュボードに車のカギを入れて1時間車を離れると、戻ったときにはダッシュボードにカネが入っている仕組みだった。
アールはほんの少しだけのつもりで始めるが、かなりのギャラが入ることで辞めることができなくなる。
そして孫娘のパーティー費用を払い、差し押さえられた自宅と農園を取り戻し、さらに馴染みのバーの改修費用まで受け持った。
そんなある日、アールは積み荷がドラッグであることに気付いてしまう。
それでも彼は運び屋の仕事を辞めることはしなかった。
それどころか組織の幹部はアールが何度も問題なくドラッグを運ぶことに注目し、アールに運ばせるドラッグの量をどんどん増やしていった。
だがDEA(麻薬取締局)は、かねてからアールが流通するドラッグのルートを摘発しようと狙っていた。
そして一番ドラッグを運ぶ量の多い運び屋を摘発しようと、捜査を進めて行った。

いいギャラをもらえることに味をしめて調子に乗ったアールが、本人が気づかないままどんどん摘発に追いつめられていく。
ハッキリ言って、ストーリーは単純である。
しかしその単純なストーリーの中で、イーストウッドの老獪な演技と演出が光っている。
若者に皮肉を吐き続け、脅しを掛けられてもそれをやめない。
煮ても焼いても食えないクソジジイなのだが、一方で、自分のせいで離れていった家族との溝を埋めるのに、一所懸命である。
そして、本人がまったく気づかないうちに、DEAの捜査の手が伸びてくる。
このあたりの見せ方は、単純でありながらもきっちりハラハラさせてくれて、巧いの一言に尽きる。
実在した90歳の運び屋をモチーフにして作られた映画だが、最後も映画としてきちんといい感じで落としてくれる。
まさにイーストウッドの実力を見せつけられる映画だ。

派手さはまったくないが、映画好きをうならせる作品だ。


34.運び屋


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クラウドファンディングで話題となった「菊とギロチン」目当てでギンレイに行く。

まず併映の「寝ても覚めても」から。

大阪の大学に通う朝子(唐田えりか)はある日写真展で、麦(ばく、東出昌大)と運命的な出会いをする。
麦の従兄弟の岡崎(渡辺大知)、親友の春代(伊藤沙莉)とは昔からの知り合いだったため、しばらくこの4人で行動するようになった。
だが突然麦はシベリアを目指し中国へとと旅立ってしまう。
それから6年半、音信不通の日が続いていた。

その後、朝子は東京のコーヒーショップで働いていた。
そしてコーヒーの出前を届けに行った先で、麦そっくりの亮平(東出昌大)と知り合いになる。
亮平は朝子をすぐに気に入るのだが、朝子は動揺してどうしたらいいのかわからない。
だが、その時朝子のルームメートだったマヤ(山下リオ)が二人の仲を取り持ち、二人は一緒に暮らすようになる。
そしてマヤも、亮平の同僚である串橋(瀬戸康史)と結婚した。

さらに数年後、亮平の転勤を機に、二人は結婚することになる。
その準備の最中、朝子は東京で春代と再会した。
そして春代から、麦が現在売れっ子のモデルになっていることを知らされる。
朝子は少し心を動かされるが、もう再開することもないと思いあまり気にも留めなかった。
しかしたまたま春代といるとき、近くで麦が撮影をしている事を知る。
二人は麦の乗った車に駆け寄るも、車はそのまま立ち去ってしまった。
朝子は車に向かって大きくさよならの手を振った。

いよいよ朝子と亮平が東京を旅立つ前夜、二人は串橋夫妻、春代と共に食事をしていた。
するとそこに、突然麦が現れる。
皆の前で麦から付いてくるように言われた朝子は、席を立ってしまう。

よくある恋愛ストーリーと言えばそれまでである。
見せ所は、二人の男の間で揺れる朝子の心情変化だ。
だがハッキリ言って、唐田えりかが朝子を演じ切れていない。
そのため前半のストーリーが淡々と進行しているように見えて、起承転結の転の部分の唐突感がハンパなくなってしまった。
感情変化が巧く表現できていないため、朝子に感情移入することもできず、単純に朝子が周りを振り回すクソアマに思えてしまった、少なくとも50歳を過ぎたオッサンには。
新人の唐田えりか起用ありきで制作された映画のようにも見えたので、それであれば、脚本、演出でもっと工夫をするべきだったと思う。

続いて「菊とギロチン」。

第二次世界大戦前夜の大正末期、世の中は閉塞し、革命家が街にあふれるようになっていた。
中濱鐵(東出昌大)率いるギロチン社も革命家たちの集団であった。
政治家へのテロを目論んでいたギロチン社だが、当局の手入れにあいメンバーはバラバラに逃走する。
鐵と行動を共にしたのは、ボンボン育ちの古田大次郎(寛一郎)だった。
そして二人は逃走の最中、女相撲の「玉岩興行」一座に合流する。

女相撲は17世紀に端を発し、昭和30年代くらいまで続けられていたそうだ。
朝鮮人として差別されていた者や、女郎から抜け出した者、さまざまな理由で家族から逃げ出した者などが集っていた。
花菊ともよ(木竜麻生)もその一人であった。
嫁に行って早逝した姉の代わりに嫁いだのだが、あまりにも酷使されたため家から逃げ出していた。
鐵と大次郎は一座と一緒に行動するうちに、鐵は朝鮮人である十勝川(韓英恵)と、大次郎は花菊と仲良くなる。
そしてある日、鐵、大次郎、十勝川は満州を目指して一座を抜けて出ていった。

農村部は貧しく、子供を売るなどの行為が当たり前に行われていた時代だ。
そして体制に反抗して無茶をするのが革命家だと勘違いした若者が、多かった時代でもある。
本作品では、この二つのテーマを織り込んで制作されている。
当時の世相を描くという意味では、非常に参考になる映画であった。

ただ、さすがに189分はちょっと上映時間が長い。
内容が濃いので飽きることはなかったが、最初から最後まで暗い雰囲気が続くので、観終わった後精神的にかなり疲労した。
各カットをもう少しずつ詰めて、せめて2時間半くらいに縮めた欲しかった。


32.寝ても覚めても
33.菊とギロチン


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