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今年90歳を迎えるクリント・イーストウッドが監督、老いるどころかむしろ年を重ねるごとに切れ味が増している感もある。
この作品もなかなかの見ごたえでであった。

リチャード・ジュエルは正義感の強い男で、警官などの法執行官になる夢があった。
法律事務所の用具係として働いているとき、たまたま弁護士ワトソン・ブライアントと知り合う。
リチャードの気遣いに気づいたワトソンは彼を気に入ったが、リチャードは群の副保安官の職を得て弁護士事務所を離れた。
だが副保安官となったリチャードは、大学の学生寮の警備で飲酒した学生に暴力をふるったり、ハイウェイを通行中の車を止めて飲酒運転を取り締まるなど、やり方が少々強引で批判を浴びていた。
そして雇い主であった大学の学長から辞職勧告を受けてしまう。

その後リチャードは、アトランタオリンピックが開催される年、記念で開催されるコンサートの音響設備を管理する警備員の職に就いた。
夜間コンサート中に酔っ払った若者の集団を注意したとき、彼らがベンチの下の荷物に触っていたことに気づく。
その頃911には、コンサート会場に爆弾を仕掛けたという匿名の通報が入っていた。
リチャードがマニュアル通り、警備の警官に不審な荷物の報告をすると、荷物は本物のパイプ爆弾だった。
リチャードと警備員はコンサート会場がパニックにならないよう観客を誘導、爆発物処理班を待っていたが、爆弾は爆発して2人の死者と多数の負傷者を出してしまう。
それでも爆発物に気づいたリチャードは称賛され、一躍時の人となった。
そして出版契約の話を持ち掛けられたため、久しぶりにワトソンに連絡を取る。

偶然コンサート会場に妻と来ていたFBIのトム・ショー捜査官は、この事件の担当となった。
そしてプロファイリングから、警官に憧れていたリチャードが、自作自演で爆弾事件を作り上げたと推測し、そのことを地元の新聞記者キャシー・スクラッグスにリークした。
キャシーはスクープを取ることに夢中で、いい記事を取るためには目立たなければならない、そのために豊胸手術をしようか、などと言うような人間であった。
そして記事掲載に及び腰の上司を説得し、スクープ記事としてFBIがリチャード・ジュエルを捜査対象として考えていると、記事にした。
その記事が口火を切る形となり、メディアは一斉にリチャードを容疑者扱いし始める。
英雄から一転、容疑者扱いされ戸惑うリチャード。
しかもFBIは、違法捜査でリチャードを容疑者に仕立てあげようとしている。
リチャードは慌ててワトソンに助けを求めた。

実際に起こった事件を基にした作品だ。
どこまで事実に忠実なのかはわからないが、リチャード、ワトソン、FBI捜査官、そしてリチャードの母ボビのキャラ設定が巧みだ。
リチャードは真面目で正義感が強くいい人間なのだが、少々間が抜けたところがあり隙も多い。
ワトソンは弁護士らしく、リチャードの人間性を信じて彼を助けようとするが、リチャードの想定外の行動のため事がうまく進まず、イライラしたりもする。
リチャードの母ボビは、息子が突然英雄になったのもつかの間、わずか3日間で罪人扱いになってしまった事に戸惑う。
そしてFBI捜査官のトムだ。
盗聴したり、違法な誘導捜査で証拠を捏造しようとするなど、この映画の中では捜査官を解任されてもおかしくないレベルのかなりの悪人だ。
このFBI捜査官の悪役の設定がうまくハマっているので、捜査に振り回されるリチャード、ワトソン、ボビのキャラがうまく機能しているように見える。

おそらく、起こった事象は事実にかなり忠実に作られているのだろう。
そこに登場人物のキャラまをうまくハメ込むことで、エンターテイメントとしてのハラハラ感が演出されている。
老練クリント・イーストウッドの技ありの作品と言えるだろう。


21.リチャード・ジュエル


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織守きょうやという人の作品で、原作は日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しているそうだが、映画はホラーではなくサスペンスに近い感動作品だった。

遼一(山田涼介)はネットで都市伝説の「記憶屋」の情報を探していた。
ある日突然、大学卒業後に結婚を約束した恋人の杏子(蓮佛美沙子)が、遼一の記憶をすべてなくしていたからだ。
遼一は子供の頃、幼馴染みで同じ大学に通う真希(芳根京子)が誘拐にあったが、その時の記憶をまったくなくしていることを思い出した。
記憶を丸ごと消し去る記憶屋は本当にいると信じていたのだ。
そして記憶屋なら、杏子の消された記憶も復活できるのではないかと思っていた。

遼一は通っていた大学の先輩の高原(佐々木蔵之介)に相談をする。
高原も別の案件から記憶屋の存在を探っていた。
二人は幼い頃に遼一と真希が住んでいた広島を訪れ、記憶屋の情報を収集する。
そして記憶屋が都市伝説で語られるような怪物ではなく、人の嫌な記憶を消す存在だという事を知る。

二人が広島から戻ると、高原の助手で記憶屋捜索の手伝いをしていた七海(泉里香)から、杏子についての記憶が消されていた。
高原は記憶屋が自分たちのすぐそばに近づいていると考え、ネットで呼びかけ接触を図ろうとする。

主演はHey! Say! JUMPの山田涼介で、「暗殺教室」「グラスホッパー」「鋼の錬金術師」などに主演しており、これまではクールな役ばかりだった。
今回はかなり感情を表面に出す、それも悲しみや焦りを表現する役であったが、それほど悪くはなかった。
対照的に真希役の芳根京子がいつも明るいキャラで、このコントラストが上手くマッチしていた。

映画は原作とはかなり異なるようだが、起承転結がしっかり付けられており、かつ高原のバックグラウンドでかなり泣かせてくれる。
少々ネタバレになるが、ラストもあまりハッピーエンドとは言えないが、観ている者はその切なさに涙しながらも納得をさせられる落とし方だった。

山田涼介目当ての若い女性が多かったせいか、劇場内でのすすり泣きという点では、昨日感想を書いた「ラストレター」より多かったかもしれない。
特に山田涼介に思い入れがなくても、十分満足できる作品であった。


20.記憶屋 あなたを忘れない


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2019年の邦画にこれと言った作品がなかったため、久しぶりに心に響く邦画となった。
どこまでも繊細で、どこまでも透明で、どこまでもピュアな、さすが岩井俊二と言った作品である。

夏休みに入ったばかりのある日、鮎美(広瀬すず)と颯香(森七菜)は鮎美の母未咲(広瀬すずの二役)の葬儀に参列していた。
未咲は長患いを気に病み、自ら命を絶っていた。
従兄弟の鮎美を心配した颯香は、しばらく祖父母の家で鮎美と一緒に暮らすと母に言い出す。
未咲の妹の裕里(松たか子)は、鮎美を案じていたこともあり颯香が実家で暮らすことを許した。
裕里が実家を出て市内の自宅に戻ろうとしたとき、鮎美から、未咲宛に届いた高校の同期会の案内を渡される。
裕里はそれを受け取り、姉が逝去したことを姉の友人に知らせるべく同期会の会場に向かった。
だが裕里は未咲と間違えられ、同期会に参加させられてしまう。

同期会の途中で席を立った裕里は、バス停で乙坂鏡史郎(福山雅治)に声を掛けられる。
少し話さないかと誘われるのだが、裕里は時間がないと断った。
せめて連絡先をと言われ、お互いのスマホのIDを交換し、名刺をもらって別れたのだが、裕里の帰宅後に、鏡史郎から「25年間君を愛し続けていた」とのメッセージが入っていた。
それを夫の宗二郎(庵野秀明)が見つけて勘違いをし、激怒、スマホを湯舟に投げつけて壊してしまった。
裕里はメッセージが読めなくなったことを詫びる手紙を、鏡史郎からもらった名刺の住所に送った。
その後も裕里は、差出人の住所がない手紙を鏡史郎に送り続ける。
そして鏡史郎は卒業アルバムから調べた住所に、未咲宛の手紙を送った。
それを受け取ったのは、未咲と裕里の実家にいた鮎美と颯香だった。
裕里が未咲として鏡史郎と再会した事を知るはずもない鮎美と颯香は、鏡史郎が亡くなった未咲宛に手紙を送ってきたことを不思議に思いながらも、鏡史郎に未咲として返事を書き始めた。
一方裕里も、鏡史郎宛に自分の近況を知らせる手紙を書き続けていた。

このストーリーの合間に、裕里、鏡史郎、未咲の高校時代が描かれる。
3年生の6月に転校してきた鏡史郎はクラスメートに誘われ生物部に入るのだが、そこで1年生だった裕里と出会う。
この高校時代の裕里を演じているのも森七菜なのだが、この演技がとにかく素晴らしい。
冒頭で、「どこまでも繊細で、どこまでも透明で、どこまでもピュア」と書いたが、これは裕里の性格を表したものだ。
鏡史郎に一目惚れした裕里は、鏡史郎と近づきたくて美人の姉の自慢をしてしまう。
すると鏡史郎は姉に恋してしまった。
それでも鏡史郎と一緒にいる時間が楽しかった裕里は、一生懸命鏡史郎を応援しようとする。
そしてそんな裕里が大人になり家庭を持つとどうなるのか、松たか子が見事に演じていた。
森七菜、松たか子の二人がピュアな裕里をブレずに演じているため、時間を超えた裕里の想いがストーリー全体の大きな幹となっている。

高校時代の鏡史郎を演じるのは神木隆之介だが、高校三年にもなるのに恋愛に疎くて鈍感な鏡史郎の演技もよかった。
それが故に、森七菜のピュアな演技がさらに引き立てられたと言ってもいいだろう。
作品の前半は裕里を中心にストーリーが展開するが、後半は鏡史郎を中心に展開する。
冒頭の鏡史郎の「25年間君を愛し続けていた」と言うセリフを見たときは、また福山雅治がスカした嫌味な演技をするのかとちょっと引きかけたが、鏡史郎は決してカッコいい男ではなかった。
一度は未咲への想いを昇華させて小説を書きあげるのだが、その後はまったく書けなくなってしまう。
そして終盤、先輩の阿藤から痛烈な批判を受ける。

鏡史郎がかつて書いた小説を中心に、裕里、鏡史郎、そして鮎美が、これまでの思いに区切りを付けようとする。
この展開を描くのに、広瀬すずと森七菜に二役を演じさせた部分が岩井俊二の感性であり、安っぽい言葉になってしまうが天才としか言いようがないだろう。
庵野秀明が実写映画の演技ができるのか少々不安もあったが、きちんと演技ができていたのも岩井俊二の力量に違いない。
実写映画出演でリフレッシュできて創作意欲が湧くのであれば、庵野秀明にはバンバン実写映画に出演してほしい。

エンディングロールで流れる森七菜「カエルノウタ」も心に沁みる。
作曲は小林武史で、作詞は岩井俊二だ。

大人になった裕里と鏡史郎のシーンが多いが、この映画も青春映画の金字塔と言っていいだろう。


19.ラストレター


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長渕剛が主演の映画で、教条的なお涙押し売り的映画かと思って観に行ったが、予想に反してまずまず巧くまとまった人情映画だった。

川崎信吾(長渕剛)は先代頭領から島津組を継いだ大工だ。
人情に厚く、筋の通らないことを毛嫌いする一方、女好きの側面ももっている。

ある日信吾は、建築現場に現れたシングルマザー芽衣(広末涼子)と知り合い、彼女が困っていることを知って助ける。
そこに芽衣の小学生の息子の龍生が返ってくるのだが、小さい龍生を見た信吾は感情移入してしまい、必要以上に親子の間に入り込んでしまう。

以前信吾の家にやっかいになり、独立して左官屋となっていた高史(瑛太)が偶然この事を知り、信吾に女将さんの美沙希(飯島直子)と娘の柑奈(山口まゆ)を泣かすようなことをするなと注意する。
しかし信吾は聞き入れず、学校から帰宅した龍生を、芽衣に断りなく連れ出して大騒ぎになってしまった。
騒ぎになったことを詫びる信吾。
一方芽衣は病に患っており、しばらく入院しなければならなかった。
戸惑いながらも芽衣は龍生をしばらく信吾に託す。
美沙希は快く龍生を迎え入れるが、柑奈は龍生にやきもちを妬いて家を飛び出し、高史の部屋に転がり込んだ。
高史は再び信吾に意見をして、さらにこれまでの自分の思いもぶちまけるのだった。

冒頭で、信吾が頑固者で人の意見を聞かない人物だというシーンが描かれる。
その部分で、かつての長渕剛が主演したドラマ、映画のような頑固で気難しいキャラかと思ったが、そうではなく、その後は信吾が怒ったり怒鳴ったりするシーンはほとんどなかった。
自分の思った通りに突き進むという部分は一緒だが、人の話にもきちんと耳を傾ける。
やや意外ではあったがキャラが最後までブレておらず、この映画のいい面を引き出していた。

ただ、信吾のキャラがあまりにもいい人過ぎる気もした。
女好きと言う設定にはなっているものの、その部分も含めて人から責められるような行動は何一つ行っていない。
人間が出来すぎていてやや感情移入がしづらく感じた。
寅さんやルパン三世のように、もっとズッコケるシーンが多い方が、キャラとして愛されたのではないだろうか。

また、芽衣との出会いのシーンもあまりにも唐突だ。
通りすがりの芽衣が建築中の物件を見にきて知り合う、と言う設定なのだが、芽衣が最初から保険契約目当てで信吾にすり寄ってきた、と言う設定の方が、リアリティが出るし後のストーリー展開にも深みが出たと思う。

悪くない作品ではあるが、登場人物全員が善人で、ちょっと巧くまとめて過ぎてしまった感もあった。


18.太陽の家


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第43回日本アカデミー賞の優秀賞が発表された。
毎年オレ的最優秀賞予想をアップしているが、今年はしない。

なぜか。

優秀賞を受賞した作品が、どの部門もダメダメだからだ。
はっきり言って、予想する気にもならない。
たしかに、2019年の邦画はかなりレベルが低かった。
とはいうものの、優秀作品賞がこの5作品と言うのは、かなりびっくりした。

キングダム
新聞記者
翔んで埼玉
閉鎖病棟 それぞれの朝
蜜蜂と遠雷


昨日の日記にも書いたが、「新聞記者」はかなり酷い映画である。
それ以外も、「キングダム」と「翔んで埼玉」はエンターテイメント作品として中途半端、「閉鎖病棟 それぞれの朝」と「蜜蜂と遠雷」は期待して観に行ったものの、こちらも硬派系の映画として中途半端だった。

オレ的に2019年の邦画を5作品選ぶなら、公開順に以下となる。

長いお別れ(中野量太)
凪待ち(白石和彌)
人間失格 太宰治と3人の女たち(蜷川実花)
見えない目撃者(森淳一)
宮本から君へ(真利子哲也)

カッコ内はそれぞれ監督で、監督賞もこの5人でいいと思う。

ただ、「宮本から君へ」はピエール瀧が逮捕されているので、ノミネート自体が難しいかもしれない。
その場合は、「空母いぶき」か「アイネクライネナハトムジーク」あたりか。

最優秀は、個人的には作品賞、監督賞とも「人間失格」がふさわしいと思う。
そうでなければ「凪待ち」だ。
昨年の邦画は、この2作品が2強だった。

主演男優賞だけは、実際のノミネートであまり違和感がない。
個人的には「アルキメデスの大戦」の菅田将暉に取ってほしいが、おそらく「閉鎖病棟 それぞれの朝」の笑福亭鶴瓶だろう。

問題は主演女優賞。

シム・ウンギョン:「新聞記者」
二階堂ふみ:「翔んで埼玉」
松岡茉優:「蜜蜂と遠雷」
宮沢りえ:「人間失格 太宰治と3人の女たち」
吉永小百合:「最高の人生の見つけ方」

受賞はおそらく宮沢りえで、これは順当だと思うが、日本語を発音するのがやっとでまったく演技ができていなかったシム・ウンギョンがノミネートされているのにはひっくり返りそうになった。
元々、演技力のある女優であることは間違いないが、あの作品のあの演技で主演女優賞を受賞していいのか?
万一最優秀主演女優賞を受賞したら、おそらく本人が一番恥ずかしいと思うだろう。
それと二階堂ふみだ。
役柄は男の役だったのに、主演女優賞である。
そんなのアリなのか?
では、男優がドラァグクイーンを演じても、主演男優賞になるのか?
今年の主演女優賞は、ちょっと迷走しすぎである。

さらに、主演女優賞に吉岡里帆がノミネートされていないのも納得いかない。
新人賞を受賞しているが、「見えない目撃者」の演技は主演女優賞を受賞してもおかしくないレベルだった。
ちなみに第40回日本アカデミー賞では、杉咲花が新人賞と最優秀主演女優賞をダブルで受賞している。

加えて、「凪待ち」の恒松祐里が新人俳優賞に選ばれていないのも違和感を感じた。
作品中ではかなりの存在感を見せており、「アイネクライネナハトムジーク」でもいい演技をしていた。

結論から言えば、日本アカデミー賞会員は、昨年1年間何をしていたのか、と言う事になるだろう。
そもそも、日本アカデミー賞は恣意的に選ばれる傾向があるのだが、今年は本当にいい加減にしろよ、の世界である。

もし1部門でも「新聞記者」が選ばれれば、その時点で日本の映画は死んだと言っていいだろう。


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上映中のギンレイの2本。

まず「新聞記者」。
先日発表された日本アカデミー賞で5部門ノミネートされているので期待していたが、お話にならないレベルの呆れた薄っぺらい中二病作品であった。

外務省から内閣調査室に出向している杉原(松坂桃李)は、上司の多田(田中哲司)の命により、情報をリークして政府に都合のいい記事を週刊誌に書かせていた。
そして杉原自身も、その仕事に疑問を感じていた。

吉岡(シム・ウンギョン)は東都新聞の記者をしていたが、ある日FAXで送られてきた大学院大学新設に関する情報を見せられる。
特区に新設される大学院大学は、文部科学省ではなく内閣府が認可することになっていた。
吉岡がFAXの出元を調査すると、内閣府の神崎(高橋和也)と言う男が送信者の候補にあがる
神崎は杉原の先輩で以前から仲が良かったが、かつてある事件が起きた時に神崎が一人で責任を取らされており、そのことに杉原は心を痛めていた。

吉岡がさらに調査を進めると、神崎はビルから飛び降りて自殺してしまう。
ショックを受けた杉原は真実を探ろうとするが、多田から事実を隠ぺいするための情報をリークするように命じられる。

おそらく、加計学園問題からヒントを得て作られた作品だろうが、政府がメディアを使って都合のいいように情報を捜査しているという、あまりにも陳腐な内容に心底びっくりした。
しかも杉原が勤務するオフィスは、公務員が何十人もPCでSNSに情報をリークし続けるという気持ちの悪い絵面で、まるで新興宗教の信者が教祖のために働いているように見えた。
平成も終わった令和のこの世の中で、こんな戦前の政府指導の情報操作のような表現を見るとは思わなかった。

さらに、原案を考えたのが新聞記者のためか終始、新聞=正義、週刊誌=政府の手先の悪のメディアの図式で描かれている。
この図式が本当に安っぽい。
新聞記者のほとんどが、自分たちこそ正義だと大勘違いしている人種であることはよくわかっているが、その醜い一人よがりがまざまざと展開していた。
今や週刊誌より新聞の方が間違った記事が多いことを、理解していないのか、はたまた事実を受け入れがたいがためにわざとこういう表現で批判に反発しているのか、いずれにしろ新聞記者のレベルの低さを露呈している。
ストーリー構成も単純で酷い。
何かあれば関係者が自殺する。
それも本当は自殺ではなく、政府に殺された的な描き方で、まるで日本は政府主導のアサシン天国である。
ラノベ作家に憧れる中学生ならいざ知らず、大の大人が商業映画でこんな脚本を書くとは思わなかった。
すでに21世紀になって20年も経つのに、子どもが生まれたばかりの杉原が「妻と子供は可愛くないのか」的な古臭い脅しを受けるのにも辟易した。

配役も、なぜ吉岡にシム・ウンギョンを配したのかわからない。
シム・ウンギョンと言えば「怪しい彼女」の名演技だが、この作品では日本語を発音するのに一生懸命でまったく演技ができていない。
最近は日本映画に出演するようになったようだが、はっきり言ってこの作品では素人同然の演技で、気の毒としか言いようがない。
だったら杉原の妻役だった本田翼の方が、正義感の強い演技ができて合っていたと思う。

唯一良かったのは、アングルを含めた映像のきめの細かさだ。
それが監督の手腕なのか撮影監督の手腕なのかわからないが、映像全体の雰囲気が良かったためなんとか最後まで観ることができた。
それがなかったら途中で席を立っていたかもしれない。


続いて「よこがお」。

リサ(筒井真理子)は美容院で美容師の和道(池松壮亮)と知り合った。
偶然近所に住んでいることに気づいた二人だが、リサは和道の部屋が窓から見えるアパートに住み、和道を監視するかのように暮らしていた。

市子(筒井真理子)は訪問看護師である。
かつて画家であった大西塔子(大方斐紗子)の介護をしていたが、大西家から信頼を得ており、時間外に塔子の二人の孫娘に勉強を教えたりしていた。
ある日、喫茶店で市子が基子(市川実日子)とサキに勉強を教えているときに、市子の甥の辰男が本を持ってやってくる。
辰男はサキと入れ違いに近かったが、ひと目でサキを気に入り車で連れまわしてしまった。
当然事件となり、辰男は逮捕される。
テレビでニュースを知った市子は、サキの母に真実を告げようとするが、基子に止められて話すタイミングを失ってしまう。
基子は、サキは喫茶店で辰男と会ったことを覚えていないから、黙っていれば関係がバレることはないと言ったが、いつの間にか週刊誌の記者の知るところとなってしまった。
その後はメディアが市子の元を訪れ、市子の生活はめちゃくちゃになってしまう。
市子は訪問看護の会社に所属する医師の戸塚(吹越満)と結婚する予定だったのだが、戸塚とその連れ子に迷惑を掛けるわけにはいかず、会社も辞め姿を消してしまった。

あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのだが、事件によって人生を狂わされた女の話である。
クライマックス付近ですべての話がつながり、なるほどと思うのだが、途中までは並行で進む話の前後がわかりづらく、少々違和感を感じてしまった。
主役の筒井真理子をはじめ、主なキャストが実力者ぞろいなのでまずまずの出来となっていたが、できれば序盤において、もう少しストーリーを整理しやすい見せ方にした方がよかったと思う。


16.新聞記者
17.よこがお


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タイトルから、フォードとフェラーリの激しい開発合戦が観られるのかと思ったが、想像していた内容とは異なり、基本的にはフォード側の開発の話のみでストーリーは展開する。

キャロル・シェルビー(マット・デイモン)はレーサーを引退した後、カーデザイン会社のシェルビー・アメリカンを設立、コブラなど主にフォード社のエンジンを搭載したスポーツカーの開発を行っていた。
その頃フォード社は、フェラーリ社を傘下に収めるべく買収契約を進めていた。
しかしレーシングチームのスクーデリア・フェラーリを手放したくなかった総裁エンツォは、直前でこの契約を破断にしてしまう。
怒ったフォードのヘンリー・フォード2世は、フェラーリが連覇していたル・マン24時間でフェラーリを打ち負かそうと考える。
そのためにGT40を開発し、社長のアイアコッカがシェルビーにチューンナップを依頼した。

シェルビーはこのプロジェクトに、元カーレーサーだったイギリス人ケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)を引き入れようと考えた。
マイルズはレーサーを引退した後アメリカに渡りチューンナップショップを経営していたが、彼の整備する車は素人にはなかなか乗りこなせず、あまり評判がよくなかった。
シェルビーの呼びかけに最初は乗り気ではなかったマイルズだが、実際にGT40を見て考えが変わる。
そしてシェルビーとマイルズはル・マン制覇に向けて開発を始めるのだった。
ル・マン開催まで、わずかに90日。

マイルズがGT40のチューンナップを高めていくのだが、彼の歯に衣着せぬ言動をフォードのレーシングチーム責任者ビーブは面白く思っていなかった。
シェルビーはマイルズを強く推すが、ビーブに押し切られてしまい、マイルズはレースのドライバーに選ばれなかった。
その結果、フォードチームは全車リタイア、原因はマイルズの指摘したギアボックスの脆弱性だった。

物語の前半は渋るマイルズをシェルビーが口説き、後半ではシェルビーとマイルズを外したいビーブとの水面下の争いがストーリーのメインとなる。
そのため、想像していたフェラーリ側の開発の話は登場しない。
その部分ではやや不満が残ったものの、それでもシェルビーとマイルズのレースへのアツい思いが伝わってきて、非常に面白い作品であった。
レース中は当然の事、開発中のGT40の疾走するシーンは圧巻である。
現在では空力的に非効率なのかもしれないが、GT40のフォルムのカッコ良さにもシビれてしまった。
マイルズはGT40を一目見てシェルビー・アメリカン入りを即決するのだが、この部分の説得力はハンパなかった

ただ、映画を観た後興味を持って二人の功績を調べたのだが、どうやらマイルズはGT40の開発前、コブラの開発時からシェルビー・アメリカンに合流していたらしい。
映画は事実をやや変えている部分があるようで、ル・マンの最終結果に関しても、ひょっとすると映画的に変更されているのかもしれない。
ただそうであっても、一度はカーレースに夢中になった人なら、この二人に強く共感するだろう。
私はF1以外のレースはほとんど観ていないが、それでもかなり共感できた。
40~50代のオッサンには強くオススメしたい作品だ。


15.フォードvsフェラーリ


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昨年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した作品だ。
「グエムル-漢江の怪物」「スノーピアサー」に続く、ポン・ジュノ&ソン・ガンホ作品である。

キム家は半地下で貧しい生活を送っていた。
父のギテク(ソン・ガンホ)は運転手や台湾カステラ屋など様々な職業を経験しているが現在は無職で、一家は母チョンソクが請け負う、宅配ピザの箱作りの内職で生活していた。
長男のギウ(チェ・ウシク)は徴兵の前に2回、後に2回大学受験をしているが、いまだに合格していない。
妹のギジョンは天才的なデザイン能力の持ち主だが、彼女も大学に進学できておらず無職だ。

そんなある日、ギウは親友から家庭教師のバイトを話を持ちかけられた。
相手はIT企業の社長の娘、自分は留学するので代わりをして欲しいと言う。
ギウはソウル大学の入学証書を妹のギジョンに偽造してもらい、まんまと家庭教師としてパク家に潜り込んだ。
パク家には、ギウが教える高校生の娘のほかに、小さい男の子がいた。
インディアンにかぶれるその男の子は、数年前に精神的ショックを受けたことが原因で大人のいう事を聞かずに自由に行動していた。
二人の母親は若く美しいが、やや世間離れしている部分もあり家付きの家政婦が色々な面でサポートしていた。
そんな母親の隙を見抜いたギウは、男の子の芸術的な家庭教師として妹のギジョンを友人の従妹として紹介する。
ギジョンは一発で母親の心をつかみ、彼女も家庭教師としてパク家に潜り込むことに成功する。

その後、キム家は家族でパク家に潜入する。
それがタイトルの「パラサイト」につながる。
ところがこのパク家が住む屋敷には、パク夫妻さえ知らない秘密が隠されていた。

ギウの入学証書偽造から始まり、嘘を積み重ねて家族がパク家に寄生していく。
この嘘がいつバレるか、そのハラハラ感がキモとなる作品かと思った。
しかし作品はその部分を通り越して、さらなる展開を見せる。
その突き進み方が、いかにもポン・ジュノ監督である。
韓国の経済格差を鋭い切り口で表現している。

ただ、これまでのポン・ジュノ作品でもそうであったように、ラストは決してハッピーエンドでは終わらない。
「スノーピアサー」は希望のある終わり方だったが、「グエムル-漢江の怪物」「母なる証明」は光の見えないラストだった。
そしてこの作品は、後者である。

正月に観た同じ韓国映画の「エクストリーム・ジョブ」の方が、韓国では興行収入が上だったらしい。
「エクストリーム・ジョブ」が誰にでもおススメできる楽しい映画だったのに対し、この作品はかなりテーマが重いことが原因だろう。

ただ、伏線の引き方なども上手く、映画としての完成度はかなり高い。
内容的に、ハリウッドでリメイクされそうな作品でもあった。


14.パラサイト 半地下の家族


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福本伸行原作「カイジ」の劇場3作品目、ストーリーはオリジナルである。

東京オリンピック後の日本はハイパーインフレに見舞われ、失業率は40%となっており、カイジ(藤原竜也)も派遣で仕事を紹介してもらう生活を送っていた。
そんな中、弱者救済として、カードを入手したものは10億円か秘密の情報を入手できる「バベルの塔」と言うゲームが開催される。
第5回大会で勝者となったカイジは、10億円ではなく秘密の情報を選択した。
そしてカイジは大会の主催者東郷(伊武雅刀)と会い、現職総理大臣渋沢(金田明夫)が、国の借金を相殺するため預金封鎖を企んでいると知らされる。
それを発案したのはプロジェクトリーダーの高倉(福士蒼汰)だった。
東郷はこの高倉の発案が法制化されるのを防ぐため、何人かの政治家を買収しようと考えていた。
そのために必要な資金は1000億円だが、東郷の手元にあるのはその半分の500億円。
これをあと数日で倍に増やさなければならない。
その方法は、かつてカイジが地下帝国で建設したギャンブル施設「帝愛アイランド」で実施される、「最後の審判~人間秤~」で勝負するというものだった。

カイジ同様「バベルの塔」の勝者加奈子(関水渚)とともに、カイジは「最後の審判」で勝つべく準備を始める。

「カイジ」シリーズの魅力は、勝てば天国、負ければ最悪命も奪われてしまう、イチかバチかの勝負のヒリヒリ感である。
だが今回の勝負は、直接生死に関係するゲームはほぼない。
カイジは東郷の依頼により、日本を救うために戦っている。
そのため、これまでのシリーズのようなヒリヒリ感が少ない。
万一勝負に負けて預金封鎖が行われ、日本の経済が壊滅的になったとしても、カイジはなんとか生きていけるんじゃないかと思えてしまう。
その部分をカバーするために、最初にカイジ以外の本当の弱者を登場させているのだが、それでもやはり緊張感はこれまでのシリーズより弱くなってしまっている。

とは言え、藤原竜也や伊武雅刀、黒崎役の吉田鋼太郎の演技の巧さでかなり見せてくれる。
また福士蒼汰、新田真剣佑の若手陣の演技も悪くなく、昨年デビューの関水渚も雰囲気がよかった。

これまでのシリーズとはやや趣が異なるものの、作品としてはまずまずの出来だと思った。


13.カイジ ファイナルゲーム


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先に続編を観てしまったが、地上波放送された前作を復習で見る。

気弱でヲタクの高校生スペンサーは、幼馴染のフリッジに頼まれて彼のレポートを作成する。
だが代筆がバレて放課後に呼び出される。
ベサニーはテスト中にTV電話で会話をし、マーサは体育の授業で教師に口答えをし、やはり放課後に呼び出される。
4人は罰として、倉庫代わりになっていた地下室の掃除を命じられる。
掃除中、フリッジがTVゲームを見つけて4人はちょっとだけゲームを行おうとする。
しかし、キャラクターを選んだ直後にゲームは煙を出し始め、4人はゲーム「ジュマンジ」の中に取り込まれてしまう。

キャラクターの選別、ゲームルールの学習などは、非常にうまく設定されていると思う。
また、運転手のナイジェルをはじめとしたゲーム内のNPCのセリフもそれっぽく、思わず笑わされてしまった。
ゲーム内の先に取り込まれていたキャラクターがいるのも、オリジナルの「ジュマンジ」の設定をいかしており面白かった。

個人的には最新作よりも、この前作の方が好きである。
もしさらにシリーズ化するのであれば、本作のように、リアル世界のキャラクターの人間関係を描くより、TVゲームを演じた時の面白さを前面に押し出した作品にして欲しい。


12.ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(再)


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