1600mで好成績がないケイティブレイブはともかくとして、昨年のダート王ルヴァンスレーヴが不在のフェブラリーS。
とは言え、過去3年の勝ち馬と連勝中の上り馬が顔をそろえ、なかなか面白いメンバー構成となった。

中でも注目は、藤田菜七子騎乗のコパノキッキングだ。
強い4歳勢の一角で、現在重賞2連勝を含む4連勝中、全成績も7.1.0.1で掲示板を外したことがない。
勝った7戦のうち上り最速の脚を記録したのが6回、2番目が1回で、直線は必ず脚を伸ばしてくる。
鞍上の藤田菜七子はここのところしっかり追えるようになっており、逃げるときも追い込むときも思い切りよく騎乗して、中途半端がない。
さすがにいきなり勝ちきるまではないだろうが、掲示板に載ってもまったくおかしくない。
馬券検討的には非常に難しい選択になる。

されはさておき、まず本命はゴールドドリームだ。
国内全成績のうち、軽い中央のダートだけで言えば6.2.0.1。
唯一連対を外したのは、古馬混合G1初挑戦だった3歳時のチャンピオンズCのみ。
それ以降も連対を外したのは、国外、大井、盛岡の3場のレースだけだ。
前走の東京大賞典は2着だったが大井のレースで、しかもチャンピオンズCを回避した後、フェブラリーSの前に一叩きするための急仕上げ。
勝ったオメガパフュームより2kg斤量を背負っていて、差は0.1秒で3/4馬身だった。
昨年のこのレースはノンコノユメに出し抜けを食らっているが、着差はクビ差だ。
今回もハイペースが予想されるため、追い込み馬の急襲を受ける可能性もあるが、ルメールも昨年と同じ轍は踏まないだろう。

対抗はインティにする。
不良馬場の初戦は9着だったものの、その後は6連勝で東海Sをブッコ抜いた。
しかもこの6戦で付けた着差が合計32馬身で、どのレースも余裕で勝っている。
これまでの主戦場が1800mで1600m以下の経験がなく、東京が初めてという不安はある。
とは言え先行して自分でレースを作れるタイプなので、距離短縮は大きな影響はないだろう。
芝スタートも未経験だが、鞍上が武豊ならこれも大きな不安にはならない。
ここで強い勝ち方をして、ルヴァンスレーヴと2強時代になるかもしれない。

三番手、四番手はサンライズの2騎だ。
サンライズノヴァはダートの全成績7.5.1.7で、東京ダートに限れば6.3.0.3だ。
昨年のこのレースも4着、一昨年の武蔵野Sや前走の根岸Sのように時折不可解な負け方もするが、今週の追切は栗東坂路で50.8秒を記録しており、調子は最高潮と言っていいだろう。
インティが先行してハイペースになれば、この馬の差し脚が生きてくる。
一方サンライズソアは、JBCクラシック、チャンピオンズCの両G1で3着に来ている。
昨年1年間は2.1.3.1と安定した成績で、唯一掲示板を外したのは出遅れたブリリアントSだけだ。
本質的には1800m以上が合っているとは思うが、ハイペースでスタミナを問われる可能性が強く、シンボリクリスエス産駒の底力が威力を発揮すると思われる。

五番手以降が難しい。
まず冒頭でも触れたコパノキッキング。
距離の不安はあるが、ハイペースで前が崩れる展開はこの馬の得意とするところである。
外枠はスタートの芝コースが長いため、スタートダッシュで揉まれない好位置に付けて道中死んだふりをし、最後の直線で末脚を爆発させれば上位進出も十分可能だ。
何より、馬主のDr.コパと藤田菜七子の相性の良さも見逃せない。
とは言え、ここで藤田菜七子にあっさり上位進出されたら、他のジョッキーの面目は丸潰れだ。
そう簡単に、すべて上手く運ぶレースには持ち込ませてくれないだろう。

内枠の2頭もクセモノだ。
クインズサターンはこれまで24戦して掲示板を外したのはわずか3回。
しかも2018年以降は10戦して、掲示板を外したのは不良馬場で距離も長かったシリウスSだけだ。
どんなレースでも渋太く上位に食い込んでくる。
昨秋の武蔵野Sではサンライズノヴァの2着に入っており、実力はそれほど差はない。
だがその一方でこの10戦は未勝利、重賞はおろかOPも勝利しておらず、さすがにここは家賃が高いか。

ユラノトはコイウタ産駒の良血だ。
この馬も全15戦中掲示板を外したのは、本格化する前のデビュー2戦目のわずか1回のみ。
東京ダートは1.1.0.1で、連対を外した武蔵野Sも4着だった。
軽い馬場はこの馬の切れ味を生かしそうな気もするが、重賞勝ちないという部分ではクインズサタン同様パンチが足りない。

残りはモーニン、ノンコノユメ、オメガパフュームの3頭。
ここでは一昨年と昨年の勝ち馬2頭を上位に取りたい。

モーニンは一昨年のこのレースを勝った後はやや精彩を欠いていたが、鞍上が和田竜二に変わってコーラルSを勝ってから上昇気配にある。
今週の調教は栗東坂路で、50.2秒の破格の一番時計を叩き出した。
勝ち負けするなら今回である。

ノンコノユメも昨年このレースを勝ってから勝ち星がない。
とは言え、すべてG1レースを4戦し、4着が3回あった。
自慢の上りの脚は4戦ともレース3位以内を記録しており、展開に恵まれなかっただけという見方もできる。
昨年勝った12番の隣の枠を引き、外枠で包まれずにレースを進められる上に、人気がないためあまりマークもされないだろう。
伸び伸び走って末脚を爆発させる可能性は十分ある。

一方オメガパフュームは、基本的には1800m以上が適距離と考える。
ハイペースのスタミナ勝負はこの馬にも有利に働くが、一方で中央の軽い馬場より地方の重い馬場を得意としている馬だ。
中央重賞の勝ち星も、不良馬場で2000mだったシリウスSである。
不凍剤が撒かれパサパサの今の府中のダートは切れ味勝負となる可能性が高く、チャンピオンズCで末脚不発だった事を考えると、評価を落とさざるを得ない。
大外枠で芝コースを長く走ることも、ことこの馬に限って言えば有利に働くかどうか疑問だ。


◎ゴールドドリーム
〇インティ
▲サンライズノヴァ
△サンライズソア
×モーニン
×ノンコノユメ


馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の3連単24点に加え、過去3年の勝ち馬の3連複で勝負。

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「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼルが、ライアン・ゴズリングを起用した新作だ。
人類で初めて月面歩行したニール・アームストロングの伝記的作品で、得意の音楽ジャンルから離れても、さすがのクオリティを見せつけてくれている。

ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は民間で飛行機開発のテストパイロットをしていた。
ある日大気圏ギリギリの高高度でテストをしていた時、ニールは大気圏に弾かれテスト機を壊してしまう。
そして同時期、まだ幼かった最愛の娘カレンを病気で失ってしまう。
失意のまま出社するニールだったが、テスト機での失敗を理由に飛行禁止命令を受けてしまった。
ニールはこれを機に、かねてから声が掛かっていたジェミニ計画の宇宙飛行士に応募する。
見事試験に受かったニールは、家族とともにヒューストンに移り住んだ。

ヒューストンに移った後、妻のジャネット(クレア・フォイ)は二人目の男の子を出産、家族は充実しているように見えた。
しかしジェミニ計画は難航を極め、宇宙開発についてアメリカはソ連に大きく後れを取ってしまっていた。
焦るNASAは無理な実験を繰り返し、犠牲者も出る。
それでもニールは宇宙飛行士として月に行く事に執着し、家族を顧みようとしない。
そんなニールを、ジャネットは表面上理解するのだが、内心はいつニールが事故に遭うか、不安で一杯であった。

東西冷戦時代の、米ソの宇宙開発競争を描いた映画作品は他にもある。
マーキュリー計画の「ライトスタッフ」や「ドリーム」、アポロ計画の「アポロ13」などだ。
「ライトスタッフ」と「アポロ13」は未見だが、名作の呼び声が高い。
事実をベースにしている映画にデフォルメを入れず忠実に再現してしまうと、ややもすると盛り上がりに欠けてしまうケースも多いのだが、宇宙開発競争を描いた作品は、デフォルメ抜きの事実がドラマティックな事が多いため、エンターテイメント作品としてとしてもクオリティが高くなりやすい。
そしてこの作品は、「高くなりやすいクオリティ」のさらに上を行く作品である。

まず、ライアン・ゴズリングのキャスティングが素晴らしい。
「ラ・ラ・ランド」のセバスチャンは明るいキャラクターだったが、この作品では正反対の感情を押し殺した役柄になっている。
「ブレードランナー 2049」でもやはり押し殺した役であったが、どちらか言えばこういう役の方が合っているように思う。
テスト機やロケット内のコクピットの描き方、宇宙空間の描き方は定番ではあるが、きちんと細部まで行き届いた美しい映像になっている。
カメラワークも含め、取り立てて新しい手法を取り入れている訳ではないのだが、逆に映画のお手本とも言えるべききめの細かさ、完成度の高さであった。

さすがに「ラ・ラ・ランド」を初めてみたときの衝撃はなかったが、新たなるジャンルでも高い水準の作品となっており、この監督の力量を改めて感じさせられた。
次回作でどのような作品を作るのか、今から楽しみだ。


22.ファースト・マン


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マーベルの「マーベル・シネマティック・ユニバース」に対抗すべく、DCが展開する「DCエクステンデッド・ユニバース」のうちの1作品だ。
公開順で言えば、一昨年公開された「ジャスティス・リーグ」に続く作品だが、ストーリーの時系列で言えば、「ジャスティス・リーグ」の前の設定になっている。

1985年、ある灯台近くに漂着した女性と灯台守が出会い、子どもが生まれた。
子どもはアーサーと名付けられ大切に育てられていたが、ある日謎の軍隊が家族を襲撃する。
女は海底の国アトランティスの女王アトランナで、政略結婚から抜け出すために地上に来ていたのだ。
襲撃した軍団は撃退するものの、この後もアトランティスから次々と追っ手が来る事が予想されたため、アトランナは国に帰ることにした。
その後、父のトムはアーサーを男手で育てて数年が過ぎた。
アーサーは強靭な肉体を持ち、海賊から潜水艦を護るなどメタヒューマンとして活躍していた。

一方海底では、アトランティス王のオームと別の海底国ゼベルの王ネレウスが会談をしていた。
かつて7つの国に分かれていた海底国だが、すでに滅亡した国もある。
しかし今こそ海底国を統一し、陸上に宣戦布告をするのだと、オームはネレウスを説得していた。
そして自らが統一の海底国王「オーシャンマスター」になろうとしていた。

そんなある日、突然の津波が海岸を襲う。
かなり広いエリアの海岸線が被害にあっていたのだが、大型船舶が陸に乗り上げたり、海中のゴミがまとめて打ち上げられるなど、自然現象とは思えない状態にあった。
海岸線を車で走行していたトムとアーサーも被害に遭うが、彼らの車はゼベウスの王女メラによって救い出された
メラは父のネレウス王がオームの意見を聞き入れようとすることを危惧し、アトランティス王の血を引くアーサーの力を借りようとしたのだ。
メラに連れられアーサーがアトランティス国を訪れると、かつてアーサーを鍛えてくれた重臣バルゴが二人を迎えてくれた。
バルゴは伝説を調査させ、初代アトランティス王が持っていた伝説の矛「トライデント」を持つ者こそがオーシャンマスターになれると言う。

超ド派手な予告編を観たときには、SFXだけ立派で中身がスカスカの映画の可能性もある、と危惧していた。
しかし中身もしっかり詰まった作品であった。
ハッキリ言ってしまうと、ストーリー自体に新鮮味はない。
どこかで聞いたようなエピソードをつなげた感じで、特に世界観を含めて「マイティー・ソー」に酷似していると思った。
だが、既視感の強いエピソードが多いものの、それらをとても丁寧に繋げて展開しているため、最後まで飽きることなく楽しめた。
主な舞台が水中と言う事もあり、科学的な根拠はかなり無理がある点は多かったものの、作品のスケールの大きさを考えればそれも許容範囲だろう。

監督のジェームズ・ワンは「ソウ」シリーズで名を知らしめたが、この作品は彼特有のホラーの世界観とはかなり異なり、引き出しの多さを感じさせてくれた。

「ジャスティス・リーグ」としての次回作はまだ発表されていないが、この後4月には新キャラの「シャザム」、そして秋には「ワンダー・ウーマン」の新作も予定されている。
アベンジャーズも大詰めとなり盛り上がっているが、ジャスティス・リーグからも目が離せない年になりそうだ。


21.アクアマン


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三連休中に、過去に録画した「お蔵出し」で見た作品。
今をときめく星野源の映画初主演作品だが、知っている人は少ないだろう。
役どころも「逃げ恥」の「平匡さん」にかなり近く、「平匡さん」の原点と言えるかもしれない。

天雫(あまのしずく)健太郎(星野源)は普通の大学を出た後、自宅近くの市役所に勤務している。
13年間無欠勤で真面目に通うものの、欲がまったくないので昇進試験も受けず、就職以降ずっと記録課所属のままだ。
昼食は自宅に戻って食べ、休みの日は一日部屋にこもってゲームをしている。
当然友達もいない。
息子の将来を案じた父の寿男(平泉成)と母のフミ(森山良子)は、親が子供の結婚相手を探す婚活パーティーに出席する。

今井奈穂子(夏帆)の両親も、同じ婚活パーティーに出席していた。
父の晃(大杉漣)は会社の社長で常に忙しい毎日を送っており、母の玲子(黒木瞳)はワンマンな夫を陰で支える妻であった。
今井夫妻は、天雫夫妻の座る席に一度着席する。
しかし晃は健太郎の履歴書を見て、すぐに離席してしまう。
帰宅後に交換した履歴書をチェックする際も、「この男だけはない」と健太郎を見切ってしまう。

だがその後、奈穂子と玲子は街で偶然健太郎と出会う。
奈穂子が健太郎を気に入ったことに気づいた玲子は、晃に断りなく天雫家とのお見合いを決めてしまう。
相手が健太郎と知った晃は不機嫌だったが、お見合いには参加した。
美しい奈穂子が見合いをしてくれることで、天雫夫妻は大喜び、嫌がる健太郎をなんとか説得して会場に向かった。
しかしそこで、奈穂子が全盲である事を知る。
奈穂子の障害を気遣う晃は、健太郎のような無欲で取り柄のない男に障害を持つ娘を護れるわけがないと断言。
玲子は夫の無礼を謝罪するものの、息子をディスられた天雫夫妻は席を立とうする。
だが当の健太郎は、席を立たなかった。

見た目がパッとしない健太郎は、小さい頃から周りから注目されることもなく、結果、友達ともどう接したらいいかわからないまま大人になってしまった。
誰にも迷惑を掛けず、自分だけの世界で生きることを選択した健太郎だが、奈穂子との出会いでその考えを変える。
ピュアな二人が偶然の出会いからひかれあう、ピュアなラブストーリーだ。
それに加え、子どもの将来を案じる親の思いも良く描かれている。
個人的には、今井家、天雫家の両親目線で作品を見てしまった。

星野源はこの作品で数々の映画賞の新人賞を受賞し、監督も日本映画監督協会新人賞を受賞している。
派手さはないもののなかなかの佳作なのだが、話題にならなかったのは、制作がTBSとポニーキャニオンというちょっと捻じれた組み合わせだったからか。
ちなみに監督の市井昌秀は元々お笑い芸人で、かつては笑い飯の哲夫とコンビを組み、髭男爵のオリジナルメンバーでもあったそうだ。
その面でも話題になっても良さそうだが、知っている人がほとんどいない事は残念である。

監督は才能がある人だと思うので、今後の作品にも期待したい。


20.箱入り息子の恋(再)


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「ローグ・ワン」に続き放送された「ラ・ラ・ランド」を録画して見た。
こちらは「ファースト・マン」の前宣伝だと思うが、日米のアカデミー賞発表前に立て続けに名作2本を放送するなんて、日本テレビもやることがにくい。
ちなみに日本のアカデミー賞は金曜ロードショウの枠で3/1に放送されるが、その翌週は「カメラを止めるな!」が放送予定だ。

さて「ラ・ラ・ランド」だが、何度見てもよくできた映画である。
オープニングのハイウェイのミュージカルシーンは、映画史上に残る完成度の高さだ。
その後にミアたちが参加するパーティーのシーンも素晴らしい。
基本はアメリカンドリームのサクセスストーリーで、夢と現実のギャップにそれぞれ悩む二人の描き方は秀逸。
出会いから付き合い始めるまではステレオタイプな表現にも見えるが、逆に中盤でよくある展開を見せることで、ラストの15分を際立たせている。
このラスト15分の中にあるミュージカルシーンもやはり映画史に残る名シーンで、かつその後のアナログフィルムを使った「もう一つの二人の人生」の見せ方も、映画ファンにはたまらないシーンだ。
そして表情の変化の大きいミア役のエマ・ストーンと、セバスチャンを演じたライアン・ゴズリングの押し殺した演技も対照的で引き立てあっていた。

見終わった後はYouTubeで探したサントラをずっと聞き続けてしまった。
脚本、演技、音楽、カメラワーク、色彩を含めた演出、どれをとっても超一級の作品と言っても過言ではないだろう。

監督とライアン・ゴズリングが組んだ「ファースト・マン」も楽しみである。


19.ラ・ラ・ランド(再)


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もう終了してしまったが、ギンレイで鑑賞。
併映の「search/サーチ」も面白いのだが、すでに観ており時間がないこともありスルーした。
ジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンは、アベンジャーズ・コンビでもある。
アベンジャーズで両者の共演シーンはほんとどないが。

舞台は、冬は極寒の地となるワイオミング州ウィンド・リバー保留地。
コリー・ランバート(ジェレミー・レナー)はここでFWS(合衆国魚類野生生物局)の職員をしていた。
地元の先住民から害獣の駆除を頼まれれば、雪深い山に入ってハンターの仕事もこなす。

コリーにはかつて先住民の妻がいたが、今は離婚している。
元妻は養育している息子と共に、南の地への移住を考えているが、コリーはそれを止めようとしなかった。
元妻が移住先の下見をしている間、コリーは息子を預かり元妻の実家へ行った。
コリーは先住民にも信頼されており、元妻の両親とも変わらない付き合いをしている。
そしてそこからハンティングの仕事をするために山に入るのだが、途中で凍死体を発見する。
コリーも良く知る先住民の娘ナタリーだ。
コリーは保留地の保安官であるベン・ショーヨとともにFBIに連絡、しかしやってきたのは、保留地について何の知識もない若い女性のジェーン・バナー(リザベス・オルセン)だった。
コリーとベンは現場までの道案内をするが、何もわからないジェーンにやや呆れてしまう。
そしてジェーンの要請もあり、コリーはベンと共にジェーンの捜査に付き合う事にする。

ナタリーの死因は、夜中に極寒の地を走ったことによる凍死だった。
冷えた空気で肺が凍結して出血、その血液で窒息してしまったのだ。
監察医はレイプの痕跡もあり、暴行を受けて逃げ出した結果の凍死だから、殺人事件だと言う。
しかしジェーンは直接の死因が凍死だとFBIが他殺と判断しないため、自分の捜査権の範囲ではなくなると主張。
結局FBIには死因を報告せず、応援もないまま3人で捜査を進める事にした。

3人は現場を検証するが、ナタリーの遺体があった場所から一番近い家屋まで5km以上あった。
ナタリーは裸足で、極寒の夜間に5kmも走れるか、疑問である。
だがナタリーを知るコリーは、メンタルの強いナタリーならその可能性もあると言った。
そこで3人は、周辺の家屋に住む怪しい人物を調べ始める。

ミステリーかと思って観に行ったが、ミステリー要素は強くなく、どちらかと言えばアメリカ社会での先住民の立場に焦点を当てた作品だ。
日本人には良くわからないが、保留地は先住民による治外法権があり、そこではいまだ白人との軋轢が少なくないようである。
広大な大地で、警官の応援や救急車を呼のでも到着に1時間以上要する。
そのエリアの広さと雪で捜査は難航するのだが、逆に解決への糸口にもなる。
そして治外法権のためか無法地帯の様相も呈しており、治安も決していいわけではない。
これらの状況を、ストーリーに巧く取り入れている。

実際に起こった、先住民のレイプ殺人事件を題材にしているようなので、面白いと言っていいのかどうかはわからない。
しかしコリーと元妻のバックグラウンドを行間で表現するなど、なかなか完成度の高い映画と言っていいだろう。
個人的には好きな作品である。


18.ウインド・リバー


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地上波初放送の「ローグワン」を録画して見た。
今さらながらだが、胸がアツくなる映画だ。
同じSWのスピンオフでも、やはり「ハン・ソロ」とはレベルが二桁くらい異なる。

まず、全体の設定が巧みだ。
シリーズのスタートとなるEP4、そのキーとなるデススターと設計者親子を軸に、EP4へのブリッジとなるストーリーを巧く組み上げている。
シリーズファンなら誰でも夢中になれる構成だ。
さらに、登場人物は「七人の侍」をモチーフにしているのだが、そこにジンとキャシアンのラブストーリーも盛り込まれている。
まさに究極のエンターテイメント作品である。

キャラクターも魅力的で、ロボットのK-2SOで言えば、「ハン・ソロ」のL3-37はおろか、本シリーズのC-3POやR2-D2をも上回るほど愛すべきキャラである。
テンポもよくストーリーもわかりやすい、ラストの〆方もいい、まさにテン良し、中良し、終い良しの、文句のつけようがない名作だ。

本シリーズのEP7以降がややわかりづらくなりかけている事もあり、この「ローグワン」の完成度がさらに際立って見えてしまう。

ちなみにタイトルの「Rogue」の和訳は「反乱者」。
ヤヴィン第4衛星を飛び立つ際に、ジンにコールサインを「ローグワン」と言わせる部分も、個人的にはかなりシビれた。


17.ローグワン(再)


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ナイト・シャマランの最新作だ。
「アンブレイカブル」「スプリット」に続く3部作の最終話である。

一切怪我も追わず病気もしないアンブレイカブルであるデヴィット(ブルース・ウィリス)は防犯用具店を経営、接触した人物の過去を読み取る特殊能力も用いて勝手に街を警護し、ネットでは警護人として話題になっていた。
そして前作「スプリット」で逃げ出した、女子高生監禁殺人事件の犯人「群れ」を追っていたのだ。

犯人のケビン(ジェームズ・マカヴォイ)は24人の人格を持つため「群れ」と呼ばれていた。
そのうちの一人ビーストになったときは、怪力でショットガンの弾も弾き返す超人となる。
デヴィットは息子のジョセフと、過去の事件から「群れ」が出没しそうなエリアを特定し、パトロールしていた。
すると偶然ケビンと接触、ケビンの過去を読み取り彼が「群れ」であると判断する。
ケビンを追いかけ、監禁中だった女子高生を開放するデヴィット。
しかしそこにケビンがビーストとなって戻ってきたため、バトルとなってしまう。
さらにバトルの途中で市警が駆け付けたため、二人はそのまま逮捕されてしまった。

その後二人は病院内に監禁される。
ケビンはフラッシュを浴びせられると人格が次々と入れ替わるため、巨大なフラッシュ付きの部屋に入れられた。
デヴィットはいきなり暴れたりはしないものの、念のためシャワーノズルに囲まれた部屋に入れられ、万一の時には放水すると警告された。
彼らを尋問するのは医師のエリー・ステイプル(サラ・ポールソン)だ。
ステイプル博士は、20年近く前に大列車事故や航空機事故を引き起こさせた天才イライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)を含め、3人をヒーロー願望に取りつかれた精神病患者として研究を始めた。
3人は並んで質問を受けるのだが、イライジャだけはほとんどステイプル博士の問いに返答しない。
そして彼のずば抜けた頭脳はステイプル博士の目論見を見抜き、黙々とある計画を立てていた。

「アンブレイカブル」を観ていればわかるが、ミスター・ガラスとはイライジャの事だ。
生まれつき骨の組成が弱いため、生涯で100回近くも骨折をしており車椅子の生活である。
イライジャは壊れやすい体の自分に対して、絶対に壊れない体の人間がいるに違いない、そのアンブレイカブルを捜すために航空機事故や大列車事故を計画し、実行したのだ。
だが初めて「アンブレイカブル」を観たときは、壊れやすい自分に対して絶対に壊れない人間もいるはずだ、と言う理論があまりにも強引なため、観終わった後にドン引きしてしまった。
その後「スプリット」も観たが、その時には何も前宣伝がなかったため、ラストシーンまでまさか「アンブレイカブル」とのつながっているとは思わなかった。

そもそも「アンブレイカブル」制作の段階で「スプリット」と「ミスター・ガラス」がどこまで構想されていたのかわからない。
しかし個人的には、「アンブレイカブル」があまりにも強引な作品だったので、その補填として後の2作品が作られたのではないかと思う。
この作品のラストでは、なぜイライジャが不死身の人間を捜したのかが明らかになるのだが、「アンブレイカブル」ではその布石が描かれておらず、単純に壊れやすい自分の対極であるアンブレイカブルを捜しているように見えた。
そのため三部作ではあるものの、当初から構想されていた三部作ではなく、後付けで考えられた三部作のように思えた。

とは言うものの、「スプリット」は単体としても楽しめる作品であったし、「ミスター・ガラス」まで観れば三部作として一応の結末を得ている。
何よりケビン役のジェームズ・マカヴォイの24人格の演技が素晴らしく、それだけでも観る価値がある作品だ。


16.ミスター・ガラス


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東野圭吾原作のミステリー作品だ。
だがミステリーと言っても、ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズと比較すると、ミステリー要素はかなり薄い。
ホテルに来るさまざまな客の人物観察と言う点で、「有頂天ホテル」に近い印象を持った。

都内で起きた3件の殺人事件は、残された暗号によって連続殺人事件である事がわかった。
その謎を解いたのは捜査一課の新田浩介(木村拓哉)。
残された数字の羅列から日付を引くと、次の殺害現場の緯度経度になることを突き止めたのだ。
そして3件目の現場に残っていた数字は、次の現場がホテル・コルテシア東京であることを告げていた。
新田が所属する稲垣係長(渡部篤郎)のチームは、コルテシア東京に潜入捜査に入ることになった。
新田はフロント係を任され、フロント担当の山岸尚美(長澤まさみ)が教育係として付くことになる。

新田たちが潜入捜査を始めた後は、ホテルにやってくる様々な怪しい人物を楽しむ展開となる。
クレームを重ねて部屋をグレードアップしようとする男、備品を盗んだように見せかけて難癖をつけ、後からホテルを恐喝しようとするカップル、有名人と密会のために部屋を予約する女、などなど。
そしてその中に、連続殺人犯の犯人が紛れ込んでいるのだ。

冒頭にも書いたが、ミステリーとしての要素は薄い。
犯人が巧妙にステークホルダーを巻き込んで犯罪を成立させようとするのだが、この部分がかなり強引だ。
しかも事件全体の概要が、刑事のセリフだけで語られてしまう。

そしてキムタク演じる新田の青臭い正義感が、鼻に付いた。
「検察側の罪人」では正義のヒーローではなくその部分は評価できたが、今回はまた青臭いヒーローに戻ってしまった。
似たような役ばかりの連続で、もうキムタクのヒーローはお腹一杯なのだが、ここでもそれを貫き通した。
もちろん演技が下手という事ではないが、キムタクにはもっと別の役を見せて欲しいという気持ちの方が勝ってしまう。
一方、長澤まさみの生真面目で気の強いヒロインも定番に近いが、キムタクのマンネリ感の方が強かったせいか、あまり気になることはなかった。

この作品も、全般的には面白いとは思う。
原作は前日譚と続編もあるようだが、続編を作るにしてももう少し捻りを加えないと、さらにマンネリを積み重ねるだけのようにも思える。


15.マスカレード・ホテル



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原作は冲方丁で、直木賞候補にもなった作品だ。
今を時めく若手俳優をずらりとそろえた話題だ作であるのに、原作者の事があまりフィーチャリングされていないのは、冲方丁のDV騒動のせいか。

廃屋となった病院に、次々とティーンエイジャーが集まってくる。
彼らはみな自殺志願者で、ネットの書き込みで主催者に選ばれた11人だった。
病院の裏口からオートロックのキーを入力して入り、受付の金庫内にある番号札を持って地下室の集会場に集合する。
そして11人が集まったとき、主催者のサトシ(高杉真宙)が現れルールを説明する。
これから全員で自殺に関して最後の議論をし、一人でも反対者がいれば、反対者がいなくなるまで議論を続ける。
自殺をしたくなくなったものは、リタイヤもOK。
サトシがそれらを説明するものの、残りの参加者11人は訝しげにサトシを眺めていた。
理由はサトシの後ろのベッドに、すでに一人死んでいる者が横たわっているからだ。

サトシ自身もよくわからないこのベッドの死亡者は便宜上「ゼロ番」と名付けられた。
ゼロ番の謎は解けないものの、サトシは自殺に関して決を採ろうとする。
しかしゼロ番が死んでいる状況で残りの12人が自殺をすれば、12人がゼロ番を殺した後に自殺したと思われる、だからゼロ番の謎が解けるまで自殺できない、と言い出す者が現れた。
だが中には、そんな事はどうでもよく、人に気付かれる前に早く自殺を決行しようと主張する者もいる。
サトシはまず第一回目の決を採るが、反対者がいるために自殺は決行されない。
12人はゼロ番が車椅子を使っていたことを手掛かりに、まずこの病院に来た順番に自分たちが目撃した情報を証言させ、ゼロ番がいつここに来たのかを探ろうとした。
しかし証言に食い違いが生じ、誰かが何かを隠している事がわかる。
誰が何を隠しているのか、12人はゼロ番がどのルートで地下室に来たのか実証し、真実を明らかにしようとした。
そしてその過程で、12人がどうしてこの場所に集まることになったのかが明らかになってくる。

原作はおそらく「十二人の怒れる男」から発想されたのだろう。
ただ印象としては、12人はちょっとプレイヤーが多すぎた感じだ。
12人全員にストーリーのかかわりを持たせるために、少し話が散漫になっている。
6番のメイコ(黒島結菜)と10番のセイゴ(坂東龍汰)は、理由は真逆だが保険金の受け取りが親と言う部分で、自殺のモチベーション部分が被っているし、その他にも、学校生活になじめない者が2人いて、病気を苦にしている者が3人いる。
ひょっとすると原作はキャラクターの書き分けが巧く行っていたのかもしれない。
しかし映画では各キャラクターの相関関係もそのまま可視化されるため、被っているキャラが目立つようになってしまった。

キャラクターがややゴチャゴチャしてしまった部分以外は、ストーリーの展開は悪くなくラストもいい落とし方だと思う。
何より役者の演技が巧く、キャスティングの妙を感じた。


14.十二人の死にたい子どもたち


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