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2019年 02月 06日 ( 1 )

1980年のアメリカ大統領選において、民主党はかつてジミー・カーターの副大統領を務めたモンデールを擁立、しかし景気は好調で共和党のレーガン大統領が2期目の当選を飾った。
だがこの時の民主党の予備選で注目されたのが、若きホープのゲイリー・ハート上院議員(ヒュー・ジャックマン)だった。
並み居るベテラン議員や黒人牧師のジェシー・ジャクソンも立候補していたが、モンデールに次ぐ票を集めたのだ。
4年後の大統領選挙では、当然民主党の候補になると目されていた。

そして4年後、民主党の各候補が予備選に名乗りをあげるが、やはりゲイリー・ハートが最有力候補「フロントランナー」になっていた。
ハートの選挙参謀であるビル・ディクソン(J・K・シモンズ)も、楽観はできないとチームの引き締めをはかっていたものの、今回はハートが候補になることは間違いないと考えていた。
だがハートのスキャンダルがワシントン・ポストにすっぱ抜かれると、形成は一気に逆転してしまう。

イラン・コントラ事件でレーガン人気が低下、事前の中間選挙で民主党が過半数の議席を取り戻したこともあり、政権交代が予想されていた1988年の大統領選、その民主党予備選がテーマの作品だ。
当時は高校生だったのでここまでの裏事情はよくわからなかったが、清廉潔白のイメージのある民主党の方が、クリントンなど女性スキャンダルが多いという点は意外だった。
ただ、個人的にはハートのスキャンダルはクリントンのレベルではないと思うし、アメリカの大統領選がこの程度のスキャンダルで撤退しなければならないという点も、意外だった。

テーマとしては興味深い部分もあったのだが、ストーリーはハートの選挙チームとマスコミの攻防戦に終始しており、映画としてはやや単調だなと感じた。
事実を基にしており、関係者などもまだ生存しているから極端な演出などはできないのだろうが、それならば逆に、実際のインタビュー映像を多用するなど、もう少し見せ方に工夫があっても良かったんじゃないかと思う。


12.フロントランナー



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