人気ブログランキング |

2019年 01月 30日 ( 1 )

噛まれると伝染するという、典型的なゾンビ映画である。
しかも女子高生が学校に閉じ込められるという設定は「セーラーゾンビ」と一緒だが、原作はこちらの方が先にスタートしたようだ。
ただいずれにしろ既視感は免れられない。
それでもなぜ、今この映画を製作したのか不思議だったのだが、どうやら秋元康企画のアイドル番組出身者を出演させる事ありきで制作されたようだ。

巡ヶ丘学院高等学校に通うくるみ(阿部菜々実)は陸上部に所属し、OBの先輩に憧れていた。
ある日ケガのため保健室で手当をしてもらっている時、保険医の佐倉慈(さくらめぐみ、おのののか)に先輩について相談をした。
その時ベッドで授業をサボっていたゆき(長月翠)がくるみの恋バナを盗み聞きしていたのだが、その事で二人は仲良くなる。
また慈は園芸部の顧問をしており、そこの部長のゆうり(間島和奏)も含め、「学園生活部」を作り学校で生活を始めた。
朝起きてから屋上の農園で収穫をし、みんなで朝食を食べる。
授業を受けて放課後はそれぞれ別の部活にも参加していた。
しかしそれはゆきの妄想であった。

学校周辺はなぞのウィルスに襲われ、教師も生徒も次々とゾンビになっていった。
ゆきはその状況を受け入れることができず、妄想の世界に逃げ込んでいた。
くるみとゆうりもそんなゆきに合わせていたのだ。

ゾンビは音に敏感だが、通常は攻撃的ではなくウロウロしているだけだ。
3人は身を護るエリアと食料や生活物資を確保していたが、新たに物資を捜索している時に、別の棟で一人で生き延びていたみきを救出する。
みきは3人に合流するものの、妄想に逃げ込んでいるゆきの状況を理解できなかった。
そしてこのままではいずれ食料も尽きるのだから、学校外に逃げた方がいいと主張する。
くるみとゆうりは、ラジオもインターネットも不通の状態で、どこまでウィルスが蔓延しているかわからないから、食料があるうちは学校に留まった方がいいと主張する。
しかしみきは職員室で教員が使っていた車の鍵を発見すると、一人でその車で脱出しようと表に出る。
何もわかっていないゆきも、みきの後を追って校舎の外に出るが、ゾンビに見つかって二人は窮地に陥ってしまう。

ズバリ言って、完全なC級映画である。
映画館で観るというよりは、ファンがDVDで観るべき映画と言った方がいいだろう。
ストーリーも目新しい部分はまるでない。
ただ、TOHOシネマズで出演者の舞台挨拶もあったので、出演者は人気があるのかもしれない。
そして低予算、かつ広げることが難しいストーリー展開の中で、演技と演出はそこそこ頑張っていたと思う。
妄想に逃げ込むムードメーカーのゆき、皆を護る立場のくるみ、皆を気遣うリーダーのゆうり、最後に加わる下級生のみきと、4人のキャラクターをきちんと描き分け、かつ演じていた。
荒廃した学校の描き方も丁寧だったし、エキストラのゾンビの動きも素人臭くはなかった。
とは言え、やはりC級レベル以上ではない。
「セーラーゾンビ」のように深夜のTVドラマで放送していたら、そこそこ評価されたのではないかと思う。


8.がっこうぐらし!


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス

https://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF