2018年 10月 02日 ( 1 )

予告編やCMを見て大よそのストーリーは想像できてしまい、あまり面白そうには思えなかったのだが、興行成績が2週連続で1位となった。
これはひょっとすると、奥が深いかなり面白い作品なのかと思って観に行ったが、想像以上でも以下でもない作品であった。

幼少時、100エーカーの森でプーと仲間たちと楽しく過ごしていたクリストファー・ロビンも、やがて寄宿制の学校に入る年頃となった。
プーたちに「決して忘れない」と別れを告げたロビンは、その後早くに父親を亡くすなど悲しい現実を乗り越え、妻と娘を持つ父親となっていた。
だが、折しも第二次世界大戦の影響で旅行客は減少し、彼が担当する鞄製造部署の売り上げは芳しくない。
創業者の息子である担当役員は、ロビンたちに厳しい売り上げ目標と改革案提出を突き付け、それができなければリストラを実行すると告げる。
ロビンは週末の家族旅行をキャンセルし、改革案を考える事となった。

一方、100エーカーの森でプーははちみつを探していたが見つからなかった。
仲間たちも見つからない。
プーは、ズオウがやってきたために森が破壊されたと思い、ロビンに助けてもらおうとロンドンを訪れた。
改革案がまったく浮かばず公園のベンチで途方に暮れていたロビンの前に、突然プーが現れる。
プーとともに100エーカーの森に戻ったロビンは、かつての仲間たち再会した。
だが、すぐに我に返り仕事のためにロンドンに戻る。
その時ロビンは、書類の入った鞄を100エーカーの森に忘れてしまうのだった。
鞄をロビンに届けるために、プーと仲間たちはロンドンに向かった。

仕事のために家族をも犠牲にし、大切なものが何かを忘れてしまうロビン。
そのロビンに心の余裕を取り戻させるのが、幼少時の親友であったプーと仲間たちである。
ハッキリ言って、テーマはありきたりだ。
「くまのプーさん」と言うディズニーキャラクターの実写映画ありきでストーリーが考えられているため、展開にメリハリもなく映画としての深みがまったく感じられない。
一言で言って「薄っぺらい映画」だ
この映画なら、鉄拳のパラパラマンガの方がよっぽど感動したり心が暖まったりする。

ただ、プーをはじめとするぬいぐるみの動きはなかなか秀逸だ。
プーたちを変に実写版のキャラクター化せず、完全にぬいぐるみと割り切って、ぬいぐるみらしい動きを徹底している。
重さを含めた質感もまさにぬいぐるみで、表情も無理に作ったりしないで、目や口などの最低限の動きで表現していた。
この部分はかなりのクオリティだった。

ただやはり、このストーリーでわざわざ「くまのプーさん」を実写化する意味があったのかと思う。
だったら子供の頃のロビンとプーの仲間たちで、冒険譚的な話を作った方が面白かったんじゃないかと思う。


116.プーと大人になった僕


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