2018年 05月 03日 ( 1 )

前作「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」とはまったく異なるジャンルの映画だ。
予告編を見たときは、CGと勢いで押しまくる映画かなと思ったが、ストーリーもしっかりした映画だった。
スピルバーグが抽斗の多い監督であることを改めて認識した。

西暦2045年、何度か訪れた地球規模の気候変動で世界は衰退し、人々は努力や反抗をすることを諦めていた。
ほとんどの人間がスラム街で暮らす中、日々の楽しみは「オアシス」と呼ばれる仮想世界での交流であった。
オアシスはハリデーが親友のモローと一緒に作り上げた世界だった。
だがハリデーは数年前に死亡、そして仮想世界の中に隠されたイースターエッグを見つけたものに、オアシスの運営権利と莫大な遺産を譲り渡すというメッセージを残していた。

そこから、プレイヤーたちのエッグ探しが始まった。
特に熱心だったのは、オアシスの債権回収を担当するIOI社だった。
IOIは、オアシス内の課金の滞納者を拘束し、強制労働により債権を支払わせ巨大企業となっていた。
だがそのやり方に、反感を持つ者も多かった。
IOIはイースターエッグを見つけ、債権回収だけでなくオアシスの運営まで行おうと目論んでいた。
そのため社員を何十人もオアシスに送り込み、イースターエッグ探しのゲームに参加させていた。

イースターエッグを獲得するためには、3つのゲームをクリアして3つのカギを得なければならない。
1つ目のゲームはカーレース。
このカーレースはラストのドンキーコングが難攻不落の敵として立ちはだかり、ハリデーの死後何年もたつが、レースをクリアした者は誰もいない。

両親を亡くし叔母と暮らすウェイド・ワッツは、パーシヴァルというアバターとなりゲームに参加していた。
ゲーム内ではエイチと呼ばれる、強面だが修理技術に長ける親友もいたが、誰かとチームになることはしていなかった。
ある日パーシヴァルとエイチは、AKIRAのカネダ・バイクに乗ったライダーと知り合う。
ライダーのアバターはアルテミスという女性だったが、彼女との出会いから偶然、パーシヴァルはカーレースの攻略方法を発見し、最初のクリア者となる。
続いてアルテミス、エイチ、そしてダイトウ、ショウのアジア系コンビもクリアして、カギを手に入れる。
5人は仲間となり、次のゲームのステージを探し始める。
しかし当然、IOIが5人を邪魔するために手を回し、パーシヴァルはリアル世界で叔母を殺害されてしまう。

映画内では、オアシス創設者のハリデーがポップカルチャーを愛するヲタクとして設定されている。
そのため、80年代以降のゲーム、映画、アニメ、コミックスのキャラクター、ストーリーがふんだんに映画内に盛り込まれている。
特に、日本のゲーム、アニメ、特撮のキャラはあちこちで登場するので、ひょっとすると40~50代の日本人男性が一番この映画を楽しめるかもしれない。
逆にATARI社のゲームなどかなりマニアックな内容も多く、若者にはよくわからない部分も多いのかなとも思う。
ただ、ストーリーは勧善懲悪でかなりわかりやすいので、マニアックな内容がわからなくても楽しめるのかもしれない。
個人的にはストーリーに大きくかかわる「シャイニング」を観ていないことを、ちょっと後悔した。
逆に、RX-78ガンダムと3式機龍のバトルはかなりワクワクした。
世界観はやや「マトリックス」に近いかなとも思うが、全体をポップに仕上げているので重苦しさはない。

観たのは2D版だったが、この作品なら3Dで観ても良かったかなと思う。
少なくとも映画館のスクリーンで観ることをお勧めする。


61.レディ・プレイヤー1


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