2018年 04月 10日 ( 1 )

元SMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛がそれぞれ1話ずつ主役となり、最後に3話がまとまるオムニバス映画である。
最近の日本のオムニバス作品としては、よくある展開の映画であった。

第一話では、稲垣吾郎が天才ピアニストゴローとなっている。
ある日ゴローは謎の女フジコ(馬場ふみか)と出会い、彼女はゴローに夢中になる。
そして、私と会いたくなったらこれを打ち上げてとゴローに花火を手渡した。
数日後、なぜかフジコの事が気になって仕方がないゴローは花火を打ち上げてしまう。
フジコはその時ヤクザのマッドドッグこと大門(浅野忠信)の女となっていたのだが、花火を見て喜び勇んでゴローの元に駆け付けようとする。

第二話は香取慎吾がアーティストとなる。
ある日謎の少女が現れるのだが、彼女は人の歌を食べる「歌喰い」(中島セナ)で、彼女に食われると誰もが歌を歌えなくなり、パニックになってしまう。
慎吾は彼女と暮らし始めるが、歌だけではなく絵画まで食べられてしまう。

第三話は、草彅剛が元ヤクザ役で出演している。
妻(尾野真千子)との仲は冷え切っているのだが、その原因は一人息子を亡くしたことだ。
ヤクザ時代に草彅が家族を顧みなかったため、妻は息子を溺愛していた。
しかし息子は死んでしまう。
息子は死後、その手を誰かに移植していた。
妻は移植された息子の手を探すと言い、草彅も彼女に付き合い旅を始める。

最後に、池田成志がショーの司会を務めるクラブで3つの話がまとまる。

どの話も異なる監督がテーマを持って制作し、最後にその話が集約する。
テレビ東京の深夜枠で展開するドラマのようでもある。
最近では「下北沢ダイハード」に近いかもしれない。

そしてどの話も面白い。
ただ、ハッキリ言ってしまうと、それ以上でも以下でもない。

映画やドラマ、演劇が好きな人、あるいは元SMAPの3人が好きな人なら楽しめると思う。
しかしフラットな視線で一つの映画作品として考えた場合は、特に目新しいものはない。
「クソ野郎と美しき世界」というタイトルも、どういう意図でつけられたのかもわからない。
2週間限定公開になっているのも、ファン向けに作られた作品だからかもしれない。


58.クソ野郎と美しき世界


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