2018年 04月 04日 ( 1 )

「ハンガー・ゲーム」以来のフランシス・ローレンス監督、ジェニファー・ローレンス主演となる映画だ。
ジェニファー・ローレンスが惜しげもなく豊満なボディを披露している。

バレリーナのドミニカ・エゴロワは、痴呆症が見られる母と二人で暮らしていた。
しかしある日、プリマドンナのドミニカに嫉妬した同僚によって、上演中に足を骨折してしまう。
そのことを叔父のワーニャから教えてもらったドミニカは、同僚二人をボッコボコにする。
叔父はロシアの諜報機関の役人であったが、ドミニカを救うという名目で、彼女を諜報部員養成所の第四学校に送った。
第四学校は男女とも、相手を誘惑して情報を引き出す諜報部員を養成する機関だ。
そこではSEXの技術や相手を口説くための心理術までも叩き込まれる。
ドミニカやほかの養成員たちは、プライドをズタズタにされながら教育を受けていた。

一方、ワーニャはアメリカに情報を流しているモグラを探していた。
偶然情報の現場を訪れたパトカーが、麻薬密売人と思ってモグラとアメリカのCIA諜報部員ナッシュに声を掛けようとしたのだが、ナッシュはモグラを逃がすために発砲し、警官を自分に引き寄せて逃亡した。
モグラもナッシュも無事逃げおおせ、ナッシュはアメリカに帰還したのだが、危険を感じたモグラはその後連絡を取ってくることはなかった。
ナッシュはアメリカ国内勤務になるのだが、モグラを信頼しているのは自分だけで、後任に引き継ぐにも自分からモグラに連絡をしなければならないという。
CIAの上官はナッシュをブダペストに派遣、モグラからの連絡を待たせることにした。
このことを掴んだワーニャは、ドミニカを第四学校から呼び寄せブダペストに派遣。
ナッシュからモグラの名前を聞き出すよう命令した。

原作者が元CIA勤務という事もあってか、よくあるアクション主体のスパイ映画と異なり、心理戦の要素がかなり強くなっている。
特に、本当にいるのかどうかわからないが、相手をSEXで口説き落とすのがメイン戦術と言うスパイの設定は面白い。
ドミニカとナッシュ、どちらがどちらを本当に好きになっているかがストーリー展開を左右するのだが、好き、嫌いと言う本当の感情は映画の演技上ではわかりづらく、結末が読みづらい効果を出している。
結論から言えば、ラストもそれほど大きなどんでん返しはなく、途中で想像できるいくつかの結末のうちの一つに落ち着くのだが、それでもどちらに転ぶのか、最後の最後までわからない展開になっていた。

観る前は、女スパイ物でタイトルも似ているので、昨年の秋に公開された「アトミック・ブロンド」とごちゃごちゃになってしまうかなと思ったが、テイストがまったく異なるのでそういうこともなく楽しめた。
SEXで口説き落とすスパイと言うテーマ的に、続編を作るのもそう簡単ではないかもしれないが、個人的にはシリーズ化してほしいと思う作品であった。


53.レッド・スパロー


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