2018年 03月 16日 ( 1 )

2015年8月に、アムステルダムからパリに向かう高速鉄道で起きたテロ事件を描く映画だ。
監督はクリント・イーストウッドで、実際にこの事件でテロと戦った3人を本人役で起用している。

スペンサーとアレクは、ロースクール時代からの友達であった。
二人ともシングルマザーに育てられ、キリスト教系の学内では問題児として扱われていた。
そこで黒人のサドラーと出会う。

3人はそれぞれの道を進むが、大人になっても親友であった。
スペンサーは空軍に入隊してパラレスキューを志願するが、目の検査が通らずに救急部隊に入ることになった。
一方アレクは、アフガニスタンに派遣されていた。
しかしアフガニスタンはすでにそれほど危険なエリアではなく、休暇を取ることも可能であった。

そこでスペンサーとアレクはヨーロッパ旅行を企画、アレクはかつて留学生として知り合ったドイツ人を訪問し、その間スペンサーとアンソニーはイタリア旅行することとなった。
ドイツで3人は合流し、アムステルダムに立ち寄った後パリに行くことにする。
だがそのパリ行き高速鉄道には、テロリストが乗り込んでいた。

上映時間は90分強だが、3人がテロリストに立ち向かうシーンはラストの20分程度である。
途中で何度かテロ行為前の列車内のシーンが映るが、それ以外は3人の少年時代と、鉄道に乗り込む前のヨーロッパ旅行のシーンが流れる。
ではそれが退屈かと言うと、そうでもない。
元々1時間強とそれほど長い時間ではないかもしれないが、3人の人となりがきちんと描かれており、特にスペンサーの勇敢な性格はよく表現されていた。
それは、3人を本人が演じていたからかもしれない。
3人は元々素人で役者ではないのだが、演技力はなかなかのものだ。
本人を起用するという発想、そして3人にきちんと演技指導した部分が、イーストウッドの手腕とも言えるだろう。

日本ではほとんど知られていない事件ではあるが、なかなか面白い作品であった。


38.15時17分、パリ行き

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