2018年 03月 09日 ( 1 )

ソフィア・コッポラ監督。
タイトルから耽美か、あるいは淫靡な映画かと思ったが、まったくそうではなかった。

南北戦争3年目のバージニア州。
北軍の侵攻が激しくなり、南軍は撤退を余儀なくされていた。
エミリーが暮らす女子学校もほとんどの生徒が実家に戻り、校長先生のマーサ(ニコール・キッドマン)、先生のエドウィナ(キルスティン・ダンスト)のほか、エミリーを含む5人の生徒のみが残って生活していた。
ある日エミリーが森にキノコを探しに行くと、倒れた北軍兵マクバニー(コリン・ファレル)を見つける。
マクバニーは足に銃弾を受けて負傷しており、エミリーが肩を貸して学校まで戻ってきた。
取り急ぎ手当をするが、このまま敵兵のマクバニーを学校に置いていいものか、マーサとエドウィナは悩んだ。
南軍の兵士に連絡をすれば、すぐに処刑されてしまうだろう。
マーサは神の慈悲と考え、マクバニーの足の負傷が治るまで女子学校に置くことを決意した。

だが、女子学校に男が来たことで、生徒たちはざわつきはじめる。
しかも、生徒だけではなく教師のエドウィナまでおしゃれをするようになった。
気さくなマクバニーは、すぐにエドウィナと生徒たちに溶け込んだ。
少し動けるようになると、マクバニーは庭の手入れを始めるなどし、マーサも好感を持つようになった。
しかしやはり女子学校に男がいることはよくないと考え、マーサはマクバニーに、そろそろ退去するように告げる。
マクバニーは残念に思いながらも退去を受け入れる。
だがみんなで取った晩餐会の後、マクバニーはエドウィナに、夜部屋に行くと告げる。

マクバニーの足が回復するまでは、女性監督らしい穏やかな雰囲気でストーリーは展開する。
だが、晩餐会の夜から物語の急展開し、一気に緊迫感が強まってくる。
ストーリーのメリハリとも言えるが、個人的にはちょっと戸惑ってしまった。
前半の雰囲気のまま、もう少し緩い展開でラストを迎えてもよかったのかな、とも思った。

ちなみに、生徒の一人がエル・ファニングで、一人だけ大人びた雰囲気を醸し出している。
この、エル・ファニングの大人びた雰囲気がストーリーのキーにもなっているのだが、非常にうまい使い方だなと思った。


31.The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ


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