2018年 03月 04日 ( 1 )

金曜日に日本アカデミー賞が発表された。

毎年「オレ的日本アカデミー賞予想」をしているが、今年はかなり大外れだった。


●オレ的2018日本アカデミー賞予想
https://ksato.exblog.jp/238216250/



オレ的予想と結果は以下の通り

●作品賞
 「君の膵臓をたべたい」
 「三度目の殺人」
○「関ヶ原」
 「ナミヤ雑貨店の奇跡」
◎「花戦さ」

最優秀賞
「三度目の殺人」


●監督賞
 黒沢清「散歩する侵略者」
 是枝裕和「三度目の殺人」
◎篠原哲雄「花戦さ」
○原田眞人「関ヶ原」
 廣木隆一「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

最優秀賞
「三度目の殺人」


●主演男優賞
 大泉洋「探偵はBARにいる3」
 岡田准一「関ヶ原」
 佐藤健「8年越しの花嫁 奇跡の実話」
 菅田将暉「あゝ、荒野 前編」
◎藤原竜也「22年目の告白―私が殺人犯です―」

最優秀賞
菅田将暉


●主演女優賞
 蒼井優「彼女がその名を知らない鳥たち」
 新垣結衣「ミックス。」
 土屋太鳳「8年越しの花嫁 奇跡の実話」
 長澤まさみ「散歩する侵略者」
◎吉高由里子「ユリゴコロ」

最優秀賞
蒼井優


●助演男優賞
 西田敏行「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
 西村雅彦「家族はつらいよ2」
 松田龍平「探偵はBARにいる3」
 村上虹郎「武曲 MUKOKU」
◎役所広司「三度目の殺人」
 役所広司「関ヶ原」

最優秀賞
役所広司「三度目の殺人」


●助演女優賞
 尾野真千子「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
 北川景子「探偵はBARにいる3」
 夏川結衣「家族はつらいよ2」
◎広瀬すず「三度目の殺人」
 薬師丸ひろ子「8年越しの花嫁 奇跡の実話」

最優秀賞
広瀬すず


ズバリ言って、主演男優、女優賞以外は「三度目の殺人」が受賞している。
私の予想も的中しているが、助演男優、女優賞は順当と言えるかもしれない。
だが「三度目の殺人」がこれだけ賞を受賞するほどの作品だったかといえば、申し訳ないが個人的にはそうは思えない。

最初の日記にも書いたが、昨年の邦画は以下の4作品の評価が高かった。

「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」 石井裕也
「幼な子われらに生まれ」 三島有紀子
「彼女がその名を知らない鳥たち」 白石和彌
「あゝ、荒野 前・後篇」 岸善幸

他の各映画賞もだいたい上記の4作品が受賞している。
だが、日本アカデミー賞で優秀賞を受賞したのは「あゝ、荒野」の菅田将暉と「彼女がその名を知らない鳥たち」の蒼井優だけ。
で、この二人は最優秀賞を順当に受賞している。
監督賞と作品賞は、上記4作品が優秀賞に選ばられていないので、押し出された形で「三度目の殺人」が最優秀賞を受賞したようにも思える。
主演男優賞の優秀賞に福山雅治が選ばれていない点でも、「三度目の殺人」の評価が本来はそれほど高くなかったのではないかと思う。

ちなみに、アニメーション作品賞と外国作品賞は以下の通り。

●アニメーション作品賞
 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
 「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」
◎「メアリと魔女の花」
 「名探偵コナン から紅の恋歌」
 「夜は短し歩けよ乙女」

最優秀賞
「夜は短し歩けよ乙女」


●外国作品賞
 「ダンケルク」
○「ドリーム」
 「美女と野獣 」
 「女神の見えざる手」
◎「ラ・ラ・ランド」

最優秀賞
「ラ・ラ・ランド」

「ラ・ラ・ランド」はまあ当然として、「夜は短し歩けよ乙女」はないと思う。

秀作が多かった2016年に比べると、2017年は邦画全体が低調で、アニメ作品も低調だった。
「メアリと魔女の花」もそれほどいい作品ではなかったが、選ぶとしたらこの作品か、観ていないが「名探偵コナン」だ。
残りの3作品は個人的には優秀作品賞もないと思った。
そして中でも「夜は短し歩けよ乙女」はない。
私は読んでいないが、原作は若い人に人気の森見登美彦、脚本はヨーロッパ企画の上田誠、監督は「ピンポン THE ANIMATION」の湯浅政明だ。
斬新なカット割りで展開する「ピンポン THE ANIMATION」を見たときには、それまでのアニメの概念をすべて覆された。
かなり期待して観に行ったのだが、あまりの出来に呆然として映画館を出た記憶がある。
ちなみに湯浅政明は、直後に公開された「夜明け告げるルーのうた」でも大スベリしている。

賞の選考の話に戻ると、元々日本アカデミー賞のアニーメーション作品賞は、ジブリと細田守のための賞のようになっていた。
今回で12回目だが、細田守、ジブリ系とも4回受賞している。
あまりにも偏っているため、アカデミー賞会員の潜在意識の中でジブリ系を選考から外してしまったのではないかという気もする。
湯浅政明は才能がある人なので、次回作への期待という意味での受賞もアリなのかもしれないけど、昨年「この世界の片隅に」に敗れて「君の名は。」が受賞できなかったことを考えると、今年の最優秀作品賞が「夜は短し歩けよ乙女」 でいいのかなと思ってしまった。



※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください



●放射能ヒステリックビジネス
http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%9D%A3%E8%AA%8C-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1404017694&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9
[PR]