2012年 05月 03日 ( 1 )

NHKのBSで放送された、好きな映画をお取り置き用に録画。

続いて「下妻物語」。
公開は2004年だから、もう8年前か。
とにかく深キョンが若い。
今でこそかなり顔が小さく引きしまったが、この段階ではまだユルユルで、南アッキーナか夏菜みたいな顔である。

深キョンはデビュー以降気難しくていつも不機嫌そうな役が多く、なんだかどれを見ても同じような役ばかりでこのままだと消えちゃうんだろうなと思っていた。
ところが2004年は彼女に取ってターニングポイントの年であり、映画はこの「下妻物語」、ドラマは「南くんの恋人」と、ちょっと今までとは違った役柄をこなすようになった。
その後は「富豪刑事」シリーズやクドカン脚本の「未来講師めぐる」などコミカルな役も多くなり、反対にNHKでは「天地人」や「セカンドバージン」で怖い役も演じている。
中谷美紀は「嫌われ松子の一生」の時に現場で監督の中島哲也に相当罵倒され、舞台挨拶の時に「この監督とはもう仕事したくありません」と、半ば本気で言っていた事を考えると、深キョンも相当絞られたんだと思う。
何しろ中島哲也は、「プロの役者さんをほめるのは逆に失礼」という信念を持っているそうだし。
それでも、それまで中途半端なアイドル路線で尻すぼみ傾向だった事を考えると、この映画こそが深キョンに取って、女優としてのデビュー作と言えるかもしれない。

ちなみに中島哲也は土屋アンナに関しては、「土屋さん待ちって事も何度もありましたねぇ・・・、まあこういう性格の人ですし」と、感慨深げに語っていたのを見た事がある。

深キョンと土屋アンナの二人に意外なセリフと演技をさせている事が、この映画のすべてであるが、この二人にこの演技をさせてしまうところが中島哲也の力量なのだろう。

それ以外にも、まだこの当時それほど一般的な知名度が高かった訳じゃない、阿部サダヲやまちゃまちゃあたりを使っているのも、センスがあるよね。
真木よう子やスピードワゴンの二人も出演していたようだが、どこに出ていたかはわからなかった・・・。

ラストシーンで原チャリに2ケツしている二人の笑顔は、本当に爽やかで、やっぱり何度でも見たくなる作品だ。


42.下妻物語(再)
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