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2010年 07月 24日 ( 1 )

いや、この作品は面白かった!
3連休に「アリエッティ」を観に行った時、カミサンと思いつきで夜中に観る事にしたのだが大正解だった。

最初は頭の中に潜入するとかいうので、「マトリックス」みたいによく考えないと理解できない作品かと思っていた。
実際、前半部のブリーフィングのあたりは、やや寝不足だったこともありテンポについて行けず「よくわかんねーよ」と思った。
が、実際にミッションが始まるとずんずん引き込まれてしまった。

寝ている人間の夢に潜入し、その潜在意識を操作する。
噛み砕けばこんな話だ。
その人間のアイディアを盗むこともできるし、反対に潜在意識にいろいろと植え付けることもできる。

ディカプリオ演じるコブは夢に入り込んで潜在意識からアイディアを盗む天才である。
ただし、今回のミッションはアイディアを盗むことではない。
前宣伝で「お前の頭に入ってアイディアを盗む」的なものが多かったため、この部分でちょっと勘違いしてしまったが、天才コブの最後のミッションは「盗む」方ではなく「植え付ける」方だったのだ。

人は5分眠ると1時間分の夢を見る事ができる。
夢の中では時間がおよそ12倍の速さで進むのだ。
ミッションはこのタイムラグを利用している。

寝ている数十分の間にターゲットの頭に入りミッションを遂行する。
そして夢の中でさらに睡眠に落ちると、12倍の速さで進む2階層目の夢に入る事ができる。
コブとその仲間たちは、ターゲットの夢の階層に次々と侵入し、ミッションを遂行しようとする。

この「夢の階層」という発想が面白い。
各階層には、寝ているターゲットと仲間を守る「番人」が一人ずつ付く。
上の階層で起こっている事は下の階層の世界に反映されるのだが、「番人」は上下の階層で何が起きているかは分からない。
「番人」は決められた合図で仲間がターゲットの夢から現実に戻れるように、用意をして待っている。
そして夢は階層を追うごとに少しずつ現実から乖離するなど、いろいろと芸も細かい。

さらにこの「夢の階層」が、コブの過去の秘密のカギにもなっている。
この秘密が少しずつ明かされる展開もとても巧妙だ。

これ以上説明するとネタバレになっちゃうのでやめておくが、とにかくおススメの作品だ。
上映時間が2時間半で長いけれど、スケジュール調整してまで観に行く価値は十分ある。


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