シネカノン
録画してDVDに落としたので、全編は観ずに早回しでいい場面だけチョコチョコ観た。
やっぱり早苗が夕張に旅立つシーンは名シーンだね。
それと、観客から絶賛を浴びて、みんなが笑いながら泣くシーン。
みんないい表情だが、蒼井優は特にいい表情だった。
個人的には、日本映画史上でもベスト5に入る名作だと思う。
さてその「フラガール」を製作したシネカノンだが、先月末に倒産している。
シネカノンは映画館も運営していた。
渋谷のシネアミューズとアミューズCQN、有楽町のシネカノンだ。
どの劇場も水曜日は男性も1000円になるのでよく利用していたのだが、経営は苦しかったようだ。
まず、1年ほど前に人材派遣会社のヒューマントラストに渋谷の2館と有楽町の1館のネーミングライツを渡し、さらに昨秋文化村にあった旧シネアミューズを閉館した。
スクリーンが二つあって、どちらも映画館とは思えない奇妙な形の劇場だったが、個人的にはかなり好きだった。
そして倒産した先月末、シネカノンとして運営していた有楽町1丁目館も急遽閉館した。
映画製作のファンドを作ったり、「フラガール」以降も「歩いても 歩いても」などの名作があったんだけどね。
何が原因かよくわからないが、ちょっと残念だ。
邦画が好調と言われてはいるが、やはりTV局などの大手資本が入らないとなかなか苦しいものなのか。