WALL・E/ウォーリー
一言で言って名作、しかも超名作だ。
ストーリーの基本はシンプルな「boy meets girl」。
そして舞台は未来に変わっても、ディズニーの「愛と勇気と冒険」というテーマは変わらない。
例えば「ポニョ」は、まるで絵本のようだった
スクリーンからあふれ出る色の洪水、人間ではないポニョと一緒に冒険に出るお話は、さながら「そらいろのたね」や「いやいやえん」を髣髴させた。
でも、そこはやはり絵本や童話の世界であり、その子供向けの世界観を楽しめる人と楽しめない人がいたはずだ。
しかし「WALL・E/ウォーリー」には、大人として観ていて楽しめる部分もたくさんある。
例えばWALL・EはiPodを使っていたり、再起動音はMacOSの音だったりする。
「2001年宇宙の旅」へのオマージュは、言わずもがなだ。
前半部分のWALL・EとEVEの邂逅シーンは、ほとんどセリフがない。
しかしロボットの目と全体の動きだけで、ストーリーは見事に進行する。
このあたりはディズニーで言えば、しゃべれないプルートの動きに近いのかもしれない。
若干難しそうな部分は耳打ちで説明をしたが、6歳の娘も十分に楽しんでいた。
長男と次男は喜んで観ていたし、長男は観終わったあとしばらく、Xmasのプレゼントを「WALL・E」のゲームソフトにしようかと悩んでいた(結局来年発売する「イナズマイレブン」シリーズの最新作にしたけど)。
ラストもまずますの感動シーンを用意しているしね。
エンディングタイトルも秀逸。
子どもでも最後まで楽しめる作りになっている。
今年私が観た映画ではベスト3に入るだろう。
年末の忙しい時期だったけど、家族で早起きして観に行ってよかった
132.WALL・E/ウォーリー 日本語吹替版