ギンレイの2本

昨日はギンレイで、最終日の「「あの日の指輪を待つきみへ」「ベガスの恋に勝つルール」を観る。

まず「あの日の指輪を待つきみへ」
アッテンボローの久しぶりの監督作品。

永遠の愛を誓った人との大切な指輪が、50年ぶりに遠い地アイルランドで発見された。
こんな感じの予告編を観ていたので、若き日を回想するラブロマンスかと思っていた。
しかし、そんなストレートな作品ではなかった。

エセルは長年連れ添った夫チャックを、亡くしていた。
娘のマリーは、生前から父と自分に愛情を向けない母との折り合いが、あまりよくない。
そこに遠き地アイルランドからエセルに、「あなたの指輪を発見しました」という連絡が入る。

遡ること50年前、第二次世界大戦のさなか、親友である若き将校3人はそれぞれ戦地へと旅立つ。
そのうちの一人テディは、町のアイドルであったエセルと恋に落ち、みんなに内緒で結婚式を挙げる。
テディの建てた家で彼の帰りを待つエセルだが、テディは戻ってくることはなかった。

テディ、チャック、ジャックの親友3人がそれぞれ、エセルに対して恋心を抱いている。
テディに遠慮してその気持ちを封じ込めるジャックと、テディから自分にもしもの事があったらエセルを頼むと託されるジャック。
テディが死ぬことにより残された3人は、それぞれ心に傷を抱えたまま生きる事になった。
そして50年ぶりに発見された指輪により、エセル、マリー、ジャックの3人は、お互いに心を開いて話をする事になる。

激しくぶつかりあうエセルとマリー、そして50年間思いを封印したジャックの苦悩などが生々しく描かれており、単純なラブストーリーにはなっていない。
また指輪が発見される経緯に、IRAのテロ活動のエピソードを取り入れているので、サスペンス的要素も含まれている。
正直、ラブロマンスはあまり好きではないのだが、この作品は観ていてまったく飽きなかった。

ギンレイならでのは作品と言ったところか。


続いて「ベガスの恋に勝つルール」
ハッキリ言ってあんまり興味はなく、「あの日の指輪を待つきみへ」のオマケとして観た。

で、内容は予想通りのドタバタラブコメディ。
普通ならまず観ないカテゴリーである。

ただ、思ったほど悪い作品ではなかった。

何事にも全力投球で頑張り屋のジョイと、仕事も生活も超テキトー、父親が経営する家具工場すらクビになってしまう道楽息子のジャック。
主役の二人のキャラがうまく描き分けられている。
なので、二人の心の変化に無理がない。

ラスベガスのスロットで当てた300万ドルを相手に渡したくない、しかし結婚生活も続けたくない。
互いに親友から入れ知恵され、相手をハメる様々な計画を画策する二人。
しかし共同生活を続けるうちに、お互いの良さが分かってくる。
もちろんラストもクサいくらいのハッピーエンドなのだが、起承転結がキッチリ書き分けられていた。

隣に座っていたOL二人組が、映画の途中で「うっそー」とか「やっぱりー」とか「いかにもだよねー」とかつぶやいてうるさかったが、まあ、彼女たちにとっては非常に楽しめる作品と言う事なのだろう。
私にとっては「まあまあ」くらいだったけど。


130.あの日の指輪を待つきみへ
131.ベガスの恋に勝つルール
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by ksato1 | 2008-12-13 23:30 | 映画 | Comments(0)