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ハムナプトラ3

劇場で予告編を観たときかなり期待してたんだけど、いやいや、この作品は面白かったよ!

唯一残念な点は、エヴリンがレイチェル・ワイズじゃない事・・・。
予告編でレイチェル・ワイズが写ってなかったんで、嫌な予感はしていたんだけどね。

このシリーズは、表情にまったく緊張感がないとぼけたブレンダン・フレイザーと、美人ではなくかわいらしいレイチェル・ワイズがメチャメチャな冒険するのが楽しかったのに。
今度のエヴリンは、ちょっと美人するぎるよなぁ・・・。

それはそれとして、映画自体は本当に面白かった。

知っている人は知っていると思うけど、このシリーズの原題は「The Mummy」。
要するに「ミイラ」って事。
それを日本公開時に「ハムナプトラ」にした事は、本当にヒットだったと思う。
だって、「ザ・マミー」とか「ザ・ミイラ」なんて邦題じゃ、たぶん誰も観に行く気にならなかったと思うから。
ちなみに「ハムナプトラ」は元々エジプトに伝わる死者の都の名前。

今回は舞台が中国に移り、原題は「The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor」だった。
そして日本では「ハムナプトラ3」
でも作品の中に「ハムナプトラ」という単語は登場しない(たぶん)。
ジョナサンが上海でエジプト風のバーを経営しているのだが、その店も「イムホテップ」だった。

でももう今さら「『ハムナプトラ』って、中国と全然カンケーねーじゃん!」と細かい事言う人もいないでしょう、この映画の出来なら。

物語は、暴君として中国を制圧しようとしながら、呪いによって封じ込められた皇帝の復活と、それを阻止するオコーネル一家の対決になっている。
暴君はジェット・リー、呪いをかける女はミシェル・ヨー、キャスティングも豪華だ!
短いけど二人がバトルするシーンもあるぞ。
でもミシェル・ヨーはかなり老けたね・・・。

ミイラになった悪者の復活を阻止するというのは、これまでの12にも共通した流れ。
全体を通して「インディ・ジョーンズ」っぽいシーンもあるんだけど、それでも皇帝が目覚めた以降は迫力満点の映像がテンポ良く続き、最後まで画面に釘付けにされる。
もちろんこの手の映画なので、冷静に考えるとムリな展開も多いのだが、そんなのどーでもいいじゃん、てな勢いだ。
これじゃ本当に、若い人たちが「『インディー・ジョーンズ』って『ハムナプトラ』のパクリじゃん」とか思っちゃうかも。
墓所のギミックもかなり凝っているし、主役の世代交代もなんかこちらの方が上手く行ってるような気がするし・・・。

さらにこのシリーズ、今後もミイラが埋葬されている地域なら、もっともっと話が作れそうだ。
実際ラストで、次は南米みたいな含みのあるセリフもあったしね。

いやいや、ミイラと言えばわが日本にもあるじゃない。
南米に行く前に、次は日本を舞台にして話を作ろうよ!


90.ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
by ksato1 | 2008-08-30 23:28 | 映画 | Comments(0)