「スピード・レーサー」
なので「マッハGoGoGo」を期待して観に行くと、ややガッカリする人もいるだろう。
そして私もその一人です・・・(-_-;;
ただし登場する主要キャラクター、レーサー・ファミリー(原作は三船ファミリー)の構成はほぼ一緒。
もちろん、クリオとサンペイも登場して(当然名前は英語名だけど)、マッハ号のトランクに忍び込んだりする。
とにかく画面は斬新、さすがウォシャウスキー兄弟だ。
スピード感も抜群で、抜群すぎて目で追い切れないほどだった。
ストーリー展開はほぼ予想通り。
まあ、原作からして、あまり捻る要素のない設定なんだけどね。
なので詳しく内容紹介しても仕方ないので、あとはガッカリしたところをいくつか羅列・・・。
まずカーナンバーの話。
ラリー中はカーナンバー「5」だが、グランプリ中はなぜかカーナンバー「6」。
こりはないでしょう、こりは!
「ゴー」は英語だと「Go」だけかもしれないけど、日本語では「5」もあるんだよ。
「ナンバー、ファ~イブ、マッハ号、みんな見てくれ底力~」なんだよ。
カーナンバー「6」なんて、マッハ号じゃない!
それとハンドルと特殊機能。
ラリー中は改造したとかで、ハンドルに「A」~「H」までのボタンがあり、押すとそれぞれ特殊機能が起動する。
でもこれも、ハンドルはグランプリ中は別物になるし、ギズモなんて説明だけで一度も使われない。
こんなの、マッハ号じゃない!
さらに、レース中にぶつかりすぎ。
市販車やストックカーがバンバンぶつかるようなレースのある国なので、これは仕方ないのかもしれない。
でも私からしてみれば、「マッハGoGoGo」は障害を特殊機能で切り抜けるアニメで、こんなにぶつかるレースは「チキチキマシン猛レース」である。
しかもラリーの時は、ミルクちゃんのプシーキャット(大人になってから気づいたけどこのネーミングはヤバくない?)やタンクGTやポッポSLっぽい車も出てたしなぁ・・・。
いずれにしろ冒頭でも書いたが、「これって『マッハGoGoGo』ではないよね・・・」と感じてしまう。
真田広之とかRain(ピ)ってヤツも、なんかストーリーへの噛み方が中途半端だしなぁ・・・。
わざわざこの二人を使う意味って、あったのかなぁ・・・。
最初はちょっと目がチカチカするけど、爽快感を楽しみたい人にはお勧めかもしれない。
80.スピード・レーサー