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一昨日観たその他の2本

昨日の日記では「インディ・ジョーンズ」の事しか書かなかったが、予定通りその他にも2本観た。

まず、「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II~私を愛した黒烏龍茶~」
ちなみに現在私のトップ画像になっているのが、鷹の爪団の総統だ。

今回も「古墳ギャルのコフィちゃん」と連続する2本立て。
コフィちゃんは来年から始まる裁判員制度のネタだったが、たしか先週号から蛙男商会が「SPA!」で新連載を開始し、その1発目のネタが裁判員制度だった。
なのでひょっとしたら、こちらもスポンサーが付いているのかもしれない。

それはそれとして、本編の「鷹の爪団」の方は、かなり面白かった。
面白さで言えば前回より上かもしれない。

今回もバジェットゲージは健在。
しかもどこでCMが入ったかわかりやすくなっており、ゲージの上下も前回よりわかりやすくなっている。
ストーリー自体はチープなものだが、笑いと感動のメリハリが効いているので十分見ごたえがある。

上映後には制作者のFLOGMANの舞台挨拶があり、総統の生声に合わせてみんなで「た~か~の~つ~めぇ~」の3本締め。
滅多にできないいい経験をさせてもらった。

ちなみに前作は海外でも評価が高かったのだが、一番受けたのは嘔吐ネタと下ネタだったそうだ。
外人からも「それは当り前だろう、万国共通だよ」と言われて自信を持ち、次回作にも必ず盛り込むつもりでいるが、毎回舞台挨拶をすると客席に子どもの姿が目立ち、どうしようかちょっと迷うとのこと。
いやいや、もっとてんこ盛りな感じでブチかまして下さいよ!


最後は「アフタースクール」
監督は「運命じゃない人」の内田けんじ。

まだ監督も作品もそれほど有名ではないが、2作品を観た限りでは、この人は天才だと思う。
今、日本の監督で、すべてを差し置いて観に行きたい監督は、この内田けんじと中島哲也だ。

前回は、ほぼ無名の役者ばかりを揃えて作品を撮っている。
それに比べて今回は、かなり旬な役者を揃えた。
そしてもうこのキャスティングの段階で、ある意味作品を完成させてしまっている。

新宿で裏稼業も営む探偵に佐々木蔵之介。
天然オトボケの中学校教師に大泉洋。
失踪してしまった謎の男に堺雅人。

この3人の役者を観て観客が何をイメージするか、この監督はよく分かっている。
そしてこの3人がどう展開すれば面白いかもよくわかっており、そのために細かい布石を作品全体に打ちまくっている。
また脇役陣も、北見敏之と伊武雅刀がいい味を出している。

ストーリーは、堺雅人と常盤貴子の間に子どもが生まれるところからスタートする。
子どもが生まれる肝心な時に、堺雅人は田畑智子扮する謎の女と失踪してしまう。

堺雅人が勤務する会社の社長である北見敏之は、堺雅人の行方を追う事を探偵の佐々木蔵之介に依頼する。
しかし、自分の会社の社員ではあるが、顔と名前が一致もしない末端の社員である堺雅人をなぜ追うのか。

探偵はひょんな事から堺雅人の親友で中学教師の大泉洋と知り合い、彼とともに堺雅人の行方を追う。
そして少しずつ秘密が明らかになっていくのだが・・・。

前作でもそうだったが、裏社会のホンネ的な部分の見せ方もうまく(と言っても本当のヤクザの世界の事はよくわからないが)、ついついストーリーにのめりこんでしまった。
本当に細かい部分の作りも丁寧だしね。

でも「インパクト」と言う点で言えば、前作の方が強かったかな・・・。

それでもこの監督、次回作も期待できまっせ!


60.秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II~私を愛した黒烏龍茶~
61.アフタースクール
by ksato1 | 2008-06-16 00:00 | 映画 | Comments(0)