先週金曜日から「教場」の劇場版が公開されたため、地上波でこれまでの作品が放送された。
キムタクが完全無欠のヒーローと言う作品は、ハッキリ言って「HERO」あたりでお腹いっぱいになってしまったのであまり興味もなく、ちょっとバカにもしていたため劇場版もそれほど観たいとは思っていなかった。
しかも今回公開される劇場版は後編で、前編はNetflixでの配信のため、しばらく後に劇場版の前後編とも地上波放送されるときに、TVシリーズもまとめて見ればいいか、と思いこれまでの作品を録画だけすることにした。
だが1月に配信されたばかりの前編が地上波で放送されたので、慌てて録画したTVシリーズも含めてすべて見て、後編を劇場で観る事にした。
SPで放送されたI、IIは、ドSの教官から精神的に追い詰められる警官候補生たちが、頑張って耐えて警察学校を卒業する物語かと思ったが、実際にはちょっと異なる作品だった。
キムタク演じる教官の風間公親は、たしかに理詰めで厳しい男ではあるが、ドSと言う訳では無い。
むしろ候補生たちに愛情があるからこそ、厳しく接している。
元々、生半可な気持ちや能力では警官を続ける事は不可能と言う強い信念を持っていて、さらに過去に、自分の不覚が原因で捜査中に命を落とした警官がいた事で、その思いを強くしていた。
だから候補生たちを厳しく鍛えなければならないし、それに耐えられないなら命を落とす可能性があるので警官には向かない、という考え方だ。
これはこれで、道理が通っている。
一応主演は風間公親という事になるのだろうが、候補生のエピソードを中心にストーリーが展開するので、平たく言うと「ちょっと特殊な環境の学園モノ」と言ってもいいかもしれない。
候補生の中には、かなり過激なサイコパスがいたりしてややリアリティに乏しい部分もあるが、エンターテイメントと考えれば、まあ許容範囲と言えるだろう。
Iでメインだった工藤阿須加の宮坂の使い方も巧いし、IIで警察組織に特別な感情を持っている候補生と教官がいると言う設定も、面白いと思った。
そもそも脚本はシリーズを通して君塚良一が担当しており、面白いのも頷ける。
一方「-教場0-」では、風間公親が教官になる前の現場でのエピソードが語られる。
現場に配属された警察官のうち、風間が選んだ、あるいは上官から推薦された警官を、現場研修の形で風間が鍛える。
ここでの風間の信念は、「目の前の犯人を逃しても、次代の優秀な警官を育成する事を優先する」である。
風間は事件の真相に気づいていても自らは動かず、生徒となる警官たちがそれに気づくように誘導する。
事件はだいたい1話完結の形で、冒頭に犯行が描かれた後、犯人の痕跡を暴くと言う点が「古畑任三郎」や「ガリレオ」に近い。
この犯人の残した痕跡がややリアリティがないケースもあり、特に早瀬あかりが犯人のエピソードは「無理があるにもほどがある」レベルのご都合主義だった。
さらに岡田義徳が犯人のエピソードに至っては、事実はその通りかもしれないが、殺人事件として成立しているとは思えず、もし送検されても検察が公判を維持できないと判断して不起訴になるのではないかと思った。
それでも風間と生徒の警官の織りなすドラマが面白く、かなり引き込まれてしまう。
再び警察学校が舞台となる劇場版の前編「Reunion」まで見たが、候補生の笠原(金子大地)に警察官になる覚悟を厳しく確認した後、「自分も共犯者になる」と笠原の秘密を黙認したシーンは、ちょっと泣けてしまった。
「Reunion」では「千枚通し」の犯人十崎(森山未來)の動機までが明らかになった。
その動機を明らかにしたのは、歴代の風間の門下生たちだ。
後編の「Requiem」もかなり楽しめそうである。
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