「コート・スティーリング」
「レスラー」、「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督作品だ。
カテゴリーはクライムスリラーだが、想像よりもかなりハードな作品だった。
舞台は1988年のニューヨーク。
ハンクは高校時代までをサンフランシスコで過ごし、MLBでドラフト指名されるレベルの有望選手だった。
しかし交通事故で選手生命を絶たれてしまい、今はバーでアルバイトをしている。
事故がトラウマとなりアルコールが欠かせない状態で、恋人で看護師のイヴォンヌにも酒を控えるように日々注意されていた。
ある日、仕事終わりにイヴォンヌと部屋に戻ると、隣に住むラスから、父親が危篤でロンドンに帰るから預かってくれと、猫を託される。
猫は気性が荒く、知らない人には噛みつくが、ハンクにはなついていた。
翌朝、ラスの部屋の前でスキンヘッドの二人組が騒ぎを起こしていた。
二人はハンクに、ラスがどこに行ったかを問いかけ、さらにハンクをボコボコにしてしまう。
騒ぎを聞きつけた向かいの住人が警察を呼ぼうとすると、二人組は逃げ出した。
ハンクが目覚めたのは病院のベッドだった。
イヴォンヌが付き添ってくれていて、二日間意識不明だった事、そして腎臓の一つを摘出した事を教えてくれる。
ハンクは病院代が心配だったので、退院してすぐに部屋に戻る。
するとスキンヘッドの二人組がやってきて、隣のラスの部屋の捜索を始めた。
ハンクは危うく二人組に見つかりそうになるが、なんとか隠れてやり過ごす。
そして市警のローマン刑事に連絡をした。
ハンクは二人組にウクライナ訛りがあったと証言するが、ローマン刑事はすでに二人組の存在を把握しており、ロシアンマフィアだという。
そしてボスはプエルトリコ人だとも教えてくれたが、本当に恐ろしいモンスターは彼らではなくこの二人だと、ユダヤ人と思われるひげ面の二人組の写真を見せてくれた。
その時、ローマン刑事の部下がハンクの部屋のトイレを詰まらせる。
刑事たちが帰った後で、ハンクが詰まったトイレの掃除をしていると、ラスから預かった猫のトイレの中にカギが隠されている事に気づいた。
そしてその時、ラスの部屋の前にまた誰かが訪れていた。
ハンクがこっそり覗くと、先ほどローマン刑事が写真を見せてくれた、ユダヤ人二人組だった。
隣人の猫を預かっただけなのに、突然とんでもない事件に巻き込まれたハンクの物語だ。
冒頭でも書いたが、ロシアンマフィアとユダヤ人の過激な暴れ方が想像以上で、観ていてちょっと引く場面もあった。
レイティングはPG12だが、殺人シーンなどはPG15でもいいのではないかと思うレベルだった。
ただ、ダレることなくスピーディーにストーリーは展開し、ピストル型のライターなど伏線の引き方も見事で、ラストも含めて映画としてはかなりうまくまとまっていたと思う。
観る人によって好き嫌いは分かれそうだが、個人的には好きな作品だった。
14.コート・スティーリング
by ksato1
| 2026-01-27 00:05
| 映画
|
Comments(0)

