私は観ていないが、人気シリーズの「オースティン・パワーズ」を手掛けたジェイ・ローチが監督という事で期待して観に行ったが、正直日本人には合わない作品かな、と思った。
ロンドンの建築家のテオ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、設計したマンションからバルコニーが排除されたことに腹を立て、事務所を辞めることにした。
その時偶然、ホテルのシェフだったアイヴィ(オリビア・コールマン)と出会い、アイヴィがアメリカに移住すると言うので二人でアメリカに渡ることにした。
二人の間には男女の双子が生まれ、テオは海の博物館を設計し、アイヴィは海辺に小さなレストランを開店していた。
しかし大きな台風に見舞われ、テオが設計した博物館が壊れてしまう。
テオは信頼を失い、仕事がなくなってしまった。
ちょうど同じとき、アイヴィの店に有名な美食家が来店し、SNSで店を絶賛した。
するとほとんど客が来なかった店が、突然人気店になってしまう。
アイヴィは店の切り盛りで忙しくなったため、テオが子供たちの面倒を見ることとなった。
しかしここから、二人の関係がゆがみ始める。
アイヴィは次々とチェーン店を開店、全米を飛び回って忙しい日々を送る。
一方テオは二人の子供を、州代表が目指せるほどのスポーツマンに鍛え上げる。
アイヴィはその事をあまり快く思っていないが、店の経営が忙しいために口出しはしなかった。
その間もテオは、建築家としての復活を目指していた。
しかしなかなかうまく行かない。
一方アイヴィの店はどんどん大きくなっていく。
やがてテオは、新しい自宅を設計する。
そこに大金をつぎ込むのだが、それらはすべてアイヴィが稼いだカネだ。
二人のギャップはどんどん大きくなり、やがてテオから離婚を切り出すが、二人は豪邸の所有権で争う事になる。
映画を観た後で調べたところ、1989年に公開された「ローズ家の戦争」と言う作品のリメイクらしい。
しかし夫婦で争う設定はベースだが、二人の職業などはまったく異なるようだ。
この作品に違和感を感じたのは映画全編が、いかにもアメリカナイズされた生活スタイルとアメリカンジョークで構成されているからだ。
アメリカナイズされた生活の方は、仕方がないと思う。
ただアメリカンジョークの方は、複数のカップルが集まる中でかなり下品なジョークが飛び交う。
ひょっとすると翻訳の意訳があるのかもしれないが、字幕を読む限りでは日本社会ではちょっとあり得ない会話が繰り広げられてかなり引く。
夫婦喧嘩の果てを描いたブラックコメディと言う部分では悪くないと思ったが、観終わった後に満足感はなかった。
154.ローズ家~崖っぷちの夫婦~
by ksato1
| 2025-11-07 00:05
| 映画
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