監督、脚本は三島有紀子。
未見だが「しあわせのパン」、「繕い裁つ人」、「幼な子われらに生まれ」が高評価の監督である。
期待して観に行ったが、正直意味がわからない作品であった。
第一章の舞台は年始の洞爺湖畔。
一人暮らしのマキ(カルーセル麻紀)は帰省する娘夫婦のために、お節料理を作っていた。
元旦の朝、娘夫婦と孫娘が訪れて4人で食事をする。
娘(片岡礼子)はマキを「父さん」と呼び、父さんは妹の好物ばかり作るね、とつぶやく。
娘婿(宇野祥平)はともかく、孫娘も何もないマキの家に飽きており、3人はその日のうちにふもとの温泉宿へ行ってしまう。
第二章は八丈島が舞台で、酪農を営む誠(哀川翔)のもとに、5年ぶりに娘の海(松本妃代)が帰ってくる。
海は一目見てお腹が大きいが、誠は海に事情を聞くことができない。
そして夜中に、海が海岸で泣いているのを目撃してしまう。
第三章は大阪の堂島が舞台となる。
北九州からフェリーで大阪に着いたれいこ(前田敦子)は、幼馴染の葬儀に参加した。
その幼馴染はれいこの初恋の人だった。
葬儀のあと母(とよた真帆)とわかれたれいこは、川辺で自殺騒ぎを起こしている女を見る。
そしてその場から離れるときに、トト・モレッティ(坂東龍汰)と名乗る男から声を掛けられた。
トトはレンタル彼氏業を営んでおり、れいこに自分をレンタルしないかと持ち掛ける。
れいこは最初相手にしていなかったが、トトにSEXはうまいかと質問する。
3つのストーリーがオムニバスで展開する作品だが、全体の共通テーマがはっきりしない。
すべての章にフェリーは登場するが、作品全体のキーワードになっているのかどうかもよくわからない。
また、第一章と第二章は性被害がテーマになっているが、この二つにかかわりがあるわけではない。
しかも第二章は、海の子供時代のまったくカテゴリーが異なるトラウマがテーマになっている。
それぞれのストーリーを膨らませて単独の作品にすれば、あるいは深みのある作品になったのかもしれない。
しかしすべての作品であっさりストーリーが流れてしまうため、監督の真意が伝わらないまま作品が終了してしまう。
観る人によっては心に深く響くのかもしれないが、少なくとも私にはほとんど響く部分のない作品だった。
23.一月の声に歓びを刻め
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