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「カイジ ファイナルゲーム」

福本伸行原作「カイジ」の劇場3作品目、ストーリーはオリジナルである。

東京オリンピック後の日本はハイパーインフレに見舞われ、失業率は40%となっており、カイジ(藤原竜也)も派遣で仕事を紹介してもらう生活を送っていた。
そんな中、弱者救済として、カードを入手したものは10億円か秘密の情報を入手できる「バベルの塔」と言うゲームが開催される。
第5回大会で勝者となったカイジは、10億円ではなく秘密の情報を選択した。
そしてカイジは大会の主催者東郷(伊武雅刀)と会い、現職総理大臣渋沢(金田明夫)が、国の借金を相殺するため預金封鎖を企んでいると知らされる。
それを発案したのはプロジェクトリーダーの高倉(福士蒼汰)だった。
東郷はこの高倉の発案が法制化されるのを防ぐため、何人かの政治家を買収しようと考えていた。
そのために必要な資金は1000億円だが、東郷の手元にあるのはその半分の500億円。
これをあと数日で倍に増やさなければならない。
その方法は、かつてカイジが地下帝国で建設したギャンブル施設「帝愛アイランド」で実施される、「最後の審判~人間秤~」で勝負するというものだった。

カイジ同様「バベルの塔」の勝者加奈子(関水渚)とともに、カイジは「最後の審判」で勝つべく準備を始める。

「カイジ」シリーズの魅力は、勝てば天国、負ければ最悪命も奪われてしまう、イチかバチかの勝負のヒリヒリ感である。
だが今回の勝負は、直接生死に関係するゲームはほぼない。
カイジは東郷の依頼により、日本を救うために戦っている。
そのため、これまでのシリーズのようなヒリヒリ感が少ない。
万一勝負に負けて預金封鎖が行われ、日本の経済が壊滅的になったとしても、カイジはなんとか生きていけるんじゃないかと思えてしまう。
その部分をカバーするために、最初にカイジ以外の本当の弱者を登場させているのだが、それでもやはり緊張感はこれまでのシリーズより弱くなってしまっている。

とは言え、藤原竜也や伊武雅刀、黒崎役の吉田鋼太郎の演技の巧さでかなり見せてくれる。
また福士蒼汰、新田真剣佑の若手陣の演技も悪くなく、昨年デビューの関水渚も雰囲気がよかった。

これまでのシリーズとはやや趣が異なるものの、作品としてはまずまずの出来だと思った。


13.カイジ ファイナルゲーム


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by ksato1 | 2020-01-15 00:05 | Comments(0)