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お庫出し5作品

この1カ月、TVで放送して見た作品を一挙にお庫出し。

まず「ちはやふる」3作品。
原作が少女マンガで、主演が広瀬すずであるため、アイドル映画のように思われがちだがまったく異なる。
題材が百人一首だがスポ根ドラマに近く、脚本、構成、脚本が丁寧で秀逸だ。
そしてこのブログにも何度も書いているが、特に素晴らしいのが脇役だ。

「上の句」では机君こと駒野勉の森永悠希、大江奏の上白石萌音が非常にいい味を出していて、「下の句」では若宮詩暢役の松岡茉優の演技力が光っている。
そして「結び」の周防名人役の賀来賢人だ。
最近はTVドラマのコミカルな演技が評価されているが、この「結び」の周防名人役もいい演技で、彼の引き出しの多さを物語っている。
野村周平役の太一に掛ける一言一言が金言で、特にクライマックスの「君はこんなところで何をしているんだ」の一言にはしびれた。
「結び」では1年生の花野菫役の優希美青、同じく1年生の筑波秋博役の佐野勇斗も、要所要所でストーリーを引き締め、國村隼、松田美由紀、矢本悠馬、清水尋也も、シリーズ全体を通して効果的な役どころを演じている。
畳の下から札とプレイヤーの表情を見上げる演出、豪華絢爛な平安時代を表現するアニメなど、監督のセンスも超一流と言えるだろう。
まさに、青春映画の金字塔と言っても過言ではない。

続いて「風立ちぬ」。
これまで気付かなかったが、TV放送前の番宣を見て、この映画が純愛ストーリーであることに気付いた。
宮崎駿作品は何かとメッセージ性が議論され、この作品に関しては戦争を武器であるゼロ戦開発者を題材にしたと言う、つまらない批判が出たりもしていた。
しかし番宣でも言われていたが、この作品はピュアなラブストーリーなのだ。
苦しい時代、さらに妻が病に苦しむ若い夫婦の純愛物語だ。
その作品を、「戦争を肯定している」などとうがった見方しかできな人は、ひねくれ者でかなり悲しい人生を送っているとしか言えない。
宮崎作品で言えば、個人的には初期3作品が群を抜いて素晴らしいと思うが、この作品はそれに次ぐ「紅の豚」「もののけ姫」と同等の評価である。

最後は「ルパン三世 ルパン VS 複製人間」。
原作者のモンキー・パンチ追悼で放送されたが、これをTVで見るのもおそらく最後ではないかと思う。
制作は1978年で、もう40年以上前だが、構成、脚本、設定などが斬新で、今見てもまったく色あせていない。
監督、脚本を担当した吉川惣司と言う人を今さらながら調べたが、1970年代の日本の第一次アニメブーム期に作品を多作している。
同じく脚本の大和屋竺という人は、日活でハードボイルド、ロマンポルノなどを主戦場としており、まさにアニメとハードボイルドの黄金タッグだったようである。
そして音楽は大野雄二だ。
こちらも1970、80年代を代表する音楽監督で、実写映画、ドラマ、アニメなどの多数の作品で音楽監督を務めている。
どれも音楽を聴いただけで、その場面が思い浮かぶほどのインパクトだ。
惜しむらくは、TV放送版はホルマリン漬けの胎児などのシーンがカットされている事。
「カリオストロの城」も最初はカットが多かったが、人気が出てからTV放送もフルバージョンに差し替えられた。
死ぬまでにもう一度くらいは、フルバージョンの「ルパン VS 複製人間」を見てみたいとも思う。


42.ちはやふる -上の句-(再)
43.ちはやふる -下の句-(再)
44.ちはやふる -結び-(再)
45.風立ちぬ(再)
46.ルパン三世 ルパンVS複製人間(再)


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by ksato1 | 2019-04-29 09:13 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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