ジャパンカップ

日本のG1馬が6頭揃ったとは言え、そのうち3頭は今年未勝利。
それどころか、地方馬のハッピーグリーンを含めても、日本馬12頭のうち今年勝鞍があるのは6頭だけ。
春秋の天皇賞馬、宝塚記念馬、牡馬クラシック馬、いずれも勝ち馬が異なるのにそのすべてがいない、例年になくちょっとスカスカ感の強いジャパンカップになってしまった。

こうなると、2頭の外国馬にも出番があるかもしれない。
その2頭を先に検証する。
まずカプリだ。
昨年はアイルランドダービーを勝ち、その後のセントレジャーも勝った。
今年は4戦して1勝だが、その他のレースも掲示板を外していない。
凱旋門賞は5着だったが勝ったエネイブルと1.5kg差、2着のシーオブクラスとは4.5kgも斤量差があった。
海外馬はもう10年以上3着以内に入った事がないが、このカプリは格が違う。
今の府中の高速馬場への対応がカギだが、上位に食い込んできても不思議はない。

続いてサンダリングブルー。
注目は3走前のインターナショナルSだ。
ここでは3着だったが、今年2000ギニーを勝ち、英ダービー4着、愛ダービー3着で話題となった、ディープインパクト産駒のサクソンウォリアーに先着している。
しかもこの時サクソンウォリアーと斤量差が3.5kgもあった。
前走は、府中と馬場状態が似ているといわれる、カナダのウッドバイン競馬場で行われたカナディアンインターで惜しい2着。
いろいろ考えるとちょっと狙いたくなるが、過去のジャパンカップでも、ウッドバイン競馬場で好走したから無視できない、と言われた馬を狙っていい結果だった記憶がない。
しかもこの馬は4月から休みなく走って、今年すでに8戦を消化している。
2か月間でスウェーデン→カナダ→日本と転戦していることを考えても、今回は無印でいいだろう。

日本馬ではやはりアーモンドアイが優勝候補筆頭か。
新馬戦こそ追い込んで届かず2着だったが、出走した6戦すべてで上り最速の脚を使って5.1.0.0の戦績だ。
唯一の不安は、ロードカナロア産駒という事で距離の不安が残る点だ。
ただ、母のフサイチバンドラはオークス2着でジャパンカップ5着、エリザベス女王杯を1.1.0.0だった。
この馬自身、オークスでは55kgを背負って2:23.8のタイムで走破している。
ハッピーグリン以外の馬とは斤量差が4kgある事を考えると問題はないだろう。
そもそも、サクラバクシンオーの血を引くキタサンブラックが長距離レースを得意とするような時代であり、以前とは調教技術も異なる。
最内枠に入ったものの、出走頭数が14頭と少なめになった事でも運の良さを感じる。

対抗はかなり迷う。
内枠に入って復活の兆しを見せているサトノダイヤモンドか、前走は出遅れた直後にマカヒキにぶつけられてまったく競馬をしていないスワーヴリチャードか。
どちらもダービー2着馬で、その後G1を制している。
血統的にもディープ産駒とハーツクライ産駒で甲乙付け難い。
スワーヴリチャードは前走が10着だったとはいえ理由があるし、それ以外で4着以下に沈んだのは皐月賞と有馬記念の中山の2レースだ。
レイデオロが天皇賞秋を勝ったことを考えると、やはり4歳馬のレベルが高いように思えるが、何しろ前走受けた不利がかなり衝撃的だった。
デムーロ兄が精神的負担を考え、大事に乗りすぎて届かない、という事も考えられる。

一方サトノダイヤモンドは京都大賞典を勝っているものの、レースレベルが高かった訳ではない。
スローペースを追走し、直線向いてヨーイドンを勝っただけなので、展開に恵まれたと言えるだろう。
ただ、その後はこのレースを目標にしてきっちり調教されている。
そして鞍上はマジックマン・モレイラだ。
左回りは0.1.1.0と得意にしている事を考えると、ここでの完全復活も考えられる。
今回はサトノダイヤモンドを上に取り、スワーヴを3番手評価にする。

4番手はキセキだ。
昨年ドロドロの菊花賞を勝った後、香港遠征して9着。
春は日経賞9着、宝塚記念8着で精彩を欠いた。
ただし秋に復帰後の2戦が見どころがある。
毎日王冠は、アエロリット、ステルヴィオに続く3着。
アエロリットは馬群に沈んだが、ステルヴィオはマイルチャンピオンシップを勝った。
天皇賞は逃げ粘ってレイデオロ、サングレーザーに次ぐ3着。
4着に負かしたアルアインは、その後のマイルチャンピオンシップで3着だ。
鞍上は引き続き、英国遠征で飛躍した川田将。
武豊がいない今回、外国人ジョッキーに一泡吹かせるとしたら、この男しかいない。
天皇賞秋から有馬記念に直行したら、かなり重いしるしを打つつもりだったが、ここでもいい勝負になるだろう。

ここからも非常に迷う。
狙いたいのはやはり強い4歳勢、ミッキースワローだ。
ただ、今年は初戦のAJCCこそ2着だったが大阪杯が5着で札幌記念は13着。
気配は上昇しているらしいが、やはりちょっと狙いづらい。
血統的にもトーセンホマレボシ産駒なので、適距離は2000m前後だろう。

昨年の宝塚記念馬サトノクラウンは、鞍上にビュイックを迎えた。
この馬は外国人ジョッキーの時に良績を残しており、ちょっと面白い。
ただもう少し戦績をひも解くと、2000m以上の良馬場は、芝の深かった香港ヴァーズを勝っているだけだ。
外国馬よりこの馬の方が、良馬場のスピード決着に対応できるか疑問が残ってしまう。

となると、やはりシュヴァルグランか。
昨年の勝ち馬だが、前走の京都大賞典は斤量を背負っていたとはまったく言え見どころがなかった。
元々叩き良化型とは言え、まだ昨年の状態には戻り切っていないようだ。
今年はこのレースと有馬記念で引退、となるとすでにタイトルを持っているこのレースより本当の狙いは有馬記念か。
陣営は昨年の状態にあるとコメントしているが、おそらく本当の狙いは有馬記念で仕上げも8分程度だろう。
それでも連下に食い込んできてもおかしくはない。

ラストはカプリにする。
ひょっとするとこの後の香港が本当の狙い目なのかもしれなしが、名門Aオブライエン厩舎が送り込んできた馬だけに惨敗はないだろう。


◎アーモンドアイ
〇サトノダイヤモンド
▲スワーヴリチャード
△キセキ
×シュヴァルグラン
×カプリ


馬券は◎○1着、◎○▲△2着、◎○▲△×3着の、3連単24点で勝負。


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by ksato1 | 2018-11-25 12:08 | 競馬 | Comments(0)