「華氏119」

マイケル・ムーアの最新作だ。
「華氏911」は9/11テロ事件に焦点を当てていたが、この作品は2016年11月9日、トランプが大統領戦に勝ったことをテーマにしている。

映画によると、アメリカでも開票の途中まではヒラリー・クリントン有利と言う予想がなされていたそうだ。
トランプは勝利のためのパーティ会場もメチャメチャ小さい会場で、ほとんど本人も当選するとは考えておらず、勝利宣言の言葉も考えていなかった。
しかしトランプがフロリダとペンシルバニアで勝った事から情勢は変わる。
民主党支持者はクリントンの敗戦が濃厚になると、それまでのお祭り騒ぎが静まり泣き出す者もいた。
得票数だけえで言えば、クリントンの方が上回っていた。
しかし州ごとに勝利をすると、その州の選挙人をすべて獲得できるというアメリカ大統領選の特殊なルールが、トランプを大統領に当選させたのである。

ただマイケル・ムーアによると、それ以上に民主党が選挙戦に失敗した事が大きな要因だったようである。
すでに民主党の地盤と思われていた州に、クリントン本人はほとんど演説に行かなかったのに対し、トランプは積極的に遊説した。
そもそもトランプは本気で大統領戦に立候補するつもりもなかったのだが、最初の遊説の時に想像以上の人が集まり、彼を絶賛したことに感動して選挙戦に本気になったそうだ。
だからどこの遊説でも力が入っていたようだ。
それでいて、演説会場に20分以上遅れてくることもあった。
TVのニュースはその間も中継を続けていて、良くも悪くも注目された。
それ以外にも民主党は、選挙期間中の公害問題でも民衆の顰蹙をかうような対応をするなど、自滅の部分も多かったらしい。

映画では、トランプが大統領になった後、アメリカ国民の心境の変化してトランプ不支持も広まった、と言う形でまとめられている。
しかしながら先日の中間選挙の結果を見ると必ずしもそうでもなさそうで、かつ大票田のフロリダ州知事が共和党の候補が当選したことを考えると、この後もしばらくはトランプ指示は弱まりそうにないような気もする。

マイケル・ムーアにより、彼の色に染まった形で編集されているとは思うが、いずれにしろ日本ではあまり報道されないニュースを知ることができる、面白い作品であった。


136.華氏119



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by ksato1 | 2018-11-24 00:52 | 映画 | Comments(0)