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「ビブリア古書堂の事件手帖」

原作は未読だがおそらくジャンル的にはラノベ、人気作品で月9でドラマ化もされている。
軟弱な作品の可能性もあったが、黒木華主演という事でとりあえず観に行くことにした。

五浦大輔(野村周平)は亡くなった祖母の書棚から「夏目漱石」のサインが入った本を見つけた。
それは夏目漱石全集で、「それから」が収録された本だった。
サインが本物ではないかと思った大輔は、本に挟まれていたしおりに書かれたビブリア古書堂で真贋を鑑定してもらう事にした。

ビブリア古書堂の店主篠川栞子(黒木華)は、一目でそのサインが偽物であることに気付く。
そしてさらに、そのサインが書かれた経緯まで推察した。
栞子が瞬時に、自分の祖母に関する過去を推察することに驚く大輔。
大輔は栞子と古書堂に興味を持ち、アルバイトを始めることにする。

ある日妹から、この店の一番高い本を大輔に紹介したらと言われ、栞子は自分が大切にしている太宰治のサイン入り初版本を金庫から取り出す。
栞子は同時に、太宰治ファンの大庭葉蔵と名乗る男から執拗にこの本を譲って欲しいとメールが来ている事も打ち明ける。

ストーリーは、大輔の祖母が漱石の「それから」を所持する事となった過去のエピソードと、大庭葉蔵が太宰治の初版本を付け狙う現代のエピソードが交錯して展開する。
漱石本のエピソードはロマンチックな恋愛で、太宰治本はミステリー的な要素を多く含んでいる。
原作では別々のエピソードであったものを映画用に組み直したようであるが、巧くメリハリとなっていた。
脚本、出演者の演技ともなかなかの出来だったので、映画としてはそこそこ面白かったが、原作がラノベであるためかインパクトは乏しかった。
原作も一話一話は短いストーリーなので、映画よりはTVの連続ドラマの方があっているのかもしれない。


131.ビブリア古書堂の事件手帖


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by ksato1 | 2018-11-07 22:49 | 映画 | Comments(0)