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「スターリンの葬送狂騒曲」

第二次世界大戦後、当時のソ連の独裁者であったスターリンが死んだ。
スターリンの側近であったマレンコフ、第一書記長のフルシチョフ、NKVD警察隊長のベリヤなどの取り巻きは慌てふためいた。
だがすぐに、次の権力者になるべく駆け引きを始める。
マレンコフはスターリンの信頼は篤かったものの、自らが権力者になる器ではなかった。
補佐官と言う立場からすぐに権力を握ることもできたのに、自らにできることは委員会の招集だけだ、などと言っている。
それを見たベリヤは、巧くマレンコフを引き入れて自分が実権を握ろうとした。
恐怖政治で支配したスターリンに反抗するかのように、粛清リストを破棄し、主教たちをスターリンの葬儀に招待しようとした。

一方、先にマレンコフとベリヤに手を組まれ、フルシチョフは出遅れていた。
やりたくもない葬儀委員長を押しつけられ、このままでは失脚させられることは間違いないかった。
そこでフルシチョフは、軍最高司令官のジェーコフ元帥を引き入れ、ベリヤを失脚させる計画を立てるのだった。

スターリン死後のソ連の混乱を、かなりブラックな笑いで描いた作品だ。
ベリヤという人物も知らなかったし、スターリンとフルシチョフの間の短期間、マレンコフが実権を握っていたことも知らなかった。
そのため、これはかなり実話に基づいた話なのかと思ったが、登場人物の相関関係などは実話に近いものの、エピソードは創作のようである。
ただ創作として観ると、ちょっと中途半端な感じがした。
テーマがかなり重いので、中途半端な笑いは逆にあまり笑えなかったりする。
笑える作品にするのであれば、全体の展開は変えなくとも、チャップリンの作品のようにもっと派手な動きで、エピソードの中で笑いを取ると言う方法もあったのではないかと思う。


90.スターリンの葬送狂騒曲


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by ksato1 | 2018-08-18 00:05 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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