「GODZILLA 決戦機動増殖都市」

3部作となっている、長編アニメ映画版ゴジラだ。
前作がグズグズだったので観に行くかどうかかなり迷ったが、時間があったので観に行くことにした。
すると今回は、前作よりはかなりわかりやすい作りになっていた。

前作で、地球に帰還した移民団はそこにいたゴジラを倒したものの、新たに超大型の「ゴジラ・アース」と遭遇して、攻撃部隊は壊滅状態になっていた。
地球の衛星軌道上に待機していた母船では、この「ゴジラ・アース」を倒すことは不可能と判断、このまま別の惑星を探査する方向に決定しかけていた。
だが一部から、地上の攻撃部隊がまだ生存しているかもしれないとの声が上がり、48時間だけ彼らからの連絡を待つこととなった。

地上では、いくつかの部隊が生き残っていた。
攻撃部隊の指揮官だったハルオ・サカキをはじめ、ほとんどのメンバーは地球に生存していたフツア族に助けられていた。
フツア族は機械的な道具を持たず、一見原始的な暮らしをしていたが、かなり高い文明を持ち暮らしていた。
そして言葉が通じなくともテレパシーで更新する能力に加え、さらにすぐに言語を理解する能力も備えていた。

フツア族が大きく生態系の変化した地球で生き残ってきた要因の一つは、かつてビルサルドが対ゴジラ兵器として開発しようとしていたメカゴジラに使われる、ナノメタルにあった。
メカゴジラは完成前にゴジラに破壊されてい間ったが、その構成要素であったナノメタルは元素として残っていた。
ナノメタルは他の物質を取り込み自ら増殖する性質を持っており、2万年の間に自らを増殖させ、さらにかつてのプログラムに従い、富士山麓に対ゴジラ用の大きな都市を作っていた。
ビルサルドの技官ムルエル・ガルグはこの都市をメカゴジラ・シティと命名、ここにゴジラ・アースを呼び込めば倒せると計算した。
ハルオは指揮官ととしてゴジラ・アースを倒すと判断、折しも母船から引揚げ艇が到着したが、誰一人として母船に戻るものはいなかった。

ガルグの計算によれば、数日で対ゴジラ・アースの兵器が用意できるはずだった。
しかし攻撃用兵器の生産効率を上げるため、防御用のかく乱ガスの生産をセーブした事により、ゴジラ・アースにメカゴジラ・シティの存在を気付かれてしまう。
さらにゴジラ・アースが発する熱線により、メカゴジラ・シティの機能が焼かれてしまった。
ゴジラ・アースとメカゴジラ・シティのギリギリの攻防が始まる。

前作では、なぜ宇宙人が2民族も現れたのにメカゴジラが間に合わず、まったく役に立たないまま一緒に移民するのかとか、設定に不思議な部分が多かった。
しかしこれは、すべて2作目、3作目への布石だったのだろう。
前作もゴジラとのバトルシーンはなかなかの完成度だったので、設定の不自然さが逆に悪目立ちする作りになってしまっていた。
しかしこの作品では、ナノメタルと言う「ご都合主義の何でもアリ」的スーパー兵器が登場する部分はやや気になるものの、それ以外はストーリー展開も悪くない。
この後登場する怪獣たちについても、かなり期待を持たせる布石の打ち方になっている。

では1作目はどうすればよかったのかと言うと、おそらく時系列順に並べるのではなく、まず地球に戻ってゴジラを索敵するあたりから、物語を始めればよかったのだと思う。
その段階で、ビルサルドとエクシフをの役割をもっと明確にしておけば、2種族が役立たずのまま地球から逃げることになった、と言う印象にはならかなったと思う。

いずれにしろ、1作目がグズグズだったのでかなりガッカリしたが、2作目で一気に盛り返してきた。
2作目の上映日数が短かったため、3作目の劇場数が減ってしまうかもしれない部分はやや気になるところだが、秋の最終話に期待したいと思う。


76.GODZILLA 決戦機動増殖都市


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by ksato1 | 2018-06-19 00:05 | 映画 | Comments(0)