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天皇賞(春)

前日発売でサトノダイヤモンドが単勝2.1倍、キタサンブラックが2.7倍、三番人気のシャケトラが10.6倍だから完全に2強の様相を呈している。

3強の場合は3強で決まりやすいが、2強の場合はどちらかが崩れる場合が多い、という論調がここそこに見られる。
たしかにこれまではそうだったかもしれないが、今回の2頭は昨年と一昨年の菊花賞馬で、昨年の有馬記念でもこの2頭が1、2着になっていることを考えると、大きなトラブルさえなければやはりこの2頭で決まると考えるのが普通だろう。
ではどちらが上かという事になるのだが、キタサンは常にサトノの前で競馬をすることになる。
サトノは不利を受けた皐月賞、落鉄していたダービーを除けばすべて直線きっちりと差し切っているので、何回戦ってもサトノ有利は動かないのではないかと思う。
もしキタサンが勝つとすれば、2000mの距離をキタサン自身がハイペースで引っ張って、後続に脚をなし崩し的に使わせる展開だけだろう。
3200mであれば展開が極端に早くなることは考えづらく、若干早くなる程度ならむしろサトノに有利に働くのではないだろうか。
坂の下りでごちゃついてサトノのスパートが遅れることも考えられるが、今回はサトノの方を上に取ることにする。

残りの馬で、この2頭の一角を崩す馬は本当にいないのか。
今回、メンバー中最大の惑星馬はシャケトラだ。
これまでの戦績が4.1.1.0で4着以下に沈んだことがない。
準オープンを勝った後に挑んだ日経新春杯では2着、前走の日経賞で重賞制覇を成し遂げている。
クラシックには乗り遅れたが、バケモノ級の強さの可能性もある。
ただ、G1初挑戦で、これまでデビュー戦の56kgまでしか斤量の経験がない。
3200mで初めて背負う58kgは、大きなディスアドバンテージになると思う。

昨年の菊花賞2着だったレインボーラインも同様だ。
JCは不向きな流れだったものの、上がり最速を記録している。
前走休み明けの日経賞は4着だったが、一叩きされた上昇度も見込めるだろう。
ただ、2着だったとはいえ菊花賞はサトノに2+1/2馬身も離されている。
日経賞でシャケトラにも同斤量で2馬身差を付けられており、この先大きく化ける可能性はあるが、現段階ではまだ家賃が高いと見た。

3000m以上の重賞を3勝しているアルバートも、少々食指が動く。
ただ戦ってきた相手のレベルを考えると、この馬も掲示板がやっとだろう。

ディーマジェスティ、ワンアンドオンリーのクラシック馬2頭も、まだ復調途上のようだ。

となると、やはり候補になるのは実力馬2頭である。

有馬記念3着だったゴールドアクターは、前走の日経賞が5着だった。
ただしこれは完全に太目残り。
一叩きされ前走より上昇していることは間違いなく、さらに今回は横山ノリが騎乗する。
昨年のこのレースは木曜輸送が裏目に出て掛かったものであり、度外視していい。
万一キタサンが早めに下がってくるようなら、この馬にもチャンスがある。

もう1頭はシュヴァルグランだ。
前走の阪神大賞典は2着だったが、早めに抜け出したところをサトノに捕まってしまった格好だ。
このレースでは、サトノはシュヴァルグラン1頭をマークすればよかったから、簡単に捕まってしまったが、今回は標的はキタサンとなる。
中間の調教の動きは絶好で、直線、サトノより先にキタサンを捕まえることができれば、この馬にも勝機はある。


◎サトノダイヤモンド
〇キタサンブラック
▲ゴールドアクター
△シュヴァルグラン

今回は3連単でも配当が低いと思われるので、馬券は絞って以下の通り。
◎〇1着固定、◎〇▲△2、3着固定の三連単12点で勝負。


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by ksato1 | 2017-04-30 12:29 | 競馬 | Comments(0)