2017年オレ的映画総括

さて、新年も9日目、今年すでに劇場で2本、TV放送された新海作品を3本見て感想をアップしているところで、2017年のオレ的映画ランキングである。

一言で言って、2017年は邦画が不作だった。
2016年は邦画に良作が多かったので、その反動かもしれないが、記憶に残る邦画がほとんどなかった。

まず作品数は142本で、記録を付け始めた2006年からカウントすると3番目に多い本数である。
そのうちロードショウは110本で2番目に多い年となった。
一方、ギンレイでの鑑賞本数は13本とかなり少ない。
ロードショウで観た作品をギンレイに観に行くことはほぼないので、ロードショウの本数が多くなると必然的にギンレイで観る本数も少なくなる。
ただそれだけではなく、ここのところギンレイで上映される映画で、観たいと思わせる作品が少ないのも事実だ。
現在継続10年を超えたので、会員費用は15か月に1回になったが、毎回やめようかどうしようか悩む。

それはそれとしてランキングである。

まず第1位は、やはり「ラ・ラ・ランド」だ。
ロードショウ時に2回、ギンレイで1回と、昨年だけでも計3回見ている。
そして今後も、機会があったら見続ける作品だ。
それだけ自分の中では評価が高い。
死ぬまでに観ておくべき映画で、観ていなければ人生の何割かを損していると言っても過言ではないだろう。
ラスト15分の急展開は、映画史上に残る最高の演出である。

続いて2位は「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」だ。
「ラ・ラ・ランド」がこの年の公開でなければ、文句なく1位だった。
すでに公開された作品の設定を巧く利用した、見事なスピンオフ作品である。
そして「七人の侍」をモチーフにしている部分でも、スター・ウォーズのスピンオフとしての作品価値を高めている。
かなり魅力的なキャラが多かったので、この作品で全員が死んでしまうのはちょっと残念だった。
シリーズ最終作のEP9にも、この作品のキャラを彷彿させるような演出をしてもらいたいものだ。

3位は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」。
この作品も、ロードショウとギンレイで計2回観ている。
心に傷を負った主人公は、自分を支えてくれた兄の遺志に応えたいと思うのだが、どうしてもそれができない。
その葛藤が悲しく描かれている。
自分が二人兄弟の弟という部分でも共感してしまった。

4位は「ジャスティス・リーグ」だ。
正直、アベンジャーズの二番煎じくらいに考えていたが、詳細が詰められた非常に完成度の高い作品だった。
映画を観たときの感想でも書いたが、特にバットマンのベン・アフレックがいい。
自分だけスーパーヒーローではない屈託がよく描かれ、かつそのバットマンに対する仲間の思いも巧く描かれていた。

5位は「ドリーム」にする。
この作品は日本ではあまり話題にならなかったが、文部科学省はこういう作品こそ支援をすべきである。
有能だが黒人でかつ女性という3人が、能力だけでアメリカ社会に認められる話である。
その過程では、もちろんすべてが問題なく進んだわけではない。
いろいろな困難にぶつかりながらも、決して3人が心を折らなかったからこそ、偉業を達成できたのだ。
事実を元にしているという部分でも、すべての若者に観てもらいたい作品だ。

6位は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」。
これまでのシリーズの中でも最高に面白い作品である。
ただ非常に見応えはあったものの、ラスト1話なのにバラ撒かれた謎が多すぎて、どうしても残り1話でまとまるのかと不安になってしまう。
現状ではこれくらいの評価が妥当で、EP9公開後にこの作品が改めて再評価されるのだと思う。

7位は「ワンダーウーマン」だ。
この作品も文句なく面白かった。
ワンダーウーマンにガル・ガドットを配した時点で、もう勝ったも同然と言っていいだろう。
ジャスティス・リーグでも重要な位置付けとなっており、その前日譚としては非常に素晴らしい作品となっている。

8位は「マグニフィセント・セブン」。
「荒野の七人」のリメイクだが、とても丁寧に作られている。
オリジナルを見たのはもう30年以上前なので記憶もおぼろげだが、リメイクだとわかっていても、とても新鮮に観ることができた。


9位は「マイティ・ソー バトルロイヤル」。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で登場しなかったソーとハルクのエピソードとなっており、新アベンジャーズ・シリーズのスタート作品と位置付けられている。
今後の展開が楽しみな仕上がりとなっていた。

10位は「花戦さ」。
ここでやっと邦画の登場だ。
あまり話題にはならなかったが、邦画の中ではこの作品が一番面白かった。
これまでも戦国時代をモチーフにした作品は、武将や千利休を題材にした作品が数多くあったが、この作品は華道の池坊専好を題材にしている。
この池坊専好を野村萬斎が好演していた。
各映画賞でこの作品も野村萬斎の名前もあがっていないのが、不思議なほどだ。


11位以下は以下の通り。


11.アトミック・ブロンド
12.新感染 ファイナル・エクスプレス
13.スパイダーマン:ホームカミング
14.ミックス。
15.探偵はBARにいる3
16.22年目の告白 -私が殺人犯です-
17.トリガール!
18.沈黙 -サイレンス-
19.彼らが本気で編むときは、
20.おとなの事情


20位まで見ても邦画は全部で6本だけ、非常に低調だったと言わざるを得ない。

なお、20位の「おとなの事情」はギンレイで観た作品だ。
舞台はほぼ1つの部屋とバルコニーだけ、そこでスマホを使用した男女7人の本音がシニカルに繰り広げられる。
タイトルは地味だが、機会があればチェックしたい作品である。

また、ベスト20とは別に「お嬢さん」も取り上げておきたい。
「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督の韓国作品だが、舞台を日本統治下の韓国に設定しており、怪しい日本語と淫靡な映像で構成されている。
観終わった後で、ストーリーが練りこまれていることに気付くのだが、観ている間はその映像のインパクトに驚かされてしまう。
ちょっとグロい部分もあるので、「面白かった」とは評価しづらい作品だ。

そろそろ映画を観ていても疲れるようになってきた。
死ぬまでにあと何本映画を観ることができるか。
今年も1作品、1作品を味わって堪能したいと思う。



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by ksato1 | 2018-01-09 00:14 | 映画 | Comments(0)