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ひよっこはクセがすごいんじゃ

総大将のレイデオロをはじめ牡牝のクラシックを獲った馬はすべて回避したものの、それでも今年の3歳馬たちは魅力的だ。
今年のひよっこは一味違う。

中でもダービー2着のスワーヴリチャードは、休み明けの前走アルゼンチン共和国杯の勝ちっぷりが見事だった。
好位を進んで直線に向くと、次元の違う末脚を使って快勝。
勝ちタイムの2.30.0は、過去20年で2位タイの早さである。

無理仕上げで菊花賞に向かわずに、じっくりと仕上げてアルゼンチン共和国杯から始動、さらに実績のある東京競馬場のJCではなく、あえて間隔をあけて有馬記念を狙い撃ちしてきた。
ダービー馬のレイデオロがJC2着だったことを考えると、この馬でも十分勝負になるだろう。
唯一連対を外しているのが中山の皐月賞という点はやや気になるが、本格化した今なら問題はないはずだ。
斤量で2kgアドバンテージがあるのも心強い。

この馬が勝利に一番近いと考える。

続いてブレスジャーニー。

昨秋、重賞を連勝してクラシック戦線の主役に躍り出たが、故障で春を棒に振ってしまった。
ちなみにその時にスワーヴリチャードも負かしている。
順調に行けば、この馬が皐月賞、ダービーの2冠を獲っていても不思議ではなかった。
そして秋初戦は、三冠最後の菊花賞。
レイデオロ、スワーヴリチャードがいなければ、休み明けのぶっつけ本番でも勝負になると陣営は思ったのかもしれない。
しかしレースは田んぼのようなドロドロの極悪馬場、休み明けの馬が走るにはあまりにも酷であり12着と惨敗してしまった。
その後、12月に入ってチャレンジCを3着。
この時も直線いい脚で追い込んできたが、外を回った分届かなかった。
ズバリ言って、順調に来ていればこの馬もG1を獲っていたはずだ。
陣営は今回鞍上を三浦にスイッチ。
かつての天才も、ケガによる長期離脱などで精彩を欠いているが、一度地獄を見ているだけに、逆にこういう場面で大仕事をするかもしれない。
叩き三戦目で上がり調子に来ていると思われるので、今回もまったくの無印にはできないだろう。

最後に、チャレンジCを勝ったサトノクロニクル。
半兄のサトノラーゼンは早熟血統で、生涯一番の奇跡の出来でダービー2着した。
逆に弟は、父親がハーツクライに変わったことにより晩成血統ではないかと思われる。
現状では距離も2000mまでが限界と思われ、この馬は無印でいいだろう。


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by ksato1 | 2017-12-22 00:10 | 競馬 | Comments(0)