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「ターザン:REBORN」

イギリスの名門貴族クレイトン家の子息であるジョン(アレクサンダー・スカルスガルド)は、赤ん坊の頃両親と共にコンゴにいた。
しかし両親は死亡し、その後ゴリラに育てられる事になる。
ジョンは青年となるのだが、近くの集落に家族で長期滞在していたアメリカ人のジェーン(マーゴット・ロビー)と知り合う。
そしてジョンは人間界へと戻り、ジェーンと共に祖父のいるイギリスへと渡った。

その話と並行して、投資に失敗して巨額な負債を負ったベルギー国王が、コンゴのダイヤモンドに目を付けていた。
国王はロム卿(クリストフ・ヴァルツ)に、傭兵を送ってコンゴを支配するよう命じた。
ロム卿はダイヤ鉱山一帯を支配する部族の長ムボンガと交渉をするのだが、ムボンガの望みはジョンの命であった。

ベルギー国王は、首相を使ってジョンをコンゴに送り込もうと画策する。
上手く話に乗ってこなかったジョンだが、南北戦争の英雄ジョージ・ワシントン・ウィリアムズ(サミュエル・L・ジャクソン)に口説かれコンゴ行きを決断する。
3人はベルギー国王の思惑には乗らず、途中で船を降り、かつてジェーンの父が研究社として滞在し、ジェーンが育った村を訪ねる。
歓待を受ける3人だがロム卿が村を襲撃、ジェーンは捕らわれの身となった。

ジョンはジェーンを救い出すためにロム卿を追う。

原作のターザンの細かいストーリーは知らないが、これはこれで単独のヒーロー映画として楽しめる。
映画の冒頭はロム卿とムボンガの邂逅で、その後フラッシュバックを用いて少しずつジョンことターザンとジェーンの生い立ちが語られる。
そしてそのエピソードの中に伏線が埋め込まれ、最後に集約されると言う教科書的な上手い作り方である。
サミュエル・L・ジャクソンのジョージも、脇役としてかなりいいキャラクターになっている。

人間界に戻ったターザンは兄弟同然だったゴリラのボスと確執があるが、ライオンなどとはしばらくぶりの再開でも親しかったりする。
そのあたりの野生動物との距離感がイマイチ分かりづらかったり、クライマックスの動物たちは最後どこに行っちゃったのか、など細かい違和感はあるものの大きな問題ではない。

夏休みに家族で楽しむ映画としては、なかなかいい映画かもしれない。


56.ターザン:REBORN

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