人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「薔薇色のブー子」

気分が沈んでいるので笑える映画でも観ようかと思ったが、この映画は指原莉乃主演と言う事で、最初は観る気は全然なかった。
しかし監督が「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一という事で、思い直して観に行くことにした。

滝沢幸子(指原莉乃)は子供の頃から口を出るのが文句ばかり、その結果ブー子とあだ名され友だちもいなかった。
女子大生になっても幸せな生活にはならず引きこもりの毎日、そんな自分を変えようと、Twitterで知り合った「自称ジョニー・デップ似」のスパロウと会う事にした。
待ち合わせは夜10時に下北沢、ブー子は入念な計画を立てて早朝に目覚める。
そしてブー子の長い長い1日が始まる。

物語の構成は、ナンセンスなショートコントの連続だ。
ブー子があり得ないハプニングに次々と巻き込まれていく。
さらにその途中途中で、義理の父の滝沢(ユースケ・サンタマリア)が紛れ込んで騒ぎを大きくする。
あり得なさや突き抜け方もまずますで、そこそこ笑わせてくれた。
また、いわゆる「天丼」という、同じエピソードを何回も繰り返して笑いを取る手法も及第点。

ただ最大の欠点は、指原の演技が下手クソな事。
AKBの演技はあんまり観た事ないが、大島優子はかなり演技力があるし、「もしドラ」の前田敦子、「さんかく」の小野恵令奈も演技が巧かったので、AKBはみんな演技はそこそこ巧いものだと思っていた。
でも指原はかなり下手だ。
お笑い映画なんだからもっと派手に突き抜けてもいいと思うのだが、変にかしこまった演技になっている。
バラエティで見せるのびのびした指原の良さがまったく出ていない。
脇役陣がなかなかいい演技を見せていただけに、指原のスベリ感が際立ってしまった。

とは言え、バラエティで面白かったため笑いの演技も期待してしまったが、元々がアイドルだし仕方のない事なのかもしれない。
ファンの人なら映画館で観てもいいと思う。


71.薔薇色のブー子


※こんな本書いてみました。
よろしかったらご購読ください


●放射能ヒステリックビジネス

http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-ebook/dp/B00DFZ4IR8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1371517543&sr=8-1&keywords=%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
by ksato1 | 2014-06-06 20:43 | 映画 | Comments(0)