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「テルマエ・ロマエII」

次男が観たがったので、「テルマエ・ロマエII」を観に行く。
正直、前作は原作を生かした脚本にしていたためか、笑いの部分がちょっとスベり気味で今ひとつな印象だった。
なのでそれほど期待をしていなかったのだが、今回は前作よりもかなり笑いが強化されていた。

前作後、皇帝ハドリアヌス(市村正親)は領地を周辺諸国に返還し、ローマ帝国は平和路線を取っていた。
しかし一部にはこの平和路線に反対する者もおり、コロッセウムでは日々グラディエイターによる凄惨な闘いが繰り広げられていた。
ルシウス(阿部寛)はアントニヌス(宍戸開)から、グラディエイターの傷を癒すテルマエの開発を命じられた。

で、ここからは前作同様、ルシウスは日本にタイムスリップして現代の浴場を参考にし、次々とローマにテルマエを建設する。
子どもが喜ぶテルマエや、持ち運びができる木桶の浴槽、テルマエの理想郷などである。

今回はタイムスリップのタイミングも、かなりいい加減だ。
ルシウスはいろいろなところにタイムスリップするのだが、笑い優先でなぜそこにタイムスリップしたのか、一切説明がない。
だが、キッチリ笑いを作り上げているので、説明がない事すら気にならない。
中盤までは、完全に笑いを中心にストーリーが進行するため、むしろクライマックスのシーンでちょっと飽きてしまう位だった。
ルシウスが餃子を食べて「うまっ!」とうなるシーンは何度もTVCMで観ていたが、あまりのタイミングの良さに思わずわかっていても笑わされてしまったし、温泉の中にクマがいて、猛獣と関連の深い女優を起用しているのも、反則ギリギリっぽいが笑わせてくれた。

前作と比べて完全に一本突き抜けた感じで、非常に面白く仕上がっている。
何も考えずに笑いたい時には、かなりおススメな作品である。


64.テルマエ・ロマエII


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by ksato1 | 2014-05-05 19:08 | 映画 | Comments(0)