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都立城東高校の山口泰弘投手

サンケイスポーツにはここのところ、「乾坤一筆」というベテラン記者のコーナーがある。
ベテラン記者のコーナーだけに、いつもは古き良き時代の話が多いのだが、本日8/7は西村浩一記者の記事で、都立城東高校の今年のエース山口泰弘投手の話だった。

ここからは、ほとんどが記事の引用となる。
都立城東は、都立だがかつて2回夏の甲子園に出場している。
今年も初戦の都大田桜大の後は、3回戦は昨夏の東東京代表の成立学園、4回戦は堀越、5回戦は日台荏原と、甲子園出場代表校を次々と撃破した。
この間投げ抜いたのは、身長1m60cm、体重60kgの小さなエース山口泰弘投手だ。
残念ながら準々決勝で二松学舎大付に敗れたが、全5試合42イニングを一人で投げ抜いている。
これだけの資質を持っているのだから、将来はやはり野球関連の仕事を希望しているのかと、記者も思ったらしい。
すると案の定本人は、体育大学系への進学を希望していたそうだ。

普通に考えれば、教員免許取得→高校野球指導者の道を目指していると思う。
だが、答えは違った。
「将来の目標はレスキュー隊員です。きっかけは東日本大震災。被災地で不眠不休の活動をする隊員の姿に心を動かされました。自分の中で漠然としていた将来像がはっきりしました」との事だ。

西村記者自身、「取材する側、常に冷静でいたいものだが、思わず記者は『偉いっ!!』と声を出しウルっときてしまった。『夏に21世紀枠はないのか』と関係者筋に詰めよった(!?)」と書いている。

今年の高校3年生は、ちょうど中学卒業時に東日本大震災を経験している。
甲子園に出場する選手も、「ドラフトの目玉」と言われた桐光学園の松井投手が出場を逃している事もあり、2年生にばかり注目が集まっている。
だが今年の3年生の中には、震災のショックで野球ができずに、埋もれてしまった才能もあったのかな、という気もした。
でももしそうだとしても、山口投手のように、別の道で力を発揮しようと模索している18歳も多いだろう。

自分の息子くらいの若人の意気込みを聞いて、ウジウジ迷っている自分が本当に恥ずかしくなった。


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by ksato1 | 2013-08-07 21:41 | 日記 | Comments(0)