公式戦100戦目の早明戦
12月の第一日曜でわかりやすいという事もあるしね。
で、昨日も見たわけだが、今年の早明戦が公式戦100戦目に当たると言うのは、中継が始まって初めて知った。
しかし100戦目の割にはねぇ・・・。
内容はシーソーゲーム、序盤はBKが走って2トライあげた明治が有利、後半はメンバーを入れ替えた早稲田が逆転すると言う面白い展開であった。
だけど、こう言っちゃ失礼かもしれないが、昔よく見ていたころと比べるとなんだかずいぶん下手クソに見えた。
とにかくノック・オンが多すぎる。
しかも一度は早稲田のSHが、スクラムからボール出すときにツルっと滑らせてノック・オン取られていた。
スクラムからボール出すときにフェイクを使うSHはよく見るが、ボール落とすのは初めて見たよ・・・。
それ以外でも、どちらもパスの取り損ねのノック・オンが多すぎだ。
雨が降っていてボールが滑るならわかるけど、昔はあんなにノックオンしなかったと思うけどなぁ・・・。
タックルが強すぎてボールを離す事ができずに、ノット・リリース・ザ・ボールを取られるのはよく見たけど。
そして明治が逆転したラストのプレイ。
早稲田のライン際での攻防と言うのは、往年を思い出して面白かった。
思わず「押しきれーっ!」と声が出たし(^_^;;
かなり手に汗を握ったよ。
だけど、すでにプレイが切れれば早稲田の勝利で終わり、アナウンサーも「早稲田はキャプテンがボールをタッチに出せと要求してます」と言っている時に、なぜか早稲田の選手がボールを持って走り出した、しかも中央のサイドに。
あそこは百歩譲ってブラインドサイドに走っておけば、万一奪われてそのままトライされてもコンバージョンゴールはかなり難しいものになる。
逆転されない可能性も、そこそこあったはず。
それ以前に、タックルを受けてそのまま体ごとタッチラインを割れば、その時点で試合終了だ。
逆に中央側に出すなら、ラインに回してタッチキックを狙うべきである。
もしくはそのまま、キャリーバックしてもよかったんじゃないだろうか。
おそらくそこでいったんプレーが切れるから、ノーサイドになったはず。
にもかかわらずわざわざ中央側に出して、しかもタックルを受けながらどんどん中央に寄り、最後はゴールポストの真下にトライを許してしまう。
そうなったら当然、コンバージョンゴールを楽々と決められて明治の勝利だ。
TV見ながら「何やってんの?」と声に出して突っ込んでしまった。
明治は14年ぶりの対抗戦優勝だけど、大学選手権のシード順で言えば3位に相当。
筑波と帝京の試合をまったく見てないからなんとも言えないけど、あの試合じゃちょっと選手権優勝は厳しいかな。
勝負としては非常に面白かったけど、内容的にはどちらのチームにもかなり不安の残る早明戦だった。