モナリザはなぜフランスにあるのか

ダヴィンチの代表作モナリザは、ダヴィンチが死ぬまで手放さなかったはずなのに、イタリアではなくフランスにある。
それはなぜか。

美術に詳しい人なら当然知っている話かとも思うが、先日放送された「美の巨人たち」で初めて知った。
答えは、ダヴィンチは晩年をフランスで過ごし、そのまま没したからである。

フランス王フランソワI世が1515年にミラノを占領したとき、フランソワI世とローマ教皇の和平交渉に立ち会ったのが、ダヴィンチであった。
フランソワI世はダヴィンチの才能を高く評価し、フランスに招き入れた。
目的は、シャンボール城建設のためである。
城を建設するにあたっては、敵からの防御が大前提と言う時代において、シャンボール城は様式美を追求して建設されている。
美術について造詣が深かったフランソワI世の肝入りで作られ、完成後には仇敵であったカール5世を招いて見せびらかしたそうである。

そしてルーヴルに残る文献を見ると、ダヴィンチの死後フランソワI世は4000エキュでモナリザを買い取ったと記されている。
この4000エキュとは、ダヴィンチが寵愛したサライがダヴィンチの死後、ミラノへ帰るための資金だったと言われている。

と言う事で、モナリザは「一応」正当な取引でフランスが所有する事になったのである。

ちなみにこの放送ではルーヴル美術館についても語られていたが、ルーヴルの天井にはブラックによる抽象画が描かれている。
これはド・ゴール政権で長く文化相を務めたマルローが、美術を鑑賞するためには比較をした方がいい、という観点を持っていたからである。
そのため、古典的芸術を集めたルーヴル美術館の天井に、現代芸術のブラックの抽象画を配置したとの事だ。

なるほど。
フランソワI世と言いマルローと言い、やはりフランス人は芸術に対する考え方が違うのかもしれないね。



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by ksato1 | 2012-03-10 20:23 | 日記 | Comments(0)