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天皇賞(秋)

おそらくこの秋もっとも難解なレースだ。
G1連対経験馬が出走馬の半数以上、展開次第ではどの馬にも一発があって不思議はない。
これでヴィクトワールピサとヒルノダムールが出走していれば、国内現役最強馬決定戦になっただろう。

1番人気がブエナビスタで2番人気が上がり馬のダークシャドウだ。
ただダークシャドウは、2年前のシンゲンと印象が被る。
G1初挑戦がもっとも過酷な東京2000m、しかも今回は逃げ馬のシルポートが1枠に入り、ビッグウィーク、シャドウゲイト、アーネストリーなどのG1馬も先行策を取ってくるに違いない。
レースは速い展開が予想され、最後は底力が必要とされる消耗戦になるだろう。
善戦はしても歴戦の勇者相手にどこまで太刀打ちできるか。
週末までいろいろと迷ったが、やはり宝塚記念1~4着馬を上位に考えてみたい。

その中では休み明けの2頭よりも、一叩きした2頭を上に取る事にした。
どちらも59kgのトップハンデで勝ち上がっている。
だが枠順を見てビックリ!
なんとアーネストリーが、よりによって大外にまわっちまった!
他のコース、距離ならともかく、先行タイプの馬が府中の2000mで大外枠は、致命傷だろう。
仕方なく評価を落とす事にした。

したがって本命はローズキングダム。
前走は相手が弱かったと言う話もあるが、タイムの2.24.1はこの10年で2番目に速いタイムだ。
しかもこの京都大賞典を59kgで勝ち上がった馬は、テイエムオペラオー、ナリタトップロード、オウケンブルースリなど歴戦の勇士ばかりである。
鞍上のメンディザバルは、日本での騎乗経験はあるもののまだ未勝利。
昨日のスワンSも、グランプリボスであまり見せ場がなかったが、フランスリーディング4回の腕を信じる事にしよう。

対抗は迷ったがエイシンフラッシュにする。
昨年秋はJCと有馬で8、7着。
しかしこれは、神戸新聞杯後に一頓挫あったためである。
今年に入ってからは3、2、3着。
やや勝ち味に遅い感じがしなくはないが、そもそもがダービー馬、鞍上にルメールを迎えて本領発揮してもおかしくない。

三番手はブエナビスタだ。
国内では4着以下なし。
普通なら問答無用で一番人気だが、どうもまだ完全に絞り切れていないと伝えられている。
それでも勝ち上がる能力がある馬だが、なにせ今回は府中の2000m。
スタミナとスピードが極限まで追及されるレースだ。
結果、「もう一追い足りずに僅差で競り負け」という可能性も十分あるので、今回は印を少し落とした。

四番手はアーネストリーだ。
この馬にはタップダンスシチーと同じくらいの強さを感じる。
枠順発表前までは本命にしようかと思っていたくらいだ。
だがいかんせん大外枠。
鞍上佐藤も怪我から復帰したばかりで万全ではないと思われるし、ブエナ同様印を落とす事にした。

ここからもさらに迷う。
消耗戦と考えると、最後は切れるステイヤーが浮上する。
そうなるとジャガーメイルか。
しかしジャガーメイルは、主戦場を2400m以上に移してからその真価を発揮している。
昨年も降着がなかったとしても15位入線、ここはちょっと狙いづらいか。

ならばペルーサを狙ってみたい。
昨年このレースで2着、その後もJC、有馬を5、4着と堅実に走っている。
春は日経賞2着の後、天皇賞は8着だったが、これは距離の壁だろう。
ゼンノロブロイ産駒なので、2000~2400が適距離と見る。
気性に問題のある馬の休み明けと言う部分がひっかかるが、ここは押さえておく事にする。

最後はトーセンジョーダンだ。
入厩10日で挑んだ札幌記念を快勝。
そこから十分な調整期間を積み、週中の調教では僚馬のトゥザグロリーを突き離した。
この馬には高速決着は厳しいかもしれないが、スタミナ勝負での流れ込みなら十分期待できる。


◎ローズキングダム
○エイシンフラッシュ
▲ブエナビスタ
△アーネストリー
×ペルーサ
×トーセンジョーダン

馬券はいつもどおり◎○1着固定、◎○▲△2着固定、◎○▲△×3着の3連単フォーメーションで24点勝負。
by ksato1 | 2011-10-30 14:54 | 競馬 | Comments(0)