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外国人ジョッキー

さて、今年のダービーでもう一つの話題は、デットーリの来日である。
騎乗するのは弥生賞3着、皐月賞4着のデボネアだ。
ついでに馬主のモハメド殿下まで来日するらしい。

デボネアは、皐月賞でも上がり3Fは勝ったオルフェーブルに次ぐ2位のタイムを記録している。
今、世界No.1ジョッキーと言っても過言ではないデットーリが騎乗するので、逆転する可能性もゼロではない。

だがデータ的に言えば、この10年のダービー勝ち馬はすべて3勝以上しており、2勝馬もダービーで連対しているのはスマイルジャックただ1頭だ。
1勝馬は3着もシックスセンス1頭だけ、しかしシックスセンスは皐月賞で2着とG1連対経験があった。
そこから考えると、デボネアはかなり苦しい。
これを持ってきたら、それこそフランキーの手腕という事になるだろう。
そしてそれを本当にやりかねないのが、ランフランコ・デットーリという男だ。

そしてもう1頭、おぼっちゃま君&外国人ジョッキーの注目馬がいる。
トーセンレーヴだ。
父はディープインパクト、母のビワハイジは無敗で阪神3歳牝馬S(当時)を制し、姉はあのブエナビスタだ。
オークスのグルヴェイグ並みの超良血である。
戦績はきっちり前走で、3勝目をゲットしている。
だが、当初の目標だった青葉賞は、前がふさがってしまいよもやの3着。
連闘で挑んだプリンシパルSを鮮やかに勝ち上がったが、いくらなんでもダービー前の連闘と言うのは、やはり絶対の信頼を置きづらい。
逆にこれで勝ったら、おそらく「すでに伝説は始まっていた」の世界だろう。

昨日、日記に血統の事を書いたけど、そもそも今年はタニノギムレット産駒のクレスコグランドと、キングカメハメハ産駒のベルシャザール以外は、全部サンデーサイレンス系となる
しかもベルシャザールは、母の父サンデーサイレンスだ。
恐るべし、サンデーサイレンス!

さらに遡れば、クレスコグランドも含めて、全頭4代前までにHail to Reasonの血が入っていることになる。
その中で言えば、フジキセキ産駒とネオユニヴァース産駒は軽視していいかな。
ネオユニヴァース産駒で2400m以上のG1を勝ったのは、ロジユニヴァースとヴィクトワールピサだけである。
申し訳ないがオールアズワンとユニバーサルバンクが、そのレベルの器とはちょっと思えない。
さらにフジキセキ産駒で言えば、G1勝利は1600mまでである。
オークスは短距離馬だったデュランダル産駒のエリンコートが制したが、3歳牝馬の場合は距離適性よりも完成度がものを言う。
牡馬とはちょっと様子が異なるだろう。

そしてフジキセキ産駒にはサダムパテックがいる。
この馬に重い印を打つかどうか、最後まで悩みそうだ。
by ksato1 | 2011-05-26 00:30 | 競馬 | Comments(0)