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「不毛地帯」

昨秋から2クール放送されていた「不毛地帯」が終了。
鳴り物入りで始まった割には視聴率は最初から低調で、最終回もなんだか足早に終了したのでひょっとしたら短縮で1話くらい繰り上げられちゃったのかもしれない。
ドラマとしては結構きちんと作って頑張っていたと思うんだけどね。
CGで当時の背景を再現したり、車、電話、調度なども当時のスタイルのものを使ったり。

スタートダッシュで躓いたのが響いたのかもしれない。
映画の「沈まぬ太陽」公開とかぶったので、視聴者は山崎豊子作品にやや食傷気味になっていたのかな。
でも個人的な感想は「不毛地帯」の方が、まだ面白かった。
かなりご都合主義な話で、思わせぶりに重要な役割だった伊東四郎などがあっさりがいなくなっちゃったりもしたけど。
それと毎回毎回放送開始時に「この物語はフィクションです」とくどく出てた事にも、視聴者が引いちゃったのかもね。

でも、「沈まぬ太陽」にしろ「不毛地帯」にしろ、大河作品を映画とか2クールのドラマにまとめるのって難しいよね。
時間が流れて登場人物の環境や考え方が変わった事を、表現しづらいからね。

「不毛地帯」で言えば、壹岐の千里に対する想いがよくわからなかった。
ドラマの中じゃ完全に「都合のいい女」になっちゃってたからね、千里は(^_^;;
その部分だけ切り取ってみると、壹岐正がロクでもない男に見えてしまった。



by ksato1 | 2010-03-12 00:15 | Comments(0)