雪と桜
http://www.excite.co.jp/News/society/20100310/Kyodo_OT_CO2010031001000843.html
昨日今日あたりは全国的に大荒れの天気だが、高知では早くも桜が咲いたとのニュース。
不思議なのはほぼ毎年、沖縄を除くと桜の開花一番乗りは高知である事。
単純に考えると、鹿児島になりそうにも思えるんだけどねぇ。
鹿児島は意外と遅くて、福岡より後、なんて年もある。
もちろん観測地と小地形の影響とかもあるんだろうけど。
さて、今朝の「めざましTV」を見ていたら、昨日の雪を「季節外れの雪」と報道して、インタビューに答える人も「温暖化のせいか今年は異常気象ですよね」と言っていた。
海の向こうのアメリカでは、東海岸が「スノーマゲドン」とまで言われる大雪に見舞われているが(かもきち。さん、お見舞い申し上げます)、実は3月の初旬に日本、特に太平洋側で雪が降るのは割合普通の天気である。
日記にも何度か書いているが、冬の日本はオホーツク寒気団が下りてくると、ほとんど雨が降らない。
日本海側で雪が降るのは、大陸から来た風が温暖な対馬海流から蒸発した水分を含み、雲が日本の山にぶち当たるからである。
上越出身の友達の話によると、新潟でも新潟市内は平野になるので積雪は少ないとの事だ。
雲がぶつかる山が近くにないからね。
特に寒気が強まる12~1月にかけては、低気圧が日本上空を通過する事はほとんどない。
暖かい年だと2月くらいから揚子江気団から移動性の低気圧が定期的に流れてきて、そこに上空の寒気団がぶつかると大雪となる。
普通に考えて、3月のこの時期に何度か大雪が降った記憶がある人も多いはず。
なので昨日の雪も、季節外れでもな~んでもない、ただの暖冬の雪だ。
ちなみにイルカの「なごり雪」の「♪季節外れの雪が降ってる~」はすごくいいフレーズだけど、東京を去る時期だからもうちょっと後、3月も下旬じゃないかと思う。
昨日は雪で今日は桜の開花のニュース。
まさに三寒四温って感じかな。
明日からは暖かくなってもう寒の戻りはないらしいが、寒さが苦手なので非常に助かるよ。