本当にこの男は馬鹿な男だ。
昨夜内藤大介を倒して2階級制覇を成し遂げたが、弟大毅の試合の問題がなければ、もっと早く2階級を制覇していただろう。
まだ23歳とは言えこの後階級を上げていくのなら、もっと早くフライ級を制覇するべきだった。
うまく行けば4階級制覇くらい行けたかもしれないのに、このタイムロスはかなり大きい。
まあ、すっ飛ばして階級上げても勝っちゃうパッキャオみたいな人もいるけど、彼はちょっと別格だろう。

そもそも今回の試合はあんまり興味がなかったので、リアルタイムでは見なかった。
興味がなかった理由は二つ。

一つは、亀田興毅がデビュー当時のようなどんどん前へ出るスタイルではなく、アウトボクシングでポイントを稼ぐスタイルに変わったから。
そして大方の予想では互角と言っていたが、このスタイルで戦えばほぼ間違いなく若い亀田が勝つと思ったから。

夜のスポーツニュースで見たが、試合内容もほぼ予想通りの展開だった。

戦前のパフォーマンスでは、ヒールの亀田とベビーフェイスの内藤(ボクシングでこの呼び方がいいかどうかはわからないが)だったが、実際のボクシングスタイルは真逆。
亀田はアウトボクシングで適確に間合いを計り、決して懐に入れさせない優等生的な巧みなボクシングで、一方の内藤は懐に飛び込み左右のフックを使ってトリッキーな動きをし、一発で沈めるブルファイトスタイルだった。
応援するにしても、ちょっと違和感あるよね。

最初のランダエタ戦でダウンを奪われた亀田は、打たれ弱いと言われている。
だから内藤もアゴに当てれば倒す自信があったはずだ。
しかし亀田もその点は十分理解していた。
ニュースのダイジェスト映像では、内藤を引き込んだ後の亀田の左が有効に決まっていたように見えた。

「亀田とKOはワンセット」と言っていたが、ここのところは確実に勝つ試合運びを行っている。
プロスポーツだから勝ちを優先する戦法を取るのはいいと思うが、個人的な興味は失せた。
あのガンガン前に出るスタイルでは、やっぱり世界には通用しないんだね。
もちろん、スタイルを変えようが何しようがタイトルを取る事は立派なんだけど。

壮大な態度で「亀田は生意気だ」と悪評を買ったが、ボクシング業界ではまったく大騒ぎすることではない。
相撲と違ってボクシングには伝統も礼儀もほとんどない。
勝つか負けるかだけだ。
アメリカでは、マッチメイクの記者会見で罵詈雑言を言い合い、一瞬即発の状態になる事など日常茶飯事。
ある意味そうやって自分を奮い立たせ、闘争本能をマックスにしてリングにあがるというのもプロとして大事なことだ。
負ければビッグマウスの恥ずかしい男として消えていき、勝てば有言実行の強い男と認められるのだ。

ボクシングをよく知らない人たちは、まんまと亀田の挑発に乗って「亀田負けろ!」とテレビを見た。
関係者で亀田の態度を本気で怒っていたのは、真面目一筋の具志堅用高だけで、後はボクシングに注目が集まったことを少なからず歓迎していただろう。

だが、さんざん悪態をついておいてボクシングは優等生スタイルというのは、どうも見ていてむずがゆくなってくる。
確実に勝ちに行くのならそういう選択肢になるのだろうが、あのビッグマウスで優等生スタイルのボクシングと言うのは、あまり応援したいとは思わない。

そもそも日本のプロボクシングは、チャンピオンになってもなかなか食べる事ができない。
なぜかと言えば、世界的に見ても軽量級のボクシングはタイトルマッチであっても重量級の前座試合になる事すらあり、ファイトマネーの分配も当然重量級の方が多いからだ。
本場アメリカ、特にラスベガスでの試合はほとんどが重量級である。
パンチ一発で勝敗が決する重量級は、放映権料を含めて容易に億単位の金を集める事ができる。

そういう意味では、いろいろなバラエティ番組にも出まくっていた内藤大介はエライと思う。
もちろん本人もギャラが欲しかったとは思うが、彼がバラエティ番組でいい人を演じることにより、今回正義の味方vs悪役の図式が綺麗に出来上がった。
結果は視聴率43.1%で、今年一番を記録。
しかも歴代のボクシング中継1位の記録にも、あと0.1%の2位だったそうだ。
ボクシング界にこの二人がもたらした貢献度は、大きいと言えるだろう。

内藤は日本人で最高齢の防衛記録を持っている。
よくここまでベルトを保持したといえるが(ほとんど日本人としか戦ってないけど)、やはりこのあたりが限界か。
しかしコメント力も素晴らしいので、この後も日本ボクシング界のエヴァンジェリストとして様々な方面で活躍してもらいたいものだ。

一方亀田はチャンピオンになった事で、このあとのキャラは難しくなってくる。
最近は、普通のインタビューでは結構いい青年である事がバレて来ちゃっているので、いっその事これを機会に優等生キャラに変えた方がいいかもしれない。
いずれにしろスーパーフライ級くらいまではいけそうなので、なんとか頑張って欲しい。

でも試合を見なかったのはちょっともったいなかったかな。
せめて録画くらいしておけばよかった・・・。





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何はともあれ優勝してよかった。

午前中の会議が終わったところで1-0で勝っていた。

ちょうど昼飯を食べに出たときTV中継を見たら、日本が三振ゲッツー。
流れが変わったかと思った瞬間、その直後の攻撃でいきなり岩隈が一発を食らう。
ヤバいかこれは、と思ったら、内川のファインプレーで流れを断ち切る。

会社に戻ってワンセグの中継を横目で見て、再び1点リードした頃に午後の会議に。
会議が終わったら勝利してたんだけど、どうも9回裏はサヨナラの恐れもあったようで、ハラハラの展開だったらしい。
見られなくて正解だったかも。

そして最後に決めたのが、天才イチロー。
基本的にこの人は素晴らしいと思うのだが、今回はちょっとキャンプ中からしゃべり過ぎかな、という気もした。
あるいはリップサービスをして、自分にプレッシャーをかけていたのかもしれない。
ただWBCが始まってから最後まで、あまりらしさは見られなかった。

それでも最後の最後でキメるあたりは、やっぱりホンモノのスターという事なのだろう。

高給という事もあり、実はマリナーズでも最近は随分周りから浮いているらしい。
崇高な理想を求めて日々精進しているのに、フロントとチームメイトはそれに応えてくれず、毎年最下位の定位置にいるチームにイライラしているのかもしれない。
でも今回のことで、野球がチームプレイであることをイチローが再認識してくれたら、マリナーズも強くなるかもね。

リーダーシップセミナーでも、「周り(の意識)を変えたいなら、まずリーダー自身から変わらなければならない」なんてよく聞かされるしね。
東地区とは言え上原もオリオールズに移籍したし、マリナーズが強くなると、アリーグはもっと面白くなりそうな気がする。

【<WBC連覇>最後はイチロー 苦悩の天才、仲間に感謝】
http://www.excite.co.jp/News/sports/20090324/20090324E50.112.html

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結局決勝は韓国戦ですか。

【WBC決勝、先発は岩隈と奉重根 アジア勢で優勝争い】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090323-00000015-reu_k-spo.view-000


アメリカに勝ったのはよかったけどね。
昼休み直前にWebで速報チェックした時、馬原が打たれたときは正直前回の二の舞かと思ったけど(今回は日本が裏の攻撃だから、サヨナラはなかったんだけど)。

8回裏の畳み掛けるような攻撃は、素晴らしかった。
野球は8回の裏、あるいは9回の表、敵が「もう1回攻撃できる」と思っているときに追加点を取ると、より効果的だからね。

韓国戦も、この調子で頑張ってちょーだい。
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【<WBC>日本、準決勝へ キューバに5―0】
http://www.excite.co.jp/News/sports/20090319/20090319E50.093.html


なんとかキューバに連勝してベスト4進出。
どこかの評論家が「ピッチャーは大丈夫。後は打てるかどうか」と言っていたが、まさにその通りになった。
これで次は四度目の韓国戦。

しかし誰もが感じていると思うけど、ウザいよね、このダブルエリミネート方式ってヤツ。
リーグ方式の倍の6試合になるから、売上げアップにはなるのかもしれない。
それと消化試合がないとも言えるかもしれないが、1次リーグの1-2位がそのまま2次でも同じリーグに入るので、結局6試合目の1-2位決定戦は消化試合に近くなる。
しかもリーグ方式だと順位が得点差までもつれこみそうな場合、最終戦の2試合を平行して開催すれば、どちらの試合も見逃せない緊迫した展開になる可能性もある。
だがこのダブルエリミネート方式ってヤツには、それはない。
対戦相手も変わらないため、ちょっと飽きるしね。

ダブルエリミネート方式であっても、1次リーグの1-2位をバラバラにして2次リーグを組めば、もっと面白いはずなのに。
第1回もそうだったけど、とにかくアメリカがなるべく強いところとあたりたらないように組まれたトーナメントだから、仕方ないと言えば仕方ないか。

これでアメリカが2大会連続で優勝を逃せば、場合によっては3回目はなくなるかもね。
そして日本が2大会連続で優勝すれば、優勝国は日本のみになるかもしれない。

そういう意味でも頑張って優勝して欲しい。
間違っても韓国に4連敗だけはしないように。
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